【キュンパス 2日目①】新幹線乗り放題・長野→東京→秋田

東北地方
東北地方

キュンパス当日。

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宿のトイレにウォシュレットがついていないので、長野駅のトイレならウォシュレットあるだろうと、早めに出発です。

長野市の中心街は思ってたより昭和の町並みが残っていて面白かった。宿前の道を南へまっすぐ1.5キロほど歩くと長野駅につきますが、その間はスナックや飲み屋が目につきました。長野市は松本市と比較され勝ちですが、こういう歓楽街の多さを見るとやはり長野市の方が勝っている感じがしますね。

気温は予報通りだとマイナス5℃以下。まだ身体が暖まっているのと、風がないのでそれほどは寒く感じなかった。

長野駅

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朝5時半すぎに長野駅到着。昼間だと分かりにくいが、周囲が暗いほうが長野駅看板が目立ってわかりやすい。朝5時半とはいえ、県庁所在地の駅にしては人が少なすぎるのは、基本は車移動なんだろうね。

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在来線側の改札は空いてたので、改札内のトイレに行ったけど、ウォシュレットは無し。
新幹線側の改札はシャッターが閉まっていたが、乗換改札は開いていたので、そのまま新幹線側のトイレに行くとウォシュレット完備でした。

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5時30分ごろに新幹線改札もオープン。

ここであらためて、今回使用するキュンパスについてですが、JR東日本管内の新幹線を含めた全列車が平日一日乗り放題で、10,000円。座席指定は2回までできます。全席指定の新幹線や特急列車があるので、いかに指定をとるかが鍵になります。全席指定の新幹線の一部区間は特例としては、座席指定がなくても空席を利用できることができます。

今回は座席指定の2回分を使って、東京駅から秋田駅間の全席指定のこまち号を往復予約してあります。
今日の宿泊地は仙台です。重複区間が多くなりますが、再び東京駅から仙台まで戻る予定です。

無題15
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新幹線は早いけどやっぱり高い。熊谷までは運賃より特急料金が高くて、その後は運賃のほうが安くなる。運賃は長距離になるにつれ安くなるのだが、新幹線料金のほうが長距離になるにつれ安くなる割合が高いということか。これは知らなかったな。

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東京行きの始発列車あさま600号でまずは東京に向かいます。12両のうち9両が自由席と通勤需要が高いことが伺えます。高崎までの間で通過するのは安中榛名駅のみで、軽井沢駅まではすべての駅に停車します。

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なんとホームのそば屋さんが朝5時30分から営業してました。さすがそばの本場です。すでに2名ほどのお客さんが暖かいそばをすすってましたが、美味しそうでした。部屋でカップ焼きそば食べてきたことを後悔。

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ようやくあさま600号が入線。
すでに外は明るいので、外の景色は楽しめそう。

北陸新幹線 長野駅→東京駅

あさま600号 自由席

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長野駅 06:02発

北陸新幹線はすべてE7系、W7系の運用。北陸地区の雪対策と勾配対策に特化した新幹線で、ほかに上越新幹線でも運用されています。
2015年に金沢まで延伸された時に運用が始まったイメージがありましたが、その前年の2014年から運用されていました。
JR西日本カラーの青の新幹線がJR東日本管内で完結するのにはなんだか違和感を感じてしまう。

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途中から混雑しそうなので、先頭車両の一号車に乗り込むことにします。

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先頭一号車は長野駅からは5名で出発です。東京方面に向かって右側が2名席、左側が3名席なので、東海道新幹線とは逆の設定になる。とりあえずは、2名席の窓側に座る。

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定刻通り06時02分にスムーズに新幹線はスムーズに加速し始めた。ドアが閉まる音も聞こえないから、あっ出発したのかという感じだった。それにしても新幹線ってこんなに静かだったんだ。

今まで新幹線に乗ったことはあるが、家族で帰省、友人と旅行、仕事の添乗業務とひとりで乗ったことはなかった。だから今回の新幹線旅が楽しみだったのかと府に落ちた。ある意味、始めての体験。

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東の空が赤く染まり始めました。東北北部以外ではおおよそ晴れの予報です。結果的にこの日を選んで正解でした。明日は全国的に雨ですからね。

