2008 宮古島3

八重干瀬
沖縄

砂山ビーチ

宮古島旅行3日目。
日差しがまぶしくてやっぱり早く起きてしまう。
今日もなかなかの天気のようだ。
時計は朝6時。

まだ物音すら聞こえてこないし、
朝食がはじまる7時までもまだ時間があるので、
レンタカーを走らせ、近くの砂山ビーチまでドライブ。

わずか3分程で到着。
駐車場に車を停めるがすでに先客はいるようだ。
なぜ砂山ビーチというのかすぐにわかった。
ビーチまで、砂の道を登っていかなければいけない。
駐車場の場所はそこそk高台にあるので、
砂の道の頂上付近からはぐっと下る。
そして、海が見えてくるというわけ。

ちょっとした隠れ家ビーチぐらいの大きさしかないが、
なぜかとても有名なビーチ。
岩にぽつんと穴が開いているのが、また良いらしい。
やっぱり波がまだ強く、若干海は濁り気味。
これで日差しが差し込んでくるとまた綺麗なのかもしれない。

が、残念なことに小さなビーチに業者がはびこり、
砂浜のところにテーブル・チェアーセットとパラソルを
あちこちに置いている。
さらに宣伝の看板まで・・・
こりゃあひどいわ・・・。
私有地なのかわからないけど、かなり景観乱してます。

再び高い砂山の帰り道を戻り、朝食時間に合わせるように宿へ。
昨日かなり静かだったのだが、朝食場所には続々と人がやってきた。

基本的にはパンと飲み物のみの、
おしゃれにいえばコンチネンタルブレックファースト・・・
調理場も利用できるので、目玉焼きやサラダを作ってる人もいた。
となりの席の人はハムエッグを別料金で注文していた。

そんな仕組みも食べるまでわからなかったので、
とりあえずトーストとコーヒーを1回おかわり。
ん~これはすぐに腹がへりそうだ。
しかしアイスコーヒー薄すぎる・・・w

そして朝食を食べていると、
今日スノーケルツアーを申し込んでいる「カルトリマーヌ」から、
電話がはいる。

「やっぱり八重干瀬は無理でが、池間島周辺は船は出ます。
もし八重干瀬がご希望であれば、キャンセルできますけど?」

「いえいえ、もちろんお伺いします。」

「では、船をおろすので30分遅く来てください。」

あ~やっぱり無理かあ。
八重干瀬にはいきたかったけど、船が出るだけ良し。
今日船を下ろすということは、昨日は駄目だったわけだし。

ちょっと時間もできたので、
早めに出てドライブでも楽しもう。
すぐに泳げるようにラッシュガードに海パンスタイルで、
チェックアウト。

泊まったゲストハウスあったかや。

さあ、今日もカンカン照り!

西平安名崎

船の出発が30分遅くなることによって、
30分の余裕ができたので、
途中、西平安名崎という景勝地にいくことにした。

宮古島の北側に位置するのに、
西というのは変な感じもするけど、
宮古島は西には岬がないので、
東に対して西にしたのだろうか・・・とかへんな疑問も考えてしまう。

池間島へ向かう道から左にそれると、
海沿いの道を走るが、
すぐに大きな風力発電機が目に飛び込んでくる。
風力発電を見ると北海道を思い出すが、
青い空に風力発電機の白がまた映える。

だいぶ弱くなったものの、
西からの波はまだ白波がたつほどなので、
これなら八重干瀬はやっぱり無理だなあと納得。

駐車場に車を停めると、
小高い展望台があるので登ってみると、360度絶景。
南側には宮古島の中心部があり、
陸地が細くなっているので岬であることが実感。
写真右側の西側の海は白波が見えるが、
左側の東側はほんと穏やかな海。

池間島へ続く池間大橋と池間島。
この海域は比較的水深が浅く、エメラルドグリーンの海が広がる。

なんでこんな標識があるのかとても疑問。
東京なら分かるのだが・・・

9時を過ぎているというのに、
訪れている客が本当に少ない。
東平安名崎に比べるとダイナミックさにはかけるけど、
このエメラルドグリーンの広がる海の景色は、
決して劣らないと思います。

ちなみに、2003年の台風で、
一度すべての風力発電がなぎ倒されたようです・・・。
台風って恐ろしい・・・

八重干瀬?スノーケリング

今回お世話になったのが、
池間島にあるカルトリマーヌというダイビングショップ。
ネットで口コミなどを参考にしてチョイス。
集合時間ぎりぎりに到着すると、
建物の中には、すでに10名ほどがテーブルに座っていた。
それほど規模の大きくないショップだけど、
さすがに連休だけあって満員のようだ。

スノーケルとダイビングの併用だけど、
人数的にはスノーケルが少し多い。
スノーケルでもウェットを着用らしいのだが、
一番大きいのでも180cmとのこと。
とりあえずは一番大きいものをチョイスしたが心配だ。

