2008宮古島vol.4|4日目 池間島を満喫して、東洋一の与那覇前浜へ【終】

池間フナスク(池間島)
沖縄
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ホテルアトールエメラルドの朝食はバイキング。
相変わらず変な組み合わせ。
ほぼ満室だったんでしょうね。
朝食会場は結構な混雑でした。

前泊がゲストハウスだったせいか、
ホテルが広いと移動がめんどくさいです。
エレベーター待ちとか、洗濯機が遠いとか…
意外とゲストハウスって便利だなあと改めて実感。

いよいよ宮古島も最終日ですが、
カンカン照りの晴天です。
でも、湿気がない分、大阪なんかよりよっぽど涼しい。

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帰りの飛行機の出発は17時25分なので、
時間的にもまるまる1日遊ぶことができます。
昨日スノーケリングツアーの発着しただけの、
池間島へ再び向かいました。

池間島

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池間大橋周辺の海の色は美しい。
ついつい美しい景色に足止めされてしまいます。

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昨日の朝に訪れた西平安名崎。
風力発電が今日もよくまわっています。

そして離島ドットコムというサイトで調べていた
フナクスビーチ(池間ブロック)を探しました。
親切に車2台ぐらいおけるスペースがありますと書いてあったので、
そしたらそれらしきスペースがありました。
入り口の写真まで掲載されているので、
ほんと便利なサイトです。管理人に感謝。

ブロックを乗り越えていくと・・・

池間フナクスビーチ

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白い砂に透明な海の水。
ため息のでるような美しいビーチ。
結構狭い場所なんですが、岩に囲まれてて、
隠れ家ビーチっぽくっていい感じです。

さてさて泳ごうとすると、
海上保安庁の人がぞろぞろと3人やってきました。
もしかして…
実は宮古新聞のサイトで知っていましたが、
この場所で先週、東京から来た20代の女性が亡くなっています。
彼女はスノーケル中の事故だったらしい。

浮き輪やライフジャケットなどまったくなしで、
泳ぐと注意されるのかな・・・とちょっとドキドキ。
海上保安庁の人たちは、スノーケル事故を防止するための、
リーフレットを配って「気をつけてくださいね。」と、
注意をしてまわっていました。

海の死亡事故の多くはスノーケル中のようです。
ダイビングと違ってちゃんと講習うけるわけじゃないから、
遊び感覚でやるとほんと危ないですよね。
まあ自分も遊びなんですが…。

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さてさて海の中は、思っていたより濁っていました。
ビーチはほんとに綺麗に見えていたんだけど。
それでもちょっと泳ぐと、砂地の中に珊瑚が点在しています。

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ハナバチミドリイシ。
一面に綺麗に敷き詰められています。
テーブル珊瑚の小さい盤ですね。

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スギノキミドリイシ。
この珊瑚が密集している場所はほんと綺麗。
特に青色と白色のパターンは大好き。

スノーケルツアーのボートも近くまでやってきていました。
しかも、邪魔とか注意されたので、ムカッと。
こんな場所にボートでやってくるなよ、ほんとに。

吉野海岸や八重干瀬に比べれば、
魚は少ないですけど、その分のんびりとした海の中。
リーフエッジまではずっと浅いのでしょうね。

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熱帯魚の象徴的なツノダシ。
エンゼルフィッシュではないです。

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キイロハギ

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単独で泳ぎ続けたクマノミ。
なぜか私の周りから離れない…

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人になついているのか?
いったい君の家はどこだ?

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浅瀬の砂浜にいるコバンアジ。
ちょっと美味しそう・・・

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海の中も綺麗ですが、このビーチの風景はほんと必見。
時間がたつにつれ透明度が上がってきた気がするけど、
太陽が真上に来たからかな…。

海水とは思えないほどの透明な水。
ほんとに塩水?

池間ロープ

さっきのビーチから車を走らせること、
1分もないでしょう。
左側の路側帯に車が何台か停まっていて、
近くにビーチがあることがわかります。

ここは通称「池間ロープ」と呼ばれていて、
正式にはカジンギ ヒダ ビーチというらしいです。
うちなーの言葉は難しい。
なぜ、池間ロープと呼ばれているかというと、
ビーチにおりる場所が急斜面になっていて、
設置されているロープをつたいながらではないと、
降りられないのでそう呼ばれているらしい。

そしてそのロープを使わずに降りていくと、
こんな綺麗なビーチが待っています。
※健脚なら使わなくても大丈夫ですよ。

さっきのフナクスビーチに比べるとほんと広い。
1キロ以上はビーチが続いていると思います。
そして海の水も綺麗です。

こんな場所で泳いでしまうと、
ほんと沖縄本島のビーチでさえかなり見劣りしてしまいます。

ロープが降りた場所が、
ビーチの中央付近になり右にいくか左にいくか迷いますが、
なんとなく人のいる右側にすすんでみました。
さっそく海の中に入ってきます。

底は砂地というよりは、硬い岩が広がっているような中に、
珊瑚がぽつぽつとあります。
珊瑚的にはさっきに場所が綺麗でしたが、
砂が舞い上がらないだけ、こっちのほうが透明度は高い。

クリーニングフィッシュのキュウセンが、
フィンを掃除してくれるようです。

フウライチョウチョウウオ。
沖縄本島の備瀬や瀬底でよく見かけました。
感じ的、風来坊のように定住せずにふらふらしてるのかな?
なんかスキだw

とっても長い魚。
英名でトローンボーンフィッシュと呼ばれる
ヘラガヤ。
たまに変色タイプもいて、真黄色の固体もみたことがあります。

オニハタテダイ。
ツノダシのような形をしている。
鬼といえば、魚の顔が鬼に見えてくる。

クマノミとムラサメモンガラのデュエット。

奇抜な体色をしているムラサメモンガラは、
わりと人間に向かってくる。
まあおちょぼ口なんで怖くはないんですが、
意外とうっとしい。
クマノミのかわいらしさが浮き立つ・・・