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景色が良いなあと思っていたら、この後長いトンネルに入った。五里ヶ峯トンネル15.1kmと国内第10位と長いトンネルで、長野駅と次の上田駅33.3kmのうち約半分を占める長いトンネルだった。

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上田駅 06:13着 06:14発

五里ヶ峯トンネルをでたところで、最初の停車駅の上田駅に到着。先頭車だけど、思ったよりたくさんお客さんが乗車してきた。長野駅で5名だったので、高崎あたりまでは空いていると思っていたのだが、通勤需要が高そう。朝一番の新幹線だからこそ需要があるのかな。月曜日の朝なので単身赴任の人が首都圏に戻る需要もあるのだろか。観光客っぽい雰囲気の人はわずかで、ほぼ通勤者だったと思う。

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朝日が当たってきて山が赤く染まる。奥には白い山が見えるけど、この一体に標高の高い山はないので、白い山はおそらく北アルプスだろうか。手前の川は千曲川。あっという間にまたトンネルに入る。

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上田駅と佐久平間もトンネルが続く。このあたりは千曲川が流れていて、山ばかりで平地もあるはずだが、トンネルが多いのは、長野オリンピックに合わせるために土地買収に時間をかけるよりトンネルでぶち抜いた方が早いと判断したからだろうか。
北陸新幹線以前は、長野新幹線と呼ばれ、1998年長野オリンピックの前年の1997年に高崎駅~長野駅間が開業している。当初の計画では、軽井沢駅~長野駅間は、山形新幹線や秋田新幹線のように在来線を走るミニ新幹線で計画していたそうだが、長野オリンピックが決まったことにより、フル規格の新幹線で急ピッチで開業させたという経緯がある。

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次の駅は佐久平駅。名前の通り佐久平と呼ばれる盆地にあるので、トンネル区間がなくなり、ようやく車窓が楽しめる。

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標高2568mの浅間山が見えてきた。
周囲の山に比べて山が白いのは富士山と同じく、浅間山には樹木ないからです。

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佐久平駅 06:24着 06:24発

佐久平駅が近づき速度が落ちてきたのでゆっくり浅間山の写真が撮れる。
佐久平駅からは上田駅より多くの乗車があり、7割以上の座席が埋まった。

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佐久平駅をすぎると線路は北上していき、浅間山の南東部に回り込むので冠雪した浅間山には朝の日差しが入りとても美しい。すでに浅間山側の窓側席はすべて埋まっていたので、デッキの窓から眺めています。

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軽井沢駅 06:33着 06:44発

浅間山を眺めているうちに軽井沢駅に到着。ここでほぼすべての座席が埋まった。先頭車でこの状況だから、乗車しやすい中ほどの車両だと立ち客もいるだろう。

交通の難所 碓氷峠

軽井沢駅をすぎると左に大きくカーブを描いて、そのまま長いトンネルに入ります。まずこのカーブですが、新幹線ではありえないほどの急カーブで、軽井沢を通過する新幹線も速度を110km/hまで落とさなければなりません。軽井沢駅から先はミニ新幹線で速度が出せないという事で設計されたのでしょう。

このトンネルは碓氷峠と呼ばれる交通の難所です。標高の高い避暑地の軽井沢から、関東平野を結ぶこの区間はこの区間は急勾配区間。在来線だったころには峠を登るために特急列車に電気機関車を二両繋げて走行していたこともあったほど。

いまでは新幹線が単独で時速200㎞の高速走行で坂を登りきるのだから、文明の進化は凄いなあと感じるが、実は下りのほうが大変だったようです。坂が急すぎて安全に停まるために速度を上がりすぎないように、車で言うエンジンブレーキのような抑制ブレーキが装備されている新幹線車両じゃないとダメらしいです。

次の安中榛名駅は通過しましたが、この安中榛名駅は勾配区間の途中にあるので、登りの場合は停車すると加速できずに軽井沢駅までは170km/hまでしか出せないそうです。

この碓氷峠の在来線区間、軽井沢駅から横川駅間は第3セクターに移管されること無く廃止されてしまい、いまでは路線バスが運行されています。鉄道は勾配に弱いため、翻弄されてきたことが伺える区間です。

