グランドキャニオンvol.2(GC16)

2011 グランドサークル
2011 グランドサークル

朝4時半に起床。
さすがに標高が高いだけあって、寒い。
ダウンジャケットも着込んで出発。
コテージの目の前に、車が駐車してあるので便利。

イーストリムへ車を走らせること約15分、
グランドビューポイントへ、5時頃には到着。
さすがに先客はなかった。
風がほとんどなかったので、ブライスキャニオンの朝よりかは暖かい。
あの時は、氷点下5度以下だった。

眺めの良さそうな突き出した岩の上で、座り込み準備万端。

5時15分。
ようやく東の空が染まり始めた。

徐々にグランドキャニオンの風景が浮かび上がってくる。
遠くにコロラド川の流れも。

グランドビューポイントの名にふさわしい壮大な眺め。

5時31分、黄色がかった太陽が昇ってきました。
観客がいないので、静かに昇ってきました。

とても寒かったので、昇ったばかりの太陽でも、温もりを感じます。

ちょっと撮影場所を変えると、いい具合に枝わかれした木を発見。
太陽の光と遊んでみる。

ビレッジから15分という距離が遠いのか、人がぜんぜんいません。
出会ったのは日本人のご夫婦1組だけ。
やっぱり欧米人は朝が苦手なのか。

岩場に座りながら、のんびりと朝日を鑑賞できました。

昨日、夕陽をみたホピポイントから遠くに見えたヴィシュヌ寺院2,386mが、
かなり近くに見えます。
写真左の尖峰がヴィシュヌ寺院です。

東に面したリムが徐々に太陽に照らし出されていきますが、
ほとんど赤く染まることはなさそう。

5時51分。
日の出から20分。
すっかり明るくなってしまい、赤く染まるグランドキャニオン・・・
を見ることはできませんでした。

今朝出会った2組目の観光客。
さすがの暑がり欧米人も、その程度の薄着じゃ寒いだろう。
すぐに車で戻っていきました。

まさに、グランドキャニオン。
名前に恥じないとてつもなく大きな渓谷だ。

ビレッジへ戻る最中、道路上で動物に遭遇。
鹿にしては体が大きいので、おそらくエルクだと思います。

ビレッジへ戻る途中からは、道路沿いからもグランドキャニオンが見えます。
光の筋が、太陽の力強さを感じさせます。
ビシュヌ寺院がひときわ目立つ。

再び、宿のあるビレッジまで戻ってきました。
時間的には遅いと思いますが、
サンライズポイントと知れられているマザーポイントへ向かいます。

シャトルバスへ乗車時のマイカー駐車場になっていますが、
がらがらでしたので、一番近い場所に停めることができました。

マザーポイント(Mather Point) 2,170m。
見事にリムから突き出ています。
よくガイドブックの写真などでも使われる有名なポイントです。

リムから突き出ているだけあって、眺望が良いマザーポイント。

日の出から1時間が経過していたので、
みんな引揚げた後だったのでしょうか、わりと閑散としています。
新たに来る人よりも、帰っていく人のほうが多い。

陰影はあるものの、日の当たっている場所は、
すでにのっぺりした感じになってきてます。

地図ではわからなかったのですが、マザーポイントはもう1箇所あるようです。
突き出てはいましたが、西側にリムがまだあるため、眺望がききません。
移動します。

もう1箇所のマザーポイントの展望台です。
眺望地点も高くなって、より視界がワイドに開けました。

奥にIsis Temple (イシス寺院) 2,138m。

手前に、崖に向かってまっすぐに伸びる道がありますが、
コロラド川まで歩けるブライトエンジェルトレイルです。

崖の先端が、Plateau Point 1,177m。
かなり眺めが良いそうですが、往復19.6km(標高差939m)あります。
通常は、日帰りで往復できる限界点らしいです。

東側は、逆光になっていて影のグラデーションが綺麗です。

一番手前の崖上に、平らな場所あり、建物が見えます。
地図で確認すると、シーダー・リッジ(Cedar Ridge)のようです。
サウス・カイバブ・トレイルを利用し、片道2.4m(標高差457m)の距離。

眺めが良さそうで、距離も程良いので、
朝食後は、シーダー・リッジまで行くことにしました。

だいぶ身体が冷え切ったので、温かい食べ物が食べたくなり、
レストランで、温かいハンバーガーを購入し、部屋で食べました。

昨晩にマーケットプラザで買った朝食用のサラダ・ハム・チーズと、
レストランで買ったクロワッサンをプラスして、クロワッサンサンドを作りました。
トレッキング用のお昼ごはんにします。

旅行日:2011年05月03日
記載日:2013年02月13日