長いバスの旅路、クスコへ(南米06)

2009 南米
2009 南米



結局1時間遅れでやってきましたが、
ほんと眠たいです。

最初はぐっすり寝れたのですが、
朝5時ごろから一度目が覚めだすと、
どうも寝つきが悪くて、少し気持ちが悪い。

山間部を走ることがわかっていたのですが、
車酔いをしているのか、もしかして高山病?
そして何よりもとても寒くて、
酸素が薄い!

西北次郎君にいただいた高山病にきくというダイアモックス、
できるだけ水を飲むという教えを守っていますが。

まだ薄暗かった頃の景色はほんと素晴らしかった。
雪がまだ少し残っていて、
遠くには雪をかぶったアンデスの山々。
しかし、写真を撮るほどの明るさではなく、
あとはしんどかったのもあるし。

結局しどろもどろしながらも、
日が明るくなってきました。
時計を見てみると標高は4,275mです。
そら空気薄いはずだし、寒いはず。
ナスカの標高って500mのないだろうし、
かなりいっきに上ってきたことになります。

窓は外の寒さで曇っていますが、
ほんと綺麗な景色でした。

富士山よりも高い場所を延々と走っています。
森林限界点を超えているのですが、
雨季ということもあってところどころ緑も見えています。
これはコケかなにかでしょうか。

しばらくすると朝食サービスです。
オレンジジュースにコーヒー。
パンケーキとゼリー、そして温かいチーズサンド。
実は昨日よりも高いクラスのバスしかあいていなくて、
3列シートなんです。
快適なんですが、144ソル(4,320円)は結構お高い。

アンデスの景色というにはぴったりすぎる景色。
今回も一番前の席でほんとよかったです。

だいぶ標高も下がってきても2000mはあります。
だから空も青いんです。
とたんに車内も暖かくなってきて、
酸素の薄さもかなり解消されますというよりは、
普通に呼吸できます。

一度だけavancayという街で休憩を取りました。
基本的にバスにはトイレがあるので、休憩はなしです。

そしてまた標高をあげていき、
4000m近くへ。
もちろんカーブもあるし、温度差も出てくるし、大変。
後ろのおばちゃん吐いてました。

東南アジアほどではないにしろ、
多少チキンレースをする場面も。
あんまり無理をしないので、のんびりとみてられます。
ベトナムはほんとひどかったし。

14時を過ぎた頃にようやくクスコの看板。
ようやく到着ですね。

クスコは盆地にある街で、
赤い建物が立ち並びとても綺麗そうです。
しかし、標高はまだ3300m近く。
はあ空気が薄い。

結局バスを降りると土砂降りの雨が降ってきました。
クスコはこの時期が雨季にあたります。
タクシーをひろって、中心部へ。



ひさしぶりに荷物も広げて、のんびりとしたかったので、
シングルのある宿に。
中心部のアルマス広場から徒歩3分ほどのホステル・ロハスにチェックイン。
シングルはいっぱいで、ツインも見せてもらいましたが窓もなし。
最後に見せてもらった20ドルにて決定。
ちょっと高いですけど、部屋も広いしかなり満足。
そしてなによりWIFIがまた飛んでます!

バルコニーからの景色。
なんかクスコって雨も似合う街だなあ。

高山病対策としてはすぐに寝ないこと。
そしてあまり動かないこと。
でも、じっとしてられなくて、ちょっと散歩にでました。

インカ帝国時代の首都だったという古都だけあって、
ほんと趣のある町並み。
雨にぬれた石畳の道も素敵。

アルマス広場の噴水と、
カテドラル。
雨も上がって、なんとなく空も明るくなってきました。

ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会とアルマス広場。
どの方向を向いても山はあり、
クスコは盆地なんだと実感できます。

リマでは見かけなかった
自分のイメージにぴったりのペルー人。
クスコではだいぶ見かけるようになりました。

歴史の古さを感じさせる街です。

マチュピチュへいくためには、
必ず寄る町でもあるため、かなりツーリスト向けのお店は多い。
宿の近くにあった小さなイタリア料理屋にはいりました。
ここだったら量が少ないかと思いきや、
やっぱり多かった。
でも、ちゃんと一から茹でていて、外国特有のぶよぶよパスタではなかった。
専用のピザ釜もあったので、ピザも食べに行ってみたい。

そして食べ終わった頃、
すっかりと暗くなっていましたが、
また夜のクスコはほんと綺麗。

夜のアルマス広場。
電飾の色使いなどの規制は、かなり厳しいんでしょう。
かなりよい雰囲気です。

ベンチでのんびり座っていると、
いろんな物売りがきますけど、そんなにしつこくはないです。
中でも印象的なのが、アルパカの毛でつくった人形をうる子供。
おそらく5歳ぐらいの子供。
必死に1ソル…と売りに来ます。
でも、同情しては買いたくないので。
ほんと小さい子供が、頬を赤くして売っているのをみると買ってあげたくなります。

クスコは盆地だけあって階段の多い町。
でも空気が薄いのであまり登りたくありません。

アルマス広場近くの宿だったので、
暗くなってからも帰ってくるのに不安はありませんでした。
もともと人通りは結構多いとは思います。

明日はクスコの町をゆっくりと散歩します。