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関東平野の北端にでてくると大きく右に曲がり、南下し始める。高崎手前でもまだ浅間山が見える。過去に何度か在来線で通っているが地上区間を走るので浅間山は見えなかった。高架区間の多い新幹線ならではの眺め。

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デジタルズームなので解像度は厳しいが、浅間山がはっきりと見える。周囲と比べて浅間山が真っ白なのは、周囲の山に比べて浅間山には樹木がないから、行きがはっきりと見えるからである。

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高崎駅手前で上越新幹線と合流。30年以上前になりますが、中学生のころひとりで上越新幹線の長岡駅から上野駅間は乗ったことがあります。まあ、ほぼ覚えてないですがトンネルが多かったことは覚えています。

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高崎駅 06:49着 06:50発

高崎駅では大半の人が降りていったが、それを上回る人が乗ってきて、あっという間に座席は埋まり、立ち客がでるほど。これほどまでに通勤として新幹線が使われていることに驚いた。さすが首都圏の人の往来は関西とは比較になら無いほど大きいですね。

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ここに来てようやく新幹線の本気を出してきて、北陸新幹線および上越新幹線の最高速度275km/hで快走する。次の停車駅は大宮駅なので、本庄早稲田駅と熊谷駅を通過します。

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日本最大の平野、関東平野を南下していくので、大宮駅まではアップダウンもカーブもなく快適です。

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西の方角には富士山の頭が見えてきました。富士山見れると嬉しい観光客は周囲には見当たりませんね。

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富士山も今年は雪が少なかったそうですが、ここにきてまた真っ白になったようです。冬の始まりより、2~3月ぐらいのほうが南岸低気圧が通過することが多く、わりと後半に雪が積もることが多いです。

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東北新幹線の線路が合流してくると、まもなく大宮駅に到着です。

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大宮駅 07:14着 07:15発

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大宮駅すぎてもまだ富士山見えてます。大宮駅から先は町中を縫うように線路が敷かれていてカーブも多く、また建設時に騒音問題などで揉めたので速度制限が厳しく、最大でも110㎞/hと在来線よりも遅くしか走れません。そのせいなのか、大宮駅で7割のお客さんが降りていきました。新宿・池袋方面にいくなら、大宮駅から湘南新宿ラインで行った方が早そうです。

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荒川駅を渡ると東京都へ入ります。相変わらず遅い速度でしか走れない新幹線。リニア新幹線を大深度で作れるなら、この区間も検討した方が良いのではと思えるほど。だって倍以上の速度で走れるますからね。

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西日暮里駅付近
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上野駅 07:34着 07:35発

日本唯一の地下にある新幹線駅の上野駅。ここでも残りの大半が降りていき、東京駅までの乗客は残りわずかだったのは、以外でした。

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神田駅付近

地上に出てくると、新幹線の上には上野東京ラインの高架下にでてきます。新幹線よりも後から開業したからですが、よく作ったなあと思います。JR東日本は様々な路線の直通運転が多く、利便性で優位に勝負している様子が伺えます。

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真上を走っていた東京上野ラインが真横にくると、もうすぐ東京駅。

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東京駅 07:40着

20番線は丸の内のビル群が背景になるのでいいですね。

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到着12分後には、はくたか号として出発していきます。東北新幹線、上越新幹線、北陸新幹線あわせて東京駅のホームは4つしかないので、ほぼ4分おきに到着と出発を繰り返していくのでホームはかなり慌ただしいです。

東京駅で色んな新幹線にワクワク…

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到着後に降車、車内清掃、乗車完了までを12分でこなさなければなりません。車内清掃が終わって乗車できるようなるのは出発の数分前なので、たくさんの乗客がホームで待たされることになります。

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なかなか行き先がカオスですね。東北新幹線、秋田新幹線、山形新幹線、上越新幹線、北陸新幹線。それぞれ種別によって停車駅も違うから、事前に自分の乗る列車を調べておかないと大変なことなりそう。

約1時間あるので、少し東京駅をぶらぶらしてきます。

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東京駅丸の内口。

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東京駅で降りるのは20年ぶりぐらいかな。湘南新宿ラインや東京上野ラインの開通、東海道新幹線の品川駅開業によって、東京駅を降りる機会も減りましたから。確か駅前の丸ビルが開業した時あたりだったと思う。まだ周囲には高い建物がほとんどなかったから、ほんと変わってしまっている。
東京駅の建物を撮るには、午前中はもろに逆行になるので、ダメですね。今日の夜にもう一度来るので、また新幹線ホームに戻ります。

