36日目 メキシコへ再入国

2015 アメリカ・中米
Catedral de San Cristóbal de las Casas
2015 アメリカ・中米

6時過ぎにメキシコへ帰る日本人を見送った。メキシコシティでの注意事項などをいろいろ教えてもらった。危険なエリアはあるが、それ以外は問題ないとのことで安心した。その後、7時前に迎えの車が来たので、自分も宿を後にする。

パナハッチェルのボート乗場でほかの乗客を待ってから出発。欧米人が4人と韓国人1人、自分合わせて乗客は6人と車内は4列シートなので全員窓側に座れる。欧米人にとってはかなり早朝だったのだろう。席に着くなりすぐに寝始めた。

2015_0704_0811

CA1。相変わらずのクネクネハイウェイ。路面状態はとても良いので、乗り心地はそれほど悪くはない。乗り物に弱い人はわからないが…。

2015_0704_0813-2

グァテマラ国境まではこんな風景ばかり。眺めは良いのだが、ほんとに風景が変わらなさすぎて飽きてしまう。

2015_0704_0813

標高3000m近いところを走っているので、海岸近くから来た人だと、高山病にかかることもありえる。

2015_0704_0826

08:30 給油休憩。朝御飯休憩ではないようなので、ガソリンスタンドの売店でお菓子だけ購入。
あらたに乗客が1人だけ乗り込んできた。

ここからは高速道路ではなく、片道一車線の普通の国道になった。もう国境まで大きな街はなく、時折小さな集落がある程度。

2015_0704_1142

道路脇にお店が急に増えてきたので、もうすぐ国境なのだろう。手荷物をすべて持ってグァテマラのイミグレで出国手続き。あっさり通過できた。

2015_0704_1304

11:50
徒歩の国境越えは、感慨深い。陸路での国境越えはあっても、バスで移動することも多いので、意外と少ないのでは?記念に写真を撮ってもらった。撮影禁止のマークはなかったので、大丈夫だろう。

メキシコのイミグレで入国手続き後、しばらく歩いて、別のワゴンに乗り換えて出発。10分ほど走ったところで昼食休憩のために国道沿いのレストランにとまった。

なぜかわからないが自分含めて、乗客は誰も食事をしなかった。レストランではメキシコペソへの両替もできたので、お金がないわけではないだろう。あまり綺麗な施設ではなかったので、美味しそうなものが出てこない雰囲気があったのでそのせいだろう。自分もここで食べるならもう少し我慢しようと思った。

2015_0704_1431

メキシコに入って右側通行に変わった。
建物や看板などはグアテマラとそれほど変わらないが、あきらかに景色が変わった。
国境までは山の尾根に作られた道を走っていたのでカーブも多かったが、
メキシコに入ってからは高原の上を走っているので、カーブとアップダウンがかなり減った。
先ほどまでのように車の中で常に左右に振られ続けられることもなく、
また車のスピードも出やすくなった。

途中、コミタン・デ・ドミンゲスという町の幹線道路沿いで少し大きなバスに乗り換え。
すでに多くの乗客が席に座っていて、最後に乗り換えた自分は、
運転手の横に座ることを認められたので、前の景色が眺められるのでラッキーだったが、
相変わらず景色は、森かトウモロコシ畑ばかりで代り映えしなかった。
それから2時間ほど、周囲の建物が増えてきてサンクリへ到着。
バスターミナルではなく、町の中心の公園前でバスは止まってくれた。
途中の休憩を含めてだが、約10時間が経過していた。

バスを降りた瞬間、「寒っ!」と思った。完全に油断してた。
サンクリは標高が2,240mで、パナハッチェルより700mは高いから、
少しは寒いはずだけど、それ以上に寒く感じる。
半そで半パンだったので、このままではまずい。
予約してた宿まで近かったので、チェックインして、
上着を着て、ズボンのすそ部分をつないで長ズボンにして、さっそく散策にでかけた。

2015_0704_1805
Real de Guadalupe

いかにも観光地という雰囲気。この通りのお店のほとんどが観光客向けのお店。たまにみかける原住民の人は、ほとんどが観光客目当ての物売り。いきなり俗世界に戻されたようで、少し寂しい感じもしたが、安堵感のようなものも湧いてきた。

2015_0704_1812
Real de Guadalupe

中心部から離れても人通りは減るが、ツーリスト向けのお店はしばらく続く。通りにあるベンチに座って談笑する旅行者の様子を見ていると、もうここは緊張感を持って旅するような場所ではなくなったようである。

2015_0704_1832
Miguel Hidalgo

この日が週末の土曜日ということもあってか、外国人の観光客よりもメキシコ人の観光客が多い。メキシコ人はグァテマラ人と比べて、陽気な雰囲気を漂わせている。

やっぱりグァテマラ人は先住民に限らず、シャイな感じではあった。冷たいわけではないし、不親切なわけでもないが、どちらかとえば陽気な国のほうが旅行していて楽しい気分になる。

先住民の物売りもグァテマラよりしつこくなったのはやや面倒にも感じるが、このぐらいがちょうど良い気もした。

2015_0704_1847-2
Thai Street Food

欧米人をターゲットにしているのか、インテリアがおしゃれなお店が多く、レストランのバリエーションも多い。メキシコシティでも、これだけ旅行者向けのお店が集まるエリアはないだろう。せっかくなので、しばらく見歩いて食べたくなった、タイ料理を提供するお店に入店した。

2015_0704_1847

ハイネケン 35ペソ 280円

2015_0704_1858

シーフードグリーンカレー 150ペソ 1,200円
食べたことのないようなグリーンカレーだったけど、
さっぱりとしたルーに、シーフードや野菜がたっぷり入って美味しい。
洗練された創作系タイ料理といった感じでしょうか。

支払いの時にチップ欄があったので、チップ15ペソ支払いました。
高かったけど、お店の雰囲気も良かったし、接客も丁寧、食事も美味しい。
たまにはいいお店に入ると少しテンションあがりますね。

2015_0704_2026
Catedral de San Cristóbal de las Casas

Plaza de la Paz。
夜になって人が減るどころか、逆に人が増えてきた。