2013|Peachで札幌1泊2日グルメ旅

どんぶり茶屋、究極の至宝丼
北海道

「Peach」

関西空港を基点とするLCCの会社だが、
日本の国内線では初となるだけに、料金は今までに比べてかなり安い。 
で、友人と飲んでる席で、「札幌まで往復1万円でいける」とうい話をしてると、
じゃあ行こうかという話になった。

最初、3人で行く予定だったが、結局7人まで膨れ上がってしまった。
しかも男7人、冬の札幌、食べる以外何も思い浮かばない。

1泊なので、行きは一番早い便、帰りは一番遅い便を予約。

7時出発のフライトの為、もちろん公共交通機関でいけるわけもなく、
大津市瀬田で04:30に集合し、車で移動。
自分の運転してた車には、5人で移動した為、
ガソリン代、高速料金、駐車料金を割ったらひとり2,000円。
かなり安い。

去年の10月から、ピーチは専用の第2ターミナルを使用している。
規模的には神戸空港ぐらいで、簡素な1階建ての作り。
ただ同じ時間帯に飛ぶ便がいくつかあるため、6時ごろでも人も多い。

車で行く場合は、すぐ目の前に駐車場があって便利だが、
電車で行く場合は、駅からシャトルバスに乗る必要があるので不便そう。

ピーチが発着する第2ターミナルは、飛行機までは、徒歩移動。
ブリッジを使わず、また飛行機をプッシュバックさせないことでコストカット。
Air Asiaのクアラルンプールの専用ターミナルとまったく同じ方法。

ちなみに使用すると機材も、すべてエアバスの320-200型機のみ。
遅延や欠航、整備が同一機種のほうが効率よくまわせる。
パイロットも乗務できる機種が決まってるらしい。
これもAir Asiaと同じ。

行きは、一番前の広いシートが、友達だけでうまってしまったので、
すぐ後ろの通常の広さの窓側を指定。
一番前と非常口の座席は広く、特に一番前は足を組めるほど広い。
ストレットシートという位置づけで、840円で指定することができる。

座席は広さは同じだが、窓側や、前方側だと420円の追加。
その他の座席でも指定するには210円必要。

離陸後の座席移動は禁止されていて、CAからアナウンスが入る。
ちなみに同じ予約記録でも、座席指定してないと、ばらばらになるので注意。

機材も新しく、CAも若くて30歳未満というより25歳未満ばかり。
フレッシュ感が伝わってきて良かった。

新千歳空港駅から、札幌駅までJRで移動。
運賃1,080円。
関西空港から新千歳空港まで5,000円ちょっとできてるので、とても高く感じる。

まあとりあえずは的、がっかり名所の「札幌時計台」を観光。
中も見学しなかったので、わずか1分で終わった。
雪も降ってきたので、もう観光は終了のムード満点。

時計台からも近くにある二条市場へ。
7人もいるから、うろうろするよりも、座れそうなお店へすぐ入る。

「どんぶり茶屋」

観光向けのお店だが、自分たちも観光客だし、メニューも豊富で選びやすい。
奮発して、究極の至宝丼2,980円。
生うに・毛がに身カニ味噌和え・毛がに足・たらばがに・
ぶどうえび・ぼたんえび・甘エビ。

値段は高いけど、味は大満足。
蟹は2種類、海老も3種類食べ比べできます。

幻のぶどう海老も食べることができました。
甘エビや牡丹海老ほど、くどくないほんのりとした甘さで美味でした。

うにも美味でしたし、北海道まで食べに来た甲斐あり。

早めの昼食が終わったのが、午前11時。
チェックインはできないけど、ホテルに荷物をおいて、晩御飯まで解散。

みんな夜の街すすきのに、昼間から消えていきました。

ようやく開放されたので、
1週間後に開催される札幌雪祭りの雪像の出来具合を見に行きました。

「伊勢神話へ旅」

横のビルと比べると大きさがわかりますが、ビル5階分ぐらいあります。
近くに行くとその大きさに圧倒されます。

陸上自衛隊さんが担当されているようですが、これって勤務時間内ですよね。
ほかに2つの雪像の担当を自衛隊さんが担当されてましたが、
勤務であれば、ちょっと疑問に感じますね。