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08時08分 やまびこ127 E2、つばさ127 E3 仙台行き

新幹線が連結しているのを間近で見るのを始めてみました。
手前が山形新幹線、奥が東北新幹線のリバイバルカラー。
特に東京駅で離脱することはないけど、人気のようで、老若男女問わず撮影する人がたくさんいました。

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実際にこれだけ違う顔と色をした新幹線が並ぶとカオスですね。
普段みかける東海道新幹線は真っ白のN700系ばかりですからね。

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いわゆるノーズといわれる長さもこれだけ違う。
主に速度によってトンネルでの空気抵抗を減らすために鼻の長さが変わるそうです。
左上の山形新幹線用275km/h運転のE3系が6m。
右上の275km/h運転のE2系は9m。
下の320km/h運転のE5系は15mと車両の半分以上がノーズ。

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乗車するこまち9号が表示されてます。はやぶさ9号とあわせて17両と新幹線の車両数としては日本一。しかしこまち号が在来線を走る関係で車両が短いので長さは401mとなり、東海道山陽新幹線の16両の長さ404mより少し短くなるそうです。

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お隣りの22番線ホームにE6系が停まっていました。08:48発のやまびこ号です。
秋田新幹線のみの運用かと思っていたけど、東北新幹線完結でも運用されているらしい。

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乗車する新幹線が入線してきました。
まずは新青森行きのE5系はやぶさ9号部分。

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続いて、赤色のE6系こまち9号がお出ましです。

東北新幹線 東京駅→(盛岡駅)

こまち9号 指定席

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赤の車体のこまち号はカッコいい。
赤色がかっこいいと思うのは、フェラーリかなんかの影響なんでしょうか?
近鉄特急のひのとりも人気ありますよね。
E6系のノーズの長さは13mとE6系に比べると少し短いです。
E5系と同じく最高速度325km/hですが、車体幅が小さいから短めなのかな。

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ほんと16分刻みでダイヤが組まれてますね。ほんと遅延とかあったら大変そうです。
複雑なダイヤが組むことが前提で、東海道山陽新幹線とは別の運行システムを採用してるとのこと。
ホームアナウンスで、乗車するこまち9号、はやぶさ9号の座席はすべて売り切れてると案内されてました。
しかしよく一週間前に窓側の座席が予約できたもんだ。

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こまち号は2席×2席です。在来線仕様で車両の横幅が狭いので、シートの幅が広いわけではありません。東京駅出発の時点で7割りほどの乗車率。

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東京駅 08:40発

乗車し終わったらあっという間に動き出しました。
上野駅では、少し乗車がありました。
先ほども触れましたが、東京駅~大宮駅間は110kmの速度制限があります。

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埼京線北赤羽駅付近

荒川の南側を流れる新川岸川沿いはマンションだらけ。

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埼京線武蔵浦和駅付近
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大宮駅 09:04着 09:05発

大宮駅でたくさんの乗客が乗り込んできて、完全に満席になりました。
JR東日本の新幹線駅の中では、東京駅につぐ第2位の乗降客数がある駅です。

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上越新幹線・北陸新幹線の線路と離れていきます。
ここからが自分の初の乗車区間です。

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関東平野の北東端にあたる那須塩原付近までは高架区間が続くので眺めがとても良いですね。

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はやぶさ号の大宮駅の次の停車駅は仙台駅です。
小山駅、宇都宮駅、那須塩原駅、新白河駅、郡山駅、福島駅、白石蔵王駅、計7駅を通過していきます。
はやぶさ号は東北新幹線の最優等列車で、東海道新幹線のぞみ号のような立ち位置。
新横浜から名古屋まですべて通過していくような感じですね。

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日光連山がよく見えます。

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宇都宮の市街地が近づいてきました。
宇都宮市の中心部は駅前ではなく、2キロほど西側にいった赤い鉄塔のあるあたりです。

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北関東最大人口50万人超えの宇都宮駅も通過。

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宇都宮を超えると建物がなくなり、急に自然が多くなりました。

