2月14日。今日はバレンタインデーですね。一人旅の自分には関係ないけど。
ペルーでもバレンタインはちゃんとあるようで、町中でバレンタイン用の花が売られています。
ティティカカ湖クルーズへ

そんな今日はティティカカ湖のツアーに参加します。昨日ホテルで申し込みました。昼食は含まれていませんが、30ソル(900円)と安いです。7時にホテルに迎えに来てくれて、船着場でボートに乗り換えます。

朝が早いので、最近朝食を食べる暇がありません。今日もスナック菓子です。でも夕食の量が多いので、これでちょうどよいのです。

ティティカカ湖は標高約3,810mにあり、富士山(3,776m)より高い場所にある湖です。船舶が運航している湖としては世界最高地点で、ペルーとボリビアにまたがっています。標高が高いだけあって晴れると空が深く青く、その色が湖面にそのまま映り込んで、湖全体が真っ青に染まります。
ボートは屋上に出られる仕様になっています。意外と船のスピードは遅く、のろのろと走っていきます。でも船外で湖を眺めるにはちょうどよい天気です。もしかすると船外で景色を眺めるために、わざとゆっくり走ってくれていたのかもしれません。
ウロス島、トトラで作られた浮島へ

まずはウロス島へ到着。ひとつの島ではなく、トトラという葦でできた浮島の総称です。大きな島には学校まであるようですが、今回立ち寄ったのはほんとに小さな島でした。

ガイドと島の住民が島について説明してくれました。

まずは湖でとれたカラチという魚を見せてくれました。ティティカカ湖固有の魚で、主にスープの食材として使われるそうですが、小骨が多くて食べるのに苦労するのだとか。

島の作り方についても説明があります。トトラという葦を重ねて土台を作り、その上にさらに葦を積み重ねていきます。底の部分が腐ってくると新しい葦をかぶせていく仕組みで、島の寿命は10〜15年だそうで、500年以上この作業を繰り返して水上での生活を続けているそうです。
後から調べてわかったのですが、もともとはインカ帝国から身を守るために、いざというときには船で引っ張って島ごと移動できるようにしていたそうです。ご近所とけんかしたときにも切り離してお引越しできるとか。

最後はトトラで作られた小さな家や人形まで見せてくれました。ミニチュアとはいえ精巧な作りで、思わず笑みがこぼれます。

訪れた島には7棟ほどの家があります。本当にこんな小さな島に住んでいるのが不思議でなりません。
収入源のひとつとして観光客向けのお土産販売があるようで、観光客が来ると子供たちも総出で手伝います。

刺繍したタペストリーやトトラで作ったバルサという小船のミニチュアなどを販売していました。みんな何かしら買っていましたし、自分も思わず欲しくなりましたが、あと1ヶ月以上旅を続けるので壊れそうでやめました。

小学生くらいの男の子はぜんぜん手伝いませんね。難しい年頃なのでしょうか。

女の子はちゃんと手伝っているのに。なんか日本と似ているような、似ていないような(笑)

実際にバルサというトトラで作った小船に乗せてもらいました。10人ほど乗ってもぜんぜん大丈夫です。

少女に漕いでもらってちょっと申し訳ない気持ちになりましたが、最後にちゃんとチップを集めていました。1ソル(30円)だけ払いました。

次はタキーレ島を目指します。天気がよいので屋上に出て、日向ぼっこしながらの移動です。標高3,810mの高地とは思えないほど、日差しが心地よいですね。
タキーレ島トレッキング

タキーレ島に到着しました。プーノから約45km、チチカカ湖に浮かぶケチュア民族の島。ここから街中までしばらくトレッキングをするようです。

船着場を振り返ると、意外と水が透き通っていて驚きました。大きな湖なのにこれほど透明度が高いとは思いませんでした。

タキーレ島は大きな島です。段々畑や民家の間の道をのんびりと歩きます。行きの坂はそれほどきつくありませんでした。後から気づいたのですが、帰りの大きな港への道は急な階段できつかったので、行きは坂が緩い道を歩かせる配慮があったのでしょう。