機材の準備が整ったところで、
2台の車に分かれて港へ向かう。

待ち受けていたのは・・・
ブルーフリッパー号!
意外と小さいな・・・

「波が半端なくきますから、びしょ濡れになりますよ」

ということだったので、荷物はすべて船内へ。
眺めの良い船頭のほうに座っていたので、
案の定出発すると・・・

思いっきり、水しぶきを浴びて、びちょ濡れ・・・
船もかなり揺れます・・・
こんなんでスノーケルできるんかいなあ。

しかし、池間大橋をくぐり、東の海へ出てくると、
途端に波が穏やかになってきた。
そして池間島の周辺ポイントで停船。

池間オアシス

スタッフのひとりが、
ちゃんと素潜りでアンカーをおろしてくる。
とても好感が持てるショップだなあ。

そしてスタッフに付き添うようにして、
いざスノーケルスタート。

「あんまり離れないでください~~~。」

自由に泳いでいたいタイプなので、
ずっとこんなんだったらつらいな・・・と思いつつも、
海の中を除くと・・・

綺麗な珊瑚が一面に・・・

やっぱりボートだと、
綺麗なポイントにこれるので海中の景色がぜんぜん違う!

緑っぽい色をした珊瑚。

で、心配してたウエットはかなりきつかったので、
チャックを閉めずにだらしないカッコで・・・
しかも浮力が増すから、フィンが沈まないから泳ぎずらい。
※重たいけどゴムのほうが泳ぎ易いらしいです。

で、スタッフの方が先導しながら、
人気のクマノミシリーズを見つけて、教えてくれます。

セジロクマノミ。
はじめてみました。
わりと深いところにあるので、これが限界・・・
ほかにカクレクマノミもいたのですが、
さらに深かった・・・。
それにしてもスタッフの人は巣潜りがとてもうまい。
あんな風にもぐれたら・・・
それにはまず脂肪を落とさないとあかんかな。

珊瑚をかじるアオブダイ。
この魚の青色はほんと綺麗です。

ヒエメアイゴ。
ペアでいることが多いです。

意外と潮の流れがあって、
フィンが沈まないので泳ぐのが大変。
あんまり写真撮ってる余裕がないまま、
乗船の時間です。

珊瑚は綺麗だったけど、
地形的にはおもしろみがなく、魚も思ったよりは少なかった。
贅沢になってきたのか・・・

唯一心残りは途中見つけたタテジマキンチャクダイの成魚を
見失ったこと。あ~写真撮りたかった。

ファンダイブしていたダイバーが上がってきたところで、
時計はすでにお昼の12時を指していた。
次はどんなポイントなのかな・・・

池間島からのリーフが途切れるあたりのポイントが、
池間オアシス。
さすがに陸からは泳いでくるのは無理だろう。

八重干瀬へ

スタッフの人がまわりの船の様子を見ている。
そして海を・・・

「だいぶ海が落ち着いてきたので、八重干瀬にいきますか。」

お~まじですか?
めちゃくちゃ嬉しいサプライズ!

「八重干瀬いけないっていったら、キャンセルした人もいたんですよ。」

ちょっと皮肉っぽくスタッフの人が言ってましたw

どうやら他のショップの船が先に八重干瀬に行った様で、
いろいろライバル関係とかありそうな雰囲気でした。
このショップの人も、他のショップから独立したようです。

ということで、一路何もない海の方向へ進んでいきます。
何もない方向へというのがなんか不思議ですが、
この八重干瀬というのは、珊瑚の大陸みたいなものです。
大潮の干潮時は干上がって、陸地があちこちに現れます。
それだけでも一見の価値ありでしょう。

だいたい船は15分ほど走ったと思います。
八重干瀬に到着です。
結果的にはこの場所はまだ入り口付近で、
まだまだ奥にはたくさんの珊瑚の大陸が広がっているそうです。

ほんと海の水が綺麗。

早く泳ぎたい~~。
しかし体験ダイビングをするらしく、
スタッフが2人で対応するため、
スノーケルを監視する人がいないので、船上で待機。
生殺しですね。。。

しかし、ダイビングのセッティングを見ているのも、結構楽しい。
一時ライセンスを気まぐれでとろうとしてたので、
懐かしくもありました。

もぐり始めてすぐに、一人のスタッフが浮上してきました。
そしてスノーケルOKの合図!

