2024 与論+沖永良部 vol.8|沖永良部島ぐるっと一周後半

田皆岬
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昨日に引き続き、沖永良部島の北西にある田皆岬にやってきました。昨日は夕方近くで太陽が傾いていたので、太陽が最も高くにいる南中時間を狙ってきました。

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青い~。どんな青い色とは例えが難しい。濃くもなく淡くもなく…。これぞ沖永良部島ブルー。やはり昨日とは海の色が違いますね。

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昨日は影になってて分からなかったが、海との境目部分が白っぽくなっている。石灰岩が海のなかでは汚れていない状態を保つことができるのか。

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浅い部分のこの独特の色合いは石灰岩の白さと、海の青さが混じりあった色だったのかな。

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緑一色の芝生の先に広がる広大な碧い海と青い空。このロケーション素晴らしい。秋には芝生が茶色くなるから、この時期の特典です。

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断崖絶壁が続く沖永良部島の北側。南側の緩やかな海岸線とは真逆。日本列島の日本海側と太平洋側と似ている。

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写真だとここから海面までの高さが51mあるという恐怖感は伝わらない。インスタ映えの反対みたいな….。こういう時って、ドローンで海側から撮ってみたくなりますね。

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沖泊漁港から一台のボートがやってきた。遊覧船があるという情報はなかっけど。もっと観光客がいたのなら、そういうサービスがあったら良いとは思う。現状はこの観光客の少なさではかなり厳しそう。

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ダイビング船のようでした。写真には写らなかったけど、すぐ近くをウミガメが通っていきました。

沖泊海浜公園

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スノーケリングスポットとされていた沖泊海浜公園。向かう途中でしたが、手前の道から全貌が見えて唖然。ここまで海岸線が引いてしまうものなんてすね。

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手前の漁港横ならまだ泳げそうではありますね。ただ防波堤に囲まれていて、エントリーする手段がなさそうです。

内喜名漁港

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今日は土曜日ということもあって、昨日に比べると車がたくさん停まっています。

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もはやリーフと呼べるとか分かりませんが、リーフエッジまで歩いてからエントリーしているようです。週末とあってか、けっこう賑わっていますね。午後から泳ぐ気満々だったのですが、微妙な感じですね。

半崎

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今日も半崎にやってきました。田皆岬と似たような雰囲気だけど、半崎のほうが視界が広がっているのと、崖の崩落がないので先端から切れ落ちているので迫力があります。

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田皆岬と似たような地形ですが、海の中の様子は違います。

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今回の旅行で一番印象に残っている景色。やはり真昼なので昨日とは海の青さが違いますね。左の小さな島は黒岩という名前ですが、別名軍艦島と呼ばれているそうで、第二次世界大戦時、アメリカ軍が軍艦と間違えて砲撃したという逸話も残っているそうです。

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ワンジョビーチ

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沖永良部島で一番のスノーケリング、海水浴スポットといわれるワンジョビーチ。堤防脇の道路沿いにずらりとクルマが停まっています。

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駐車場には海から上がってきた人がたくさんいて、撤収作業をしていました。午前中は賑わっていたようですが、潮が引きすぎて泳げなくて上がってきたようですね。まるでプールのように、長方形のタイドプールが出来上がっています。こどもが水遊びするにはちょうど良さそうです。

西郷食堂

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良くみると予約で満席と書いてあるのに気づかずに、ドアをがらっとあけると、OKとのことでした。ほんとラッキーです。

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伊勢海老が有名なのですが、現在は禁猟期のため、活きた伊勢海老を使ったメニューは提供できないとのこと。金銭的に注文する予定はなかったので問題なし。

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さしみ定食 1,250円

いい意味で裏切られました。南国の島だから期待してなかったけど、どれも新鮮で身がはってて美味しかった!

