アンテロープキャニオン(GC14)

2011 グランドサークル
2011 グランドサークル

今日は、アンテロープキャニオンを観光します、
ツアーを予約しているのが10時15分なので、それまで周辺を観光。

ひさしぶりに朝日を見る予定をしてなかったので、
ゆっくり寝ることができました。
それでも7時過ぎには起きましたが。

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<大きな写真>

すべての宿泊プランに朝食が含まれているが、
こういうケースはほぼ軽食スタイル。
でも、高い値段のホテルの朝食は、逆に種類が多すぎるし、なにしろ高い。
こんな感じの軽食で十分です。

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<大きな写真>

今日もスカッと晴れています。
空気も乾燥しているし、山もない。雨が降るときってあるのかな・・・。

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<大きな写真>

まだ朝8時15分です。
ホテルからすぐにホースシューベンドの入口に着きました。

色々と注意書きが書かれています。
1kmと思っていた以上に歩かなければならなさそう。
まずは目の前の丘まで登りますが、細かい砂地なので歩きにくい。

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<大きな写真>

丘を上りきって、ようやく渓谷らしきものが見えてきました。
今度は下りですが、帰りがまたしんどそう。

さきほどの注意書きに書かれていましたが、
日差しをさえぎるものがなく、日中だったら、ほんと暑いでしょうね。
朝一番で来て良かった。

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<大きな写真>

コロラド川が蛇行して、つくりあげたホースシューベンドと呼ばれる景観。
川の形が、まるで馬の蹄鉄(Horseshoe)にみえるから、そう呼ばれている。

写真ではぜんぜん伝わりませんが、川面までの高さは300mあります。
ほぼ東京タワーの頂上からの高さ。
左の川のあたりに、船らしきものが見えてましたが、
ボートじゃなく、普通の遊覧船でした・・・ほんと小さい。

しかし朝早くきたことが、災いし川底まで日差しが届かず・・・

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<大きな写真>

高さ300mもあるのに、柵などはまったくありません。
景観を守り、自然はそのままにとはいえ・・・

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<大きな写真>

これが限界・・・
実際に座っているより、後から写真でみたほうが怖かった。

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少し車を走らせて、
コロラド川にかかるグレンキャニオンダムを眺望できるポイントに。

高さ216m, 幅475m・・・あまりピンとこない数字ですが、
ダムを2つ並べたら、1kmの幅と考えるととてつもない数字。
10年の歳月をかけて、1966年に完成したそうです。

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<大きな写真>

ここには柵があったので、ちょっと乗り越えて記念撮影。

あまり人がこないスポットなのに、
たまたま日本人観光客のご家族4人と会いました。

LA在住で、日本から両親を招待して観光しているそうです。
日本からレンタカーで観光していることに少し驚かれてました。

「知らない土地でレンタカーは、怖くないですか?」

と聞かれましたが、

「道も広いし、みんな親切だし、日本より安全じゃないですか?」

と答えると、奥様らしき人が、

「私も日本では運転しなかったのですが、
 こっちに来てから運転するようになりました。」

ほんと運転しやすいと思いますし、
観光ツアーでいくよりも、値段的に安いし、なにしろ自由!
ガソリンも安いし、高速は無料。
アメリカにいくときは、ぜひぜひレンタカーがおすすめです。

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<大きな写真>

と、もう少し時間があったので、急いでレイクパウエルが見える場所に。
さきほどのグレンキャニオンダムが作り上げた湖ですが、
その長さはなんと、約300kmもあり、
ほぼ東京から名古屋までの距離に匹敵します。

それでも人造湖としては、アメリカでは2番目というからスケールがでかい。
ちなみに、湖が満水になるので、17年もかかったそうです・・・

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地球じゃないみたいな景色。
映画「猿の惑星」のロケ地だったそうで、
異星の風景と思っても当然かもしれません。

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急いでもう少し湖に近い場所へ移動しました。

左にレイクパウエルリゾートと呼ばれるホテルがあり、
そこに停泊してるボートがみえます。
夏になるとリゾート地としても賑わいを見せる場所だそうです。

そして右に見える台形の山が、ナバホ・マウンテン。
そしてその右に、小さくつきでたのがタワービュート。 

レイクパウエルの景色を写真だけとって、
大急ぎでペイジの待ち合わせへ戻りました。

レイクパウエルから戻ってきて、
ツアー会社の事務所を探すもなかなか見つからなく・・・かなりあわてました。
原因はアンティーク風のお土産屋の中に事務所があって、
外からは大きな看板もなく、ツアー会社の事務所には見えなかった。

今回はフォトグラファーツアーという、通常とは違うツアーに申し込みました。
値段は80USDで、通常ツアーの46USDに比べて高いけど、
理由は、カメラの三脚が持ち込み可能で、
ツアー時間が2時間30分で、通常より1時間長いこと。

人数も最大8名と決められていて、この日は6名の参加でした。

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<大きな写真>

4輪駆動車の車に乗って、アンテロープを目指します。
途中からは、ナバホ族のエリアに入ると入園料を支払い、
未舗装の土地を走ることになります。
雨が降るとこのあたりは、川底になるらしく、細かい砂が体積していて、
砂埃を巻き上げながら走っていきます。

