3日目 雨の一日|2008高知

中国・四国地方

朝目が覚めたときは、
まだ曇っていたのだが、朝食を食べるころには、
すでに雨が降りだしていた。
2日前の天気予報は雨マークなどなかったし、
昨日の時点でも午前中ぐらいは曇りだったのに・・・

・大きなオクラとトマトのサラダ(ゴマソース)
・冷奴
・目玉焼き
・なすの田楽
・のり
・セロリの漬物(おかかのせ)
・味噌汁
・ご飯

いや~手づくり感があっておいしかった。
普段からこういう料理を食べるといいんでしょうね。
表現的にはやさしい味です。

「今日はどこにいくんですか?」
と宿のおばちゃんに訪ねられ、
「いやあ~泳ぐつもりだったんですけど。この雨じゃね・・・」
という会話をしていると、
部屋まで焼きおにぎりを持ってきてくれました。
「ほかのお客さんにはないけど、泳ぐって言ってたからね、
食べるところ少ないし」
と、嬉しいおもてなし。
こんなのも民宿ならでは。

 

と、雨ですが、
とりあえずは足摺岬へいってみます。

室戸岬よりはお客さんが多いですね。
観光バスもよく停まってました。
室戸岬よりは圧倒的にメジャー級です。
ホテルも多いし、四万十川などと組み合わせやすいので、
お客さんが多いんでしょうね。

ダイナミックな地形が一望できます。
灯台まで歩いていけるようですが、
雨がきつかったのでやめました。
曇っていても海の色が青くて綺麗なのが分かります。
ほんと晴れて欲しかった・・・。

この後、どんどん雨脚が強くなりました。
ほんとどしゃぶり。
台風本体の影響ではないので、風がないだけましでした。

 

土佐清水にあった足摺黒潮市場によってみました。
土佐清水と日本有数の漁港です。
周辺にはたくさんの漁船が停泊していました。

道の駅のような観光客向けの施設なので、市場ではありません。
そんなに大きくないので大型バス1台がはいると、
結構賑やかになります。

残念ながらカツオは炙っていませんでした。
見てみたかったんですけど。

鮮魚コーナーの魚たち。
それにしても見たことないような名前がずらり。
いったいどんな味がするんだろう。

と、見るだけ見て、
結局何も買わずに出てきました。
魚は最終日でないと、買えないですね。

雨が降っていたので、
水族館とかありかな・・・と思い、
竜串の水族館の目の前まできましたが、
なんとなく廃れてる感がびしびしと伝わってきたので、パス。
無料だったらもちろん入ってましたけどw

雨も少し小降りになってきたので、
竜串海岸を歩いてみることにしました。
これが意外とほんとに良かったです。

なんともいえない自然の造形美。
何本もの岩が直線で海に向かって伸びているには圧巻。
竜串という名前は、この串のような岩が、
まるで竜を串刺しにしているように見えたとのようです。

晴れていたらほんとに綺麗だったんでしょうが、
ここは雨でも良かったような気がします。
岩には層ができていて、
雨によって綺麗な模様のように浮かび上がってきています。

海食と風食によってできたのでしょうが、
これほどまで不思議な形で残るものか・・・
「大竹小竹」の名前のとおり長い岩には節があります。
竹のようでもあり、骨のようでもあり・・・
どちらかといえば、この岩がまるで長い竜の骨のようにも見えてくる。

まるで蜂の巣のような岩。

「蛙の千匹連れ」
ブツブツしたものが蛙のようです。

「不背山」
顔のように見えてきませんか?
起き上がる様子がなんとなく、
ナウシカの巨神兵に・・・

とまあ30分ほどの竜串海岸の散策コース。
結構楽しめました。
晴れていたら海は綺麗だったでしょうが、
雨でも岩の模様が綺麗なので、ほんと楽しめます。

ほとんどの人が・・・・というより、
もともと雨だったせいか人が少なかったですが、
全員すぐの場所で引き返していましたが、
ぜひ一回りしてみて欲しいです。

それにしてもフナムシの数がすごいです。
何万匹というレベルじゃない気がしますね・・・
さすがに写真には残せませんw

竜串には水族館のほかに、
海中展望台とグラスボートがあります。

海中展望台には結構人が歩いていく様子が見えますが、
なんとなく餌付けされている気がして、
グラスボートに乗船することにしました。
するとだんだんと雨脚が強くなって・・・