ちびき、ふえふき、あおちびき、ひれながかんぱち、そでいか、おきさわら。沖永良部島で水揚げされたものを使用しています。どれも本州ではなかなかお目にかかれないもの。白ご飯をおかわりして満腹で気分も良くなり…。なんか満足しちゃって、もう泳ぐ気なくなりました。

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この堤防の奥には伊延港があり、南風で和泊港の発着が難しいときには、ここに変更されることがあります。

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西郷食堂の目の前にあるのが、西郷隆盛の上陸の地の碑。西郷隆盛は藩主島津久光の命に背いたため、島流しの刑になりました。その島が沖永良部島であり、上陸したのがこの地、伊延港です。

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NHK大河ドラマで放送された西郷隆盛を主役の『せごどん』。途中で見るのをやめたのですが、それが島流しの上陸シーンだったので、その時の情景が思い浮かびました。

これで昨日分含めて、島は一周し終わったのですが、お腹満腹で泳ぐ気持ちが無くなったこともあるのですが、それ以上に原付きバイクのツーリングが楽しかった。与論島よりも道路が綺麗だし、交通量も少なくて気持ち良い。このまま海岸を走りながら、一周することにしました。

沖永良部島西海岸

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昨日は伊延からフーチャまで幹線道路を使ってしまったので、通らなかったのですが、宿の掲示板で「絶景だった」とオススメして人がいたので、海岸線の道を通ってみました。

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前半は合間合間から海が見える程度でした。こういう光景も好きだけど。

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眼下に変わった海岸線の景色が広がります。こんなに引き潮によって海岸線が引くの?砂浜とか干潟では引き潮によって、干潟が出現率したりするのは知っていましたが、このような岩場でここまで海岸線が引いたことは見たことがなかったので驚きでした。沖合いのリーフエッジ付近が水面から顔を出してそこまで歩けることはあるけど、大概の場合はその内側は海水が残ってタイドプールのようになっています。

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島は少しずつ隆起しているというから、ここから海水が上がってくることがなくなるのか。それとも温暖化による海面上昇のほうが早くなるのか…

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この海岸線の引き具合がハンパない。大潮の干潮とはいえ、干満の中間地点から1mぐらいしか下げていてないので、かなり平らな場所なのがわかります。

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この岩のかたまり、流されてきたのか、これだけが削られず残ってしまったのか?

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下に降りていけそうな階段があったけど、途中で途切れていました。降りていけなくはなさそうだけど、帰りに登ることを考えるとこれは無理だ。

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違和感なくみてたけど、ここ西海岸なんですか。沖永良部島は東西に長い島で、地図でいう上を北側という認識でした。上側を西というのが島の認識なのかもしれませんね。北に本土、南に沖縄との関係を考えると、その方がしっくりきますね。

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眺めの良さそうな場所があれば、バイクを停めて、ふらっと歩いていけます。西海岸の最後に一番の絶景が待っていました。

泳がずにここに来てほんと良かった。あまり有名なスポットではないけど、ここは来るべき!スポットでした。

完全に昨日と重複するけど、そのまま島の北部をまわります。

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昨日も訪れた潮吹フーチャ。穴は海と繋がっているけど、それを写真で伝えるのは難しい。穴に近寄りすぎると海が見えなくなる。

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潮吹き洞窟穴よりも、この風景が圧巻。珊瑚が隆起して雨水で削れたものだし、他でも見たことはあるけど、ここまでの規模は見たことがない。過去に4つの潮吹き洞窟があったというから、この中に下が空洞になっている場所があるのかもしれない。

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海際まで歩道が舗装はされているが、柵などはない。穴のようなものがあるので以前はあったのだろう。

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時々ウミガメが息継ぎに水面上に顔をだしてくる。10分ほどの間で3匹ほどみかけた。沖縄では感じなかったが、与論島、沖永良部島ではウミガメは当たり前のように見かける。

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北海道の礼文島みたいな風景。正面に利尻島ではなくて徳之島です。

