03 阿嘉ビーチ

沖縄
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悲しい性分で、まわりが明るくなると目が覚め、
そして行動してしまいます。
前日の疲れもなんのその・・・
というより疲れは残ってますが、カメラと釣り竿を持って・・・

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阿嘉島大橋をのぼってみました。
太陽と反対のほうを振り返ると、
西の空の入道雲が、朝陽に照らされて真っ白に・・・。

集落はまだ太陽の光が届いていないので、
異様に雲だけが明るく見えるので、雲自体が発光してるかのよう。

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雲の中に何かが隠されてるかのごとく、
いやまるで生きているかのような入道雲です。
ちょっと恐ろしいぐらいの雲でした。

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阿嘉島の東には、同じ慶良間諸島の渡嘉敷島があるため、
日の出を見ることはできません。
まあ起きたときには太陽は昇ってたと思いますが。

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釣りをしている時間はあまりなかったのですが、
ぜんぜんつれませんでしたが、
岩場にジグをおとすと魚が反応してきました。
よく見ると、ジグを口でくわえたわけではないようなので、
とっさに動くものに反応しちゃったんでしょうか。

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友達がぶらりと歩いてきました。
そろそろ朝食だから戻ろうかと、港を歩いていると、
あやしげな影を発見。

しばらくすると浮上してきました。
海がめです。
泳げる格好だったら、港だろうがとっさに飛び込んだのに・・・

友達は海がめがみれて、結構喜んでました。
自分も初めて海がめをみたのは、3年前の阿嘉島でした。

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7時半から朝食です。
ソーセージに目玉焼き、焼き魚、キャベツ。
お漬物、のり、味噌汁、ごはん。
なかなかバランスよく、民宿にしては品数も豊富でした。

さてまだ朝8時です。
今日、那覇に戻りますが、17時の便なので、たっぷりと1日あります。

朝8時半すぎ・・・
自分は泳ぐ気満々でしたが、友達はまだ釣りするらしい。
昨日のニシハマいってしまうと、釣りはできないから、
とりあえず近い阿嘉ビーチにいって、
11時すぎの送迎でニシハマに送ってもらうことにしました。

阿嘉ビーチまでは徒歩5分ぐらいです。
海岸沿いは綺麗に整備されて、テトラポッドがあったりして、
口コミでしらなかったらあまり泳ごうとは思わないでしょう。

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透明度はニシハマに負けますが、珊瑚は元気です。
日差しが差し込んできてとても気持ちいいですし、
変に魚が人間慣れしてないのも気持ち良いです。

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青い魚体がかっこいいカスミアジです。
まだ子供だと思うのですが、それでも30cm近くはあります。

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やっぱり珊瑚が生きているほうがいいですね。
昨日ニシハマであまり見かけなかったデバスズメダイなどの
小魚もたくさんいました。

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ちょいと潜って、見上げる感じで撮ってみました。
デバスズメの淡い青色ってほんと癒しの色です。
海の色って見る角度、光の角度によって、だいぶ変わりますね。

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なんじゃこいつは!
毛糸で編んだような体だな・・・
しかし、危険な香りがする生物です。
びびって近寄って撮れませんw

※後から調べたらムカデミノウミウシというウミウシでした。
なるほどムカデと思ったから危険な香りがすると思ったんですね。
毒はないようですよ。

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ニシハマと同様に途中からは砂地が広がります。
この奥は航路になっているので、あんまりいくと危険。
水の中は音がよく伝達するので、よくエンジン音が聞こえました。

ニシハマより泳いでいてぜんぜん楽しい。
透明度はやっぱり負けるんだけど、
なんでこっちにみんなこないのかなと。

でもニシハマの客がこっちにくると珊瑚踏んだりして、
かなりやられそうな感じです。
基本的にスノーケラーより、海水浴客の延長の人が多いから。

イソギンチャクがあっちこっちにあって、
それにクマノミが共生しているので、見どころいっぱいです。

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普通のクマノミです。
体の色は黒くて、体も大きいのであんまり可愛くない・・・
そして攻撃的。
写真撮りに潜ると、クマノミも近寄ってきて近すぎてピントが合わないw

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昨日もニシハマで見かけたハナビラクマノミ。
あの攻撃的なクマノミとはえらい違いです。
個体数としては、クマノミやハマクマノミより少ないはずなのに、
なぜか阿嘉ビーチではハナビラクマノミだらけでした。

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デバスズメダイが青系の癒しなら、
ハナビラクマノミは赤系の癒しですね。

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真正面から、こんにちわ。
ピンク色の体も綺麗ですけど、
ヒレも綺麗に透き通ってて素敵ですね。

隠れることなく、攻撃することなく、
顔の見た目どおり、あんまり動じないって感じですかね・・・

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あっちこっちにいるもんだから、
しつこいぐらいに写真撮ってしまいました。
クマノミやハマクマノミはたまにみかけるぐらいで、
ハナビラクマノミばっかりだから。

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最後にちょっと水中から見上げるアングルで。
上に黄色い魚が同じかっこしてるのが、笑えました。