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10分ほど未舗装道路を走って、入口に到着です。
大半のツアーは、車の荷台に椅子が設置されていて、
砂埃をあびて大変そうです。

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10時43分内部に入り始めます。

入口では、こんなものかと・・・それほど感動はしませんが、
中にはいっていくと、雰囲気はどんどん変わります。

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想像していたより、内部はかなり狭く、入り組んでいます。
そして地層の目も細かく、光の届き具合も絶妙です。
月並みですが、自然がつくりあげた造形美は、ほんとすばらしい。

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<大きな写真>

ガイドが撮影に慣れていて、
デジカメの写真をチェックして、うまくないとカメラを取り上げて、
シャッタースピードなどを設定をして、写真を撮影してくれます。
コンパクトデジタルカメラの場合は成功してましたが、
なぜか自分のカメラではよく撮れなかったようで諦めてました。


<大きな写真>

今度は、ガイドが上を見上げてみろといいます。
モニュメントバレーのビュートのように見えると話していますが、
真ん中のが台形の突起がそのようです。

上の写真は、ガイドが撮ってくれたコンパクトデジカメの写真です。
明るくて綺麗なんですが、シャッタースピードが遅かったのかピンボケ。
手持ちですから仕方ないですね。

光が届いていない時間帯は、わりと暗い。
手持ちで撮影すると、写真はぶれると思います。
三脚持参が可能なツアーにしておいて良かった。

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<大きな写真>

アンテロープキャニオンは、水が侵食してつくりあげたもの。
乾燥している場所にあるため、大量の雨が降ると鉄砲水が起きる。
そして柔らかい砂岩を削っていき、このような渓谷ができたという。
足元には細かい砂が体積している。

1997年には、上流で降っていた雨が、
鉄砲水となって襲い、11名の観光客が亡くなっている。
そのときより、ガイドなしで入ることは禁止され、
上流付近で雷が鳴ったり、雨がふると入場は禁止されてます。

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いったん渓谷をすべて通り過ぎて、明るいところに出ます。
撮影について詳しく説明を受けます。
ちょっと難しい説明があると、台湾人のカップルが、
噛み砕いて説明してくれました。
すごい気が利くというか、難しいポイントが分かったのかも、不思議でした。

天井から光線が差し始めました。
この頃になると、中に大勢の観光客がやってきた大変です。
狭い場所になると、すれ違うのもやっとですが、
この時間帯に集中するのは仕方ない。
そして何より、日本人がとっても多い・・・ゴールデンウイークだったか。
ここまでたくさんの日本人と会わなかったので、驚きだった。

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<大きな写真>

待ってました!

観光客が多いのですが、何社かのガイドどおしで、
フォトグラファーツアーの撮影ができるように、
撮影場所を確保し、誘導してくれます。
撮影している間は人が通らないように、配慮してくれます。

そして通常ツアーの人は立ち止まらないように、
移動を命じられますので、撮影などしてられません。

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幻想的な空間です。
アンテロープ・キャニオンは、この時間に訪れないと意味がないですね。

なので、この時間帯をずらすと比較的すいているかもしれません。

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上部が綺麗ということで、ここもフォトグラファー専用。
のんびり眺めているというより、自分も含め、撮影にみんな必死です。

砂のオレンジ色のグラデーション部分が、なんともいえない色です。
内部から発光しているような、躍動感のある色。

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光を際立てようとして、ガイドが砂を撒き散らしますが、
フォトグラファーからはブーイングが起きます。
光がとても力強く、撮影するには十分な光量です。

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自然が作り上げた奇跡に拍手を贈りたい。

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<大きな写真>

観光客の密集率は、なかなかのものです。
ガイドも自分の客の場所を把握しながらなので、大変だと思います。
「早く早く」「右によってください」という日本語だけ連発し、
他の観光客を誘導してました。

ガイドが撮影場所を確保していない場所になると、
人が必ず写ってしまうほどいます。

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なので、後半はほぼ上部の撮影になりました。

水が作り出した曲線美。
柔らかそうな砂岩ですが、実際触ってみると硬く、砂がこぼれることもない。

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子供たちが所狭しと走り回っています。
長時間じっとしてるほうが、無理ですよね。

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<大きな写真>

12時30分、ようやく入口に戻ってきました。

内部にいた時間は、1時間50分・・・
2時間弱もいたとは思えないほど、あっという間の出来事のようでした。

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<大きな写真>

台湾人カップルの女性と、最後まで撮影してましたが、
いい加減に出てこいと、ガイドは少々お怒り気味でした。
みんな車に乗って待ちぼうけ・・・

撮影スポットを順次移動して、いろいろな写真が撮れたので大満足。
通常のツアーよりも、フォトグラファーツアーは価値があります。
写真を撮影しない人でも、ゆっくりとスポットライトをみたりできるので、
おすすめです。

いっしょだった台湾人カップルは、2週間のアメリカ旅の途中。
アメリカに住んでいるわけでもないのに、英語が堪能でした。
親切に分かりやすく英語で説明してくれたり、誘導もしてくれたりで、
ありがたい存在でした。
台湾人の高感度かなりアップ。 
しかし、自分はガイドの英語が聞き取れなかった部分が多く、
もっと勉強しないといけないとも痛感しました・・・。

旅行日:2011年05月02日

記載日:2013年02月05日