2日目 透明感半端ない古座間味ビーチ|慶良間2013

沖縄

国際どおり沿いにある「みかど」で、ゆし豆腐定食の朝ごはん。
二日酔い気味なので、胃にやさしそうなゆし豆腐。
卵焼きと焼き鮭もついて、600円でした。

泊港北岸までタクシーで移動。

9時発のクィーンざまみ1便。
座間味島までの所要時間は50分。

予約せずに来ている人は満席ということで断られてましたが、
1時間後にあるフェリー便に誘導されてました。
事前に予約してますが、自由席なので座席確保のために、早めに搭乗。
予約はネットからできます

フェリー便はたくさんのれるので満席になることはないのですが、
10時出発、所要2時間と座間味島に到着するのは、昼になってしまいます。

朝ごはんでお腹も膨れて、うとうとしている間に到着。
波も穏やかでした。
慶良間諸島が近づくと海の色ががらっとかわってきます。
思わずデッキに飛び出したくなる。

クィーンざまみ1便はこの後、阿嘉島へもいくが、大半は座間味島で下船する。
宿やダイビングショップの迎えもきているが、宿泊する宿は近いので歩いて向かう。

港からの集落へのメイン通り。
正面に見える建物は港のターミナル。

座間味島につくのが、10時前なので、たっぷり遊べます。
ゆえに日帰りでも遊べるので、この1便は満席になりやすい。

宿につくと、さっそく荷物を置いて、着替えてタクシーで古座間味ビーチへ。

集落からは5分ほどで到着。
目に飛び込んでくるのはいきなりこの景色!
古座間味ビーチの入り口にあるテラスからです。

昨年に引き続き2回目ですが、日本じゃないみたい・・・。
那覇から1時間でこの美しいビーチです。

白い砂浜に日差しが反射して、目がチカチカするほど。
パラソルも綺麗。

海水か真水かわかりませんね・・・
浅い場所では日差しに照らされ、波模様が砂地に描かれます。

なにわともあれ、準備してさっそくレッツスノーケリング!

水の中にはいっても、陸上でみているのと大差のない透明度。
視界が良すぎてびっくり。

10mぐらいで足が届かなくなりますが、その先もそれほど落ち込んだりしません。
しばらくは水深5m弱で、珊瑚の少ない岩場が続きます。

遊泳区域のブイがあるところまでくると、白い砂地にかわります。

この透明度と白い砂地が作り出す海の青色は、
まさにケラマブルー。

深さも5mちょっとなので、ちょこっと潜るにはちょうど良い深さ。
砂地が白色で光を反射してくれてるので、綺麗に写真がとれます。
上から見ているだけでは、こんなに綺麗には見えません。

砂地の中に、珊瑚の根が点在しています。
1つ前の写真は、この写真の左上の珊瑚です。
近づくととっても綺麗に見えます。

枝珊瑚の隙間は、幼魚にとっては格好の逃げ場所になります。
ここにはデバスズメダイとフタスジリュウキュウスズメダイが住み着いています。

去年も、この場所で同じような写真を撮った記憶があります。
その時の幼魚の子供たちなのかな。

デバスズメダイの幼魚の数が半端ない。
近づくとみんな珊瑚向かって逃げ始めます。

ビーチと砂地の間には、岩場がありますが、珊瑚はそれほど多くありません。
でも、イソギンチャクがところどころにあり、クマノミが共生しています。

しかしこのクマノミ、ものすごい真っ黒。

クマノミの中で一番好きなハマクマノミ。
愛らしい顔をしていると思うんですが・・・

イソギンチャクも透明感があって綺麗です。

正面から見るのが一番かわいい。

ハナビラクマノミ。
淡いピンク色をしていて綺麗なんですが、
顔はそれほどかわいくない。

目の上に黄色いラインが化粧のようで、けばけばしく見えるのが原因かも。

こんな綺麗なビーチなのに、人もそれほど多くなく、ゆっくり泳げます。
スノーケルセットはおいて、カメラ片手に散策。

珊瑚があるのは、ビーチの右側(南側)。
岩場に上って高い場所からみると、海の中の様子も見ることができます。

今日は穏やかといっても、まだ微妙に波があります。
ベタ凪と呼ばれる波のない時に遭遇したみたい。

浅瀬でプカプカしているだけでも、気持ち良すぎ。
仕事のことや、ストレスなんて、一瞬で吹き飛びますな~。

ちょうど昼時、13時。
やっぱり暑いので冷やし坦々麺。

古座間味ビーチのデッキ上にある海小屋で昼食をとります。
食事できる海小屋は2軒あって、どちらもメニューも豊富です。
同じ慶良間の阿嘉島に比べても、設備が整っているのが良いですね。

このデッキが空いていたら、ここで昼食をとることができます。
ランチのロケーションは最高!

