1日目 室戸まわりで高知いり|2008高知

中国・四国地方

台風13号・・・
こいつにやられました。
石垣島から西表島にいって過ごすはずだったけど、
思いのほか遅い台風で、
結局直撃。
船も欠航のようだったので、とりあえずキャンセル料無料だったので、
キャンセルしました。
飛行機も実際、欠航になりました。

それも1日前の話なので、
新しい行き先を探しましたが、
航空券を使う分には、普通航空券か株主優待しかない。
とっても高額なのです。

なんとなくやっぱりスノーケルがしたかったので、
車でいけて、熱帯魚が見れる場所・・・
伊豆、串本、高知・・・
伊豆、串本はスノーケルしたことないが、
いったことがあるので却下。
そして高知・・・高知市はいったことあるけど、
それ以外はほとんどいったことない。

そして図書館でガイドブックを借りてみると、
魅力的な県でした!
天気予報もまずまずだったので、即決定!

という紆余曲折の上、高知にいくことになりました。

四国へいくには3つのルートがありますが、
明石鳴門ルートを選択。
理由は、一番の最短距離だということと、
いっそのこと高知県をフルに横断してみたい。

明石海峡大橋。
世界最長のつり橋で、長さは約4キロ。
しかし、よくこんなもの作るよな・・・というのが実感。
なんども添乗で通っていますが、
自分で通ったのが実は始めて。
バスに比べて、自家用車のほうが、橋の大きさを実感。

淡路島を縦断して、大鳴門橋を通過。
橋の下には、世界三大潮流のひとつでもある鳴門の渦潮が・・・
見えません。
バスだと結構見えるんですが、乗用車では無理ですね。

そして徳島に昼ごろに到着。
徳島といえば、徳島ラーメン。
新横浜ラーメン博物館に出展し、
一躍、徳島ラーメンの名を広めたという「いのたに」へ。

店内はカウンターのみで、先に食券を買う仕組み。
12時ちょうどに到着したせいもあるけど、
すでに満席だったが、ほとんど待たずに着席することができたが、
どんどんと客が押し寄せてきた。

これがスタンダードな徳島ラーメン。
肉入りの玉子入りで650円。
見た目よりもマイルドな感じの豚骨スープ。
煮込んだ豚バラ肉に玉子を混ぜてすきやき風に・・・
シコシコした麺は好みの固め。
こりゃ、結構美味です。
徳島ラーメンやりますね。

四国には4つの都道府県がありますが、
実に4つに均等に分かれているわけではなく、
かなりばらつきがあります。
香川県はかなり小さく、次に徳島、愛媛、
一番大きい県が高知県。

一路、高知県東部の最南端である室戸岬を目指します。
しばらくは徳島県内を走ることになりますが、
ほんと何にもないです・・・

途中からは多少山間部を走ったりしますが、
ほとんど目新しいようなものはありません。

とにかく徳島は運転があらい!
カーブがせまっているのに、無理に追い越していきます。
荒いというより無謀な感じがしますがね・・・
ほんと巻き込まれたくない。

あと、お遍路をしている人が思った以上に多いこと。
ちゃんと道を徒歩で歩いているんですよね・・・
いったいどれだけの距離になるのだろうか。
距離が近い都心部はいいと思うのですが、
地方にくると寺と寺の間が何十キロと離れている。
ところでいったい何のためにしてるんでしたでしょうか?
まだまだ勉強不足です。

2時間ほど走ったところで
ようやく徳島県最後の宍喰という町にたどりつきました。。
2時間走ってまだ徳島かあ・・・先はまだまだ長そうです。
道の駅の宍喰温泉でとりあえず休憩。
お遍路している人が何人か休憩していました。

目の前には広い海岸が広がり、サーファーたちが波乗りをしています。
テトラポッドもあるし、結構危ない感じではあります。
ぶつかったりしないのだろうか・・・

波は思ったより小さいですね。
自分はサーフィンはできないのですが、
一度だけバリ島でトライしたことはあります。
もちろんというか2時間やって1度も立てませんでした。
こことは比べ物にならないほどの高い波でした。
このぐらいの波で、ちゃんと習っていれば多少乗れたのかな・・・

まあ今となっては縁遠いスポーツですw

海岸の先は海岸線が入り組んでいて、
リアス式海岸になっています。
海が綺麗そうな竹ケ島という場所があったので、向かいました。

小さな漁村の町です。
海洋自然博物館や水中展望船などがあり、
海としては綺麗なようなのですが、
森の養分が豊富なので、緑っぽい色をしています。
その分やっぱり透明度が低くなります。

先々月に宮古島にいっていたこともあり、
とても綺麗には見えてきません。
ほんと贅沢になってしまいました。

防波堤では老夫婦が1本の竿を使って、釣りをしていました。
おばあさんが釣るのを担当していて、
魚が釣れるとおじいさんが魚を取ってあげています。
まさに二人三脚。

思ったよりも、入れ食いのようで、
「いつもはこんなに釣れないのに、今日はほんとよく釣れているよ。」
と言っていました。
海に仕掛けをいれたとたん5秒もたたないうちに、
2~3匹の魚が釣れています。
小さいアジです。

「良かったら持って返るかあ?」

思った以上の釣果で分けてくれるとのことでしたが、
さすがにもらってもどうしようもないので、お断りしました。
しかし、その夫婦のゆったりとしたペースを見ていると、
ほんとほっこりとさせてくれました。

ようやく高知県に入りました。
これからずっと太平洋を眺めながらのドライブ・・・
といきたいところですが、
なんだか空がどんよりとしてきています。
あれおかしいな・・・

