ユタ州道12号線(GC9)

2011 グランドサークル
Utah State Route 12,Escalante
2011 グランドサークル
5-150

<大きな写真>

引き続きUT-24(ユタ州道24号線)を西へ向けて走ります。
しばらくキャピトルリーフ国立公園内。
まだまだダイナミックな景観が続きます。

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キャピトルリーフ国立公園エリアを過ぎると、
数軒のホテルと、ガソリンスタンドがありました。
国立公園内だと規制が大変なんでしょうかね。

時間的に節約したかったので併設のショップでサンドイッチを買って、
ドライブしながら昼食をとりました。

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Torrey(トーリー)という小さな町で左折すると、UT-24からUT-12になります。
このUT-12も、Senic Bywayに登録されている景色の良い道路ですが、
さらにアメリカでもベスト10に入るほどの絶景ルートらしい。

しかし、峠を越えていくことになりそう道で、
晴れていれば景色が良さそうなのですが、峠には残雪の様子も。
さっきまでの晴天が嘘のようになり、雪が降っているようにしか見えない。

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緩やかな登りが続きます。
途中の展望スポットからの風景。
車から降りると、すごい空気が冷たくてびっくりしました。

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まだ標高をあげていきます。
道路わきには多くの残雪が残り、ポプラの木も枝だけになってきました。
まさに高原ドライブ的な感じです。

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まさかの冬景色に変わりました。
このボルダー峠の最高地点は、標高は2,865mもあります。
外の気温は、華氏25度・・・ということは氷点下マイナス4度。
雪がまだまだ残っているはずです。

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そしてとうとう雪が降ってきました。
フェニックスで真夏のような暑さだったのが、まるで嘘のようです。
この旅で、夏から冬まで体験することができました。

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<大きな写真>

峠を下ってくると、小さなボルダー(Boulder)の町。
その背景には、独特の岩肌をしたメサがあらわれてきました。
さすがベスト10だけあって変化に富んでいます。

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そして道路はメサの尾根をとおるようになると、
両サイドの眺望がひらけてきました。

このエリアはグランドステアケース・エスカランテ国立公園。
名前のとおり地層が巨大な階段状になっていて、
アメリカでも一番大きな国立公園となっています。

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下にはCalf Creekという渓谷があります。
渓谷と平行しながら、道路はくだっていくようです。

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長い年月をかけて渓谷を作り上げたのでしょう。
ここにも地層の変化をみることができます。

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車から降りて眺めたくなる風景の連続。
しかもこれが両サイドにあるのだから、すごい道路です。

天気が悪かったのが残念ですが、壮大な風景です。

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Calf Creekの高さまで下ってきました。
川は下っていきますが、地層は水平なまま。
この渓谷は水が作り上げたものようですが、
現在流れている水の量からは、この大きな渓谷を作ったことは想像しがたい。

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さらに下ってくると、
さっきまで見えていたCalf Creekの一番下の赤茶色の地層が真横に。
とうとう川底まで下ってきたようです。

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メサの合間をぬって、のぼっていく道路がみえてきました。

ここを通っていくのか・・・
しかし、すごい場所に道路を作ったものですね。

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坂を登りきったところに展望スポットがありました。
白っぽい岩肌のメサが広がっています雄大な風景。
この白っぽい岩は1.7億年前の砂丘のようで、歴史も壮大です。

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岩肌が同じ色なので、わかりずらいのですが、
自分が座っている後ろはかなりの崖です。
なので恐怖心で立つことができませんでした。

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The Last Frontier…

広大なグランドステアケース・エスカランテ国立公園は、
アメリカでも最も孤立した地域。
ほとんどのエリアが開発されておらず、 
いまだに自然のままの姿が残っているエリア。

まさにラストフロンティアですね。

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登った分だけ、また道路はくだっていきます。
そしてまた風景ががらっと変わりました。

左から伸びてくる断崖は、まさにグランドステアケース。
ミルフィーユのように綺麗な地層が平行に続いています。

この先、エスカランテの町を通りますが、
いままでの制限速度から徐々にさげていきます。
それほど大きな町ではないのですが、
住民への配慮が行き届いていると感じました。

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階段状の段丘の合間、川で侵食された平地部分を縫うように
道は通っています。

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淡い抹茶のような緑色の景色になりました。
正面にまた壁のように段丘が立ちはだかっています。
ほんとうに頂上部分が平ら。
後からgoogle mapの衛生写真みましたが、本当に平らです。

今回は道は左側にカーブし、この段丘を避けたルートになっていましたが、
上に登って道もあるようです。

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絶えず変わりゆく風景に、ただ見とれるばかり。

大地の色、植生する樹木、そして天気までもが変化し続けました。

さすべアメリカベスト10の道に入っているだけのことはありました。
ユタ州道12号線自体の大半がグランドステアケース・エスカランテ国立公園を
通っていたのだから、それも納得です。

ユタ州道12号線に入ってからは天気が良くなかった。
複雑な山岳地形が、雲を作り出していたのでしょう。
しかし旅行中で天気が悪かったのは、この区間だけだったので、
贅沢はいえませんね。

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<大きな写真>

岩の尖塔が目立つようになってきました。
ブライスキャニオン国立公園がすぐのようです。

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旅行日:2011年04月30日
記載日:2012年01月19日