富士山より高いティティカカ湖(南米11)

2009 南米
2009 南米

今日はバレンタインデーですね。
関係ないけど、
ペルーでもちゃんとバレンタインはあるようで、
町でもバレンタイン用に花が売っています。

そんな今日はティティカカ湖のツアーに参加します。
7時にホテルに迎えにきて、
船着場よりボートに向かいます。

朝が早いので、
最近朝食を食べてる暇がなし。
今日もスナック菓子。
でも、夕食の量が多いので、ちょうどよいのです。

ティティカカ湖は海抜3,890mにあるので、
なんと富士山より高い場所にある湖。
船舶が運航している湖としては世界最高地点の湖で、
ペルーとボリビアにまたがっています。
標高が高いので、
晴れたらなんとも空が青い。
そして湖なので波がないので、青い海が反射して、
湖面がまるで真っ青になります。

意外と船のスピードは遅く、
のろのろと走っていきます。
でも、船外で湖を眺めるにはちょうど良い天気。

まずはウロス島へ到着。
ひとつの島ではなく、トトラという浮草でできた島々の総称です。
大きなものは学校まであるようですが、
今回立ち寄ったのはほんとに小さな島。

ガイドと島の大人が島のことについて説明してくれます。

まずは湖でとれたカラチという魚を見せてくれました。

そして島の作り方の説明。
トトラという浮く草を重ねていきます。
そして下の部分が腐ってくるとまた新しい草をかぶせるという仕組み。

最後は小さな家や人形まで登場。
ちょっとした笑いを誘ってくれます。

7棟ほどの家があり、
本当にこんな小さな島に住んでいるのが不思議。

収入源のひとつとして、
観光客向けの土産の販売があります。
子供たちも総出で手伝います。

刺繍したタペストリーや
トトラで作ったバルサという小船のミニチュアなどを販売します。
みんな何かしら買っていました。

このぐらいの年代の男の子は、
ぜんぜん手伝いませんね。
難しい年頃なんでしょうか。

女の子はちゃんと手伝います。
なんか日本と似てるような、似てないようなw



実際にバルサというトトラで作った小船に
乗せてもらいます。
これだけ乗ってもぜんぜん大丈夫です。

少女に漕いでもらって、ちょっと申し訳ないんですが、
ちゃんと最後にチップをもらいに回りますw

次はタキーレという島を目指します。
天気がよいので、船外で日向ぼっこ。

タキーレ島に到着しました。
ここからしばらくトレッキングをするようです。

船着場を振り返ると、
意外と水が綺麗なことに驚きました。

タキーレは大きな島です。
畑や民家の間の道をのんびりと歩きます。
坂はそんなにきつくない。

ほんと天気がよくて良かった。
曇りだったらぜんぜん楽しくないかもしれませんね。
空が近い!

標高が高いので、
日に当たっていないと寒いのですが、
逆に日に当たると結構暖かい。
というより、歩いていると暑い。
フリースとジャンパーを着ていたのが嘘みたい。

これから町の中心部に入っていきます。

広場からの眺めです。
実にティティカカ湖は琵琶湖の12倍の大きさ。
対岸が見えてません。

こんな小さな子供まで、
お土産を売りにきます。

時には、お姉ちゃんに甘えたり。
でも、ほんとたくましく生きていると思います。

東京までは16,335km。
想像のつかない距離ですが、
ほかのどの都市よりも遠かった。
ほんと地球の反対側に来ています。

昼食代金は別です。
トゥルッチャ(マス)かオムレツを選択します。
いずれもスープとコカティーがついて、18ソル(540円)。
塩味にレモンでさっぱり。
実においしかった。

レストランからの眺めは最高。
しかし、真横でネイティブイングリッシュで話をされて、
少々疲れ気味…w

くだりは一気に600段の階段を下っていきます。
これがのぼりだったら相当きついはず。
眺めは最高です。

島で生活している人は、
最短ルートのこの階段を重い荷物を持って登っていきます。

港でひとりぼっちで歩いていた。
観光客慣れしているのか、にこりとも笑いません。

プーノまでの帰り道は約3時間。
ほんともうちょっと早くすすめないのでしょうか。
欧米人にまじって日向ぼっこ。

日がかげってくるといっきに寒くなります。
あえなく船内に撤収です。
そしてまた雨が降りそうな空になってきました。

17時30分。
ようやく船着場に到着です。
ここから宿までは自分が近かったので、
一番早く降りました。
とたんに土砂降り。
それにしてもこのツアーは30ソル(900円)は、安い。
天気がよかったから言えることかもしれませんがね。

夕食は昨日いったお店にまた行きました。
今日はちょっとすいてますね。

明日はいよいよボリビアを目指しますので、
最後にペルー名物のインカコーラを。
名残惜しいです。

SOPAを注文。
意味はスープなんですが、単品だとパスタがはいってます。
これがめちゃくちゃうまかった。
まさにスープパスタなんですが、
細面でちゃんと茹ですぎず。
中は牛肉がはいっていて、スープのクリーミーさが最高。
あ~またこの店きたい。

外に出るとにぎやかな音楽が聞こえてきました。
いざかけつけます。

フォルクローレ祭りという祭りでした。
フォルクローレとはペルーの民族音楽にかかせない楽器。
それを弾きながら、町の中を練り歩いています。

ただ音楽だけだったらいいのですが、
甘いクリームのスプレーも掛け合うのです。
まるでタイのソンクラーンのように…。

早い時間は別にかけられませんでしたが、
だんだんエスカレートしてくると、
観光客だろうが思いっきりぶっかけられます。

小さい子供はスプレーをかけて、
楽しそうに遊びます。
まあこれが水ではとても寒いので、
クリームのスプレーのほうがいいんでしょうね。

いつまでやっていたのかは、定かではありませんが、
結構盛り上がっていました。

さていよいよ明日はペルーから離れます。