室戸岬に近づくころにはほとんど集落もなく、
山からの稜線がいっきに海へ落ち込んでいます。
まさか・・・と思っていたけど、
このような道にもお遍路さんが歩いています。
ちょっと曇ってきたとはいえ、結構暑いと思います。
ほんと長い距離だし、何もないのに・・・すごい。

休憩がてらバーデハウス室戸によってみました。
室戸岬は太平洋に突き出していて、
すぐに深い海にたどりつくことから、
深層水を使った産業がさかんなようです。

バーデハウス室戸は深層水を使ったスパ施設で、
プールやエステなどの利用ができます。
白亜の建物で綺麗な施設。
道の駅っぽくもなっていて、
深層水を使った商品を売る売店もあります。

で、深層水を使ったアイスモナカを食べました。
ちょっぴり塩味だったかな・・・
でもそんなに普通のアイスと違いは分からないですね。

岩場だらけの荒々しい海岸線が続くようになります。
もうすぐ先端だろうか・・・
すると断崖に穴が開いている場所があり、
社務所のようなものがあったので、訪れてみました。

小さい穴をはいっていくと中には、
白装束をきた参拝者がお経を唱えています。
明かりは外からの光とロウソクのみ。
神秘的というよりは、ちょっと怖さも感じます。
とうぜん涼しいですから、ぞくぞく・・・

早々に引き上げて、海岸線を散策してみました。
遊歩道が整備されていて、歩きやすいです。
大きな岩の中をぬうように歩いていくのですが、
それほどダイナミックな地形でもなく、
周辺は暗くなってきたせいもあり、
結構退屈な散歩になりました。

実はこのあたりから、
ほんとうの先端の部分までは、まだ距離がありました。

しばらく走ってようやく展望台のようなものがあり、
車を停めて、登ってみました。
ほぼ270度の海の眺望ができます。
まあ眼球のゆがみの錯覚なのですが、
水平線が丸く見えてきます。

鯨なんかも見えてきそうな気もするけど、
まあ実際にいたとしても絶対に見えないでしょうね。

実際ここが四国の最南端というわけではないので、
訪れている人は結構少ないようです。
あと周辺に観光地がないせもあるのでしょうね。

周辺もかなり暗くなってきたので、
さすがにこのあとはノンストップで高知市街へ向かいました。

連休の初日とういことで、
高知市内の宿は厳しかったです。
まあ当日にとるほうが悪いんでしょうけど。
JALHPからだと10社ほどのサイトから一括照会できるので、
ほんと便利。
いつもはjalanか楽天ですが、
当然メジャー系はほとんどあいていません・・・

でもって、いつも使わないサイトで、
繁華街のど真ん中でベストウエスタン高知があいてました。
確か前は違うホテル名だったような・・・
とうことでリニューアルされていて、綺麗です。
無線LANが使えるのもいいですね~I-pod touchが大活躍。

明日の宿を予約しました。
ちょっと吉とでるか凶と出るかですが、
足摺の民宿を予約。

しかし、雨が降ってきました。
ぜんぜんあたらない天気予報。
傘を借りて、ぶらぶらと散歩。
まあ日本三大がっかり名所のはりまや橋へ。

何度も見てるのでがっかりもしませんが、
このような小さな名所を、大々的に取り上げたのが間違いなのか。
ほかの候補の札幌時計台や首里城なんかに比べても、
格段にがっかりさせられることは確かです。

さて、お腹もかなりすいてきました。
やっぱり高知といえば、皿針料理。
といきたいところですが、大人数で食べる料理なので無理。
かつおですね!

市内だとどの居酒屋でもあるでしょうが、
料理メインのお店で食べたかったので、
「柳憲(やなけん)」というお店に行きました。
http://www.yanaken.jp/pc/

乾杯~~~。
付出の貝も珍味で美味しい。

刺身盛り合わせ2,000円。
さすが料理屋だけあって、きれいな盛り合わせ。
シマアジ、タイ、ヒラメ、ハマチ、カツオ。
でもどれも美味しかったですよ。

特筆すべきややっぱりカツオ。
こっちで食べるカツオは身がだれていて、
やっぱりタタキにしてしまうんだけど、
身がはっていて美味です。

カツオタタキ 1,500円。

普通のお店より割高ですけど、
注文が入ってから、炙っていたと思います。
中は冷たく、まわりは人肌ほどでした。
厚切りの身はきりっと張っていました。

ポン酢と塩味が選べますが、塩味を選びました。
高知以外では塩味は少ないんじゃないかな?
身の回りに塩がまぶしてあります。
カツオの味がピュアに楽しめます。
ポン酢だとどうも風味が勝ってしまいますが、
美味しいカツオだと塩がいいですね。

途中、天ぷらの盛り合わせも食べましたが、
さくっと揚げられていました。

ご飯物は「土佐巻き」800円。
カツオタタキを巻物にしてしまうなんて、
さすが高知ですね。
身がしまったカツオに大葉の風味が絶妙。
これも新しいカツオではないとできない料理かもしれません。

全体的にほんと満足でした。
ちょっと高めですが、さすが料理屋と納得させてくれる味でした。

帰りにぶらぶら繁華街を歩いていると、
路上でアイスクリンを売っています。
実はこのアイスクリンは高知が発祥のようです。
よく食べていたんですが、
アイスクリームとシャーベットの中間のような食感と、
甘すぎないクリーミーな味が、
昔のおかしっぽい感じで結構で好きでした。

 

あと高知には屋台が多いです。
屋台といっても簡単な居酒屋風で、
餃子やラーメンを出しているところが多かったかな。
以前、添乗でいったときに行ったことがありますが、
こういう雰囲気好きですね。
行ってみたかったですが、お腹いっぱいでしたし、
明日も早いので、早々にホテルに切り上げました。

観光的には消化不良な1日でしたが、
食事的には徳島ラーメンに、高知のカツオ!
グルメ満足な1日でした。