関門海峡を歩いてみる(九州遠征登山vol.7)

九州
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今日の最終目的地は九州を抜けて、山口県下関市。
当初は国道3号線をとおって、途中で久留米ラーメンプランだったけど、
都市部をばかりを通ると渋滞もありそうだし、
やっぱり自然の中を走りたいということで、
阿蘇を経由して、そのまま北上していくことにしました。

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5時すぎだから、いつもは混みそうな熊本市内の道もすいすい。
早起きは三文の徳。

TSMC発見!

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24時間空いているディスカウントスーパートライアルを目指していたら、
噂のTSMCがTRIALのすぐ近くにあったので、少し見てみました。
工業団地の中に徐々に建物が建ち始めるというのが普通ですが、
それがいっきに建設されるような感じです。

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TSMCという名前は台湾にある世界最大の半導体メーカーの名前。
実際に建設されるのは、JASMという会社で、
TSMCと日本のソニー、デンソーが出資した会社です。
建物の裏側にはソニーの大きな工場がすでに稼働済みでした。

日本の半導体技術は衰退してしまった中で、
先端の半導体を国内に確保する必要がありTSMCを国内誘致するため、
日本政府は投資費用の半額近い4760億円の補助金を出しています。

設備を含めた投資費用は1兆円1000億円。
従業員数は1,700人を予定しているそうです。

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周辺は畑が広がるのどかな場所で、阿蘇の外輪山にもけっこう近い。
生産に大量の水を使うため、こういう場所が適してたのだろう。
しかし、熊本地震が起こってまだ十年も経過してないのに、
そっちの地政学はどこまで対策しているのかは気になるなあ。

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TSMCの工場と同じとおり、車で1分も走ればトライアルです。
写真左奥に見えている建物がTSMCなのです。
土地が安かったからディスカウントスーパーが進出したのだろうけど、
今となっては結構土地の価格は上がったのだろう。
TSMCの進出が決まってからは、熊本県の不動産価値はかなり高騰してるみたい。

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本日の朝ごはんを購入。
ほかにも九州のご当地うまかっちゃんラーメン屋や調味料などを購入。

濃霧のミルクロード、大観峰で晴れた!

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トライアルから東に2キロほど進むと、
阿蘇外輪山の北側の縁を走るミルクロードに入れる。
先ほどまで雨も降っていなかったけど、雨が降り出してきた。

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しかも濃霧でほとんど視界がきかない。
晴れたら絶景コースなんですがね…
ミルクロードはツーリングコースとしても有名なので、
こんな天気の中でも走っていくバイクの人がいるけど、かわいそう。

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そろそろ北上するために、ミルクロードを離れるかというタイミングで、
急に濃霧が無くなってきた。

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おお、青空まで見えてきた。
ということで、眺望の良い大観峰へ寄り道することに。

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大観峰展望台まで行かずに一昨日と同じ手前の場所から。
雨上がりなので草原が青々として、そこに日差しが降り注ぐ。
なんとも神々しい風景。
回り道して良かったなと思いました。

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阿蘇五岳は見えないけど、眼下の阿蘇カルデラがよく見えます。
一昨日までは少しもやっとしていたので、田園風景がとてもクリア。
雲が生き物のように動いていくのも面白い。

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10分ちょっとしかいなかったけど、景色がドラスティックに変わっていく。
さっきまで見えていた青空、日差しは消えて、また霧に包まれ始めました。

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本日の移動距離は約200km。
大分県の北西にある日田市まで国道212号線で目指します。
大半が山道なので、まだまだ先は長い。

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杖立温泉を過ぎたあたりから雨が強くなってきました。
両サイドから山が迫ってきて、渓谷のような場所を走っていきます。

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杖立川といくつかの川が合流し、松原ダムによってできた梅林湖。
この後、大山川と名前を変え、
さらに日田で玖珠川と合流し三隅川へ、
福岡県に入って筑後川と有明海へと続いています。

このあたり九州北部の山で降った雨水が筑後川に流れ込むので、
梅雨の時に筑後川周辺で水害が起こるのですね。

進撃の巨人 in HITA

別府で見つけていたのですが、
進撃の巨人の作者、諌山創さんが出身の日田に恩返ししたいということで、
「進撃の巨人 in HITA 〜進撃の日田〜」というプロジェクトが開催されています。

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道の駅に併設するという新しいスタイル。車がないと不便な場所です。