ナカガウサ東

珊瑚が生き生きとしています。
まさに珊瑚の森といっても過言ではないでしょう。
水もとてもクリアですし、
比べてしまうとさっきの池間オアシスはやっぱり濁ってましたね。

珊瑚の密集度も高いですね・・・。

透明度が高いので、
ハマクマノミのオレンジ色も鮮やかです。
そしてイソギンチャクもまるで光っているかのよう。

こっちはノーマルクマノミ。
言ってはいけないけど、地味・・・w

ヒフキアイゴのペア・・・
意外とペアで泳いでいる魚って多いなあ。

ひと泳ぎしたところで、陸上にあがるとランチが待ってました。
時間的にもう1時半を回っています。
トーストだけの朝食で、泳いでいたから、かなりぺこぺこ。

ほんとに美味しかったです。
ショップオーナーの奥さんの手作りだそうです。
沖縄らしく油味噌のおにぎりもありました。

そしてソーメンにゴマダレをかけていただきます。
んまい・・・
食事はもちろん美味しいですが、
晴天の中、八重干瀬の真ん中で綺麗な海と空を見ながらのランチ。
ほんと至福のひと時です。

そして食事を取り終えると、
再びポイントを変えるため船は移動していきます。

ビーマク東

八重干瀬2つめのポイント。
ビーマク東。

時間的にポイント移動はないかな~と思っていたら、
ファンダイバーの為に場所移動。
さっきのポイントはダイビングにとっては比較的浅かった気がする。

ここのポイントはエッジから落ち込むようになっている。
しかし、底のほうはよく見えるので、
それほど恐怖感はまったくない。
潮の流れも比較的安定している。

ここも珊瑚の森。

ほんと透明度が高い。

ではブダイを3種類。

アオブダ・・・のようですが、
おでこがでっぱってるナガブダイ。

アミメブダイ。
歯が見えてますな・・・恐ろしい。

ツートンカラーのイロブダイ。
ほかのブダイに比べてかわいい。

クマドリ。
魚なのにトリ?

ヤマブキベラ。
顔色がいいのか、悪いのか・・・

珊瑚の模様に擬態してるのか?
名前は分からない・・・

テングカワハギ。
色や形もかわいいが、泳ぎ方がひょこひょこ泳いでひょうきん。

水の上でぷかぷか浮いて休憩。
天気がいいので、とっても気持ちいい。

ビーマク東2

ドロップオフというには、大げさかな・・・
底が見えていたのでわりと浅いと思っていたら、
深さは30m以上あるとのこと。
ということは、透明度も30m以上・・・すごい。

どこにいても目立つモンガラカワハギ。
巣の周りにいくと、結構攻撃してきますので、
あんまり近寄らないほうが無難。

お~見たかったニシキヤッコ。
すごいカラフルな色をしている。
しかしぜんぜん浮上してこないです・・・

アケボノチョウチョウウオ。
阪神タイガースカラーです・・・関係ないか

真っ黒な魚の大群・・・
となりのトトロの真っ黒クロスケを思い出してしまった・・・

青、赤・・・ほんと色とりどりの小魚がたくさん乱舞していて、
とても綺麗でした。

今回の旅の水中写真ベストショット。
ハマクマノミの真正面。
ほんとかわいいっ・・・

予定時間をだいぶ経過して池間港に戻ってきました。
ほんといい天気だったし、
何より予定外に八重干瀬にいけたので、大満足の帰港です。

今回のショップ、カルトリマーヌの建物はほんと綺麗です。
シャワーもパウダールームも完備しています。
まあ何よりオーナーさんが、
とてもかっこいいので、惚れ惚れしちゃいますね…

すっかり秋の空…のような雰囲気で、
池間大橋をわたり、平良市街の宿へ向かいます。

今日の宿は、ホテルアトールエメラルド。
港に面した大きなリゾートホテルです。
安いビジネスホテルを予約していたのですが、
オーバーブッキングでグレードアップになりました。
しかもデラックスルームらしいです。

この日も太陽が沈む光景は見えませんでしたが、
綺麗な夕景を見ることができました。
ホテルの部屋から日が沈むのを見て、
さすがにベッドでうとうと…
しかし、あまりの空腹で寝られません。

焼肉屋で晩ご飯

そしてたどり着いたのが、焼肉屋。
郊外まできたので、店はそれほど混雑してませんでした。

島ラッキョウのキムチとナムルです。
那覇の牧志市場でも買ったことがあるんですが、
島ラッキョウキムチは結構おすすめです。
塩漬けは昨日の居酒屋に引き続き、
売り切れていました。

宮古牛のユッケ(890円)。
空腹にはたまりません…
早く白ご飯を!

宮古牛のサーロイン(2,800円)…
やや薄めに切ってあるので、さらっと炙っていただきます。
めちゃくちゃうまいです。
ちょっと奮発しすぎたか。
でもなかなか来て、食べられるものでもないし。

宮古牛の中落ちカルビ(1,400円)。
これもなかなかうまかったです。
いい和牛って、脂がしつこくないんですよね。

宮古豚の三枚肉(720円)。
とりあえずブランドなので頼みましたが、
意外と量が多いですな…

ほかに宮古牛のてっちゃんも食べました。
さすがにお腹いっぱいでしたが、

締めで、野菜クッパ。
さすがに完全に満腹状態で少し残してしまいました。
ごめんなさい。

帰りに西里通りのサーティーワンで、
別腹のアイスクリームをダブルで食べて、
ホテルに戻りました。

今日も充実していた1日でした。
さすがに泳ぎ疲れ、食べ疲れ…w
この日もあっという間に落ちてしまいました。