2009年9月21日
5日間の石垣旅行も、4日目。
3泊したお宿「アートボックス」も今日で終わりです。
男子ドミトリー・・・
ちょっと位置づけが難しい。一応個室は個室ですが。
整然と並んでいて、結構綺麗。
エアコンがきいててヒンヤリ。
通常より少し大きめのセミダブルの部屋です。
1泊2,100円。
大浴場があるので、コストパフォーマンスは良いんじゃないですかね。
追加料金を払うと液晶テレビを置いてくれますが、必要なし。
荷物を預けて、
午前中は野底マーペーという山に向かいます。
朝7時半ごろにはチェックアウトしました。
石垣島の一番海から離れている内陸部を走っていきます。
今日もいい天気のようです。
サトウキビ畑以外にはなんにもない・・・。
気持ちよくて、ついついスピードを出してしまいになるので、
メーターを見ながら注意して走ります。
原付つらいな。
1時間弱走ったところで、
ようやく野底マーペーへ向かう林道の入り口に到着。
宿の人に聞いたら、山頂近くまでは舗装されているとのことでした。
原付で坂道を登るのは厳しかったですが、
なんとか野底マーペーが見えてきました。
西海岸からみると絶壁なのですが、
東側(右側)からはわりとなだらかな斜面・・・
と思ってたんですが。
どこが登山道なのか、わからない。
思いっきり雑草が生えてますし、
軽き気持ちできたので、半パンTシャツ・・・
それほどメジャースポットではないだけに、
結構草木がおいしげってました。
完全に短パンは失敗。
そして山の斜面まで到着すると、
あとは登りばかりなのですが、
ロープが張ってあるほどの坂道でした。
なんでサンダルできたんだろ・・・w
だいたい登山口から20分ほどで山頂へ到着。
岩場をよじ登ると360度視界が広がる絶景ポイント。
汗かきながら登ってきたかいがありました。
こちらは西海岸で、美しいサンゴ礁の海岸線が続き、
そして眼下には原生林が広がります。
こちらは東海岸。通ってきた道が見えます。
太陽が逆光になっていて海が綺麗に見えないのが残念。
まだ午前9時ですし、仕方ないか。
コンビニ「ココストア」で買った朝ごはん。
ごはんの上に、スパムと目玉焼き、ソーセージで220円。
そしてさんぴん花茶。
目の前の絶景を楽しみながら、朝ごはんは最高です。
風は強いですが、汗かいて登ってきた後だけにとても気持ちいい。
こんな時間だから、ひとりじめ。
岩場の下は何にもない絶壁でちょっと怖い。
その分視界は広がって最高でした。
30分ぐらい寝そべりながら、景色を堪能しました。
まさに360度とはこのことです。
wikiによると野底マーペーは通称で、正式名は野底岳。
西麓にあった野底村は雍正10年(1732年)に黒島と新城島からの寄百姓によって新設された村である。この際に黒島では道で島を二分し、一方を強制的に野底に移住させたと伝わる。移住者の中にマーペーという娘がおり、黒島に残された恋人を思って野底岳に登ったが、於茂登岳にさえぎられて島の姿さえも見えず、絶望して山頂の石と化したという伝説が残っている。
予定通りに野底マーペーから降りてきてから、
再び石垣市内へ戻ります。
途中に建設中の石垣空港が見れるということだったので、
少しよってみました。
紆余曲折あったものの建設はかなりすすんでいるようです。
以前は、空港をさんご礁の海の上につくるということだったらしい。
それは地元の大反対があって、
今の場所におちついたようですが、
もし海の上だったらとんでもないですね。
環境に配慮した空港だということですが、
空港が拡張したことによって、
観光客が増えて自然が破壊されないことを祈ります。
ホテルもたくさんできそうだし・・・
東海岸側は観光スポットがないので、
シルバーウイークとはいえ車が少ない。
南風がほんと心地よい。
ちらっと撮ったつもりが、ちらっとカメラ入ってる。
牧場にはたくさんの牛が放牧されています。
八重山諸島の牛は、子牛の時に、
全国に出荷されて各地の名産牛として育てられています。
その土地で何年か育つと、
その土地の名前をつけてよいことになっています。
まさに名牛の原点、石垣牛。
何を見てるんだよ・・・
意外と人間の行動に敏感なようですね。
今日の昼食は決まりですね。
一度荷物を宿にとりに戻り、
今日泊まる宿に荷物を移動。
アートボックス石垣は、