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ミュージアムは無料なんですが、オープンするまでまだ時間が…
雨の中待ち続けるのはつらいので、諦めました。

ルートからそれたところにある主人公たちの銅像を見に行こうと思います。

進撃の巨人は読破しましたが、特にファンというわけではないです。昼過ぎまで雨予報なので、ファンには申し訳ないけどネタ集め的に観光してます。

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大山ダムに到着。

駐車場完備。銅像があるのはダム下の小高い公園にあるようです。傘をさして向かいます。

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高さ94mなのでかなり迫力あります。

作者の諌山創さんはこの大山ダムのある日田市大山町出身。地元の有志がクラウドファンディングでこの銅像を立てたそうです。

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中央に主人公のエレン、右にミカサ、左にアルミン。

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ふむふむ。

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はじまりの地を再現してるようなので、これがウォールマリアなんですね。

ただ漫画のなかではウォールマリアは高さ50mなので、この大山ダムの半分程度の高さです。

高さは半分でも周囲全てが、高さ50mの壁に囲まれてたらかなり窮屈でしょう。調査兵団になりたい気持ちがわかるような気がします。

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山深い場所にあるし、わりと雨足も強いので、貸切状態でした。
日田市の中心からわりと離れているので、ファン以外は来ないだろう。

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日田市の中心、日田駅にやってきました。日田市は大分県の北西部にある人口6万人の都市です。

日田市の玄関口となる日田駅には、進撃の巨人関連の展示物がたくさんありました。

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人類最強リヴァイ兵長!細い!背景がいまいちです。玄関口の日田駅に主人公ではなく、リヴァイ兵長とはね。やはりリヴァイ兵長の方が、人気が高いのかな?

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駅ナカはとても雰囲気が良いですね。
日田杉がふんだんに使われていて、杉の香りがとても良い。

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了解です♪
もう少し楽しんでいきます。

天領の面影漂う町、豆田町

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日田市は、江戸時代には直轄地「天領」として栄えた町で、駅から車で5分程度の場所にその頃の町並みが残ってるようなので、立ち寄ってみます。

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天領だった日田のなかで商人の町として栄えた豆田町。

最初は車窓で見るだけの予定でしたが、意外と範囲も広く雰囲気も良さそうだったので、
市営の無料の駐車場に車をおいて歩いてみました。

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白壁の町並みがとても雰囲気よくて、
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。

ただ難点があって、道路が歩行者専用じゃなくてわりと車通りも多い。

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豆田町は思っていたより広くて、
大きな2つの通りに挟まれた中に5ブロック分ほどの広さに古い町並みが残る。

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もう10時なんだけど、ほとんどのお店はまだ空いていない。
観光客もほとんど見かけないけど、あまり人気ないのかな?

駅からもそんなに離れていないし、試飲できる酒蔵もあるようなので、
また鉄道の旅で近くに来た時に、よってみよう。

JR日田彦山線沿いに、九州を北上

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日田市からは国道211号線、県道34号線を経由しながら、
引き続き北九州市門司を目指して、北上していきます。

ほとんどの区間でJR九州の日田彦山線と並走しています。
日田市と福岡県北九州市小倉を結ぶ線路ですが、
6年前の平成29年7月の九州北部豪雨で被災し、
このあたりは不通になったままです。

今年2023年8月に専用道と一般道を組み合わせて走るバス(BRT)として再開するそうですが、
主に国道と並走するところは一般道を走るようなので、
このあたりに敷かれている線路は廃線、もう鉄道が走ることはないようです。
BRTとは、Bus Rapid Transitの略です。

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道の駅「歓遊舎ひこさん」。
道の駅の裏側に日田彦山線の鉄道の駅もあったようです。

ひこさんは、英彦山は大分県と福岡県にまたがる標高1,200mの霊山。
大峰山、羽黒山と並び日本三大修験の山のひとつです。
実際には英彦山への最寄り駅の彦山駅はもっと手前です。

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添田駅。
BRTと鉄道の境界線駅です。
ホームの奥側には線路が敷かれていますが、手前にはアスファルトしかありません。
スムーズに乗り換えができるようにする為だと思いますが、
とても不思議な光景です。

北海道で大雨で被災し、そのまま不通だった根室本線の東鹿越駅-新得間を代行バスで乗りながら、
鉄道の通らなくなった線路を眺めていましたが、今年廃線することが決まりました。

