3泊お世話になったOld Faithful Inn。
裏側にレストラン棟がありますが、一度も使わなかったな…
営業時間内にほぼホテルにいなかった。
Old Faituful Lodge のカフェテリアへ。
朝だから誰もいない…
朝から営業している売店でベーグルとクリームチーズ、コーヒーを購入。
ベーグルはやっぱり好きになれないなあ。
朝の空気は冷たいから、立ち上る蒸気がはっきりとしています。
今日の目的地はグランドティートンです。
イエローストーンの南側にあるので、南西にあるホテルから近いのですが、
道路工事で通行止め期間だったので、
迂回してまだ見てないスポットを回りながら目指します。
さっきまでの晴天が嘘のように、霧の中…
ノリスガイザーベイスン(Norris Geyser Basin)に到着。
霧はとれてくれました。
ガイドブックにはこのエリアの活動が一番盛んだと記載されています。
北側のポーセレインベイスンへは少し坂を降りていくことになります。
視界が開けると凄い景色。
うほ~~、蒸気の量が半端ない!
地球上の景色ではないですよね…。
火口の中を歩いているようなものなので、ちょっと怖いですね。
Living Thermometer…生きている温度計ね。
高いか低いかぐらいしか分からないような気もするが。
緑のほうが熱そうな気がしたけど、反対だった。
エメラルドグリーンの川。
温度が引くとわかったので触ってみたけど、確かにぬるかった。
例えようのない…
南側のバックベイスン入口にあるエメラルドスプリング。
湯気が多すぎてよく見えない…
北側より広大なバックベイスンを回ると時間かかりすぎると判断。
ノリスガイザーベイスンはここで終了。
20分ほど移動して、キャニオンカントリーエリアへ。
イエローストーン滝
イエローストーン峡谷にある落差93mのロウワー滝。
この峡谷の色が名前の由来となったそうで、
ここから長さ32kmにもなる大峡谷が下流に向かって続きます。
ここの水源はこの後に訪れるイエローストーン湖です。
水量が豊富なので高さ100m未満とは思えないほど、迫力を感じます。
この上流には33mのアッパー滝もあるそうです。
下流側の大峡谷。
最も深いところでは360mにもなるそうで、東京タワーがすっぽり。
昨日まで見なかったような大峡谷と大きな滝。
いくつも眺望ポイントがあり、
また滝を間近で見れるポイントあるそうですが、時間がぜんぜん足りず断念。
イエローストーン国立公園はほんと飽きさせないですね。
キャニオンビレッジストア。
ビジターセンターやホテルなどがあります。
冷蔵ブリトーを電子レンジでチン…。
ゆっくり食事している時間がない!
ヘイデンバレー(Hayden Valley)
イエローストーン湖方面へ南下していきます。
先ほどまでの大峡谷とは違って、なだらかな平地が続きます。
ヘイデンバレーオーバールック(Hayden Valley Overlook)
なだらかに流れるイエローストーン川。
この先であの大峡谷を作ったと思えないほど穏やか。
マッドボルケーノ(Mud Volcano)
ガイドブックには数行で紹介されてただけだったが、
面白そうだったのでトレイルを回ることにした。
Mud Caldron
Caldronとは英語で釜場のことらしい。
まさに泥の釜場ですね…語彙力ゼロ。
Churning Caldron
ここはブクブクと沸き上がっていて、まさに釜場という雰囲気。
落ちたらもう発見されそうにもない。
八ヶ岳の唐沢鉱泉で見たような。
Sour lake
手前にはBlack Dragon’s Calrdron。
真横にあるのにこんなにも水の色が違う。
結構登ってきてたんですね。
駐車場へ向かって降りていきます。
Mud Valcano
駐車場近くまで戻ってきました。
こういうのは動画で撮っておくべきでしたね…伝わらない。
温かくて気持ちいいんだろうね…
温泉の上で寝てるようなものだし。
間近でじっくり見れたのは希少な機会でした。
Dragon’s Mouth Spring。
アメリカでは龍は蒸気を吐き出すイメージなんでしょうか。
イエローストーンレイクに出てきました。
湖の西側にそって走っていきます。
とても気持ちの良いドライブが楽しめますが、
こんな湖がそばでもガードレールがないのがアメリカの国立公園。
景観重視で落ちたら自己責任で。
遠くに見える雪山はこれから訪れるグランドティートン山脈。
琵琶湖の半分の大きさの360k㎡。
これが火口に溜まった水でできた湖だというからほんと大きい。
この水は先ほどのイエローストーン川から、
ミズーリ川、ミシシッピ川と合流し、はるばるメキシコ湾へ注ぎます。
ウエスト・サムガイザーベイスン(West Thumb Geyser Basin).