到着時に見たときよりも、太陽が真上にきたので、
透明度があがったように見えます。

月並みな言葉ですが、ほんと日本じゃないみたいです。

昼食後すぐは潜ると胃が圧迫されてしんどいので、しばらく昼寝を兼ねてボーっと。
至福のひととき。

午後のスノーケリングスタート。
手前には目もくれず、遊泳区域ぎりぎりまでいきます。

砂地の海底にヘコアユ発見!
立って泳ぐ変な魚です。

近づくと木の葉のように揺れながら、逃げていきました。
ヘコアユを見ていると、魚の概念を覆されます。

座間味では、この風景が一番好き。
砂地にあるミドリイシサンゴの根に住み着いているデバスズメダイの幼魚。
近づくとサンゴに隠れてしまうんですが、
しばらく見守っていると、ふわっと浮いてくるように姿を現します。

びくびくもしながらも、外で泳いでプランクトンを食べようとしてるんでしょうね。

トゲサンゴに住み着いている幼魚よりも少し大きめのデバスズメダイ。

このサンゴは大きいので、潜っても反対側に逃げるようにして、
隠れず泳ぎ続けています。

ハマサンゴに住み着くこれも同じデバスズメダイ。
光の角度によって青の色合いが変わるのも、デバスズメダイの好きなところ。

奥に続く慶良間ブルーの青色と白い砂地と、相性ぴったり。

デバスズメダイに飽きたら、クマノミウオッチング。
ハマクマノミは、近づいても逃げずにこっちを凝視してきます。

すぐに人間が近づけるほど浅い場所にいるハマクマノミは、
逆に威嚇してくる場合もありますけど。

でも、手を出してみると、逃げるようにイソギンチャクに埋もれます。
クマノミも、イソギンチャクが毒をもっているというのを知ってるんでしょうね。

ちなみに黒いほうがオスじゃなくて、メスですよ。

これは、普通のクマノミです。
今ではぱっとみてすぐクマノミの種類がわかりますが、
最初は体の線の数で、見分けていました。

1本がハマクマノミ、2本がクマノミ、3本がカクレクマノミ。
「イチハマ、ニクマ、サンカクレ」と覚えると良いそうですよ。

クマノミは正面から見ても、かわいくないんですよね。

古座間味ビーチの深い場所。
砂地にサンゴの根が点在しています。

潜って横から遠めに見るとこんな感じです。
まだ魚たちも優雅に泳いでいます。

近づくと、デバスズメダイは隠れてしまいました。
フタスジリュウキュウスズメダイとミスジリュウキュウスズメダイは、
珊瑚に近づくけど、泳ぎ続けます。

水面を見上げるように撮るあおり写真ですが、
透明度が高いので海底の白い砂地まで十分光が届くので、
反射板のような役目をしてくれて綺麗に写真がとれます。

まるで魚たちが、空を飛んでるみたいに撮れますね。

遊泳区域ぎりぎりの一番深いエリア。
珊瑚の根も少なくなってきます。
このあたりで水深7~8mぐらいかな。

海面から眺めているだけだと、
黒い石みたいにしか見えないけど、潜ってみると・・・

実はイソギンチャクでした。
ミツボシクロスズメダイが共生していますね。

ひとつの白い斑点しかみえないですが、
おでこにひとつ、そして両側でふたつ、合計で3つの星で、
ミツボシクロスズメダイだそうです。

よく見ると、小さなカクレクマノミもいました。
今回、古座間味ビーチでカクレクマノミを見つけたのは、ここだけでした。

遊泳範囲ぎりぎりで、潜って近づかない見つからないので、
ちょっと宝物を見つけた気分でうれしかった。

ウエイトもなく、掴む場所もないので、すぐに体が浮いてきて、
写真撮るのが難しい~~

しかし、根性で何度も潜ってベストショット!
コンパクトデジカメにしては、がんばってると思います。

カクレクマノミは、たまにこっちの様子を伺うのですが、
近づいている間はイソギンチャクの中を動き回ってるので、撮りずらいんです。

自画自賛ですがね・・・

古座間味での水中写真のポイントは、
とにかく背景を砂地のある沖側にすること。

デバスズメダイも成魚になると、近づいてもほとんど逃げません。

上のポイントと同じですが、ちょっとあおり気味に撮ります。
だいぶ雰囲気が変わるでしょ。

水中の中だと、水の屈折率の影響で1.33倍になります。
ということは、地上に比べて撮影できる範囲が4分の3しか撮れません。

ワイコンと呼ばれる広角レンズを装着すると、
この写真のように、撮れる範囲が広がります。

透明度が高いから、空の雲の様子まで分かりますね。

決して隠し撮りをしているわけではありませんよ。

ほんとみんな潜れば良いのにって思いますね。
景色がぜんぜん変わりますから。

石垣や西表島のさんご礁も綺麗なんですが、
この砂地の美しさや、透明度は慶良間ならでは。

昨年に引き続きの古座間味ビーチでしたが、
すっかり堪能させて頂きました。

16時20分。
日帰り組の送迎で、タクシーが混んでいたので、
宿まで歩いてかえることにしました。
小さな峠を越えていきます。

歩いてきたご褒美の風景。

向かいに見える島は、渡嘉敷島。
まいつかは行ってみたいです。

宿には生ビールがないので、着替えてさっぱりしてから、
近くの食堂で生ビールを一杯いただきます。

ぷは~~
泳いだ後の生ビールは最高です。

泊まっている宿の自慢は、この夕食のボリュームです。
昨年に引き続き利用させていただいた理由は、これですね。
マグロのトロロ掛け、ナーベラーのチャンプル、グルクン揚げ、ジーマミー豆腐。
これで終わりと思って食べて始めてたら、沖縄そばも出てきた。

1泊2食6,600円はほんと安いです。
部屋の中にトイレ、シャワーはありませんが、全室で4室しかないのに、
建物内にシャワールーム2室、外に男女別2室あります。
あと洗濯機も使い放題、エアコンも使い放題。
値段以上に使い勝手も良いので、リピーターとなったわけですね。

今回は釣り道具は持ってこなかったので、夜はのんびりと過ごしました。
友人二人は、小さな座間味島内で、2軒はしごして帰ってきましたけど。