山間部で鉄道に乗ると、よくこんな場所に線路を通したなと思うことが多いです。
過酷な環境を開拓した先代の人の苦労を思うと、
線路が無くなることに寂しさを感じます。

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田川市、実際には少し手前から国道322号線を通ります。
300番台の国道とは思えないほどきれいに整備されています。

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途中からは、それほど交通量もないのに、片道2車線のバイパス。
車を運転しているにはとても快適そのもの。
しかし、こんな無料の道路をつくられたら、鉄道に勝ち目はないですよね。
並走する日田彦山線の未来も危ういですね…

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石灰の採掘地、平尾台。
山肌が削られている様子が伺えるが、国道から見えるのは一部。
google mapで見ると石灰を大々的に露天掘りで採掘した様子が伺える。

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北九州市の市街地を迂回するように、新門司港側を通り、関門トンネルへ。
格段に道路状況が良かったせいかあっという間でした。
本州と九州を結ぶ唯一の一般道路のトンネルなのに、ETCがないとは…
普通車は160円です。
入口は違いますが、すぐ横に自転車と徒歩用のトンネルもあります。

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九州とはこれでお別れです。
後で歩いて戻ってくる予定ですが…

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長さ780mの関門トンネルはあっという間でした。
無事本州に戻ってきました。

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こちらは高速道路で本州と九州をつなぐ関門橋。
ちなみに普通車は370円です。
関門橋手前のパーキングエリアで関門橋と関門海峡を眺められるので、
観光で来たのなら関門橋を使うのはありかなと思います。

唐戸市場のテイクアウト海鮮丼がお得

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下関といえば唐戸市場が有名観光地ですが、金曜日なのに凄い人。
金曜日~日曜日の週末に開催している、一般観光客向けに活きいき馬関街という
寿司の食べ比べができるイベント開催を狙ってきたのですが、予想以上の人。

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うわ~すごい人だわ。
コロナ5類になると、平日でもこんなに人が増えるんだね…

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寿司バイキングみたいなもんですね。
どれも美味しそうなんだけど、行列に並ぶの大変そうだな。
あとネタは大きいけど、選んでるとそれなりに値が張りそう。

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海鮮丼!これで1,000円はめっちゃ安い!
そして海鮮丼は誰も並んでいないんですよね。
みんな選べる寿司を買いに来ているようでした。
まあ活きいき馬関街の売りが、「寿司バトル」ですからね。

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基本的に食べ歩きシステムなので、飲食スペースはなしです。
関門海峡を眺めながら、シーサイドデッキで食べるのが基本なようで、
さっきまで人だらけだったのに、雨が降ってきて無人状態。

その人たちがいっきに市場内に飲食スペースを探してウロウロ。
休憩スペースっぽいところはコロナで閉鎖のままで、
雨が避けられるスペースは大混雑しています。
仕方ないので車の中で食べることにしました。

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ほんとこれで1,000円税込みはめっちゃありです。
サーモン、ウニ、鯛、まぐろ脳天、まぐろ赤身、アジ、海老、玉子、ヒラマサ…
食べる場所探してたら、まぐろ脳天とサーモンの脂が溶け出してました。
養殖系の魚が多かったので、味は安定しています。
ネタも大きくて、大満足でした。

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今日、宿泊するプリンスホテル下関。
高級路線の西武鉄道系のプリンスホテルとは違います。
唐戸市場のあるベイエリアからは車で5分ほどと離れていますが、
JR下関駅はすぐ近く、また裏手にある駐車場が無料なのが嬉しい。
目の前の道は国道9号線です。

歴史とノスタルジックな港町、下関

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チェックインまで少し時間があったので、駅周辺を探索。
下関駅前のロータリーは広いですが、ローカル感が漂います。
駅横には大丸百貨店併設のシーモールというショッピングモールがあります。

下関市は県庁所在地ではないですが、山口県で最大の都市で人口24万人。
1980年のピークには32万人、また市町村合併で2015年には29万人を超ましたが、
近年は急激に人口減少しているようです。

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駅前の国道9号線から1本裏側に入るといい雰囲気です。
すごいローカル感があってわりと好きな感じです。

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駅前に釜山門というゲートがありました。
近くの下関港は、韓国への海の玄関口で、
現在でも毎日フェリーが運航しているほどです。
飛行機がない時代にはもっと頻繁に交流があったのでしょうね。