古いタイプのグラスボートなので、
船の真ん中がガラスになっていて、覗き込むタイプ。
結構みずらいですね・・・
昔、白浜で乗った以来だと思います。
最新のは半水中になっていて、
階段で降りて、真横から窓を覗くタイプです。

土砂降りで太陽も差し込まないものだから、
結構透明度が低いのかな・・・
珊瑚らしきものはぜんぜん見えません。

しかし鑑賞ポイントにつくと、珊瑚はありましたが、
やっぱり地味なんですよね・・・
海といえば、沖縄ばかりで泳いでいるせいもあって、
少々のことじゃ感動しなくなりました。
でも四国で珊瑚が見えることはすごい事なんですよね。

魚も思ったよりも種類はいました。
なぜか圧倒的にハリセンボンが多かったですけど。
チョウチョウウオやスズメダイもいました。

次に訪れたポイントの珊瑚はほんと綺麗でした。
シコロサンゴという名前ですが、はじめてみました。
まるでミルフィーユのように、
何枚もの紙が重なり合っているようです。

しかし、グラスボートのガラスに触ってしまいそうなほどの距離。
珊瑚が壊れないかちょっと冷や冷やものでした。

見残し海岸という船でしかいけない遊歩道のある場所で、
下船することができましたが、どしゃ降りだったのでパス。
ほかの4人グループは降りていきましたけど・・・

もう1箇所からグラスボートが出ているのですが、
そっちは半潜水タイプの船だったようです。
ミスった・・・

予定では、柏島という場所でスノーケルする予定でした。
ガイドブックやネットで見ても、
スノーケルが楽しめる場所として紹介されていました。

土佐清水から宿毛へいく道から、
左にそれ峠道を走ると柏島が見えてきました。
雨が降っていて、暗いのでとても泳げる雰囲気ではありませんが、
とりあえずは近くまで行ってみます。

ちょうど柏島との橋の下あたりがスノーケルポイントのようです。
雨が降っていましたが、何人かの人が泳いでいました。
底まで見えるので、結構透明度は高いようですが、
ただの岩場のようにしか見えない。
さすがに雨も降っていたし、寒そうだったので、
すぐに引き返してきました。

柏島にはダイビングセンターなんかもあり、
この周辺では有名なダイビングポイントなんでしょうね。
天気が良かったら、まったく違う印象だったかもしれません。

海岸線が入り組んでいて、
カーブや山道が多いので移動には思っている以上に時間がかかります。
時計はすでに2時すぎでした。

 

一度、流行っていない感じがあったので、
「道の駅すくも」を通り過ぎて、
宿毛の市街地で良さそうな場所を探しましたが、
あまりいい場所がなかったので結局戻ってきました。

道の駅すくもは何店舗かの施設になっていますが、
水産会社直営と書かれていた「勝丸」に入ります。

3連休だというのに、どこもガラガラ。
ちょっと心配になりますが、
店内には大きな生簀があります。
これはちょっと期待!