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宇都宮からは速度制限がなくなり、盛岡駅までは国内最高速度の320km/hで運転が可能になります。

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那須高原側から見る那須連峰。中央の一番白い山が主峰の茶臼岳1,915m。

このあたりで関東平野が終わり、トンネル区間が増えだします。

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新白河駅付近からの那須連峰。
左が茶臼岳1,915、中央の一番高い山が三本槍岳1,917、右に独立した白い山が旭岳1,835。

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郡山駅付近

安達太良山1,728mは雲に覆われています。

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福島駅手前。
左は安達太良山1,728m、右は吾妻連峰。

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福島市は吾妻連峰が近いですね。
中央は円錐形の山が吾妻小富士1,707m、右の白い山は一切経山1,949m。
吾妻連峰最高峰の西吾妻山2035mは、ここからは見えません。

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福島駅付近

福島駅から伸びる山形新幹線のアプローチ線。
福島駅から秋田駅まで続く奥羽本線へ合流していきます。

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蔵王連峰は雲の中かな。
すでに仙台市に入っていました。
北陸応援割の発売があってスマホに集中力してたら、もっとも近い白石市付近で蔵王連峰見損ないました。
帰りにみえるといいなぁ。

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在来線の仙台駅ひとつ手前の長町を過ぎると大きなカーブを描いて仙台駅に近づいていきます。
当然速度も早めに落とすわけですが、仙台駅はすべての列車が停車するのでネックにはなりません。
通過してきた宇都宮、郡山、福島に比べても、ビルの多さが際立ちますね。
さすが人口109万人、東北最大の都市です。
今晩の宿泊地でもありますが、今日2回も素通りする予定です…

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仙台駅 10:15着 10:16発

はやぶさ号だと、東京からわずか1時間半とほんと早い。
仙台駅で4割りほど降車がありましたが、乗車する人も多く再び満席になりました。
車内アナウンスでも、この先すべての座席で売り切れていると案内がありました。

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仙台平野は仙台市の北側に広がる盆地。
仙台駅を出発してしばらくすると、建物が何もなくなります。
この景色の変化を体験できるのも新幹線ならではですね。

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320km/h手前で快走していきます。
カーブの少ないので揺れもないのですが、たまに不安になりますね…
この速さで事故でも起きたらシャレにならんな。
飛行機のほうが速いけど、空に浮いているだけ何かに影響を受けずらい。

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日本にはまだまだ土地があるなぁと感じる風景。
三陸沿岸を莫大なお金をかけて防波堤を作ってかさ上げしなくても、
このあたりに移住すれば良いのにと思ってしまいます。

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くりこま高原駅は通過待ちの待避線がないので、
目の前を本線が320km/hで通過する東北新幹線を見ることができます。
恐ろしいだろうな。

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予報通り天気悪くなってきましたね。
栗駒山は雲で見えないっぽいですね。

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水沢江刺駅付近
このまま盛岡駅まで320km/hを超えることはありませんでした。
遅れた時に回復運転させる余力を残しているのかな。

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奥州山脈と北上高地に挟まれた北上盆地。
このあたりは特徴的な山も少ないので、山の名前は分からないけど、
奥州山脈の一部です。
このあたりの水沢市から盛岡市の先、八幡平までは何年か前にレンタカーで走ったことがあります。

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第二北上川橋梁。
東北を南北に流れる北上川。
もうすぐ北上市ですが、北上展勝地と呼ばれる桜の名所があり、4月に訪れたときは満開でした。来月には桜が咲くとは思えない寒々しい景色です。

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盛岡駅 10:55着 10:57発

大谷翔平と出身校のある花巻の次の駅は岩手県県庁所在地の盛岡駅。
見えている西口は盛岡の市街地と反対側です。。
ここで後ろのはやぶさ号と切り離します。
この切り離し作業がなかなか人気らしいのですが、先頭のこまち号が先に出発するので見ることは出来ません。

秋田新幹線 (盛岡駅)→秋田駅

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盛岡駅を過ぎるとアプローチ線を使って地上部分へ降りていきます。
ここからが秋田新幹線です。

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ローカル感溢れる風景。
秋田新幹線といっても、実際は田沢湖線という在来線を走ります。
田沢湖線は単線のローカル線であまり線形もそれほど良くありません。

