【北陸応援 新潟 2日目】燕背脂VS長岡生姜醤油

中部地方
中部地方

今回の新潟旅行では、ラーメンを食べ歩きたいと思っていた。
新潟県には5大ラーメンと呼ばれるご当地ラーメンがあり、
過去にはラーメン消費額が全国1位を獲得したラーメン王国。
それなのに今まで新潟県でラーメンを食べたことがなかった。

その5大ラーメンの中で特に食べたいと思っていたのは、
「燕背脂ラーメン」と「長岡生姜醤油ラーメン」の2つ。
燕背脂ラーメンの生みの親と言われる燕市の杭州飯店は人気店で週末は混雑必死。
定休日は月曜日・火曜日。明日は予定があるので、行くとなると今日がベストか。
ただ昨日の移動で少々身体が重いのだが…

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体調が悪いのではなく、疲れてるだけ。でもこの天気だしなぁ。

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晴れ間が出てくると、自然と身体が動いてくる。
これは出かけなければ。相変わらず無計画だが、
急いで時刻表を調べると30分後に、越後線の燕方面へいく列車がある。
これに乗れば、杭州飯店の開店に間に合う。
古町からだと、新潟駅も越後線の白山駅も距離が同じだったので、
進行方向の白山駅から乗車することにして、白山駅方面へ向かう。

古町から白山駅まで歩いてみる

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カントリーホテル新潟の玄関から出ると本町通商店街「ぷらっと本町」。
まだ9時前ということでお店は開いていないが、空き店舗はなさそうで、いわゆるシャッター商店街ではない。

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すでに開店している魚屋、ほかに居酒屋、惣菜店などがあり、
総合スーパーのイトーヨーカドーもあった。ホテル周辺はなかなか生活するには便利そう。

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商店街の入口にあった白龍大権現という神社。信濃川を流れてきた一体二頭の龍神を祀ったのが始まりで、商売繁盛縁結びの神様として、地元の人に愛されているそうです。

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この白竜大権現のある通りは戦前までは信濃川からの堀(水路)があったそうです。それを埋め立てた上に商店街が作られ、現在でも人情横丁としてお店が軒を連ねています。

数日間で新潟市の中心部を歩き回りましたが、商店街が点在していて市民生活が身近に感じられ、歩いていて面白い町だなと感じたのですが、これが始まりになりました。

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まだ新潟中心部近くなのですが、都会感がすぐになくなります。人口76万人の大都市の雰囲気とは思えない移り変わりです。

新潟市は人口76万人(2024年現在)を超える日本海側最大の都市ですが、それを感じることのない不思議な都市です。
昨年はじめて東北最大の仙台市に行ってすごい活気を感じたのですが、前日に滞在していた新潟市との差に驚かされました。新潟市は都会らしさがないというか…

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白山公園。円形の建物は新潟市民芸術文化会館。
さらに奥には新潟県民会館、新潟市体育館、新潟市陸上競技場などの施設が集まる。

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新潟市県政記念館は1883年に完成し、1932年まで県会議事堂として使われた施設。
耐震改修工事のために現在工事中。

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白山公園内にある新潟総鎮守の白山神社。

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白山神社境内の梅林。関西ではソメイヨシノが咲いているのに、新潟ではまだ梅が咲き誇っていました。新潟市の桜の開花宣言はまだでていません。滞在中に桜は咲くのかな?

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白山神社の本殿。ゆっくり見て回りたいが、列車の出発まで時間がないので、軽くお参りさせて頂き、後日あらためて参拝にくることにしました。

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白山神社のすぐ裏手に、新潟市役所があります。まさかというか、こんな中途半端な場所にあると思ってませんでした。本館と分館の間に通りあって、バスのロータリーになっています。バスでの移動は便利そうです。最寄駅の白山駅からは少し離れていますが、1km弱で徒歩10分ほどの距離ですから、歩けない距離ではないですね。車社会の人は歩かない距離かも。

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新潟市役所から白山駅への道路。
新潟市ほどの人口の都市だとたいがい路面電車や地下鉄があるのだが、新潟市にはバスしか走っていない。政令指定都市でJR以外の路線がないのは、新潟市のみです。

なぜバスなのだろうかということを疑問に思っていました。新潟駅が高架化されるので、この機会にLRTなどの路面電車を走らせれば、便利になるような気がするのですが、やはりバス一択のまま。2015年から始まったBRT(バス高速輸送システム)さえも廃止されるというので、新潟市には、ほかの都市にはない事情があるのでしょうか。前回もこんなことを書いてたはずですね。

