2022 全国旅行支援スタート。飛騨高山の夕暮れ時。

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待ちに待った全国旅行支援が始まり、ついに近畿圏を脱出する計画を実行に移します。春過ぎからは近畿ブロック割で京都を満喫していましたが、他の地域への旅行は、正直、支援がないと高く感じてしまい、我慢していました。

今回の旅のメインは、以前からずっと行きたかった紅葉の焼岳です。なかなかタイミングが合わずにいましたが、今回こそは紅葉の見頃に間に合いそうなので、訪れることにしました。そして、久しぶりに立山黒部アルペンルートへも足を運びます。以前は立山から室堂まで4,000円弱でしたが、現在は値上げと相次ぐ割引廃止により9,860円と、以前の倍以上の運賃になっています。今回、旅行支援でお得なプランを見つけられたのは絶好の機会と思い、訪れることにしました。

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明日の焼岳登山のため、今日は飛騨高山で前泊します。特に予定もないので、朝9時頃に滋賀の自宅をのんびり出発。琵琶湖沿いの湖周道路から米原へ、そして国道21号線を東に進み、途中から北へ向かって飛騨高山を目指します。途中の長良川の清流に沿った堤防道路は絶景で、右手の山上にそびえる岐阜城を眺めながら、久しぶりの近畿圏脱出に心が躍ります。青空の下、気分も晴れやかです!

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せせらぎ街道

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「せせらぎ街道」は、郡上八幡と飛騨高山を結ぶ一般道の愛称で、いくつもの清流に沿って山間部を縫うように走っています。交通量も少なく、信号もほとんどないので、飛騨高山方面への移動の際にはよく利用します。

せせらぎ街道は標高が高い場所を通るため、場所によっては秋の訪れも早く、すでに紅葉が見頃を迎えていました。
ドライブ中は、鮮やかな赤や黄色のコントラストが美しく、両側に紅葉のトンネルが続きます。
時折現れる滝や清流のせせらぎが耳に心地よく、秋の風情を深く感じさせてくれる道です。

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せせらぎ街道の最高地点、標高1,113mの西ウレ峠。少し雨がぱらついていますが、しっとりとした空気の中、濡れた紅葉がひときわ鮮やかに目に映ります。明日は晴れの天気予報なので大丈夫かと思いますが、山登りが待っているので晴れることを祈るばかりです。

観光客の少ない飛騨高山

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古い町並み観光の象徴的な通りの一つ、さんまち通り

江戸時代の面影を色濃く残す「三町伝統的建造物群保存地区」、通称「古い町並み」は、黒光りする格子戸や出格子窓、重厚な屋根の商家が並び、まるで時代劇のセットのような趣で、外国人にも人気の観光地です。
今回は全国旅行支援開始直後の平日だったためか、観光客はまだ少なく、こんなに静かな古い町並みを歩くのは初めての経験です。昨年の秋に訪れた際は、もっと多くの人で賑わっていました。
おかげで、今回は落ち着いた雰囲気の中、ゆっくりと街歩きを楽しむことができ、飛騨高山が「飛騨の小京都」と呼ばれるにふさわしい風情をじっくりと堪能できました。

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さんまち通り
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赤い橋は「中橋(なかばし)」
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JR高山本線 高山駅
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JR高山本線 高山駅

2016年に新しく生まれ変わった飛騨高山駅は、モダンなデザインが印象的です。以前は東西を行き来するのに踏切を大きく迂回する必要がありましたが、新たに自由通路が設けられたことで、その利便性は格段に向上しました。外観はモダンながらも、自由通路をはじめとする駅構内には木材がふんだんに使われており、山間の高山らしい温かみのある雰囲気が漂っています。

AYUN高山セントラルホテル

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ホテル外観
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シングルルーム
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男性用浴場

今宵の宿は、「AYUN高山セントラルホテル」。JR高山駅から近くや古い街並みへも徒歩数分という好立地です。ホテルには駐車場も完備されていますが、今回は駐車場利用不可プランしか空きがなかったので、事前に調べておいた高山駅西側の安価な駐車場に車を停めて歩いて移動しました。

小さいながらも1階奥の浴場で飛騨高山温泉を楽しむことができます。その場合、入湯税150円が追加で徴収されます。ロビーではコーヒーが飲み放題、嬉しいサービスです。 チェックイン時にマスクをもらいましたが 小さすぎて全然顔にありませんでした。

宿泊代金
  • 素泊まり料金:5,000円
  • 適用割引:旅行支援1,000円+じゃらんクーポン1,000円
  • 支払い金額:3,000円
  • 付与クーポン:地域共通クーポン2,000円分

宿泊料金:シングル素泊まり 5,000円
適用割引:旅行支援1,000円、じゃらんクーポン1,000円
支払金額:3,000円
付与クーポン:地域共通クーポン2,000円分

今日の夕食と明日の朝食、そして登山時の昼食を調達するため、駅西側にある駿河屋アスモスーパーへ向かいます。ちょうど良い夕暮れ時なので、その前に高山の古い街並みを散策することにしました。

本気の飛騨高山は夕方から。

夕暮れ時、町並みに灯りがともると、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気に包まれます。静かに佇む古い家並みが、まるで時を超えてタイムスリップしたかのように感じます。

ふと立ち止まると、味噌や醤油のふくよかな香り、蔵元から漂う地酒の甘い香り、そして屋台で焼かれる五平餅の香ばしい匂いが、静かに鼻をくすぐります。そんな香りたちもまた、飛騨高山の魅力の一部だと感じました。

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夕暮れの高山の街並みを散策してから、今晩の夕食と明日の登山用の食料を求めて、高山駅の西側にある「駿河屋アスモ店」へ。そこで、ラッキーなことに半額シールが貼られている時間に遭遇し、色々と安く買い揃えることができました。こちらの駿河屋では地域共通クーポンも利用可能なので、実質無料のような感覚で買い物ができて助かります。明日の登山に備えて、今夜はしっかりと睡眠をとります。

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