石垣島にしてはしゃれた建物でした。
4度目の来店の焼肉金城。
以前とおりがかったらランチをやっていたので、
今度はお得な昼にいきたいと思ってはいたのですが、
先ほど石垣牛の牧場見たら、食べたくなってしまいました。
これから泳ぐんですがねw
とうとうやりました。
一人焼肉・・・ランチだからいいよね。
上焼肉定食1500円。
塩ロース、カルビとバラ、焼き野菜、
御飯(お替り可)、キムチ、味噌汁、サラダ。
ボリューム満点です。
昼食にしてはボリューム満点です。
特上の2,500円もあったのですが、
さすがにランチなので・・・
特上とはいえないですが、この肉質でこの料金なら納得。
思わず御飯をお替りしてしまいました。
かなり満腹。
やっぱりランチはお得ですね。
午後からはピュアマリンクラブでスノーケルをお願いしています。
バイクがあったので直接集合場所の大川漁港にむかいました。
ピュアマリンクラブさんでスノーケルするのは4回目。
今年で2回目です。
毎回貸切状態でしたが、今回はほかのお客さんと初同乗。
家族二組さんといっしょでした。
すでにコースは4時間コースということできまっています。
一昨日に参加した「やーるーや」さんとはほんと大違いです。
スノーケル技術の説明はほとんどないし、
道具もサイズだけアバウトで貸すだけ・・・
晴れるには晴れていますが、ちょっと雲が多くなってきたかな。
最初のポイントは、フサキリゾート沖です。
透明度はいまいちな感じですし、
石垣市街地からもわりと近い場所なので、
あんまり期待せずに海に入りました。
ところが、びっくり。
確かに透明度は低いんですが、珊瑚がすごい密集しています。
まさかまさかでした。
枝状やテーブル状の珊瑚が、折り重なるように。
ビーチからわりと近い場所でもサンゴが元気なことに、
あらためて石垣の海の素晴らしさを実感。
ピュアマリンクラブはほんといいポイントしっていますね。
珊瑚のようなんだけど、ゆらゆらゆれていて、
柔らかそうなので珊瑚とは違うのか?
みればみるほど、よくわからない。
でも、さわるべからずです。
海には危険な生き物がたくさんいますから。
ガレ場の中に珊瑚の珊瑚の根がぽつんとあります。
こういう風景はとっても好きです。
ガレ場じゃなくて砂地だったらとっても綺麗なんですけど。
ミスジリュウキュウスズメダイと
フタスジリュウキュウスズメダイがすみついています。
ちょっとした小さい魚の楽園みたい。
こっちの根には、青いルリスズメダイと黄色いネッタイスズメダイ。
こういう根にはスズメダイが好んですみついているようですね。
黄緑色のあまりみかけないエダサンゴ。
濁り気味の海の色とあいなって、淡い空間をつくりだしていました。
この写真ぐらいの深さが大半で、流れも波もないので、
家族連れの方も気軽に楽しまれてました。
ただ珊瑚が浅い場所で泳がれてるときはフィンが珊瑚にあたりそうで、
はらはらどきどきでした。
2本目は竹富島の北へやってきました。
まだ台風14号のうねりがのこっているため、
南東側からの波をよけるポイントでのスノーケルです。
さっきのポイントよりも透明度は良さそうです。
遠くにいくと潮が流れているので、気をつけてとのことでスタート。
珊瑚の間のくぼんだ場所がプールのようになっていて、
その空間をずっとすすんでいきます。
エダサンゴがとっても綺麗なポイントでしたが、
奥のほうに砂地の場所があってそこがとても綺麗とのことで、
とにかく進んでいきます。
少し太陽の光が弱いものの、
砂地が白くてとっても綺麗なポイントでした。
まわりは珊瑚に囲まれていて、真ん中あたりだけが砂地。
さっきはガレ場に珊瑚の根がぽつりで綺麗でしたが、
砂地に珊瑚の根はとっても綺麗。
見る角度変われば、太陽の光加減で違う色の珊瑚に。
ここの根にもミスジリュウキュウスズメダイと
フタスジリュウキュウスズメダイがすみついていました。
太陽の光が強くなると底が砂地だからぐっと明るくなりました。
なんて綺麗な光景なんだろ・・・
もっと長く潜っていられたらいいのになあ。
次のポイントも竹富島の北側です。
波のないポイントを探して、船を停めます。
左上の場所は波があるけど、このあたりは波が収まってます。
ちょうど珊瑚で波がさえぎられています。
エダサンゴワールド。
これだけ密集して育つものなんですね。
