人生一度はマチュピチュ(南米08)

2009 南米
2009 南米

写真リンク先消失中

朝6時。
昨日の夜に帰ってきたとき、
英語のわからないおばちゃんと、
「明日朝6時に出るからよろしくね」と
指差し会話長でなんとか伝えていたら、
ちゃんと待っていてくれた。

「セイス ラ マニャーナ」
6時ぴったりね。
みたいに話しかけてくれた。
ここの宿の人はほんといい人ばかりで、
居心地いいんです。
とはいっても共用スペースが中庭にあって、
寒いのであまり話すことがないんですけど。

で、再び歩いて駅までやってきました。
やっぱり治安に不安を感じることはないです。

ペルーレイル。
名前はペルーですが、有名な豪華列車オリエント急行が運営しています。
列車には3種類あり、
上から、ハイラムビンガム、ビスタドーム、バックパッカーとなっています。
一番安いバックパッカーですら往復96ドルなんですけどね。

席はこんな感じで、4人席が向かい合っています。
違う人同士ですわるとちょっと狭い。
行きは空席が目立ちました。

クスコの盆地を抜けるために、
列車はスイッチバックを5回ほど繰り返してのぼっていきます。

クスコの町並みがだんだんと見渡せるようになります。
赤い屋根ばかり。

クスコは天気が悪かったのですが、
盆地を抜けると青空が広がるようになりました。
遠くにアンデスの山々が見えてきます。

青い車体がかっこいい。
まるで世界の車窓からの一コマ。

車内販売のサービスもあります。
一車両に必ず一人接客と案内係がいます。
駅到着が近くになるとスペイン語と英語で案内があります。

コーヒーを買いました。
4ソル(120円)
朝のコーヒーは格別にうまいんですが、
列車はよく揺れますので、飲みずらいです。

牧歌的な風景がひろがります。
列車の景色ってほんと好きだなあ。

マチュピチュまで流れている
ウルバンバ沿いを進んでいきます。
雨季だけあってかなりの水の量です。

まわりの山は急斜面で断崖絶壁。
いつ岩が落下してきてもおかしくないんじゃ?
このあたりは線路のみで、道路もありません。

行きはこんな感じで4つのシートを貸切状態。
クスコからマチュピチュまで4時間かかりましたが、
綺麗な景色とこのシート独占のリラックス感のため、
ぜんぜん苦になりませんでした。

停車駅でもないのに反対列車待ちの為、停車。
単線のために反対列車が遅れると、どんどん遅れていきます。

マチュピチュ駅には30分遅れで到着。

チケット売り場で入場券を
124ソルで購入。
意外と人が少ないのかなあ。

約3,600円ですから結構高いですね。

そして駅から遺跡までのバスが往復14ドル。
クスコからの往復と入場で15,000円。
かなりの出費が必要です。
ちょっと雨がぽつりぽつり・・・

バスは急斜面をどんどん上っていきます。
ジグザグ道です。

マチュピチュのゲート。
やっぱりかなりの人です。
これでオフシーズンですからね。
シーズンだったらぞっとします。

ゲートをくぐると、いきなり見えてしまいます!
マチュピチュ!
いやあ感動。

まずは展望のよい場所から一望しようと、この坂道を上がっていきます。
チケット購入のときに人がすくなかったのは、
みんなガイド付きツアーできていたからです。
ちょうとその人たちと同じルートになってしまい人だらけ。

すごい感動します。
初めてアンコールワットをみたときのような気持ち。

実は雨が急に降り出してきたりと、天気的にはよくないんです。
大勢の団体客で騒がしいので、しばらく待機してやり過ごします。

まあここでせっかくなので一枚パシャリ。

まあよくもこんな場所に作ったものです。
ほんと山の頂上にあるので、
下からは遺跡があるのがわかりません。

崖のぎりぎりまで、
段々畑が広がります。
こんな場所で農作業したくないですね。

見張り小屋からの一枚。
ここからはマチュピチュが一望。

市街地へ入り口の門。

左に見えるのが少し高台になっているインティワタナで、
周辺の遺跡の中では最高地点。
右にある山がワイナピチュで、
ここにも遺跡らしきものがあるのだが、
あがるには1時間弱かかる。