「大氷像 中正紀念堂」

台湾を代表する観光スポット、蒋介石をたたえて作った中正紀念堂の氷像。
ほかの雪像とは違い、氷で作られているためとても青くてクリアで美しい。

氷のブロックが置かれているが、これを積み上げて作ったらしい。

「中雪像 札幌らしい特色ある学校教育キャラクター」

スコップやバケツが無造作に置かれていてるのが笑えました。
キャラクターも、ほのぼのしていて良いですね。

「中雪像 北海道大学総合博物館(手前)・39 Thank you(湯~)(奥)」

大雪像クラスになると、作成中だったら、立ち入り禁止だったりするのですが、
気軽に雪像さわれたり、中に入れたりします。

天気も良くなってきて気持ちよかったので、大通り公園を端まで歩きました。

チェックイン可能な14時近くなったので、いったんホテルに戻って、
みんなと合流し、ラーメンを食べに行きました。

狸小路通り沿いにあったお店で、
店頭でスープを巨大な炎で炙っているパフォーマンスに惹かれました。

本来、味噌ラーメンなのでしょうが、店頭に書かれていた
『ラーメン王石神秀幸氏が「北海道で一番旨い塩ラーメン」と認める
札幌炎神のこだわりが詰まった一杯』
というキャッチコピーに惹かれ、
「海薫る炎の潮ラーメン」750円を注文しました。

美味しいけど、ちょっと食べる前にハードル上げられすぎて、
期待はずれな感じがあります。
海薫るなら、具にあえてキクラゲやのりは使わずに、風味だけで良かったかも。
トリプルスープとうたわれている絶妙なスープの味が、
具の磯っぽさで台無しになってたと思う。
やっぱり看板の味噌ラーメンにしておくべきだったかな。

いったん3時にホテルに戻って、2時間ほど仮眠休憩。
居酒屋探して、7人でウロウロするのは嫌だったので、
事前に調べて予約していた「函館 開陽亭 すすきの店」に向かった。

お刺身盛り合わせ「函館盛り」2,940円。
下段、左から、ほっけ、時鮭、にしん。
中段、左から、たこ、あぶらかれい、なんだったか・・・。
上段、ほっき貝、つぶ貝、ほたて貝。

ほっけや、にしんが、刺身で食べられるなんて驚きでした。
しかも、どれも脂がのってて美味い!
北海道の来た甲斐ありました。

別注で、「いかの活造り踊り食い」1,980円。
透明感、こりこり感、ほどよい甘さが最高です。

厚岸産の生牡蠣。
今までに味わったことのない濃厚な味で、
海のミルクと呼ばれていることに、はじめて納得しました。

「ぶどう海老とぼたん海老の食べ比べ」1,280円。

ボタン海老のサイズが特大!ぶどう海老が小さいわけではないのですが。
味もサイズに比例したわけではないけど、
ボタン海老は濃厚でぶりぶりっと食べ応え満点、
ぶどう海老は上品な甘みでぷりっとした感じ。

あとほっけの開きが最高に美味でした。
脂ののりが半端ないのですが、よくあるとろほっけみたいや嫌な脂じゃなく、
さっぱりした脂なのです。

ほかに、鮭児の刺身、にしんの塩焼きなど食べて、お腹いっぱい。
クーポン利用で小さいいくら丼つきで、食べて飲んで、ひとり4,700円は安い。

日曜日だというのに、店内は常に満席で、
予約なしではいってきたお客さんがいっぱい帰っていきました。
なかなかの人気店のようで、予約しておいて正解でした。

夕食後は各自自由行動。

今年は本当に雪が多いようで、札幌市内の道路は雪に覆われていて、
除雪した雪の塊が2mぐらい積み上げられています。

すすきので何軒か飲んで、ホテル近くの「ラーメン空」へ。
カウンターのみの小さなお店です。

「味噌ラーメン」750円。

カウンターキッチンで調理。
中華鍋で調理されていると、香ばしい匂いが漂ってきました。
でてきたラーメンは、濃厚な味噌スープに玉子縮れ麺。
とろとろのチャーシューにおろし生姜がのせられています。

美味。

今まで食べた味噌ラーメンでは、ダントツに美味しかった。
濃厚だけど、香ばしさもあって、味わいが深いスープ。
寒い北国の夜にはぴったりのラーメンでした。

食べるだけが目的のLCCで1泊札幌の旅。
1日目は大満足でした。

大通り公園とすすきのの間にある狸小路商店街沿いにある
ホテルサンルートニュー札幌に宿泊している。
冬期で、雪祭り前なのでかなり安く、3人部屋だと朝食つきで2,400円。

