2008 宮古島2

下地空港
沖縄

昨晩早く寝たせいかやっぱり朝早くに目が覚めた。
玄関が閉まっていたので、
従業員用通路からこっそりでて、早朝ドライブ。

ちょうど逆光になってしまったが、
佐和田の浜を照らす朝日。

ちょっとおそめの朝食を・・・
中身は普通の朝食だけど、
なんとなくおしゃれな感じで盛り付け。

ちなみにハムは、やっぱり沖縄らしくスパム。
パッションフルーツはほんとにすっぱいので、
すっきり目が覚めてよい。

昨晩シェフにかぼちゃスープが美味しいと感想を伝えてたら、
また朝食にでてきた。
サービスなのか?昨日のがあまってたのか?

実は貸切と思われてたのだが、
もう1組お客がいてました。
それにしてもちょっと寂しいw

てぃだの郷の全景。
やっぱり宿泊施設には見えない。

実は伊良部島はひとつの島のようにみえて、
西側は下地島という別の島。
しかし、細い海峡があるだけで、
あちこちに短い橋がかかっているので、
同じ島に見える。

北側は広いリーフにつつまれている。
水深も浅く、白い砂地なので、強い日差しに照らされて、
とんでもない海の色になっている。

日本とは思えない!
この海の色は一見の価値あり!

べた凪だったら、すごいことになってたんだろな・・・

日本唯一の訓練飛行場 下地空港

ここ下地島には日本で唯一の飛行訓練用の空港があります。

さすがに海の日の3連休なので、
訓練も休みなのかと思いきや、
朝食後にすぐにJALの機体が着陸してきたので、休みはなさそうでした。

綺麗な海を眺めながらしばらくすると、
ANAのB767が滑走路に向かってきました。
どうやら練習開始のようです。

そして、南国の空へ旅立ちます!
訓練ということは、コックピットには、
緊張した空気が流れているのかな・・・

離陸して、すぐに右旋回して、
ちょうど下地空港の西側をとおりすぎていきました。
そして北側から着陸コースで進入してきます。

着陸体制にはいっていたのですが、
滑走路に着く前に、再び浮上していきました。
そして滑走路の上空をクロスするように、
北の空へ消えていきました・・・あれ?

すると今度はANAのプロペラ機(DHC-8-400)が離陸してきました。
再び同じようなコースをたどってやってきます。

機体が小さいので、あまり迫力がない・・・

それにしても、こんな綺麗な海で、
訓練できるなんて幸せだなあ。
どうせ客席は誰ものっていないんだろうし、
お金を払ってでも乗せて欲しい。

春から夏にかけては、
南からの風が多くなるために、
エメラルドグリーンの海に誘導灯があるコースからの進入になります。
ちなみに秋から冬は北風が多くなるので、
このようなシーンを見ることはできなくなります。

南国の青い空に白い機体のコントラスト、
ANAのブルーカラーがとても綺麗。

結局、この小さいANAのプロペラ機が
何度もタッチアンドゴーを繰り返すだけでした。
最初は楽しくみてましたが、さすがに同じ飛行機では
飽きてきました。

B767はいっこうにかえってきませんでした。
JALはまだ離陸する雰囲気もない。
午前中はまだ島内のほかの名所をみたかったので、
後ろ髪をひかれる思いで、この場所を後にしました。

飛行機マニアにはほんとたまらない場所でしょうね。
いや、それじゃなくても、こんな綺麗な海なら、
1日中見てても飽きないでしょうけど。

通り池

次なる目的地は「通り池」。
小さな島なので、駐車場からすぐ目の前に
その池があるかと思ったら、
意外と歩かなければいけないことを知る。
あ~この炎天下の中・・・

しばらくは木々の中を歩いていく。
台風の影響で中止になったのかなあ。
すぐに水着になれる格好の御一行様が前を歩いていく。

目的の通り池。
実は外の海と水深10mあたりでつながっている。
たまにダイバーが浮上してくるらしい。
このような池が2つあって、
水面近くは淡水で、底のあたりは海水のめずらしい池。

あたり1面は隆起珊瑚(石灰岩)でごつごつしているが、
木の歩道があるため歩きやすい。
風が強いので、それほど日差しは気にならなかった。

島の西は、リーフがなく直接波がうちつけるので、
まだまだ泳げそうもありません。

滑走路の方向で大きな音が・・・
JALのB777が飛んでいきます。
みたかった~

中の島ビーチ

下地島で唯一のスノーケルスポットで、
ダイビングでもたまにやってくるらしい。
だいぶ波がおさまってきていたが、
まだまだうねりがあるかもしれないので、油断は禁物。