と、こんな感じで興味本位で考えながら、街歩きをするのがとても好きで、観光地を訪れるよりも、商店街など生活を感じながら街中を歩くことが最近楽しく感じています。

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新潟市役所からは10分弱で白山駅へ到着。
1日の乗降客数は新潟県内で5位で利用者は約9,000人。駅の規模に比べて、バスロータリーが大きいですね。

白山駅まで歩いてきて感じたのは、新潟駅から万代、古町、市役所を経由して、白山駅までLRTがあったら便利そう。実際このルート上をBRTが運行していて、2018年には1日で一万人近い利用者がいたそうです。このルートでLRT化すれば利用客も増えるだろうし、実現性が高いんじゃないかな。

後から調べると、市役所から白山駅の間には路面電車が走っていたこともあるそうです。微妙に道路幅が広く、歩行者ゾーンが広く感じたのは、路面電車が走っていたからなんですね。

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白山駅の改札は地下に設置。新潟駅の高架化にあわせて、改修されたそう。

越後線・普通 白山09:28→吉田10:38

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大学生の乗客がとても多くて、車内は混雑していました。新潟大学前駅という駅があったので、みんなそこで降りるかと思ったら、大半は越後赤塚駅で降りていきました。近くには新潟情報大学がありました。

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車内はがようやく落ち着いた頃には、周囲はのどかな田園風景になっていました。
まだ新潟市内です。

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弥彦山が見えてきました。
なぜか弥彦というワードが子供のころから印象に残っているんですね。

弥彦線・普通 吉田10:26 → 燕三条10:38

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吉田駅で弥彦線・東三条行きに乗り換えですが、
階段を降りていくとホーム両側に同じ列車が並んでいて分かりずらい。
同じ車両で同じ両数、しかも同時刻出発。
片方は弥彦行きなので、間違えると反対方向です。
運転手に行先を訪ねている人がちょこちょこ見かけられましたので、
同じ思いの人は多いようです。

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人口8万人の燕市の中心駅だと思われる燕駅。
広いホームが印象的ですが、すでに無人駅化されているようです。
以前は多くの人で賑わっていたのでしょう。

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燕三条駅近くのイオン。映画館もあるようです。
車内はわりと混雑していますが、春休み中の中高生が多かったです。
東三条駅でみんな降りたので、イオンに遊びにいくためだったと思います。

イオン県央店…うまく名前を付けましたね。
燕市と三条市はライバル関係にあって、似たような人口のために、
このエリアに施設を作るときには、名前でよく揉めるそうです。
例えば、高速のインターチェンジは「三条燕」ですが、新幹線の駅は「燕三条」です。

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上越新幹線との接続駅てもある燕三条駅。

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在来線はまさかの無人駅です。接続駅だけど、新幹線と連絡してない。
運賃収受箱に、きちんとお金を入れている子がいて、思わず感動してしまった。
もう時効ですが、学生の頃はキセルして京都に出かけてましたから…

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新幹線との接続駅ですし、近くにイオンもあるのに。
さすがに無人駅だったのは驚きでした。
たまたま春休み期間中で免許持っていない世代が利用していただけで、
普段は閑散としているのかもしれないですね。
あと新潟駅へいくなら、新幹線特急料金を払って乗ったほうが、効率は良さそう。

弥彦線は日中は2時間に1本。
目的としていた杭州飯店は最寄り駅が西燕駅なのですが、
もし降りてしまうと周囲に何もなく、食事の後に無駄な時間ができそうでした。

この地域の金属加工は世界的にも有名ですので、何か見たいなと思っていたら、
駅近くに展示販売してる地場産センターがあるということで燕三条駅で下車しました。
周囲に燕脂らーめんのお店があることも確認済みです。

燕三条 Wing (燕三条駅観光物産センター)

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らーめん店がオープンするまで少し時間がありますが、
駅構内に金属加工品を展示する施設がありましたので、覗いていきます。

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正直、燕三条駅の構内は廃れていましたが、センス良く展示販売されています。
後からわかりましたが、行こうとしていた道の駅地場産センターの系列店。
個人的にこの緑色が好きなので、とてもテンションがあがりました。

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こちらは「PTYGRACE」というキャンプ用品で、
スプーン磨きをしていた会社が立ち上げたアウトドアブランド。
そういえば有名な「スノーピーク」も三条市ですね。