朝食はバイキングなので、せっかくだから北海道らしいものを食べたいので、
再び二条市場まで足を運んだ。

二条市場内も観光客向けに、海鮮丼メインの店が大半だが、
以前行った時に、友達がほっけ定食を食べていた記憶があった店へ。

「食事処 ながもり」にて「開ほっけ定食」750円を注文。

カウンター越しにあるガス火の網焼きで、脂を落としながら焼き上げます。
正直、昨日の開陽亭のしまほっけと比べると落ちますが、
十分に美味しく、またボリュームもあって大満足でした。

昨日、自分だけ雪まつりの雪像を作っているのを見ていたので、
友人もつれて少し散策。
「大雪像 伊勢 神話への旅」。自衛隊員さんがせっせと作っていますね。
間近で顔見たら怖いだろうな・・・

この後、お土産を買いたい人もいるということで、二条市場ではなく、
札幌市中央卸売市場の場外市場へ。
自分は特に買うものもなかったので、ぶらぶらとして、
再び集合してから、JRにのって小樽へいきました。

小樽といえば寿司、ここでハズレはきついので、一番有名な「おたる政寿司」へ。
すでに14時すぎでしたが、店内は混雑していて、人気の高さが伺えます。

友人はみんな自営業してるので、一番高い「匠」(5,250円)を頼んでましたが、
自分はサラリーマンなので、中ぐらいの「こぼれうに入り十貫握り」(2,940円)。

十分美味しそうなのですが、
まわりが「匠」ばかりで器も高級だから、かなり見劣りしました。

もちろん味は文句なしに、美味しかった。
特に、うにが口のなかでとろけて、めっちゃ美味かったです。

帰りは一番遅い便を予約しているので、20時05分発。
まだ15時なので、とりあえずは小樽に来たのだが、
ガラス館もスイーツ関係もまったく興味なし。
とりあえず腹空かせるために歩くかということで、小樽運河方面へ向かいました。

以前に比べて、観光向けのお店も増えていました。
しかし、まったく中に入ることもなく・・・。

観光はしないのに、こういう写真だけはみんな撮影してました。

小樽といえば、小樽運河。
倉庫跡は、お店になっていますが、びっくりドンキーとか看板が丸見え。
ちょっと風情考えて欲しいですね。

たんたんと歩いて小樽観光終了。
帰りの時間には早いけど、新千歳空港へ向かいます。
JRの快速エアポートにのって、1時間12分、1,740円。
みんなしきりに1,740円が高いって言ってました。
新千歳空港から、関西空港まで5,000円ですからね・・・誰もがそう思うはず。

買い物する人もいるので、自由行動。
何も買わないので、空港内ぶらぶらしてますが、北海道土産は本当に充実。
やっぱり定番の白い恋人や、六花亭バターサンドは堅実に売れてましたね。

空港内もさすがは北海道で、暖房がきつめ。
冷たいものが食べたくなり、「よつ葉ソフトクリーム」を食べました。
フレッシュ感のあるミルク味が、さっぱりしてて美味しかったです。

最後に複数店舗が集まる「北海道ラーメン道場」で夕食。
甲殻類好きの自分は、名前にひかれて「えびそば一幻」をチョイス。

スープは、塩、味噌、醤油が選べるのですが、
友人は、店員におすすめをきいて、塩だったので、みんな塩をチョイス。
自分だけ味噌にしました。
海老は鍋に入れても、かなり強烈な風味なので、塩や醤油では消せないはず。

で、このチョイスは大正解でした。
強烈な海老風味が、濃厚な味噌にぴったり。
海老を揚げたような赤い粉末もふりかけられて、海老好きにはたまらない。
そんなお腹空いてなかったのですが、スープもぜんぶ飲みきりました。

対しては友人は、めっちゃまずいって言って、残してました。
友人の塩スープ飲みましたが 、強烈な風味がまとめきれなかった。
あと表面の香味油も結構しつこいですからね。 
なんか味がまとまらずバラバラした感じでした。 

定刻より20分遅れで、20時25分に出発。
機内アナウンスがあり、この便はフランスから到着したばかりで、
お客さんを乗せての初フライトということでした。

帰りは一番前方の座席、ストレッチシートを選びましたが、
かなり広く、ゆうゆうと足を組むことができました。
最終便なので、機内販売のホットミールが40%オフとのこと。
捨てるぐらいなら、売り切るという姿勢が良いですね。

関西空港に着いたら、22時40分でした。
さすがに家に着いたら、日付がかわってて少々疲れましたが、
1泊2日でたっぷり楽しめたので満足です。

Peach.

今後旅行スタイルが変わりそうですね。