下地島はほんとうに平らな島。
ほとんどが空港とさとうきび畑。
のんびりとしています・・・

気持ち良すぎます。

下地島から伊良部島を挟む川のような海峡をわたると、
すぐに渡口の浜というビーチにでてくる。

渡口の浜

雑誌などの写真で見る限り、
水が透き通って美しいビーチのはずなのだが、
やっぱり台風の影響で・・・
波がたち、砂を巻き上げて濁り気味。
それでも白い砂浜は健在。
日本でも有数のビーチだろう。

まともに台風からくる南西の風を受けるので、
とてものんびりできる雰囲気ではないのが、残念だ。

のんびり・・・いやちょっと飛ばし気味で、
伊良部島をドライブ。
下地島と同じくやっぱりまわりはサトウキビばかり。
いったことはないのだが、
写真で見たことのある波照間の雰囲気になんとなく似ている。

思ったより早く走ってきたので、
最後に牧山展望台から景色を眺めることにした。

牧山展望台

ん~まさに絶景!
絶景というよりは、これぞ宮古の海!
といわんばかりの美しさ。

ほんとに同じ日本の海とは思えない。
写真で見えるのが、宮古島の北側あたり。

そしてこの伊良部島に、宮古島から橋でつなぐ計画があるのだが、
まさに現在建設している最中。
陸からある程度まで海を埋め立てて海中道路にし、
大半の部分を橋でつなぐのだが、
これだけ綺麗な海をみていると、やっぱり環境破壊が気になる。

開通すれば、フェリーもなくなるだろう。
そして島民の生活も変わり、便利になることは間違いない。

しかし、この観光客の少ないのんびりとした
伊良部・下地島が離島でなくなることは、
観光客にとってはさびしい限り。

これで伊良部島の南半分を周遊し終わる。
北側にもいくつか展望台や絶景ポイントがあったのだが、
やっぱり今日も泳ぎたいので、
昼のフェリーで宮古島へ渡ることにする。
やっぱり半日ですべて見ることは厳しい。

出発の15分前にフェリー乗り場に到着。
思ったよりも乗る車も多くて、
みんな車をすぐにバックさせる状態で待機。
普通まっすぐ並んで待って、乗る前にユーターンしませんか?
しかしきちんと整列しないもんだから、
我先にと割り込み乗船してくる。

みんな運転はゆっくりなのに、変なところでせっかちな島民。
後で知った話だが、伊良部の島民は気性が荒いらしい・・・
それがこんなとこに現れてるのか?

佐田浜港の防波堤。
カラフルな熱帯魚がお出迎え・・・
スペル違うけどw

一度も海に入れなかったけど、再び宮古島へ戻ります・・・

再び宮古島に戻ると、
昼食にいい時間だったので、
いざ探すとなると意外と難しい。
というより、ガイドブックであらかじめ調べておくべきか。

泳ぐ時間がもったいないとも思いつつ、
せっかくだから食べないとも思いつつ、
とりあえずは吉野海岸方向へ進む。

島カフェで昼ご飯

無料雑誌に掲載されていた島カフェに到着。
民家を改築したような感じで、
雰囲気は良さそうだ。

シーサーがお出迎え。

宮古島の南海岸が一望。
店内と屋外の席があるが、
迷うことなく屋外の席へ。
しかし、相変わらず風は強かった。

ホットサンドとシークワァサージュース。

実は、食事はすべて売り切れてしまったようで、
軽食のみ・・・
後々よく見ると店の入り口に
「ランチおわりました」と書いてあった。
さすがに海の日の3連休とはいえ、
食べるものが全部売り切れるとは・・・

名物の「もずくハンバーグ」食べたかったのに・・・

横には服のショップや、陶芸教室などができる施設もあった。
女性は好きそうだ。

沖縄本島にしかり、離島にしかり、
観光客が増えたおかげで、よくカフェを目にするけど、
あんまり増えて欲しくない気もするなあ。
特に郊外にあるとリゾートホテルもそうだけど、
こういう飲食店もその土地の景観に
違和感を与えていると思う。

自分が行ってるから、言える立場でもないけどw

吉野海岸スノーケリング

吉野海岸といえば、宮古島で一番有名な海岸。

訪れる人が増えたため、無料だった駐車場が有料になり、
そのシステムの良し悪しがネット上などで論議されている。
実際に訪れてみて、
自分には有料で良かったのではないかと思う。