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HORIEという会社のチタン製のタンブラー「古雅」。
見た目のお洒落でとても高機能とあって欲しくなるけど、
どれも1万円前後となかなかいい値段してますね。

https://www.horie.co.jp/wn_komiyabi.htm

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どれも鏡面磨きでピカピカになっていますが、
凹凸がないので、泡がつぶれずに美味しくビールが飲めるそうです。
また不純物が付着しずらくなり、衛生的にも良いのだそう。

実際に鏡面磨きを体験できる施設もあるので、時間があればやってみたいですね。
https://tsubamekenma.com/

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高級店などで使われているのはこういう食器なのかな。
チタン製の食器はステンレスやアルミに比べて金属臭がなく、
熱伝導が低いため食器が冷たくなりずらいので、
繊細な味を楽しむことに向いているそうです。
ちゃんとした理由があるのですね。

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奥には、お土産品の販売もされています。
ほかに燕三条駅には、コンビニNewDaysしかありません。

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階段をおりていくと、南東側が三条口、北西側が燕口となっていますが、
実際に駅の中央が両市の境目となっているそうです。
新潟市滞在中にここで綱引きが行われている様子をテレビで放送していました。

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1982年(昭和57年)に開業した上越新幹線の燕三条駅。
燕市と三条市でし烈な誘致合戦が行われ、
両市の中間地につくるという妥協案でこの地に作られたそうです。
「燕」という名前が先に来る代わりに、所在地である駅長室は「三条」側に作る。
また正口・裏口という概念をなくすため、ほぼ同じ大きさの駅前ロータリーになっているそう。

こういった経緯を知らなかったので、「燕三条」という町があるのかと思ってました。
「燕市」「三条市」と言われても、ピンとこない人のほうが多いんじゃないでしょうかね。

両市は合併を試みたそうですが、僅差で否決されたそうです。
皮肉なことに、燕市、三条市の中心部の開発は取り残され、
この燕三条駅を中心にイオン、映画館、ビジネスホテルなど開発が進んでいるそうです。

燕背脂らーめん

中華そば 龍華亭(燕市)

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11時15分と少し中途半端な営業開始時間で、1番乗り。
平日ということもあり、待つ必要はなかったかも。

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大油・中油というのは、最後にかける背脂の量です。
普通がどんなものか分からないけど、まったくないとここまで来た意味がないので、
中油でお願いしてみました。

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麺は釜でだいたい7~8分茹でていたと思います。

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玉ねぎ中華(中油) 850円

玉ねぎに埋もれてますが、中にはチャーシューとメンマが入っています。
半ライス130円もあわせて注文しました。

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今までに食べたことのない食感の麺です。
平うち麺で、いかにもコシがありそうなのに、コシはありません。
でも、これはこれでいいよねって思えるのは、よくスープが染みているからかな。
食べ応えはあります。

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もっと背脂ぎとぎとを想像していたので、大油でも良かったかも。
玉ねぎの酸味と食感がいいアクセントになっていて、脂っぽさはあまり感じず。
スープ自体からはあまり出汁を感じなかったけど、
全体的には燕脂らーめんを堪能出来て満足。

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道の駅 燕三条地場産センター
https://www.tsjiba.or.jp/kankou/

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あれ似たような雰囲気と、
施設に入ってはじめて駅の燕三条 wingと同じ運営なのだと気づきました。

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こちらのほうが規模は大きいですが、展示販売品はもちろん似ています。
燕三条駅のwingに比べると、お客さんの数は多く、レジが混雑している時もありました。
鉄道で来る人よりも、車で来る人が多いというのが実情なんでしょうね。

それはそうと、この施設では「燕三条」と当たり前のように使っていますね。
もちろん運営も燕市、三条市隔たりなく行われているようです。
政治と経済は別とよくいわれますが、まさにその通りですね。

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地場産センター前にあった地図。
中央を縦に走る上越新幹線の左が燕市、右が三条市です。
この燕三条駅のあるエリアは、信濃川の中州ような場所です。

これからいく地図の左に鳥居のある弥彦神社は、弥彦村です。
燕市に合併しないか誘われたんでしょうね…
弥彦市にするならいいよとかで実現しなかったのでしょう。
思わず想像してしまいます。

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駅のNewDaysで売っていたお土産品。
背脂ラーメンは燕地区とされていますが、三条市にも背脂ラーメンの店舗も多く、
燕三条背脂ラーメンと言われてる場合もあります。
三条カレーラーメンというのもありますが、決まった定義がなさそうだし、
あまり美味しそうじゃないので今回はパスする予定です。

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弥彦神社の日本一と言われている大鳥居を模したものが、駅構内にあります。
弥彦神社へのアクセスを考えて、弥彦線上に燕三条駅を作ったらしい。

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終電早すぎる…
結果的に飲み代かからなくて良いのかも?