新幹線開業前の首都圏から秋田市へのメインルートは福島駅から北上する奥羽本線でしたが、
秋田県は隣りの岩手県との結び付きが強いということで、盛岡駅へ繋がる田沢湖線を選んだようです。

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いきなりの銀世界。
とうとう線路との間に柵もなくなりました。

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わずか2時間半前の東京駅前の風景との違いに唖然とさせられます。
これも新幹線の醍醐味ですね。

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盛岡駅~田沢湖駅間は奥羽山脈をまたぐ仙岩峠と呼ばれる峠区間。
これで速度で特急料金払えと…言いたくなりますね。今回は払ってないようなものだけど。

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川を越え~
このぐらいの速度のほうがゆっくり景色が眺められて良いかも。

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登り勾配区間でついには60km/hを下回りました。

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大池沢信号所

トンネル前の信号所で、上りのこまち号の通過待ちのために停車。
さすがに豪雪地帯とあって雪深いですね。
この先の仙岩トンネルが峠の核心部分です。
現在、この峠区間が高速化と天候のネックになっているとのことで、
新しいトンネルを掘ろうという計画が持ち上がっています。

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トンネルを抜けても雪国でした。
雪が少しちらついてきましたよ。

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速度はでてないけど、この区間除雪費用として特急料金を払ったことにしましょう。

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田沢湖駅 11:28着発

峠を降りると田沢湖駅。人気の乳頭温泉への最寄り駅です。

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もう少しだけ奥羽山脈の山間部を走ります。

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角館駅 11:41着 11:42発

みちのくの小京都と呼ばれる角館駅。

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横手盆地を快走。おそらく田んぼだと思われます。
在来線の最高速度130km/h近く出ていますが、
関西では新快速がこの速度で走っているので特に早いと感じないのが悲しいところ。
ほんと新快速がおかしいんですよね。

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白銀の世界を走る赤いボディのこまち号を外から見てみたいなぁ。

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大曲駅 11:52着 11:54発

夏の花火で有名な大曲。自治体名は大仙市です。
たまたま駅名の通りになってしまうのですが大曲駅を過ぎると、
新幹線はスイッチバックといって逆方向に進み始めます。
最終の秋田までは1駅だけなので、特に案内はないので座席はそのままでした。
わずか1駅といっても30分以上ですからね…

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大曲駅を出発してすぐに渡る玉川。
この川をさかのぼると、乳頭温泉、玉川温泉があります。
いづれも名湯なので一度は行ってみたいです。

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徐々に雪は少なくなり、雨が降るようになってきました。
海が近いと雪が少ない説。

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和田駅

上りこまち号との行き違い待ち。
大曲駅と秋田駅間はかつての大動脈ということで複線化されていますが、
片方のみを新幹線サイズの標準軌に改良して、線路幅が違うので新幹線は走れません。

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秋田駅 12:30着

東京駅から4時間弱で秋田駅に定刻通り到着。
雨に濡れて赤いボディが際立ってかっこいい。
14:14発のこまち32号で戻りますので、秋田駅での持ち時間は2時間弱です。

路線名区間/時刻時間種別
JR北陸新幹線長野 06:02 → 東京 07:40 1:38あさま600号
JR東北新幹線
JR秋田新幹線
東京 08:40 → 秋田 12:30 3:50こまち9号
【秋田 昼食】
JR秋田新幹線
JR東北新幹線
秋田 14:14 → 東京 18:043:50こまち32号
【東京駅 散策】
JR東北新幹線東京 19:00 → 宇都宮 19:530:53なすの267号
【宇都宮 夕食】
JR東北新幹線宇都宮 20:25 → 仙台 21:381:13やまびこ219号
【仙台 宿泊】
交通費JR東日本キュンパス10,000円
飲食費秋田・秋田港2,596円ご馳走づくしランチ 1,518円
60分飲み放題 1,078円
飲食費宇都宮・香蘭880円牛タン定食4枚 2,904円
仙台トク旅ポイント2,904円利用
宿泊費仙台ビジネスホテル駅前1,600円シングル 食事なし
仙台トク旅プラン
じゃらんクーポン2000円利用
合計15,076円