3日目。始発から動き出します!

駅前にある謎の石。実はこれ、夜になると光る。……というか今も光っているらしいけど、外が明るくてよくわからない。見た目は完全に石なのに、実際は強化プラスチック製。

丸亀駅05:15→高松駅05:53 普通・高松行き
今日も一番列車でまずは高松へ向かう。今日は少し雲がかかっていて光が弱いですね。

瀬戸大橋と同じ1988年に開業した、宇多津のゴールドタワー(高さ158m)。四国でもっとも高い建造物らしい。地上から3階、上部にも3フロアがあるだけで、その間は鉄骨にゴールドのミラーが貼られているだけという、かなり思い切った構造。

まだ6時前とあって、高松駅も人はまばら。改札を出ずに利用できるセブンイレブンは、すでに営業していた。

高松駅06:21→引田駅07:40 普通・引田行き(2両)
ここからは高松と徳島を結ぶ高徳線に乗って、香川県の東端・引田を目指す。高徳線に乗るのはこれが初めて。残念ながら、05:39発の一番列車には丸亀からの始発では乗り継げなかった。

セブンイレブンでサンドイッチを購入。もう少し時間があれば、昨日の味庄でうどんを食べたかったなあ。

高徳線はローカル線らしく単線。高松市内をいったん大きく西へ回り込んでから、東へ進んでいく。高松の中心部では高架区間になっていました。

高松市内の主要駅、栗林駅の手前で琴電琴平線と立体交差する。この先でも琴電長尾線と交差するが、いずれもJRとの直接の乗り換えはできない。
高松の繁華街は北の高松駅から南の栗林駅あたりに広がっているが、鉄道同士のつながりはあまり良いとは言えない配置。高松駅のときにも感じたけど、少し利用者目線から外れているようにも思える。

さすが屋島。南側から見ても、ほぼきれいな台形に見える。

屋島駅で特急うずしお2号と列車の行き違い。まだ利用者が少ないのか、編成は2両。単線区間では列車同士がすれ違えないため、駅や信号場などの複線部分で行き違いをする。

高徳線は瀬戸内沿岸の町を結んでいるが、海沿いを走る区間はほとんどなく、海が見える場所もわずかだった。

この車両に乗るのは初めてだが、転換クロスシートなのは嬉しい。高松方面とは逆方向ということもあって、乗客は次第に減っていく。

讃岐白鳥駅で再び高松方面の特急うずしおと行き違い。通勤時間帯ということもあって、特急とのすれ違いが多い。このうずしお4号は高松に08:13着と通勤にちょうどいい時間帯で、編成も5両と長め。日中に走る多くのうずしおが2両編成なのとは対照的だ。

もうすぐ終点の引田駅。香川県もいよいよ端に近づいてきた。県境を隔てる讃岐山脈もだいぶ近い。
高徳線は特急も多く走る路線ということもあって、枕木はコンクリート製。高速バスとの競争もあるので、できるだけスピードを出せるような造りになっているのだと思う。

終点の引田駅に07:40到着。跨線橋からの見晴らしがよく、しばらくそのまま眺めていた。
やがて徳島行きの特急うずしお3号が入ってきて、そのまま見送る。引田駅から乗車したのは2人だけだった。

乗ってきた列車は折り返し07:50発の高松行きになるが、発車間際になると一気に学生が乗り込んできて、車内は混雑していた。
2駅戻った三本松駅の近くに高校があったので、その生徒たちだろう。地方の鉄道は学生に支えられているんだなと実感する光景だった。

今回引田に来た理由は、tabiwa岡山香川ワイドパスで行ける香川県の東端だったから。実際には隣の讃岐相生駅まで行けるけど、本数がかなり少なく、現実的ではなかった。
引田は「風待ちの港」として栄えた歴史ある港町。江戸時代から続く醤油や酒造業で発展し、当時の町並みもよく残っているらしい。散策するにはちょうど良さそうだと思って下車した。

引田の町中には讃岐街道が通っている。徳島城を起点に引田へ至る、徳島藩の官道として使われていた道だ。阿波と讃岐を結ぶ重要な街道で、その終点が引田だったということは、当時この町が重要な拠点だったことがうかがえる。