弥彦線・普通 燕三条13:17→弥彦13:46

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立ち客多数で混雑していましたが、大半が降りていきました。
先ほどと同じで春休み中の中高生っぽかったので、みんなイオンにいくのでしょう。
ローカル線に乗ると地方の事情が分かりますね。

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1982年上越新幹線の開通を記念して建てられた弥彦神社大通鳥居。
最寄り駅は弥彦駅ではなく、1駅手前の矢作駅でした。
高さ30mあるそうで、燕三条駅に日本一と書かれていたので調べたら、
鳥居としては第3位で、1位は熊野本宮大社の大斎原にあるもので33mでした。
1位なのは両部鳥居としてで、ここからは見えません。
両部鳥居は2本の本柱の前後にそれぞれ低い控え柱を設けで連結したもので、
厳島神社の大鳥居がそれにあたるそうです。

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弥彦線の終着駅。
ホーム一面一線の小さな駅ですが、朱色の駅舎が特徴的です。
駅舎正面には旅館の送迎バスが停車してたので、写真は後ほど。

新潟一のパワースポット弥彦へ

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弥彦駅前の桜並木はまだ蕾ですね。

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弥彦神社は佐渡弥彦米山国定公園の中にあるようです。
弥彦駅からは2キロ弱の距離なので歩いていきます。
次の列車が15:11発なので、約1時間半。

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弥彦神社手前の門前町。温泉旅館が軒を連ねています。
遠方から訪れる人も多かったのでしょうか。

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さきほどの両部鳥居形式がこの鳥居です。

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「玉の橋」と呼ばれる赤い橋は、神様のみが通れる橋。
実際人間が渡ろうとすると、かなり苦労しそうな急な斜度になっています。

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樹林に覆われた「鎮守の森」の中にある境内は神聖な空気が漂います。

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随神門を

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御祭神は天照大神の曾孫の天香山命(あめのかごやまのみこと)。
2400年以上の歴史があるそうで、日本最古の万葉集にも詠われているとのこと。
祭神と妃神の仲が良いことから、縁結びにご利益があるそうです。

正月三が日には20万人の人が初詣に訪れるそうです。
この日は桜も咲いていない、天気も良くない日だったので、参拝客は少なかったようです。
おかげで神聖な空気を味わうことができました。

背景にあるのは弥彦山。
山頂には伊夜日子大神様と妃神・妻戸大神様の御神廟があります。
標高は634mで東京スカイツリーと同じ高さで、山と比べられるって東京スカイツリーって高いですね。
歩いて登れますが、車でも行けますし、ロープウェイも運行されています。

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気象レーダーの観測所が見えます。
最初自衛隊のレーダーかと思ったのですが、
自衛隊のレーダーは外海に近い佐渡島にあるようです。

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さすが日本酒王国新潟県を代表する神社です。
ずらりと並べられた酒だるを見ているだけで、よだれがでそうです…

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明治のおわりの城下町の火事で焼けてしまったことにより、
平成5年に現在に建築されたものでした。

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明治時代の原始的な石油精製装置の蒸留窯で、全国に2基しか残っていないもののひとつ。

新潟県の歴史といえば、石油の歴史でもあります。
日本書紀にも「燃ゆる水」と記載されており、これが石油を指していたそうです。
実際に石油が注目されたのは、幕末の頃に石油ランプが使われたことがきっかけで、
明治以降に本格的に採掘がはじまったそうです。
明治に採掘された油田は枯渇してしまい閉鎖されていますが、
現在でも大規模な油田ガス田が操業していて、国内シェアの大半を新潟県が生産しています。
実際には99%以上を海外からの輸入に頼っています。

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弥彦神社と弥彦駅のちょうど中間あたりにある「おもてなし広場」。
お土産物屋やレストランが数店舗ありました。
駐車場ではフリーマーケットが開催されてましたが、みなさん早々と閉店準備。
桜がまったく咲いていないので観光客が少なかったんでしょう。
次の列車までの少し時間があったので、足湯でまったりと過ごしました。

