鳩間・西表の旅 05 鳩間島ビーチスノーケリング

沖縄
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一度宿に戻って、スノーケルセットを用意し、
島の反対側までいくことにしました。

島を中央に縦断する道は、
舗装されていない道ではないけど、
まあ歩いたら20分程度ということ。

まずは島で一番高い場所でもある、
灯台を目指します。
祭りで島の人がいないせいか、
ただでさえのんびりとしていそうなのに、
ほんとのんびりとしています。

宿から歩いて3分程歩いていくと、
わき道にそれていきます。
草むらの中を歩いていきますが、
鳩間島にはハブがいないので、かなり安心です。

残念ながら灯台にはあがることができませんでした。
ドラマでは主人公の瑠璃が登って泣いていたのに・・・w

 

その横に石積みで作られた物見台があります。
まわりは木々で覆われているのですが、
ここに登ると島全体がある程度見渡せます。

若干もやってきているようですが、
リーフに囲まれていて、
さんご礁に囲まれている島だということが目で確認できます。
なんとなく灯台が島の中心だと思っていたのですが、
灯台から港の集落部分が一番狭く、
今からいこうとしている北西部がかなり広いのです。
下は海パンだし、軽装なのでちょっと不安になりました。

灯台からの道は未舗装です。
ハブがいる島だったら、のんびり歩いていられないでしょうね。
気温もほどほどだったし、
天気もよくて、ちょうどいい散歩になりました。
草の緑と青空がとても気持ちよかった。

15分ほど歩くと「島仲浜」の看板が見えてきました。
灯台から下ってきたので、思ったよりも楽に到着です。

まさに隠れ家ビーチです。
というより有名な浜なのに、結構狭くて驚きました。
独り占めで喜びたいところですが、
ちょっと寂しいですね。

鳩間島の北側にある島仲浜。

北風の影響でリーフエッジで波が高く白波が見えています。
誰もいない場所で泳ぐのはちょっと怖い感じもしますが、
リーフまでは結構浅いようなので・・・

海岸沿いとは思えないほど、水の透明度は高いです。
ちょうど上げ潮だったからかもしれません。
しかし、珊瑚はほとんど死滅している。

魚もそれほど多くはないですね。
とりあえずリーフエッジ近くまで泳いでいってみます。

フウライチョウチョウウオ。
名前のとおり風来なので、
いたるところで見かけますが、
雑食性だからどこで生きていけるのでしょうね。

シマハギ。
3匹で泳ぎ回っていたので、
黒い3連星を思い出す・・・知らない人は無視してくださいw

ずっとこんな感じでした。
珊瑚は皆無・・・
リーフエッジはさすがに波がつぶれて、白波がたっているので、
泳ぐ勇気はなし。
というより、船が欠航してるぐらいの波なので、
行くのは自殺行為でしょうw

わりと大きな魚も入り込んできます。
食べたら美味しそうですねえ。
ここにいる魚は人間慣れしていないので、
すぐに逃げていきます。
これこそ本来の姿なんですね。

カンムリベラの幼魚。
派手すぎずシンプルでとってもかわいい色使い。
5cmもないと思います。
ちょこまか泳いでいます。
大人になると真っ黒になって、ぜんぜんかわいくないんです。

浜に戻ると、同じ宿の人が読書をしていました。
自分が始めてきたことを知っていたので、
ここの浜は砂ではなく、星の砂でできていることを教えてくれました。
水が綺麗だった原因が分かりました。

星の砂は、有孔虫という虫の殻が堆積したもの。
その殻は5角形で先が尖っているから、☆の形に見えます。
ほとんどは風化してしまい、まるで砂のように見えますが、
通常の砂と違いサンダルや服にも、砂がひっつきません。

さて、しばらく歩くと他のビーチがあるようなので、
珊瑚や魚に期待して、移動することにしました。

続いてやってきたのが、立原浜。
離島ドットコムには、あるエリアだけは、
とても綺麗な珊瑚があると掲載されていたが。

浜といっても、実際はこんなに狭い。
ほんとプライベートビーチです。

さっきの島仲浜と同じような雰囲気。
だいぶ潮位が増してきて、波が入ってくるように。
どんどん浜に向かって潮が揚げてきて、
水は冷たいし、進むのも大変。

地味~な魚たちが、群がって、
藻を食べあさっています。
煮付けにしたら美味しそうですな。

トゲチョウチョウウオ。
もともと目立つ配色の魚なんですけど、
水がとっても綺麗で、クリアに見えます。
珊瑚があったらほんと綺麗だったんだろうな・・・

結局、珊瑚のきれいなポイントを探すこともせずに、
すぐに浜から上がってきました。
何の情報もなく探すのはちょっときついかなと。
あとは、やっぱり潮の流れが強くて、泳ぎづらい。