折れている珊瑚はぜんぜんみあたらず、見事なものです。
地球上の二酸化炭素の3分の1を海が吸収します。
すると酸性化するのですが、珊瑚が二酸化炭素を吸収し、
炭酸カルシウムを放出するのです。
ようは酸素をつくりだしてくれるということ。
地球温暖化防止のためにも、
この美しい珊瑚は守らなければなりませんね。
ここのポイントはほとんど珊瑚が途切れることがありません。
エダサンゴのまわりは壁になっていて、プールみたいになっています。
それでも適度に潮が流れているので、水が綺麗なんですね。
白と紫のエダサンゴが交互に育っています。
ひとつひとつの珊瑚の枝がとっても綺麗。
間違ってもフィンで傷つけたりしたくないですね。
デバスズメが群れていました。
海を見上げるように写真撮ると、水が透き通ってみえますね。
4本目、最後のポイントは竹富島港の東です。
ここは一昨年も訪れたポイントです。
だいぶ太陽も傾いてきて、日差しが弱くなってきました。
それでも船の上からでも、珊瑚が確認できるほど透明度は高いです。
前回も思ったのですが、ここのポイントは水がぬるい感じがします。
そして流れもとっても穏やかで、
珊瑚のない場所もそれほど深くなくて、のんびりと泳げます。
多種多様な珊瑚が折り重なるように育っています。
いったいこの写真の中に、何種類の珊瑚があるんでしょうか。
もっと日差しが強い時だったら、もっと綺麗なんだろうなあ。
それにしても竹富島の港近くでもこれほどの珊瑚があるとは。
海のアイドル、カクレクマノミ。
めずらしく山崎さんが海にはいって案内してくれました。
前回もいたのかな?
ほんと落ち着きのない魚ですね。
でもこのチョコマカした動きが人気なんでしょうね。
最後に、なんとなく円錐形の貝をみつけたので、
潜ってとってきたら、タカセ貝でした。
食べたらほんと美味しい貝なんですが、
さすがに調理のしようもないので、戻してきました。
一人参加だったんですが、
ピュアマリンクラブは、ほとんど放置しておいてくれるので、
気軽に泳げてよかった。
4ポイント4時間コース、大満足で港に戻ってきました。
次回もやっぱりピュアマリンクラブで決まり。
それにしても家族連れの子供さん、
小さな時から綺麗な海で泳げて羨ましい限りです。
自分のときはせいぜい若狭湾でしたからね・・・。
石垣最後の宿泊は、ベストイン石垣。
JALのダイナミックパッケージで1泊分のセットとして手配。
泊まったことはないがスーパーホテルみたいな感じで、
わりと機能的に作られている。
1階の駐車場側の一番フロントに近い部屋。
おそらく眺望としては、ホテルで一番悪いでしょうw
でも、フロントからも近いし、便利便利。
久しぶりの個室は落ち着きますし、楽ちんですね。
思いっきり荷物ちらかしました。
スノーケルセットだけ水抜きして、
休憩もせずにいざバイクで出陣。
ほんとアクティブだな・・・
まあそれには理由がありまして、夕陽の時間がせまってたからです。
徐々に空から青さが消えてゆきます。
落ち着いた空の色を見てると、自分の心も落ち着いてゆきます。
そして肌にあたる風も心地よくなって・・・
石垣市街地を抜けて、バイクで約15分。
観音崎へやってきました。
先端の展望台は人が多かったので、手前で陣取ってたのですが、
さすが連休中とあって、たくさんの人がやってきてました。
ただ残念ながら沈む方向には西表島があるため、
ここからは水平線に沈む夕陽は見えません。
さらにこの日は、厚い雲に覆われて西表島に沈む間際で、
太陽は消えていきました。
午前は野底マーペー登山、午後はスノーケルツアー、
たっぷり遊び、心地よい身体の疲れを、
茜色に染まる夕景が癒してくれました。
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どうして往生際が悪いんだろ。
もしかしたら、昨日夕陽を見た名蔵湾なら、ぎりぎりで見えるかも?
ということで、またバイクで突っ走りました。
名蔵湾の名蔵アンバルにかかる橋から。
残念ながら、沈む太陽は見ることができませんでしたが、
闇夜に染まっていくのを空も綺麗でした。
最後の食事にしては質素なコンビニ弁当とビール。
今日は昼食は豪華に石垣牛でお腹もあまりすいてなかったし、
ひさしぶりに個室だったので部屋でビールを飲みながら、
のんびりするのも悪くなかったです。