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弥彦駅は大正5年に開業した歴史ある駅で、
現在の駅舎は2013年にリニューアルされたもの。
門前町らしい佇まいではあるが、弥彦神社に赤い社殿はなかったので少し違和感を感じたが、
このぐらい映えたほうが印象に残ってよいのかも。
燕三条駅は無人駅でしたが、弥彦駅では駅員が滞在していて改札をしていました。

弥彦線・普通 弥彦15:11→東三条15:49

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弥彦駅にきた列車がそのまま待っていたようです。
弥彦線を乗り通して、終着駅の東三条駅へ向かいます。

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吉田駅での乗り換えなしで、東三条まで行けるので良かった。

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燕三条駅をすぎて信濃川を渡ります。
長野県千曲川時点より川幅が狭いのですが、
ここより上流ですでに海へ分水され、さらに中ノ川という川に分かれています。
中ノ川は再び信濃川と合流しますが、新潟市で再び海へ分水されています。
信濃川はよく氾濫し、江戸時代には約300年の間には65回も洪水が起きたそうで、
現在では様々な対策が施されています。

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信濃川堤防からはそのまま高架橋で東三条駅へ。
燕市は合併して現在の規模なので、市街地は分散していますが、
三条市は江戸時代から城下町として発展し、街がひとつに集約しているので、
ぱっと見で比べると三条市のほうが栄えている印象が残りました。

信越本線・普通 東三条15:55→長岡16:22

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東三条駅で待ち時間6分。信越本線で長岡方面へ。
日中は1時間に1本程度、乗り継ぎが考慮されているようで助かります。

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信越本線・快速 長岡16:29→宮内16:33

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快速直江津行きに一区間だけ乗車します。
次の宮内駅までは、上越線との重複区間なので、信越本線でも上越線でも行くことができます。
学生が多く乗車していて、立ち客多数でした。

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ホーム3面5線の比較的大きな橋上駅でしたが、無人駅で自動改札はなし。
新潟第2の都市、長岡の一駅となりだけですがね…

長岡生姜醤油ラーメン

青島食堂 宮内駅前店(本店)

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長岡生姜醤油ラーメンで有名な青島の本店です。
カウンター席のみでそれほど大きくはない。

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右が青島食堂 宮内駅前店。ほんとに駅前にあります。
車で来た場合も裏手に駐車場があるので、安心です。

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店内に入る前に券売機が置かれています。
お~~ライスがない…
チャーシュー麺との差が100円しかないので、にしてチャーシューに。

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日本酒グラスっぽいお冷。
17時前ということで店内はお客さん誰もいなかったのですが、
この後7人ほど続けて入ってきました。
ワンオペ状態でしたが、スムーズに注文をさばいていました。

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青島チャーシュー 大盛 1,050円

王道のようなラーメン。ほうれん草の青みが綺麗。

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これぞラーメンという美味しさです。
スープにはそれほど強い生姜感はないけど、最初に生姜の香りがふわっと感じます。
醤油も思ったより程濃くはなく、すっきり。
麺は中細で加水率高めでもちもち。
昼食に食べた龍華亭の燕背脂ラーメンと対極のようなラーメンでした。
毎日食べたくなるなあ。
ただダシのインパクトが弱いのだけは、燕背脂と同じです。
その点の満足度が少し低いかな。

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脂身の多いチャーシューが美味しいので、白ご飯とぜひ食べたかった。
ちょっと脂身がしつこい感じになりましたし、
普段大盛りを食べないのですが、炭水化物が麺ばかりだと最後飽きました。
ほんと白ご飯がメニューにあったら完璧だったのになあ。

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次の列車まで時間があったので、宮内の町並みを散策。
商店の軒先が少し出っ張っているのが、この地方の特徴で「雁木」と呼ばれています。
大雪が降っても歩きやすいほうに、庇(ひさし)を長く張り出して作られたものです。
雪の多い日本海側の街で見かけることができます。

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大正時代に建設された築約100年の倉庫「常倉」(国登録有形文化財)を改装した、
吉乃川 洒ミュージアム『醸蔵』。

無計画で自由な旅の負の側面です。
16時30分で閉店していました。
午前中に弥彦神社にいっておけば、見学・試飲が出来たのに…

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吉乃川酒造は470年の歴史を持つ蔵元です。
敷地内には立派な蔵やお屋敷もありました。