昨日訪れた新城海岸と同様に、
細い急な坂道を降りていって、海岸にたどり着く。
そこにあるのは、かなり小さな駐車スペースのみ。
有料駐車場にとめると、
この区間を車で送迎してくれる。

もし、これが自由に車が行き来できるようだと、
車の離合も大変だし、駐車する車が溢れて、
収集がつかないような気もする。

本土に住んでいればビーチが有料なんて当たり前。
元々住んでいる宮古島の人にとっては、
観光客が増えたことによる迷惑な話なんだろうけど。

場所的にそう離れていないので、
新城海岸と似ている吉野海岸。
ここもビーチで泳ぐというよりは、スノーケルする海岸。
今日も干潮時間に到着したので、かなり潮が引いている。

海に入るとすぐに珊瑚が密集。
新城海岸よりは、透明度が高い気がする。

珊瑚なのか、イソギンチャクなのか・・・
かなりやわらかそう。
しかし、毒をもっているイソギンチャクも多いので、
安易にさわらるべからず。

ミスジリュウキュウスズメダイ。
フラッシュを使ってみたら、
水中の塵に反射して、綺麗な写真になった。

やっぱりデバスズメダイは綺麗。
ミルキーウェイを作ってくれます。

ハマクマノミ。
吉野海岸同様、ハマクマノミが多い。
あっちこっちで見かけます。
浅場にいるせいか、結構攻撃的です。

コテンハコフグ。
パンダのようななんともいえない間抜けな姿です。

一度、休憩して再びスノーケリング開始。
ほんと色とりどりの魚が浅い場所から泳いでいます。
珊瑚さえ気をつければ、子供でも楽しめますね。

グロテスクというより、
爬虫類のような色をしている魚・・・

テングカワハギ。
知っているカワハギとは色姿がまったく違う。
鼻の長さが天狗ににてたのか・・・

ツユベラの幼魚。
魚というより、ヒルのような虫みたい。

ニシキベラ。
カラフルな仲間が多いベラ。
ちょこまかと動くので、写真は結構撮りずらい。

潮が満ちてくるにつれ、冷たい外洋の水が入ってくると、
自然と大きい魚がよく目につくようになる。

プールに入っていたような暖かい海水につかっていたので、
冷たい海水に遭遇すると一瞬ひやっとする。
暖かい水はほんと疲れ知らずで泳ぎ続けられる。

シマハギの群れ。
視界一面がシマハギだらけになったときは驚いた。
おそらく200匹以上はいただろう。
そこそこ固体が大きいだけにちょっと圧巻。

クマノミの幼魚。
真っ白な砂地にあるイソギンチャクに生息してたせいか、
とても色素が薄い感じ。
カクレクマノミを思わせるかわいさがある。

タテジマキンチャクダイの幼魚。
今までのスノーケリングでも結構頻繁に見かけるが、
いまだに大人は見たことがない・・・

すっかりスノーケルに夢中になって、
日がかなり傾いてきてしまった。

まだまだ潮が満ちきっていないので、
珊瑚が邪魔になりほとんどが海岸近くでのスノーケル。
もっとリーフエッジ近くで泳いでみたかったなあ。
もっと違う世界が広がっていたかもしれない。

さすが宮古島一のスノーケリングスポット。
それでも離島だけあって、本土や沖縄本島に比べれば、
人は少なくのんびりと泳ぐことができる。

吉野海岸でのスノーケルからあがり、
シャワーを浴び終えるともう夕方。
このまま今日の宿のある平良市街にいくと、
夕陽を見るいい場所が近くにはなく、時間的に微妙。

チェックインは遅くなるのを覚悟で、
来間島の夕陽スポットへ足を運ぶことにした。
念のため宿に遅くなることを連絡すると、
名前を告げるとかなり戸惑った様子・・・
え、予約はいってないのか?
今回は楽天トラベルで予約していたから、
記録上には完全に残っているはずだし。
かなりの時間がたってから、
「はい、ありました・・・」
ちょっと不安。

宮古島から車でいける離島が2つあるが、
西に位置する来間島もそのひとつ。

長い来間大橋をわたるときには、
すっかりと西の空を雲が覆ってきた。
ん~あれだけ昼間晴れていたのに、
昨日に引き続き、今日も厳しそうだなあ。

来間島の夕陽は不発

来間大橋を渡り終えたところにある展望台から眺める。
どんよりとした空・・・
相変わらず南風は強い。

さんざんスノーケリングをして、ランチがホットサンド。
かなりの空腹。
展望台の横にあった仮設営業っぽい黄色のテントの店にはいった。
その名もてんとむし。

タコライス。
一応夕食前だったから、量はどうですか?って聞いたら、
そんなに大きくないですよとの事。
綺麗に盛り付けられたけど、やっぱり大きくなく、
かなりの空腹には少なすぎた・・・