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大半は緑に遮られて海は見えずらいけど、緑と海と空の青のコントラストも綺麗ですね。気持ち良く原付きツーリング。このあたりの海岸線は、白くなっている色の違いが良く分かりますね。海に近づきたいけど、樹木が遮っているので無理なようです。

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昨日も訪れたシャーシビーチ。何ヵ所か砂浜まで降りれる箇所があって、どこかシャーシビーチなのかは定かではありません。

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リーフエッジの先端で釣りをしている人がいました。北風の吹かない夏、そして大潮の干潮だからこそ出来る釣りですね。

リーフ内のタイドプールと現在の海面を比べてもかなり段差があるようです。自分もリーフエッジまで歩いていってみたかった。こういうことも想定して、半スボンじゃなくて、海パンでも良いかもしれませんね。

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今回のスケジュールは日中が干潮ばかりだったので、次は満潮のときに来てみたい。

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休憩と水分補給、明日の下見を兼ねて沖永良部空港にやってきました。

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与論空港に匹敵するぐらいコンパクトな空港です。小さな売店とその奥に食堂があります。当たり前ですが、エアコンが効いててとても気持ち良いです。

明日、一番早いバスが空港に着くのが08時48分。飛行機の出発が09時25分とわずか30分ほどしかない。空港行きのバスなので、間に合うように設定されてるはずなのですが、心配だったので空港のスタッフさんに確認したのですが、大丈夫とのことでした。

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ほぼ沖縄の自動販売機。シークワーサーソーダをがぶ飲みして、しばらくベンチで休憩。このから宿泊している和泊まで南下すれば、沖永良部島一周完了です。南国の真夏の日差しを浴び続けて、少し疲労感もでてきたことなので、あとは無理せずに宿周辺でゆっくりと過ごすことにしました。

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Aコープでお土産物を購入。サトウキビを原料とした黒糖関係のお菓子がほとんどです。お土産とは関係ないけど、販売している鮮魚も沖縄っぽい魚でした。おさしみで食べられるようなので、鮮度はあるようです。

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めんしょーり。何度も沖縄に訪れているなら分かりますよね。いらっしゃい!ようこそ!という意味です。沖縄本島はめんそーれ、石垣島がおーりとーり、宮古島がんみゃーちです。石垣島や宮古島よりも言葉が近いってことなのか?確かに距離も近いですしね。

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昼はたっぷりとお刺身を食べたので、がっつり肉系を食べたくなりました。評判の良さそうなお店を見つけて、17時のオープンにあわせて入店。

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口コミによると手羽先唐揚げが美味しいそうです。裏面には麺類とドリンク。

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ギョーザ500円、半唐揚げ380円、ライス大200円。

大きめのギョーザは濃厚だれで、ご飯がすすみます。手羽先唐揚げが特に美味しかった。皮がパリパリしてて、なかはジューシー。これは半人前にしてしまったのは後悔。カウンターに座っていたのですが、持ち帰りの電話注文がたくさん入っていたようで、常にたくさんの手羽先を揚げていました。

夕食を終えてまだサンセットに間に合う時間帯でしたが、近くのドラッグストアでビールとお菓子を購入して宿に戻りました。この時点で原付きバイクを返却しました。

旅が良かったと感じるためには余韻が必要だと思う。友人といっしょだとこの時間がないんですよね。それはそれで楽しいけど、あわただしく1日が終わって、また次の日がやってくる。ひとり旅の良さってこの時間を作りやすいことなのかと、最近感じますね。あとひとりだと朝早くから行動しているので、体力的にもゆっくりしたいというのは、あるかな。無理するとどこかで歪みが来るような歳になってますから。

エアコンの聞いた部屋でのんびりと過ごしながら、楽しかった1日を振り返りかえり、早めに休みました。

小さな宿でしたが、外国人の宿泊者も2組ほど見かけました。地方都市だけでなく、ほんとの地方にも外国人観光客が訪れてくれるのはありがたいことですね。

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