ほんと天気がよくて良かった。曇りだったらぜんぜん楽しくないかもしれませんね。標高が高い分、空が近くて青い。これだけ晴れるのは南米に来て初めてです。

標高が高いので日差しがないと寒いのですが、逆に日に当たると紫外線が強いだけにかなり暖かい。歩いていると暑いくらいです。さっきまでフリースとジャンパーを着ていたのが嘘みたい。

石のゲートがあります。ここが町の境界線なのかな。これから町の中心部に入っていきます。

広場からの眺めです。ティティカカ湖は琵琶湖の12倍の大きさで、対岸が見えません。
タキーレ島では老若男女を問わず日常的に編み物をしており、その織物文化は2005年にユネスコの無形文化遺産に登録されています。

広場ではこんな小さな子供までお土産の織物を売りに来ます。

時にはお姉ちゃんに甘えたりしながら、それでもたくましく生きています。

広場には世界各地までの距離を示すサインポールがありました。「TOKIO」と書かれた矢印の先には16,335km。想像のつかない距離ですが、ほかのどの都市よりも遠かったです。ほんと地球の反対側に来ています。
昼食はトゥルッチャ

広場近く、湖が見えるレストランで昼食です。昼食代金は別料金でしたが、そんなに高くなかったので一緒にとることにしました。トゥルッチャ(マス)かオムレツを選べます。いずれもスープとコカティー付きで18ソル(540円)。せっかく湖に来ているのでトゥルッチャにしました。肉厚でふっくら、塩味にレモンでさっぱり。これが本当においしかった。

しかしネイティブイングリッシュで話しかけられると一気に疲れてしまいます。周囲が会話を楽しむ中、早めにレストランを去り、広場でうろうろしていました。アジア人の英語くらいがちょうどよいです…。

しばらくすると集合の合図がありました。港への下りは一気に600段の階段を下っていきます。これが登りだったら相当きつかったはず。眺めは最高でした。

島で生活している人たちは、この600段の階段を重い荷物を持って登っていきます。感心させられますね。

港でひとりぼっちで歩いていた小さな子供。観光客に飽き飽きしているのか、にこりとも笑いません。それはそうですよね、毎日見知らぬ外国人がやってくるのですから。

プーノまでの帰りは約3時間かかるようです。もうちょっと早く進めないものでしょうか。欧米人は日向ぼっこが好きですね。自分も混じっていますけど。

日が陰ってくると一気に寒くなります。あえなく船内に撤収です。風も強く吹き始め、湖面が波打ってきました。
17時30分、ようやくプーノの船着場に到着です。宿が近かったので送迎車から一番早く降りることができました。降りた途端に土砂降りです。それにしてもこのツアー、30ソル(900円)は安い。天気がよかったから言えることかもしれませんがね。
ペルー最後の夕食とインカコーラ

雨はまだ上がりません。少し早めですが、昨日行ったお店に再び夕食に行きました。今日は時間が早かったので少し空いていますね。

明日はいよいよ2か国目のボリビアを目指すので、最後にペルー名物のインカコーラを飲みます。名残惜しいですね。

ソパを注文しました。スペイン語でスープという意味ですが、パスタが入っています。まさにスープパスタで、細麺はアルデンテに茹でられていて、牛肉入りのクリーミーなスープが最高においしかったです。ソパ7ソル(210円)、インカコーラ1.5ソル(45円)。また絶対に来たいお店です。

外に出るとにぎやかな音楽が聞こえてきました。雨は上がっていたので見に行ってみることにします。

カンデラリア祭のパレードでした。フォルクローレとはペルーの民族音楽・舞踊の総称で、プーノは「フォルクローレの首都」とも呼ばれるほど。毎年2月1日から14日にかけて開催されるこのお祭り、ちょうど最終日に立ち会えたことになります。

音楽だけならよかったのですが、甘いクリームのスプレーをかけ合うのです。まるでタイのソンクラーンのように…。

最初は観光客には遠慮がちでしたが、だんだんエスカレートしてくると、思いっきりぶっかけられます。

小さな子供たちもスプレーをかけ合って楽しそうに遊んでいます。タイのソンクラーンのように水だったらこの気温では寒すぎるので、クリームスプレーにしたのは正解ですね。

いつまで続いていたのかはわかりませんが、夜遅くまで結構盛り上がっていました。さていよいよ明日はペルーを離れます。