長間浜
ここにたどり着くまでかなり迷いました。
駐車するスペースも5台もないし、
いったいどれだけの人がやってくるのだろう・・・
でも、この島では一番有名なビーチのはず。

もろに台風の影響をうける南西の長間浜。
とてもスノーケリングスポットという面影もないほどに、
波も高く、風も強い。

それでも「もしかしたら」という希望をもった見物人が、
サンセットの時間になると10人弱集まりだした。

が、やっぱり水平線近くは厚い雲に覆われたままだった。
頭上の雲は西日に照らされているのに・・・

オーバーブッキングでは?

結局、宿にチェックインしたのは夜8時前。
遅くなってすいません・・・

と、フロントで宿泊代を払おうとすると、
なぜか安い・・・
ちょっと不意をつかれた感じだったし、
こっちもはっきり金額を覚えてなかったので、
とりあえず払った。

そして部屋へ・・・
ん?これ部屋?
この建物2階がすべて部屋になっていて、
1階が共用スペースになっている。
その横に申し訳なさそうにある部屋。
一応エアコンもあるし、窓もあるけど・・・。

「ごめんなさいねえ、狭いけど。その分安くしておきました。」

どうも夕方に電話した時の対応が怪しいぞ。
ほんまに予約忘れたんちゃうやろかねえ。
なんせドアに張り紙で「101号室」って書いてあるからw

まあ、ゲストハウスなんで文句はいいません。
安くなってひとり2,800円だし。

でもここの「ゲストハウスあったかや」。
できて間もないのか施設は綺麗だし、
なかなか使い勝手が良いです。
1階の共用スペースは広いし、
男はシャワー2箇所あって、コインランドリーもある。
食堂にあるキッチンも自由に使っていいから、
自分で料理したり、長期滞在にも向いている。

若干場所が不便だけど、
これだけ施設が綺麗なら文句ないかなあ。
ただ共用スペースの利用が夜10時までって、早い気が。

1階の共用スペース

と、気持ちよくシャワーを浴びて、
さっそく街へ行ってきます!

と、宮古島一番の繁華街「西里通り」に到着。
にぎわっている場所はここだけです。
でも、31アイスクリームやモスバーガーもあります。

やっぱり3連休の海の日だけあって、
どこのお店も結構混んでいました。
もちろんうちなーんちゅの人も多いです。

居酒屋なみ吉で晩ご飯

ちょっとこじゃれた感じより、元祖居酒屋のほうが、
島の雰囲気があっていいかなと、
「居酒屋 なみ吉」をチョイス。
入店するとほんとにコテコテの居酒屋でした。

まずはオリオンビールで乾杯!
★オリオンビール500円

新鮮な魚を求めて、刺身盛り合わせ。
左からカツオ、カンパチ、マグロ、アカモチ。
和歌山で食べた新鮮なカツオでしかできない、
皮を残した銀造りまで登場。
どれもほんと新鮮でうまかった。
でもこれで2,100円は高い・・・。

そうめんちゃんぷる550円。
具は何もないけど、麺類はシンプルなほうが好き。
シコシコ感があって固めん好きにはたまらない。

沖縄食材の定番海ぶどう550円。
沖縄に来るとなぜか必ず頼みたくなる一品です。

グルクンの唐揚げ550円。
沖縄の魚。
魚自体の味も強いので、
唐揚げにして、ポン酢で食べると美味しいです。
からっと揚げられてて、美味しかった。

何気に頼んだじゃがいもバター焼き370円。
一度、中身をくり抜いて、ペーストして戻してから、
ふっくらと焼き上げています。
何気にヒットな一品。

アーサーてんぷら550円。
青さの天ぷらです。
もちもちとした感触が楽しい。

かなりお腹いっぱいになりました。
どっちかといえば、観光客より地元客の常連客にお店。
定番の沖縄郷土料理をはじめ、
どの料理も結構美味しかった。
くどいようだが刺身の盛り合わせは少ない・・・w

さて、明日はいよいよスノーケリングツアー。
前日の電話では、まだまだ波が強いので、
八重干瀬まではいけないけど、池間島周辺ならボートはでるとのこと。
半ばあきらめていたので、ボートがでるだけでも嬉しかった。

というわけで、今日も寝床につくなり、
やっぱりすぐに寝てしまった。
ほんと宿に滞在している時間少ないから、寝れればいいわ。