ジャングルリバーボートクルーズ(パラオvol.5)

2013 パラオ
2013 パラオ

ゆっくり寝ていれば良いのに、日の出前に目が覚めてしまった。
午後はフリーな時間があるので、スノーケリングできそうな場所がないか、
ホテル周辺を散歩するが、10分ほど歩いてようやくビーチを発見。

椰子の木が南国っぽいくて良い感じ。
しかし、昼間だと有料っぽいし、ずっと遠浅な感じがする。
さらにすすみ、島の先端にあるICEBOX PARKへ。
徒歩15分ほどかかったが、ここなら泳げそうと判断し、ホテルへ戻る。

昼過ぎまでは、ジャングルリバーボートクルーズに参加する。
当初は、ダイビングスポットでスノーケリングというコースを予約していたのだが、
1日目のツアーガイドさんが、ダイビングスポットだと流れも早いから、
おそらく上から眺めているだけにさせられるんじゃないかということで、
それならおもしろくないし、2日間泳いでスノーケリングレベルなら、
沖縄のほうが綺麗という判断で、野生のワニに惹かれてこのツアーを申し込んだ。

ツアーはホテルから出発。
パラオで一番大きなバベルダオブ島へいき、最初は新首都へ向かう。
2006年にコロールから首都がマルキョクに移ったのだが、
そのマルキョクの人口はなんと200人しかいないらしい。
しかも、肝心の大統領もコロールから通勤しているというから、笑える話。

新しいだけに建物だけは立派で、中心にあるのが国会議事堂。
ホワイトハウスを模して作られたらしい。
訪れた日は日曜日だったので、ほんと閑散としていた。

それにしても良い天気すぎて、なんで昨日のスノーケリングで晴れなかったのか。
と思ってたら、この後ざっとスコールがありました。

車から降りて、5分ほど歩いた場所からボートに乗船。
ツアー参加者は年配の日本人ばかりでした。
まあパラオにきたらもっとマリンスポーツかアクティブ系ですよね・・・

前半はあまりワニは遭遇する確立がないので、
のんびりとボートは進んでいきます。
中盤を過ぎると、後方の船頭さんが川の様子を伺いながら・・・
運が良かったら5m近いワニも見れますよいうことで、
期待しながらボートはすすみます。

でた!
ボートに近づいてきます。

というのも、野生なのですが、餌をくれるのがわかっているようで、
船のエンジン音につられてやってくるそうです。

ジャンプ!
尻尾の推進力で、体の3分の2ほどジャンプしてきます。
お腹丸出し。

ちなみに、下腹部がワニの弱点のようで、
襲われるたら、下腹部を攻撃すると良いと言ってましたけど。
まあ無理ですね。

後ろ足まで水面から出てる。
ガイドさんがいじわるして、餌を遠ざけてます。
野生なのに間抜けだな。

いじけるといけないので、最後は水面上でやさしくあげてました。
なんだかこれで野生のワニを見に来たというのが、釈然としないな・・・

しかし、この顔、この目つきを見ていると、ほんと恐竜。
恐ろしいです。
このワニでも3m弱あります。

河口まででてきました。
海水と淡水が交わる場所が餌も豊富で、ワニもたくさんいるそう。
数年前に貝撮りをしていた人が5m近いワニに襲われて亡くなったようですが、
そのワニは捕獲されたそうです。

ここに来るまで、川沿いに民家がありましたが、
家畜やペットの犬が度々ワニに襲われるそうです。

このワニはイリエワニと呼ばれ、もともとはオーストラリア北部にいたものが、
はるばるパラオまで泳ぎついて、住み着いたということ。
なので、どこの海で現れてもおかしくはないと思うと恐ろしい話。
調べてみると過去に数件スノーケラーが襲われた事件があった。

帰りもまた同じワニがやってきました。
完全に飼いならされてますね。

見事にジャンプしてくれます。
結局、大きなワニは見ることはできませんでした。

レストランに戻ると食事が用意されていました。
ボートの出発前にBBQの準備が始まっていましたが、ほぼ燻製です。

この燻製がなかなかの美味でした。
ほかの参加者が年配の方で、残ってたので、3回ほどおかわりしました。
日本に戻ってからも燻製を試してみたいと思いました。

食後に椰子の葉で、作りました。
ナイフは使いましたが、葉っぱ1枚から作り上げたと思うと、嬉しくなります。
もともとは、籠などを編んだりするそうで、乾燥して茶色くなっても、日持ちするそうです。

レストラン前の小さな池で飼われている小型のワニ。
ガイドさんが捕まえて持たせてくれますが、口は輪ゴムでとめてあります。
こんな小さなワニでも噛む力はかなり強いそうです。

フルーツバットと呼ばれるコウモリも飼われています。
近づくと猫のように引っ掻かれます。
ん~下腹部はなかなかリアルです。

これにてツアー終了です。
ホテルには14時前に戻ってきました。

朝、下調べした場所に行こうと思いますが、
ホテルスタッフにおすすめの場所ないか聞きましたが、
泳げる場所はなく、逆に珊瑚で怪我したりするので、
やめたほうが良いと言われました。

とぼとぼ15分歩いて、アイスボックスパークまでやってきました。
透明度も高くないし、そもそも誰も泳いでいないので、
泳ぐにはちょっとためらいましたが、帰ってもすることないので入水。

げっ、結構濁ってます。
珊瑚も死んでるし、藻場が多いし、魚も少ない。
30分ほど泳いで周辺を探索しましたが、あまり良いポイントはありませんでした。
最後の海は消化不良で終わりました。

そんな中見つけたマンジュウイシモチ。
小型で、なかなかかわいい模様をしています。

せっかくシャトルバスのチケットを購入したのに、1回しか使ってなかったので、
コロールまででかけました。

夕食は、中華一番拉面館という中華料理屋さん。
観光向けレストランといよりは、ローカルの食堂っぽいですが、
やはり日本人は多いのか、メニューは日本語が併記されてました。

店の奥のほうで麺を手打ちされてましたので、麺類を注文。
太いコシのある麺は美味しかったのですが、
すっぱ辛い酸辣湯麺はちょっとあわなかったかも。

もちもちとした茹で餃子美味しかった。
7USDだったかな、20個ぐらいはいってるので安いですね。
もっと日本でもこの茹で餃子文化が広まってほしい。 

この後、コロールの中心街でみやげ物を物色しましたが、
パラオらしい土産はほとんどみつかりませんでした。
ちょっといいなと思った小物は、普通にグアムとかハワイとか書かれている。
名産ものはクッキーとお茶ぐらいでした。
人口2万人だけど、訪れる観光客は少なくないだろうし、
もうちょっと充実させて、収入を増やしたほうがとか考えてしまう。

明日は昼過ぎの便で帰るのですが、周辺で泳ぐ場所もないし、
いまさらプールで泳ぐ気にもならないし・・・。
ここでパラオ滞在が終わった気持ちになりました。