阿嘉ビーチを泳いでいる最中、
友達は釣りをしていました。
岩の間に魚をキープしていたようで、それを見てみます。

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ムラサメモンガラです。
水の中よりかは、濃淡がやわらいでますが、
形からして食べたくないですよね。
固そうだし。
よくこんなおちょぼ口の魚釣ったもんだ。

0829-120 - Panasonic DMC-FT1


こいつは気持ち悪りぃ。
まるでペンキを塗った様なべたっとした色合いです。

ほかには根魚系を2種類ほど釣ってましたが、
食べたくなるような魚ではありませんでした。
見て釣って楽しいんですけど、
食べるわけじゃないので、ちゃんと逃がしてあげました。

0829-121 - Panasonic DMC-FT1

オリオンビールと海はぴったりです。
泳ぐ前に飲んだ缶を撮影。
1本だけなら大丈夫ですよね?

一度、宿に戻って、
トラックの荷台にゆられてニシハマへ。
昨日は貸切だったのに、今日は満杯。
今日は土曜日なので、宿泊客も多いようです。

0829-123 - Panasonic DMC-FT1

宿で頼んでおくと昼食の弁当を作ってくれます。
今日は「鶏のから揚げの香味ソース」か「メンチカツ」で、
前者をチョイスしました。
ゴーヤーチャンプル、揚げ春巻き、ほか炒め物一品と、
かなりボリューム満点。
しかも美味しかったです。

0829-124 - Panasonic DMC-FT1

で、白ご飯を残してしまったので、
海で放出・・・
本来ソーセージなどの添加物入りの餌は、
魚に影響を及ぼすのであげてはいけませんが、
白ご飯ならいいでしょう。




というかおそろしいぐらいに、集まってきました。
30cmとまではいかないまでも、20cmぐらいあるコバンアジ。
これじゃゴハンアジだよ・・・すいませんw



もうちょっと泳いでから、
ふたたび白ご飯をまくと・・・ロクセンスズメダイ王国。
こいつは元から人間に寄ってきてましたから、
完全に人間なれしてますね。
友達が言ってましたが、360度この魚に囲まれてたようです。


大きいサイズ 500×667

ニシハマは透明度は高いのですが、
ほんと珊瑚があるのが、砂地との境目の一部だけ。

阿嘉ビーチと比べると、泳いでいると物足りない。
ビーチでのんびりするにはニシハマなんですが、
やっぱりまだ魚と戯れたいということで、
昼食入れて1時間も滞在しないうちに、
また阿嘉ビーチへ戻ることにしました。

20分ほど歩いて阿嘉ビーチへやってきました。
で、さっそく・・・

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立って泳ぐ変な魚、ヘコアユです。
泳ぐというよりは、木の葉のように揺られています。

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根の裏側に、リュウキュウイソバナを発見。
竜宮城を思わせる赤いソフトコーラルです。
光の加減でうまくとれませんでした。

0829-129 - Panasonic DMC-FT1

タテジマキンチャクダイ発見!
って、考えたらヨコジマじゃないのかな?

0829-130 - Panasonic DMC-FT1

黒い模様のせいで目があるのかないのか、わかりません。
まるでサングラスをかけているみたいです。
沖縄の海にふさわしい派手な発色の魚です。

0829-131 - Panasonic DMC-FT1

ニシハマビーチに比べても、小魚がほんと多いです。
小さい魚は珊瑚を隠れ家としますから、
阿嘉ビーチに多いのは当然ですね。

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阿嘉ビーチはこんな珊瑚がもりもりとしています。

0829-134 - Panasonic DMC-FT1

アオヤガラがペアで泳いでいきました。
最初は長い体の魚に感嘆したものですが、
珊瑚の海ではよく見かける魚です。

0829-135 - Panasonic DMC-FT1

大きいサイズ 500×667

白い線が1本のハマクマノミです。
一番大きい固体は、体の大半が黒くなってました。
かわいさ半減ですし、猛烈に突進してきました。

光の加減で、浮遊物が多く写ってしまってますね。
ほんと潜って写真撮るの楽しくなってきました。
こうなるとワイドにとれるレンズをつけたくなりますね。

0829-132 - Panasonic DMC-FT1

大きいサイズ 1000×750

もやしにからまったハナビラクマノミです。
ほんともやしにみえてしまうシライトイソギンチャク。

0829-133 - Panasonic DMC-FT1

大きいサイズ 1000×750

近影に成功!
透明度、光、あとは潮の流れ、波・・・などがよくないと、
スノーケルで魚の写真は難しいんです。

やっぱりよく見るとそんなにかわいくないかも。
でもヨコビレが透き通っていて綺麗です。

ふわふわしたイソギンチャクの中を泳いで気持ち良さそうです。

0829-137 - Panasonic DMC-FT1

これは別のイソギンチャクに共生してるハナビラクマノミ。
イソギンチャクの先が紫色になってます。

0829-138 - Canon EOS Kiss Digital X

阿嘉ビーチはこんなんです。
横にテトラもあるし、砂浜も綺麗じゃないので、
海の中をしってる人じゃない限り、ここで泳がないでしょうね。
珊瑚の保護観点から、
ちゃんとスノーケルできない観光客が来ることは避けて欲しいですね。