いよいよイエローストーン国立公園で最後の立ち寄りポイント。
湖が入り組んで手のような形をしていて、
目の前の湾が親指にあたる場所だからつけられた名前。
無数のプールが点在も見どころですが、湖の眺めがとても素晴らしい。
ブラックプール。
1991年以前は黒かった水が、
温度上昇によってバクテリアが死滅し青くなったとか。
圧巻のエメラルドグリーン、奥に広がる湖と雪山、最高ですね。
湖側から眺めたブラックプール。
流れ出た水が徐々に冷やされるのでバクテリアの色が変わっていく。
トレイルの半分は湖岸に設置されています。
フィッシングコーン。
湖の中から湧き出る温泉。
釣り上げた魚をこの中に入れると茹で上がり食べることができたらしい。
ただ間欠泉なのでたまに火傷する人が出てきて禁止になったとか。
青色のプールが多い中でここだけ乳白色。
地中の中を覗いてみたくなりますね。
Surging Spring。
最後まで飽きさせなかった…
世界最初の国立公園、イエローストーン国立公園は凄かった。
4日間、まる3日分の72時間は滞在したけど、ぜんぜん足りない。
帰りは南側のエントランスを抜けて、
そのままグランドティートン国立公園を目指します。
緩やかな下り坂が続きます。
グランドティートン国立公園。
山岳漫画「岳」で知ることになったグランドティートン。
美しい山が見えるということでとても楽しみです。
イエローストーン国立公園とは隣接し、入場券は共通です。
ジャクソンレイク越しに見えるグランドティートン。
荒々しい山がかっこいい。
しかし、先ほどまでの晴天はどこへやら…
コルターベイ。
ジャクソンレイク観光やアクティビティの拠点。
遊覧船やレンタルボートもあるが、このどんより天気だったので、
湖だけ眺めてまずはホテルへ。
Jackson Lake Lodge。
コルターベイより少し南下した場所にあるホテル。
宿泊したのは本館ではなくCottagesタイプです。
目の前に車を停めることができるので便利。
コテージの外観は大したことないんですが、中はしっかりしてます。
コテージ1部屋 諸税込み176USD(22,100円)は高いけど、
6月はすでにアメリカの長期休み期間なので、
グランドティートン国立公園内に予約できただけで良し。
ホテルのロビーからの眺めが素晴らしい。
正面にマウントモランがくるように設計されてるんだろうな…
ホテル内のダイナー Pioneer Grillで、この旅はじめてものまともな食事。
New York Steak 25USD(Taxチップ込みで30USD)3,750円。
ひさしぶりのまともな食事はとても美味しかった!
しかし値段考えるとちょっと焼きすぎで残念。
メインレストランはティートン側で眺めも良いのだが、
もっと値段が高くて、庶民には無理でした。
少し晴れてきましたので、ホテル前のテラスへ。
湿原越しにグランドティートンの山々が見える。
天気はあまりよくなさそうだけど、
日が暮れるまでまだまだ時間があるので、ぐるっとドライブへ。
ティートンパークロード。
正面左側の山が、この山脈で最高峰のグランドティートン4,197m。
現在でも隆起を続けて成長している。
ジェニーレイクの駐車場に車を停めるとリス発見。
人間を見ても逃げずに寄ってくるので、餌付けされてますね。
グランドティートンの山頂付近では雪が降っているようですね。
と思っていたら、駐車場にも雪が降ってきて撤退。
しかも標高は2,000mは超えているので、とても寒い。
少し南下してきて
オスクボーベンド。
スネーク川越しにマウントモランを眺められるポイント。
がっつりと雲がかかってる。
体も冷え切ってきたので、一度ホテルに戻って休憩。
雲はかかったままだけど、空が明るくなってきてる。
そして…
粘った甲斐がありました。
奇跡的に雲が取れて、少し夕焼け空も見ることができました。
すでに時計は21時過ぎです。
さすがにホテルに帰ったら、もう何も食べることなくすぐに寝ました。