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15:00になったのでチェックイン。
昭和感漂うお部屋ですが、綺麗で広くて問題なし。
カーテンの外は隣のビルの壁でした。
ちなみに裏手はソープランド街です。

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下関港国際ターミナル。
駅の近くにあって、歩道橋がそのまま繋がっていました。
鉄道とフェリーで韓国に行くのも楽しそうですね。

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晴れて嬉しいような、暑くて悲しいような…
なぜか北上してきたのにヤシの木で南国ムードが漂います。
右に見えるのは高さ153mの海峡タワーです。

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下関南部町郵便局。
日本で現存する最古の郵便局舎だそうです。
明治33年(1900年)建築のルネサンス様式の庁舎はとても趣があります。
現在でも郵便局として機能しているのが凄い。

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郵便局のすぐ隣にあるのが旧秋田商会ビル。
大正4年(1915年)建築の鉄筋コンクリート造りの3階建て。
日清・日露戦争で飛躍した秋田商会という総合商社の事務所だったそうです。
外観は洋風ですが、2.3階の住居部分は和の書院造りとうい面白い建物。
内部も無料で観覧できるそうですが、残念ながら時間外でした。
1階は下関観光情報センターとして利用されています。

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港があり大きなトレーラーが通るためか、下関市の道は広く作られています。
国道9号線です。

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旧下関英国領事館。
明治39年(1906年)建築で領事館としては国内最古のもの。
国の重要文化財に指定されています。
内部にはカフェもあり、アフタヌーンティーも楽しめるそうです。

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カモンワーフという商業施設から眺め。
対岸にあるのは門司港レトロ地区。
近くの唐戸桟橋から門司港へは連絡船でも行くことができます。
所要5分、運賃は400円。

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夕方の閑散とした唐戸市場。
下関といえばふぐですが、残念ながら今はシーズン外です。
とはいえ、高級魚なので食べてなかったと思いますけどね…
また明日の早朝に来てみようと思います。

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唐戸市場から続くシーサイドデッキ。
関門橋近くに人が歩いて渡れる関門トンネルがあるそうなので、
それを使って九州側の門司港レトロ地区へ行こうと思います。

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ふぐ料理で有名な春帆楼という料理旅館。
明治21年に初代内閣総理大臣の伊藤博文がふぐ料理を食べたのを契機に解禁されたそうで、
まさにふぐ料理発祥の地。
また日清講和条約の締結会場となったなど、迎賓館としての顔もあったそうです。

まるで竜宮城、安徳天皇を祀る赤間神宮

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春帆楼のすぐ隣にあるのが、赤間神宮。
1185年、壇ノ浦の戦いで8歳で海に入水した安徳天皇が祀られています。
安徳天皇は高倉天皇と平清盛の娘の間に生まれた子供です。

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戦時中に消失してしまった赤間神宮(当時天皇社)。
平清盛の妻が安徳天皇を抱えて入水する際に、
「海の中にも都はございます」と歌を詠んだという文献をもとに、
竜宮城をイメージして再建されたそうです。

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安徳天皇阿弥陀寺陵。
阿弥陀寺という名前が出てきますが、赤間神宮は阿弥陀寺というお寺でした。
それが明治維新後の神仏分離令によって、お寺は廃止され赤間宮となったそうです。
天皇陵にお寺の名前を付けているのは、仏様に対するせめてもの敬意なのでしょうか。

この旅の最初に神仏習合の地、国東半島を巡って、
最後に、神仏分離と関係する赤間神宮を訪れることになるとは…

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竜宮城のイメージぴったり。

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拝殿にあたる大安殿。

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平家一門の墓
壇ノ浦合戦で敗れた平家一門の墓です。
1600年ごろ海難事故が頻発したため、平家の怨念ではないかということで、
周囲に散らばっていた墓標を集めて、赤間神宮の横に祀られたそうです。

この場所に来た時、あまりにも不気味な雰囲気でなんともいえない空気を感じました。
裏山の木々に覆われて、湿ったような場所にあり、
すぐ横には白と朱色の鮮やかな赤間神宮と対照的な雰囲気でした。

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平家7人の武将が祀っていることから、七盛塚と呼ばれているそうです。
総大将だった平宗盛は味方の武将に突き落とされ、泳ぎまわっていたろを囚われ、
約3か月後、源義経によって斬首され、平家は滅びたそうです。
だからというか当然、宗盛の名前は刻まれていません。
NHK大河「鎌倉殿の13人」では小泉孝太郎が無能な宗盛を演じていました。

