フィッツロイ、トレッキング(南米30)

2009 南米
2009 南米

一度カラファテから離れて、
エルチャルテンという街に1泊でトレッキングしにいきます。



バスターミナルからの景色。
朝7時半でもまだ暗い。

カラファテは小さい街なので、
バスターミナルも小さい。

エルチャルテンまで約3時間の移動です。

休憩で立ち寄ったレストランで、
ほっと一息。
これが朝食代わり。

やっぱり東京がダントツで遠い。

遠くにパタゴニアの山々がみえてきます。

みえましたフィッツロイ。
独特の形をしています。
アウトドア用品のパタゴニアのロゴも、
このフィッツロイの山を利用してます。

エルチャルテンの街が手前にあります。
ちょうど山が邪魔して見えない形になるので、
この山を迂回していきながら、
山をみにいくのが、エルチャルテンのトレッキングルート。

バス到着後、すぐに宿にチェックインして、
トレッキングスタート。
フィッツロイが目の前に見える場所を目指します。
食事を何も持たずに…

同じ宿の日本人4人と途中までいっしょに歩きます。
彼らは日帰りルート。

思ってたよりも余裕な感じ。
ひたすらマイペースで歩いていきます。
それにしても天気悪い。

最初の1時間ぐらいで、標高差300mぐらい。
見える景色はほんと美しい。
風の谷のナウシカにでてきそう。

なんとなくフィッツロイがみえてきそうな予感。

日帰り組みの最終地点の湖までくると、
ちょうどフィッツロイがみえてきました。
この時点でかなり感動。

悪魔でもすんでそうなほと、
険しい山々。
標高は3,405mと富士山よりは低い。

ここからみんなと別れて、ひたすら歩き始めます。
日帰りコースから離れた後は、
つねにフィッツロイが眺めながら歩くことができます。
6日間いっしょだった韓国おじさんともここでお別れです。

山は目指しませんが、
山を目指す風に。

しかし、また雲がでてきました。

このあたりはほんと平坦な道。
楽チンです。
しかし、この後に悲劇の登りが。
ちょうど真ん中にある山の左側にあるぽつんとした場所まで、
いっきに登るんです。

ここまで2時間。
あと1時間45分。
右下のロストレス湖を目指します。

キャンプ場もあります。
結果的にキャンプしたほうが、歩く距離は減りますが、
荷物が重くなり、また自炊もめんどうなので、
往復コースにしました。

川の水が飲むことができるようです。

ここでペットボトルに水分補給。

重い水を持ち歩かなくてすむので楽チン。
キャンプしてる人も同様でしょうね。

橋を渡ってからは、
正面の山をひたすらのぼることになります。

ずっと平坦だっただけに、
登りは結構きつく感じます。
ちょいとひざの痛もでてこないように、
かなりペースを落として登ります。

うわあ・・・まだまだ遠い。
1時間30分は登り続けました。

ようやくフィッツロイの姿が…
と思ったら雲だらけ。

最後の1時間で600m以上登ってきました。

いやあ登ってきた。

そして登ってきただけのことはあります。
目の前にフィッツロイ!
が、雲が…

しかし待つこと1時間。
雲がとれてきました。

すごい迫力の山です。
人気があるのがうなずけます。

この時点で午後5時。
まわりにほとんど人はいません。
そして街まで再び同じ道を歩かなければなりません。
下りも急だわ。

坂道はこんな感じの道でした。
やっぱり下りは楽。
登りの半分でした。

だいぶ暗くなってきました。
山がまわりにあるからすぐ暗くなります。
まだ2時間以上歩かなければ…
ひたすら休憩なし。

ようやくチャルテンの街が見えてきた。
往復ルートは帰りがつらい。
しかもフィッツロイを背にしてるので、
眺めがよくないので。

今日はユースホステルのランチョグランデ。
ドミなのに50ペソ(1,500円)。
高いけどリニューアルしたばかりで綺麗なので、
欧米人で賑わってます。

疲れてたので、宿のレストランでビール。
のべ7時間近く歩いてました。
トレッキング後のビールは最高。

チーズクリームパスタ。
26ペソ(約750円)。
結局、朝からパン1個と行きの喫茶店で食べたパン菓子のみでした。

ドミトリーの4人部屋。
欧米人はみんなパンツ1枚で寝てます。
明日いくコースはセロトーレスという山を見るのですが、
下のベッドで寝てたフランス人は今日はまったく見えなかったと言ってました。
今日はフィッツロイがかろうじて見えたので、
よかったですが、見えなかったらほんとつらい。