朝食はCafe de la Pazでスタート

朝食付きの宿でしたが、ミールクーポンを受け取り、近くの「カフェ・デ・ラ・パス(Cafe de la Paz)」へ。公園に面したテラス席のあるおしゃれなカフェで、これはちょっと得した気分。

3つのプランから選べて、トースト、卵料理、ドリンクのセットにしました。コーヒーも付きます。朝は目玉焼きが落ち着きますね。この雰囲気で普通に食べたら3ドル(285円)はとられそうなところ、宿泊料金に含まれているのはありがたい。

ナスカの地上絵は正直なところ微妙かなと迷っていましたが、せっかくここまで来たのだからと決断。翌日ナスカへ移動することにしました。ゲストハウス内に旅行会社があったので、そこで申し込み。ただ前の欧米人の応対が長すぎる。30分以上待たされました。
ローカルバスで旧市街セントロへ

昨日知り合ったD君と一緒に旧市街へ出かけます。新市街地のミラフローレスから旧市街地のセントロ(Centro)まではおよそ10km。タクシーだと高くつくので、ローカルバスで向かうことにしました。走行する道路名が車体に書いてあるので、それほど難しくはありません。
めちゃくちゃローカルムード満点。停留所も多く、30分ほどの乗車でした。
運賃は1.2ソル(36円)とかなり安い。

リマック川(Río Rímac)の手前が旧市街地セントロ。橋の上で降りましたが、川の向こうの街並みが気になりました。
リマック地区を少しだけ歩いてみる

川を境にリマック(Rímac)という地区が広がっています。街並みがまるで違う。

山の近くにはスラムのような一帯も見え、さすがに治安が悪そうです。でも2人だったので、少しだけ足を踏み入れてみることにしました。

「RIMAC」のサインが見えます。できるだけ人通りのある場所を選んで歩きますが、橋を一本渡っただけで空気感がまるで違う。気のせいではないと思います。

建物の1階がブロックで塞がれています。鉄格子は見たことがありますが、これは初めて。橋を渡るだけで明らかに雰囲気が違います。

ただ橋を渡ってすぐの人通りの多い場所は、それほど危険な感じはしませんでした。しかし屋台のおばちゃんや通りがかりのおばちゃんが、「スリに気をつけて、早くこの地区を出たほうがいい」と口々にアドバイスしてくれました。やっぱり治安が悪いようです。深入りはしないほうがよさそうということで、引き返すことにしました。
後で調べてわかったのですが、リマック地区はバリアーダスと呼ばれるスラム街を抱える危険エリア。持って行った地球の歩き方には載っていなかったのですが、あの橋の向こうはそういう場所だったんですね。
ピスコサワーと中華ランチ

リマック川を渡り旧市街地に戻ると、川沿いの広場でお祭りが開催されていました。ピスコサワーの屋台がずらりと並び、賑やかな雰囲気です。
ピスコはブドウを原料にした蒸留酒で、ペルーを代表するお酒。ピスコサワーはそのピスコにレモン果汁、砂糖、卵白を加えてシェイクしたカクテルで、一度は飲んでみたいと思っていたのでちょうど良かった。

一番賑わっていたおっちゃんの店でピスコサワーを注文。

5ソル(150円)。卵白が入っているので恐る恐る口をつけましたが、それなりにおいしかったです。でも、もういいかなという感じ。

ついでに同じ会場で昼食もとることにしました。ペルーでは中華料理を「チーファー(Chifa)」と呼びます。

焼き飯に鶏の唐揚げ2種類のソース添え、ワイン付きで8ソル(240円)。普通においしいのですが、量が半端なく多くて食べ切れません。
混んでいて椅子がなく、立って食べようとしていたら、どこからともなく椅子を持ってきてくれました。椅子がない人はほかにもたくさんいるのに。ペルー人、やさしい。
旧市街セントロ地区とアルマス広場

旧市街地のセントロ地区は地球の歩き方には治安が悪いとかかれていましたが、
そんな雰囲気はまったくなく、むしろ週末ということもあって多くの観光客や地元客であふれていました。

リマの中心、アルマス広場(Plaza Mayor)に立つと、400年以上の歴史が凝縮された荘厳な景色が広がっています。スペイン植民地時代の緻密な都市計画とコロニアル様式の建築群が今なお色濃く残るこの一帯は、1988年にユネスコ世界文化遺産に登録されています。
リマ大聖堂(カテドラル)
ペルー最古の歴史を持つリマ大聖堂。1535年、リマの創設者ピサロが自ら礎石を置き、その後幾度もの地震と再建を経て、ゴシック、バロック、ネオクラシックなど複数の建築様式が混在した姿になっています。白く美しい外観は、歴史地区の中でもひときわ目を引きます。
内部にはピサロの遺体がガラスケースに収められた部屋もあります。インカ帝国を征服し首都リマを築いたスペイン人が、自らが建てた大聖堂に今も眠っているというのは、なんとも不思議な感覚です。

リマ市庁舎(Palacio Municipal de Lima)
鮮やかなイエローが目を引くリマ市庁舎。スペイン植民地時代の面影を色濃く残すコロニアル様式の建物で、アルマス広場に面して堂々と建っています。外壁からせり出した木製バルコニーは、旧市街の建物に共通するリマらしい意匠です。

ペルー大統領官邸(Palacio de Gobierno)
別名「ピサロの家」とも呼ばれる大統領官邸。1535年にフランシスコ・ピサロが自身の邸宅を建てた場所に立ち、現在の建物は1920〜30年代に再建されたものです。インカ帝国を征服しリマを築いた人物の名を冠した建物が、今もペルーの権力の象徴として広場に面して建っています。