江戸時代に建てられた住宅が3軒並ぶ町並みギャラリー。そのひとつ、泉家住宅主屋は登録有形文化財に指定されている。

「カフェ・ヌーベルポスト」。カフェ・ヌーベルポスト。旧引田郵便局の建物を活用したカフェで、「ポスト」という名前もその名残から来ているのだろう。当時の雰囲気がそのまま残っている感じがする。

「讃州井筒屋敷」は、引田が港町として栄えた江戸時代からこの地で醤油業や酒造業を営み、巨万の富を築いた豪商・佐野家の邸宅を、見学・交流施設として再生したもの。重厚な門構えからは、当時の勢いと財力がそのまま伝わってくるようだ。営業時間は10:00〜16:00。ここもまだ開館前だった。

「かめびし屋」は引田の歴史ある町並みの中でも、「べんがら色」に塗られた蔵が連なる景観で、ひと目でわかる存在感。
創業約260年の醤油蔵で、伝統的な「むしろ麹製法」による天然長期熟成にこだわり、まろやかで深い旨味の醤油を造っているらしい。製造工程の見学やテイスティングもできるのだが、残念ながら今日は臨時休業。事前にわかっていたとはいえ、やっぱり少しがっかり。

それにしても、この色はすごい。何人かのアーティストとコラボして蔵を改装したり、ピザ窯を作って醤油を使ったピザを開発したりと、新しい取り組みも行っているようだ。ぜひ一度、しっかり見学してみたい場所。

歴史ある街だけあって、神社やお寺がよく目に留まります。

引田港。引田漁港は別にあります。右手の海に突き出た山は引田城跡。大化の改新(西暦645年)後の防衛体制の中で、西暦667年ごろに築かれたとされる古い城で、瀬戸内海を一望できる景色が良いらしい。

小海川(左)と古川(右)の河口。海にまで迫る讃岐山脈の東端が見えていて、その先はもう徳島県になる。

引田漁港近くの空き地。堤防には「湾岸アート」としてたくさんの絵が描かれているらしいが、もう暑くて見に行く気になれない。日傘をさしていてもとにかく暑い。ここまで来るともう無理で、そのまま駅へ戻ることにした。アートもいいけど、こういう場所に荷物が散乱しているのは、もう少し何とかならないものかと思う。

引田は和三盆の里としても知られている。この地が砂糖の生産に適していたことから広まり、現在まで受け継がれてきた。和三盆は竹蔗(ちくしゃ)というサトウキビから作られる希少な砂糖で、口に入れると雪のように溶ける上品な甘さが特徴。「ばいこう堂」本店など、専門店も点在している。さきほどの讃州井筒屋敷では、和三盆のお菓子の型抜き体験もできるらしい。

2025年3月から使用されている、シンプルな駅舎の引田駅だが、高徳線を走る特急うずしおの多くが停車し、高松からの普通列車の大半もここで折り返す、意外と重要な駅でもある。

架線も屋根もない引田駅。空が広くて開放感がある。列車は3両編成と余裕があり、ワンマンではなく車掌も乗務していた。始発駅ということもあって、早い時間から車内を開放してくれていて、エアコンの効いた中でしばらく涼むことができた。JR四国はこういうところのサービスがいいなと思う。そのぶん乗務員は大変そうだけど。

やっぱり転換クロスシートはいい。景色に集中できる。

志度駅からは琴平電鉄志度線の線路がしばらく併走するが、始発の志度駅以外は駅がすべて離れている。高松駅や栗林駅でも感じたけど、少し利用者目線から外れているようにも思える。

讃岐うどんを食べに行くため、栗林公園北口で下車。左側に緑が多くて少し分かりにくいが、高架駅になっている。目的のうどん店は香川県庁の近くで、ここから約600m、徒歩10分ほど。

香川県庁が見えてきた。立派な建物だ。高さは113mで、21階には無料の展望室もあるらしい。あとから気づいた…。
うどん4軒目:めんや七福 高山店

「めんや七福 高松店」。香川県庁の少し南にあるお店。お昼のピーク前に到着。営業時間:平日10:00~14:30

牛肉ぶっかけを注文。最初は大にしようとしたが、「ほかのお店より量が多いけど大丈夫ですか?」と聞かれて中に変更。


中でもかなりのボリュームで、普通の店の2玉以上はありそう。大にしなくて正解だった。

コシと柔らかさのバランスが良くて、今回の旅で一番満足度が高い一杯だった。体感的には中でも3玉くらいありそうな量。