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赤間神宮を後にして、関門橋目指して歩いていきます。
このマンションすごい場所に建っているな・・・

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関門橋は関門海峡の一番狭い650mの場所にかけられています。
商船三井(MOL)の自動車運搬船が目の前を通りましたが大迫力。
全長199.95mで6700台の自動車を搭載できるとのこと。
200mを超えると瀬戸内海を夜間航行できないので、199.95m。

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関門橋は海面から橋げたの下部までの高さ61m。
ぶつかるはずないけど、冷や冷やしながら眺めてました。

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下関駅から約4km歩いて、ようやく関門橋の真下へ到着。
目的地の門司港レトロ地区はまだまだ遠いな。
門司港レトロ地区は、背の高いビルがあるあたりです。

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赤間神宮に祀らていた安徳天皇が入水することになった壇ノ浦の戦い。
平安時代末期の1185年、平家と源氏の最終決戦、
両軍合わせて約4000隻の軍船がここで戦いを広げたそうです。

瀬戸内海と日本海を隔てる狭い海峡で潮の流れがとても速い場所です。
当初は潮上に展開していた平家が優勢だったそうですが、
潮目が変わり、今度は潮上にたった源氏が優勢にたつと、
平家から造反する船が相次ぎ、敗色濃厚となると、
二位の尼(清盛の妻、安徳天皇の祖母)三種の神器と安徳天皇を抱いて入水、
その後、主だった武将も入水していったそうです。
戦いが終わると源氏の赤い旗を掲げた船が海を埋め尽くしていたそうです。

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左に源氏の源 義経像、右に平家の平 知盛像。
左の義経像は弓から逃げるために、船から船へと飛び回って逃げている姿。
右の知盛像は入水した時に、浮かんできて敵に首をとられないため、
船の錨をかかえて沈んでいった姿。
負けた知盛のほうがカッコよく作られているんですね。

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関門海峡は馬関戦争(下関戦争)の舞台。
明治維新前の1863年に長州藩が攘夷(外国を追い出す)決行を期して、
アメリカ、イギリス、フランス、オランダの連合艦隊を砲撃。

翌年、報復のために連合艦隊は戦艦17隻で砲撃し、3日間の戦争へと発展。
最終的に連合艦隊に下関砲台を破壊し占拠された。
講和によって外国船の通行の自由、砲台撤去などの条件を受け入れたという。

戦争回避のために奔走したのが伊藤博文、和議交渉を行ったのが高杉晋作。
歴史上の有名人が登場しすぎですね…下関。
安倍元総理も出身でしたね。

関門トンネル人道で九州へ戻る

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壇ノ浦から国道9号線を挟んだところに、
関門トンネル人道の入口があります。
通行できる時間帯は決められていて朝6時から夜10時までです。
夏の時期だったら、朝6時は結構遅いかなという印象。

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人は無料、自転車と原付バイクは20円のようです。
原付バイクが通れるのが以外でしたね。
国道のほうは通行できないのかもしれません。

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エレベーターで地下55mまで降りていきます。
原付バイクがのせられるぐらいなので、結構広くて、
1人で乗るのが申し訳なく感じられました。

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九州の門司側までは全長780mの距離。
中央に向かって徐々に下っていきます。

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中間地点の県境を過ぎると、上り坂に変わります。
海面の高さから58mの深さ。

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たった780mですが、風景が何も変わらないので、
結構長く感じられました。
途中20人ぐらいはすれ違ったので、意外と利用している人はいるようです。

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再びエレベーターにのって地上へ。
門司側は深さ60mと5mほど深いようです。
下関側とデザインが似ているので、酔っぱらってたら間違えそうw

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九州側からの眺め
関門橋のほぼ真下に、和布刈神社がありますが、
壇ノ浦の戦いの前夜に、平家が勝利を祈願して、宴会を開いたそうです。

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めかり観潮遊歩道

瀬戸内海は、干潮と満潮の水位の差、いわゆる干満差がとても大きく、
関門海峡に面する瀬戸内海西部では3~4mあるそうです。
瀬戸内海は比較的浅く、また外海と狭い海峡でつながっているので、
いわゆるプールみたいな状態だそうです。

瀬戸内海と外海との間は、潮の満ち引きで海水が出入りするのですが、
その流れはとても早く、時には10ノット(時速18km)にも達するそうです。
時速18kmで100mを走ると、おおよそ20秒です。
もし流れのはやい場所で海に落ちたら、もうどうしようもないですね。