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「養命酒」と勢力を二分したとされる薬用酒「サフラン酒」で財を成した長岡の傑物吉澤仁太郎の屋敷と蔵。
15時半までは内部の見学もできたそうです。

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サフラン酒の製造販売で稼いだ金を惜しげもなく注ぎ込み作られた「鏝絵の蔵」。
東洋のフレスコ画ともよばれる“鏝絵”、動物・霊獣・九種の植物が極彩色に描かれています。

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これが、鏝絵というものだそうです。異彩を放っていますね。

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宮内の町並みは味わい深いです。
時間があればゆっくり見て回るのも楽しそう。
カーテンは閉まっているけど、店の看板は灯りがついていたので、
夜になったら営業しているのかも。

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一福食堂さん。
ここも良い雰囲気醸し出してるなあ。

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連続性のある大型ポスターでうまくアピールしていますね。

信越本線・普通 宮内→長岡

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信越本線・普通 長岡17:39→新潟18:54

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時間的に帰宅ラッシュにかかりそうで、座れないなら長岡駅で時間潰そうと思ったら、
ボックスシートに座れたのでそのまま接続列車乗りました。
この時間で乗車率があまり高くないって大丈夫かな…
地方の列車は学生が頼りか。

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遠くに弥彦山が見えています。

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一部プレオープンしたCoCoLo新潟

CoCoLo新潟 2階EASTSIDE

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高架化した新潟駅はCoCoLo新潟を4月25日にグランドオープンをさせますが、
2階のEASTSIDEを3月27日に一部先行オープンさせています。
テレビ放送をYouTubeで見てたときはかなり混雑していたけど、
まだオープンして1週間ほどですが、平日の夜ということで閑散としていました。

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デパ地下のような雰囲気で、通路も広くて買い物しやすい。

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お土産を総合的に取り扱うお店。

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朝日酒造の「久保田」
店名よりブランド力で強い久保田を前面に出しています。
となりに「吉乃川」の専門店もありましたが、両酒造とも長岡市にある酒蔵です。

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栗山製菓の「ばかうけSTATION」。
揚げたての揚げ餅を食べることができます。

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主力商品のハッピーターンを取り扱う亀田製菓の「HAPPY SHOP」
ハッピーターンパウダーをかけたソフトクリームやハッピーターンを販売。

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地域限定のハッピーターン各種。こんなにあるんだ…

ほかにも柏崎市に本社のあるブルボンの「Un BOURBON」。
こだわりのクラフトルマンドはどれも1000円オーバーと結構お高めでした。
これなら普通のルマンドたくさん食べたいと思ってしまった。

まだ2日目なのでお土産を購入しませんでしたが、
米菓は結構かさばるので持って帰りずらいですね。

一番お客さんが入っていたのは、成城石井でした。
新潟県内初出店ということで話題になっているようです。
帰宅後の食事を買って帰っている人で賑わっていました。

4月25日グランドオープン時には「新潟バル★麺横丁」というフードコート、
スーパーマーケット、衣料品や雑貨・コスメ、惣菜・イートインが開業します。
一部レストランゾーンは1か月遅れて5月29日にオープンして、すべて揃うようです。
新潟県民にとっても、観光客にとっても、これは楽しみですね。
https://jenic.jp/cocolo/newopen/

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新潟県のご当地スーパーで、夜食とお酒を購入します。
ここのスーパーはにいがたクーポンが使えます。

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どうもスマホのモバイルバッテリーが不調のようで、
ケーブルが原因なのか、モバイルバッテリーが原因なのか分からない。
ケーブルも普通に購入すると結構高いので、
100円ショップを探すと万代シティは営業終了してたので、また新潟駅まで戻りました。
結局ケーブルが原因だったので、100円で復旧できてよかった。

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スイッチバック式で有名だった新潟駅の旧バスターミナル。
現在は新潟駅高架下の新しいバスターミナルの運用が始まり、
取り壊しを待っている状態です。
今週の土曜日にさよならイベントがあるので、その後かな。

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新潟駅に戻って買い物してたら、時間が遅くなってきたので、
メディアシップの展望台はまたの機会に。
いつでも行けると思うと、結局行かなかった説が成立しませんうように。

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今日も万代橋で信濃川を超えて宿のある古町エリアへ。

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今日も夜は温かい。

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19時に新潟駅に帰ってきたのに、なんだかんだでこんな時間。

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身体が野菜を欲していました。