4日目 四万十川カヤック|2008高知

中国・四国地方

 

昨日ドライブしていたときに見つけた
「かわらっこ」という施設で、
四万十川カヤックをすることにした。
9時までに受付してくださいとのことで、
8時に出発したら約30分で到着。

早めにつけつけだけすませ、
濡れてもいい格好に着替えをする。
ようやく持ってきた海パンとラッシュガードが活躍。
ヘルメットとライフジャケットを着用。
各自パドルを持って、
40人乗りぐらいの大型バスで上流まで移動する。
すでにカヤックは別の車によって、
運ばれています。

まずはパドルの使い方。
一度、サイパンでおいてあるカヤックを勝手に使って、
沖のほうまで行ったことがありますが、
きちんと習うのは始めてです。
とはいえ、陸の上ではいまいち感覚が分かりませんが、
「実際にやったらわかりますよ」との事。

で、転覆した場合の処理・・・
これはちょっとびびります。
実際に昨日の雨の影響で、川の水位が1m弱もあがっていて、
昨日よりも濁って流れが速くなっています。
目の前のあたりも、思っていた以上に水が流れています。
途中に、難所があり、

「ん~半分ぐらいの確立で落ちるかもしれません。
あと落ちたら、まずカヤックから脱出してください。
そしてカヤックにはつかまらずに・・・」

らしいです・・・。
ちょっと真剣に聞いてしまいます。

さて、いよいよ出発です。
結構水は流れていますので、こがなくても、
すいすいと進んでいきます。

スタッフの人がカヌーの上から写真撮影してくれます。
意識するのも変なので、
微妙な距離感が難しいですな~~w

天気もどんどん回復してきて、
青空も見えてきました。
寒いかなと思っていたんですが、ちょうどよい感じです。
まさにカヤック日和。

予定よりも、流れがあるために、
勝間の沈下橋に早々の到着。
到着すると暖かいお茶と四万十川瓦せんべいのサービス。

さてさてこれから沈下橋からの飛び込みのようです。
と、男は自分だけだったので、
ここは真っ先に行かないといけないんだろうな・・・
とか考えるほど、ぜんぜんびびらない体質ですw

写真を連射で撮りますからね~~と言っていたカメラマンが
撮影が間に合わないほどあっさりと飛んでしまい、
写真が残っていませんでした。
なんじゃそら・・・・

と、ふたたび橋に戻ってきてもう一度飛びます。

少し助走をつけて、
この時点でカメラほうに体はむいていますが、
段差に足をつまずかないように少し足元を見てます・・・

そしてジャンプ~~
あ~恥ずかしいわw

ひゅ~~~ん。
あっという間に落ちていきます。
高さは4mぐらいじゃないですかね。

ざぱーーん。
水の中はみどりっぽく濁ってました。

ライフジャケットがあるので、
そのままプカプカと浮いています。

いや~~いい大人が、
ほんと大人気ない飛び方をしてしまいました。
こういう子供の頃に帰ったかのように遊べるのも
醍醐味のひとつなんですけどね。
自分の持っている防水カメラで撮影。

沈下橋の飛び込みを終えて、
再び出発しますが、
ここからが難所がありますとのこと・・・

沈下橋の下をくぐり、
すすんでいくと、先のほうから水の音が聞こえてきます。

水しぶきが飛んでいます。
大きな船だったらいいんですが、
カヤックぐらいだと、これはちょっとあせる。

さてと、ここもトップバッターで向かいます。

最初は落ちまいとほんと必死でした。
転覆したら、水流に巻き込まれて、
しばらくは上がってこれないですよ。
とか脅かされましたので。

慣れてくると、パドルワークで、
動けるし、スリルがあって面白い。

でも、落ちたくはない~~~
最後はミスってぐるっと一回転してしまいましたが・・・

なんとか無事に脱出・・・

終わってみると、
もっと激しくても良かったな~~とか、
勝手に思ってしまう。

意外と川の流れって複雑なので、
実際に巻き込まれたらほんと出てこないかも。
川の真ん中でも渦巻いている場所が結構あったりします。

それにしても本当によい天気になりました。
雨が降らなければ良いなあ~と思ってたんですが、
昨日とはうって変わって、
青い空に、白い雲、青々とした山の緑が本当に綺麗。
まさに夏の風景ですね。
後半は川幅も広がり、穏やかでした。

沈下橋の時に、四万十川は暴れ川という話をしましたが、
4年前の台風の時には水面が14mも上昇したということで、
去年の台風も結構増水したようです。
そんな姿も感じられないほど穏やかでした。

川の流れがあった分だけ、
当初の予定よりも30分以上、終了してしまいました。
穏やかな日だと、パドルを漕ぐのもしんどいですよ~。
ということだったので、ある意味ラッキーだったと思います。
でも、増水していた分、水は濁っていましたけどね。

目的だった四万十川カヤックも無事終了。
まだ高知県の西部にいます。
ぼちぼち帰るとしますか・・・

カヤック体験施設
かわらっこ
http://www.kawarakko.com/

写真はCDに焼いてくれて1,000円。
有効活用できました。

かわらっこは、シャワー施設も完備。
体にしみた四万十の水も洗い流し、さっぱり。
そのまま上流をたどっていくと、
実は帰路のルートに合流できるのだが、
かなり時間がかかりそうなので、
同じ国道56号線ルートで戻ることにする。

黒潮町付近は海岸近くを走るので、
海の景色がとても綺麗。
行きはどんよりとしていたのだが、
帰りは暑いほどのよい天気。

ただ黒潮町の市場は月曜日が休み・・・
ふたたび山間部の峠道をひたすら走る。

たどり着いたのが、中土佐の黒潮工房。
閉店の3時には間に合いました。
先に注文して支払いを済ませます。
食事場所は店内と店外が選べますが、
天気も良かったので店外にしました。

ぼーっと座っていると、
横の焼き場に従業員が藁をもってきました。
もしや・・・
鰹の藁焼きが始まりました!
別に実演を頼んでいるわけではないですが、
タタキにしてあるカツオがなくなる度にするそうです。

藁はすぐに火が燃え広がるのですが、
あっという間に燃え尽きてしまいます。
結構な量がいるんです。
そして最近では農家の人も、藁を固形燃料にしてしまうそうで、
藁がなかなか手に入りずらくなってるようです。

なので、ほとんどの店では藁焼きはしていないそうです。
ですが、藁焼きはタタキがふわっとしあがるようです。

ちまきたたき定食。
強制的にポン酢でしたが、タタキは美味しかった。
身がピンとはっていましたし、
味は生臭さが一切ありません。
普段食べるタタキと比べるとほんと天と地との差がありますね。

白ご飯はついていませんが、チマキがついています。
これもカツオです。

太平洋が一望できるロケーションは最高。
ちなみに店の裏をぶらぶらしていると、
発泡スチロールに「ケンケンカツオ」と書かれていました。
なるほどカツオも美味しいわけだな。

中土佐から須崎はあっという間。
須崎は高速道路があるのであとは延々と高速道路にのり関西をめざします。

台風で西表島への旅行が中止になり、
急遽1日前に決断した高知への旅。
思った以上に広くて、見るところも多いし、
アクティビティーも種類豊富。

ほんとあと1泊ぐらい欲しかった・・・
なかなか高知だけで3泊過ごす人も珍しいとは思いますけど。
目的のホエールウオッチングと四万十川カヤックは達成、
スノーケリング予定だった3日目の雨が悔やまれるけど、
全体的にはいい旅行になりました。