趣のある建物が四方に広がります。
サン・フランシスコ教会とカタコンベ

アルマス広場のすぐ近くにあるサン・フランシスコ教会(Iglesia y Convento de San Francisco)に入りました。1546年から建設が始まったバロック様式の教会で、2つの鐘楼を持つクリーム色の外観が印象的。

入場料5ソル(150円)で、ガイド同行での見学が必須です。意外と見ごたえがあり、1時間弱かかりました。

最も見たかったのがカタコンベ(地下墓地)。薄暗い地下に足を踏み入れると、円形に整然と並べられた頭蓋骨や骨がびっしり。1808年まで実際に使われていた地下墓地で、およそ7万体もの遺骨が収められているとのことです。当時のリマでは墓地の代わりにこうした地下埋葬が行われており、都市の人口増加とともにカタコンベが作られていったとされています。撮影禁止なので写真はありませんが、なかなか異様な空間でした。
それにしても撮影禁止にもかかわらず、イタリア人観光客が写真を撮りまくり、注意されてもフラッシュをたいて撮り続けていました。恥という概念はないのだろうか。しかもフラッシュを消す方法も知らないらしい。

幾何学模様が施された天井とアーチが広がっています。これはイスラム建築とキリスト教建築が融合したムデハル様式の装飾で、スペインがイスラム文化の影響を受けた時代の名残。金と宝石で覆われた祭壇、壁に描かれたフレスコ画など、見どころが多く意外なほど見ごたえがありました。

南米のスペイン語圏全体に共通する特徴ですが、スペイン植民地時代にカトリックが根付いた影響で、都市の中心には必ず大きな教会があり、地方の小さな町にも教会が存在しています。

このエリアには警備員がかなりの数配置されていて、普通に銃を携帯しています。

装甲車まで配備されていて、やりすぎじゃないかとも思いますが、大統領官邸もあるエリアなので重要な場所なのでしょう。観光地でもあり政治の中心でもある、という独特の緊張感があります。逆にこれだけの警備があると、変なことをしようという気にはまったくなれない雰囲気でした。

ちょうど結婚式を終えたばかりのカップルが馬車で通過。カメラを向けたら、ちゃんとこちらを向いてくれました。
ラ・ウニオン通りを歩く

アルマス広場とサン・マルティン広場(Plaza San Martín)を結ぶ歩行者天国、ラ・ウニオン通り(Jirón de la Unión)。スリや置き引きが多いことから「泥棒通り」とも呼ばれているらしく、観光客も地元の人も注意が必要な場所として知られています。

とはいえ実際に歩いてみると、買い物や散歩で行き交う地元の人たちと観光客が混ざり合う、ごく普通の生活感あふれる通りでした。

道端に座ってたら小さい子供が寄ってきました。

ラ・ウニオン通りを歩いていると、いきなり現れるのがラ・メルセー教会(Iglesia de La Merced)。1532年に建てられたリマで最初のミサが行われた記念すべき教会で、ペルー軍の守護聖女メルセーが祀られています。スペイン・バロック様式のファサードは細かい彫刻がびっしりと施されていて圧巻。周囲が普通の商店街のような雰囲気なのに、この建物だけ急に歴史の中に入り込んだような感じでした。
サン・マルティン広場

ラ・ウニオン通りの終点にあるサン・マルティン広場(Plaza San Martín)。1921年、ペルー独立100周年を記念して整備された広場で、中央にはアルゼンチン出身の独立の英雄ホセ・デ・サン・マルティン将軍の騎馬像が立っています。アルマス広場がスペイン植民地時代の中心だとすると、こちらは独立後の新しい時代の象徴という感じです。

周囲にはネオ・コロニアル様式の白い建物が統一感をもって並び、かつては上流階級の社交場として賑わっていたとか。今もホテルやカフェが入り、少し都会的な雰囲気が漂っていました。
再び路線バスでミラフローレスに戻り、宿でシャワーを浴びてさっそく出かけます。

昨日は閉まっていた近くの教会で、結婚式が行われていました。今日は土曜日だし、多いのかもしれません。キリスト教が根付く南米では、教会での結婚式はごく当たり前のことなのかな?

夜のミラフローレスはライトアップされた噴水と建物が美しく、きれいな街です。少なくとも新市街地で治安を心配する必要はなさそうでした。
セビッチェ8ソルの食堂
ホステルのスタッフに安い店を聞いたら、ここを教えてくれました。観光客向けというより完全に地元の人が集まる食堂で、少し入りづらい雰囲気もありましたが、こういう店のほうが安くてうまいはず。

今夜もクスケーニャで乾杯。620mlあってかなり飲みごたえがあります。

大好きなセビッチェを注文。やっぱり量が半端ではなく、さらにライスまでついてきて満腹確定です。それでいて8ソル(240円)と昨日の半額以下。やっぱり地元の食堂は安くてうまい。

この店のおじいさんがいいキャラをしていました。立派な髭を蓄えた気さくな方で、英語も話せます。料理は安くておいしく、ミラフローレスに来たらおすすめの一軒でした。

次にWi-Fiのある宿に泊まれるのがいつになるかわからないので、深夜までネットをしていました。宿の3階には街を見渡せるスペースもあり、キッチンも完備。かなり使い勝手のいいゲストハウスで、欧米人に人気なのもうなずけます。