そして再び歩いていると、
また同じ宿の人に出会いました。
もともと住人も観光客も少ないから、
知っている人の遭遇率がすごい高い・・・w

一番綺麗と有名な屋良浜。
ここも狭いのかと思いきや・・・

かなり広かった。
これこそビーチですね。

太陽は西の空にありました。
雲に隠れて、海を照らしているため、
海の様子がまったく分かりません。

ただ波はかなり穏やかで、
リーフまではかなりの距離があり、遠浅なんだと思います。

さて、宿にほってきた友人が気になるので、
そろそろ戻るとしますかね。

ドラマの中で登場した竹之内豊が、
美容師だったということで、
主人公の成海璃子のカットをしていた場所。

もっと雰囲気のいい場所かと思っていたら、
あれ?って感じです。
テレビでは港なんて見えてないから、
もっと違う場所なはず。

風邪気味の友人がせっかくだから展望台は行きたいとのことで、
缶ビールを買い、再び訪れる。
相変わらず北風が吹く中、まずは本日1杯目。

そして、2本目をあけながら・・・
・・・・お客さんからの電話。
鳩間島ではソフトバンクはかなり弱く、大半の場所が圏外。
港のあたりと宿の前の道は電波が入るので、
偶然電話がかかってきた。
缶ビールを飲みながら、打ち合わせをして、メモメモ・・・
遊びの時ぐらいゆっくりしたいという反面、
即対応できるほうがなんか気が楽な気もするな~。

暗くなってきたので、再びシーサイドマイトウゼへ。
みんなで手分けして、食事を台所から運んできます。
いただきまーす。

今日の夕食は、
グルクンの素揚げ、
マグロのお刺身、
筍の炊き合わせ、
ごはん、あさりの御汁。

グルクンはほんと美味しいです。
中でもグルクンは揚げるのが一番美味しいと思います。
ほかにはバター焼きで食べたことがあるけど、
そのぐらい味がしっかりしてます。

豪華ではないけど、シンプルで美味しいです。
昼食のほうがボリュームがあったかな。

夕食が食べ終わっても、まだ8時すぎ。
おのずと飲みましょうか・・・となるわけで、
堤防沿いにあるテーブルセットへ移動します。

基本的にみんな泡盛なんですが、
自分だけは、やっぱりこれです。
1杯500円と値ははりますが、生ビールがあります。

おかわりの度に注いでもらうのも悪かったので、
途中から缶ビールに変更しながら、飲み飲み。

宿のおじいが、テーブルで寝てたので、
いやおうなしに合流。
話題はおじいの会話が中心になります。

ちょうど3日前になくなった緒形拳さんと交流があったらしく、
結構落ち込んでましたね・・・
あとコブクロとも交流があるらしい。
瑠璃の島の主題歌はコブクロが歌っているんだけど、
歌を作るときに訪れていたらしい。

で、途中からは、やっぱり三線をひく人がいて、
「ひいてひいて~~。」との声に、
謙遜しながら始めたら、
なんと歌もついてきました。
え~歌いたかったんちゃう!とばかりに、
1時間近く聞いてた気がします。
でも、屋外で三線と沖縄民謡に耳を傾け・・・
とっても幸せ。

10時すぎになったので、いったんその場はお開きにして、
再び防波堤で飲み始めました。
友人は風邪っぽいので帰ってしまいましたが。
このあたりではビールはすでに8本ぐらい飲んでたのかな。
バックパッカーしてたとき、
夜な夜な徹夜で飲みながら、語り合ってた時みたいに、
ほんと楽しい時間をすごしました。

1時ぐらいには宿帰ったけど、
まだ飲み足りずに、まだ飲めそうな人を誘って・・・
って、自分入れて二人でしたが、
自動販売機で缶ビール買って、真っ暗な展望台へ。
かすかに見える西表の夜景を見ながら、
ビールを飲み・・・ってどんだけ飲むんだろ。
でも北風が強く寒くて、
結局また防波堤で飲みました。

軽くビール10本以上飲んでましたな・・・
寝たのは3時すぎ。
離島の夜はすることがないので、
ついつい飲みすぎて困りますね。