このままインティワタナへいくと
ツアーご一行とかぶるので、あえて逆ルートへ。

なぜか三角の形が多い。
いかにも家なんですけど、
そこに屋根を作っていたのかな。
こういう時はガイドつきツアーのほうが聞けていいですね。

きれいな段々畑が広がります。
マチュピチュ遺跡の3分の2が段々畑。
いったい何人の人が住んでいたのでしょう。

コンドルの神殿。
下にある石がコンドルの顔で、
上にある石がコンドルが羽を広げたように見えたことから、
そう呼ばれているようです。

居住区。
近くまでくると本当に人が住んでいたのが納得できる
遺跡のつくりになっている。

ゲート方面を振り返ってみる。
いかに段々畑が多いかがわかります。
右上にあるのがマチュピチュ山。
ちょっと青空も出てきて、
汗ばむようになってきました。
クスコに比べると標高は1,000m近くさがっています。

下に流れるのがウルバンバ川で、
すぐ近くに鉄道駅があります。
そして右中央のジグザグ道をバスであがってきたわけで、
いかに山の上に作られているかが実感できる写真。

ワイナピチュへは1日400人という制限と、
7:00~13:00までに入山するという規制があります。
登ろうと思っていたんですが、
列車の遅れもあって遺跡到着が12:20頃。
買えるには遺跡を16:00にはでないといけないので、
あきらめました。
ここがチェックゲートです。

聖なる岩。
ここがちょうど折り返し地点。
なんだかんだ片道2時間ぐらいかかってました。
そんなには距離がないんですけど、
ついつい遺跡に見とれてしまいます。

こっちが北側の段々畑。
南側に比べてかなり急斜面。
マチュピチュが発見されたのは、
1911年のアメリカの探検家によって。
かれはこの段々畑の斜面をあがってきたとのこと。
こわ。。

高い台のインティワタナからの風景。
ここには日時計があります。

3つの窓の神殿。
と歩き方に書かれていました。
あれこれガイドブックを見るよりも、
自分の肌で感じるのが一番なので、ぜんぜん説明読んでません。
あとからゆっくり見ます。

神聖な広場。
天気がよくなりすぎて、
コントラストが強く、写真撮るのが難しくなってきた。
案外曇りのほうが写真って撮りやすい。

段々畑の草を食べてのんびりすごすリャマ。
これも定番の一枚になりつつあるのかな。
でも、意外とちゃんとポーズをとってくれないんです。
やっぱり草を食べてますからね。

目がくりっとしてて、
結構かわいいです。

名残惜しく最後にマチュピチュを振り返ります。
ほんとお腹いっぱいになりました。

あとは同じルートで戻ります。
時間的に約4時間。
もうちょっと時間があってもよかったのかな。
やっぱり日本人多かったですね。
杖を突きながら歩いている人もいましたし。

マチュピチュの駅周辺はとってもツーリスティックな町。
あんまり泊まりたくないけど、
ワイナピチュに登ったり、人のいない時間に行くなら、
泊まるのが一番でしょうね。

これがマチュピチュの駅舎。
とっても綺麗です。

遺跡内は食事をとれないので、
かといって食事する時間もなく、
とりあえず売店でキッシュを購入。
5ソル(150円)。

あ~日本人はこれだから。
椅子の横にかばん置いたまま寝込んでます。
やっぱり盗難は盗られる人も悪いと思いますよ。

帰りの途中、
車窓から夕日を浴びたアンデスの山々が見えました。
でもちょっとだけですけど。

後はひたすら…
みんな遺跡観光の後だけあって、つかれてますね。

最後にクスコの夜景が見えてきます。
列車の中の明かりを真っ暗にしてくれる演出つき。
セキュリティー的にはどうかと思いますが、
心憎い演出です。

21時19分。
帰りは定刻どおりに到着しました。

やっぱりお腹がすいたので、
ペルー版のマクドナルドへいってみました。
注文時に名前を告げて、
できあがると放送で呼ばれます。

チーズバーガーセット。
13.4ソルなので、400円近くします。
結構な値段です。

分厚い肉に、分厚いパン。
これを食べるとマクドナルドって安っぽい感じ。
ポテトのソースも4種類自分ですきなだけとれます。

いやあかなり満喫した一日でした。
マチュピチュは人生で一度は見ておきたいほどの、
インパクトのある遺跡でした。