しかしクマノミも近づくと威嚇してきます。
ハマクマノミと違って結構怖い顔だな・・・

クロスズメダイの幼魚。
大人になると真っ黒になるのに、
幼魚はほんとかわいい。

ウミウシ・・・
不思議な生き物だなあ。
今まで気にしなくて、目にしたことなかったけど、
意外と生息しているのかも。

だいぶ潮が引いてきました。

夕方便で帰らなければならないので、
スノーケルはこれで終了です。

4日間でかなり泳いだ気がします。
最初、台風の影響でほとんど泳げないかと思っていただけに、
かなり宮古島の海を満喫してしまいました。

最後に宮古の海からあがったとき、
心地よい満足感で胸がいっぱいでした。

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池間島のビーチは隠れ家っぽいだけあって、
シャワーなどの設備はまったくありません。
しかし、海水につかったまま飛行機に乗るのはつらいので、
空港の看板に「宮古島温泉」と書いてあったのを思い出し、
最後に温泉も悪くないかな。

とか考えつつ、池間大橋を渡ると、
昨日を含めて3度もわたっているのだが、
今までとは違いとんでもない綺麗な海の色になっていました。

池間大橋

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まるでフロリダ?
もちろん行った事はないけど、
髣髴とさせる池間大橋とその周辺の海。

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エメラルドグリーンの海に、
青い絵の具を垂らしたような独特の青さが美しい。

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青い海に青い空、そして青い車・・・
宮古島にぴったりの青いレンタカー。

休日だというのに、ほとんど車など通らないので、
のんびりと橋の上に停めて、記念撮影ができます。

結局目指す予定だった宮古島温泉は、
場所的になんとなく遠いし、入浴料が高かったので、
シャワー施設のあるビーチにいけば無料だなと、
いつものけち根性がよみがえり、
まだ言っていなかった与那前浜に行ってみることに・・・

駐車場に車を停めて、シャワーがあることを確認。
せっかくなのでビーチへ向かってみると・・・

東洋一?与那覇前浜

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めちゃくちゃ綺麗。
延々と真っ白い砂浜が続いている。
今まで泳いでいた場所はどちらかといえば、
スノーケルスポットだったので、
砂浜より岩場が多かった。

ここは砂浜が綺麗で、まさにレジャー向けのビーチ。
バナナボートなども走っているし、
今までに比べれば賑やかである。
反面、海は若干濁り気味・・・
もうさすがに泳ぐ元気はなく、お腹も空いていたので、
すぐに冷水シャワーを浴びてすっきり。

もう一度、与那前浜の後ろに見えた来間大橋をわたり、
来間島をめざした。

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2日目に見つけられなかった来間島にある
竜宮展望台に足を運んでみた。

竜宮展望台

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階段で3階まで上がっていくと
さっきまでいた与那前浜と宮古島が一望できる。
来間島と宮古島の海峡の海がまたなんともいえない。

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さっきシャワーを浴びてきたばかりなので、
流れる風がここちよい。
そういえば風が心地良いと感じるほどに風が弱くなっていた。
もう台風の余韻も感じられず、
海の様子もだいぶ穏やかだった。
2日前はまだまだこのあたりも波も高かった。

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これぞ宮古島といえる風景。
いつまでも綺麗な海であってほしい。

竜宮展望台の近くには集落があり、
沖縄特有の瓦屋根の住宅がちらほら見られた。
そういえば宮古島では見たことがなかったなあ。

楽園の果実で昼ご飯

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すぐ横には楽園の果実というお店があった。
フルーツを使ったデザートを出すお店。
いろんな情報誌や旅行誌に載っているだけあって、
結構繁盛していた。

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お腹がかなり空いていたので、
がっつり食べたいと思いカレーを注文。
しかし、こだわりのお店だけあって、
ただのカレーではありません。

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生うこん、マンゴー、クコの実、松の実、ひまわりの種、
たかの爪、りんご、ローリエ、シナモン、とうがらし、
ブラックペッパー・・・などなど
たくさんのスパイスが入っている薬膳カレー。
とってもやさしい味でした。

食後にフルーツのデザートといきたいところですが、
基本的に食べられるフルーツが限られていて、
いまマンゴーは旬で美味しいらしいですが・・・
ドラゴンフルーツ関連も苦手だし。

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ということで、抹茶・アロエぜんざいを注文。
宮古牛乳をたっぷり入れた自家製ジェラート。
宮古産の黒小豆、白玉だんご。
宮古産アロエベラ。
無農薬のサトウキビから搾ったこだわりの黒糖蜜。

地産地消のものってなんか嬉しくなりますね。
黒糖蜜がかかってたので、
結構甘かったですけど、おいしかった。

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空港に向かう途中にひまわり畑と遭遇。
最後まで夏を感じさせてくれました。

いよいよレンタカーを返却して、
帰路につくだけです。
まさに感無量の宮古島。

ほんと台風の影響でどうなるかと思いましたが、
下地島でのスノーケリングができなかっただけで、
行きたかった場所はほぼ制覇できましたし、
なにより晴天続きだったのが一番でした。

無理かなあと思っていた八重干瀬にもいくことができました。
想像以上に海はほんとに綺麗でした。
これで波がない状態だったら、もっと綺麗だったんでしょうね。

JTA088便 宮古→関西

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また宮古再来の日が訪れることを期待して、
夕陽に染まる西の空を眺めながら、帰路につきました。

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