ちなみに自分がよく釣りに行ってた日本海では、
干満差がほとんどなく0.4mほどしかありません。

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日本三大潮流のひとつに数えられるほど潮の流れが速い関門海峡。
ほかの鳴門海峡、来島海峡と違って渦はできないけど、
潮流は複雑に流れているので、船の航行は難しいそうです。
間違ってもこの海に落ちたくないですね…

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ノーフォーク広場
下関の町を眺めながらのんびりできる広場。
門司港側は幹線道路が近くにないので、とても静かです。
映画海猿のロケ地らしいです。

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その先は「めかり街道」としてレトロ地区まで整備された遊歩道が続きます。
門司港レトロ観光線の線路が敷かれていて、
週末中心に門司駅からトロッコ列車が運行されています。

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めかり街道では、猫を良くみかけました。
今日は平日なので、列車は通らないので安心して散歩してるようです。

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かわいいな…

門司港名物焼きカレー

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ようやく門司港レトロ地区に到着。
観光客向けのお土産屋やレストランが集まっていて、
いかにもツーリスティックな場所。
何度も添乗で来ていたので、目新しさもなく、さらっと眺めて終わり。

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門司カレーのお店はいくつかありますが、
googleレビューの評価の良かったMITSUBACHI CURRY。
門司港レトロ地区からすぐ。

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店名はカレーという名前がついているのに、
カレー専門店じゃないのか…

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今回の旅、初の外食でのビールです。
めっちゃ歩いてきたから美味しく感じている分はあるけど、
この門司港ビールのペールエールはかなり美味しいです。

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スパイシー焼きカレー 1,000円

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表面はパン粉がカリカリ、とろーりチーズとカレールーがあわさり、
めちゃくちゃ旨い。

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中からとろとろの卵が…もう反則でしょ。
焼かれたパン粉がサクッとしてて、いいアクセントになってます。
ほんと旨かった。

スパイシー焼きカレーという名前のスパイシーとは?なほどマイルド。
まあチーズと半熟卵でマイルドになりますよ。

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まだこんなに明るいのか…
夜景を見ようと思ったけど、アルコールが入って疲れがでてきた。
下関に戻ろう。

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大正6年(1917年)に建てられた大阪商船門司支店を修復したもの。
門司港から中国、台湾、インド、ヨーロッパなどへ客船が運航していたそうで、
オフィス、待合室として使われていたこのビルは賑わっていたそうです。

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大正3年(1914年)に開業した門司港駅。
老朽化に伴い2012年から駅舎を解体し、補修、組み立てし、
6年復元工事を終え、2019年に大正時代の開業当時の姿に戻りました。
木造ルネサンス様式の2階建ての駅舎は、門司の「門」を表しているとも。

本州と九州がトンネルで鉄路が結ばれる昭和17年までは、下関から関門海峡を船で渡り、
ここ門司港駅から九州各地へ列車が出発していったそうです。

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以前訪れた時より内部もとても綺麗になっていました。
この左にみどりの窓口があったのですが、
木製のカウンターを利用し、駅員もレトロな制服を着ていて、
大正時代の雰囲気を醸し出していました。

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ホームにはベンチや広告などが一切なく、とてもすっきりしています。

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小樽駅の5番線ホームと雰囲気が似ている感じがします。
門司港駅は本州と九州を結ぶ大動脈から逸れているので、
列車の本数も少なく、19時台の列車は3本しかありませんでした。

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門司港駅19:09→小倉駅19:16
鹿児島本線 普通・博多行き

久しぶりにJR九州の列車に乗ります。
これ1本で博多駅まで行けるんですね…
普通なので2時間もかかりますが。
博多ラーメン食べたい。

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JR九州のコーポレートカラーである赤色を使用した車内。
転換クロスシートなので、長時間乗ってても快適そうですね。

その後、門司駅で列車を乗り換え、関門トンネルで関門海峡を越え、
下関駅へ戻りました。
門司駅19:27→下関駅19:34
山陽本線 普通・下関行き

早朝から車を下道で200km以上運転し、その後徒歩で25,000歩。
さすがに最後は疲れて写真撮る気にもならず…

明日は高速道路を使わずに、自宅のある滋賀へ戻る予定です。
車での過去最高の移動距離になりそうです。

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