奮発して刺身定食1,800円。
これが結構あたりでした。

さっきまで生簀にいた長太郎貝。
カラフルな貝殻をしている貝で、
高知ではよく目にしました。
ホタテのようにしつこくなく、
あっさりとして美味しかった。

ほかに白むつ(だったかな?)と平目が刺身。
付け合せの煮付けにしてある貝も好みです。
あと味噌汁も魚と青さがはいっています。

昨晩の夕食が、消化不良だったので、大満足。
一度は通り過ぎてしまいましたが、
戻ってきた良かった・・・。
やっぱり食べることは楽しい・・・
雨でうっとおしい気分もすっ飛びました。

それにしてもお客が誰もこないんです。
もう1件あったレストランも開店休業状態。
「道の駅すくも」は大丈夫なんでしょうかね。

昼食を食べ終わって午後3時。
天気は相変わらず雨模様。
宿毛からこのまま西側に向かってしまうと、
すぐに愛媛県の県境となるので、
今回楽しみにしていた四万十川を目指し、
四万十市(旧中村市)に戻った。

それにしても中途半端な時間。
四万十市までは意外と近くすぐについたので、
時間の許す限り、四万十川をさかのぼっていくことに。

四万十川といえば日本最後の清流として知られているが、
意外と日本有数の暴れ川のようで、
大雨がふると水位があっという間に上昇するらしい。
そこで考え出されたのが、
沈下橋というシステム。
増水したらいっそ水の中に沈めてしまい、
水を受け流してしまう。
橋の欄干がないし、まったく平らな橋上のため、
慣れていないので車で渡るときなどちょっと恐怖さえ感じるのである。

一番下流にある沈下橋の「佐田沈下橋」。
川下には普通の橋はかかっているのだが、
沈下橋としては一番市街地に近い。

ちょうど雨がやみ、山には靄(もや)がかかっている。
まるで水墨画のような雰囲気になってきた。
雨の日も悪くない。

「日本最後の清流」のイメージで抱いていたより、
川幅は思ったより広く、
それほど綺麗ではなかったが、雨の影響だとは思う。

これは下流から2つめの三里沈下橋。
佐田沈下橋よりはかなりひっそりとしている。

四万十川に対しては平行して国道が走っているので、
実際に橋を使う人はその対岸に暮らす人々。
交通量が多いようでは確かに危ないとは思う。

沈下橋は思った以上に多い。
勝間と口屋の沈下橋は通過して、
岩間沈下橋までやってきた。
ちょうど川原が広い場所にかかっていて、
渡ってみると対岸の集落がとても風情があって綺麗だった。

まさに日本の原風景。
これも雨上がりならでは落ち着いた感じが良かった。

上流に向かっていくが、
だんだんと川面から道までの高さが出てきて、
まるで渓谷のようになってきた。
とにかく引き返すポイントがないので、
江川崎という小さな町までやってきてしまった。
地図でみると左にそれ1時間ほどいくと愛媛県の宇和島までいける。
かなり奥まで来てしまった。

あたりもだいぶ暗くなってきた。
さて今日の宿はどうするものか・・・

四万十川流域での宿も考えられたが、
今日は好きなものを食べたかったので、
市内に泊まって居酒屋にいく決意。

ホテルココモというビジネスホテルに電話して、
暗くなった道を再び四万十川市まで戻った。
このホテルが意外とあたりだった。
大浴場に惹かれたのだが、
漫画コーナーもあったり、貸しDVDがあったりと、
結構退屈しのぎができるホテルで綺麗。

四万十市というのは新しい名前で、
もともとは中村市。
市内のあちこちはまだ中村のままになっていたり、
道路標識も「四万十市(旧中村)」と書かれている。
何よりややこしいのだが、
上流にある窪川町が「四万十町」としてしまったこと。
こちらも道路標識に「四万十町(旧窪川)」となっている。
どちらもこだわりがあったのだろうけど、
やってくる観光客にはほんといい迷惑だと思うよ。

まあお腹も空いていたので、さっそくに夕食へ。
中村市(あえてw)は思ったよりは賑やかだった。
商店街があり、ちょっとした飲み屋も結構ある。

清水さばの刺身に引かれて入店したのだが、
残念ながら売り切れ・・・

生ビールにつき出し。
つき出しは焼きさばをむしったもの。
スダチでさっぱりと頂きます。

カツオのタタキ(塩)
一昨日の塩と違いここは塩ダレで頂きます。
塩ダレがドレッシングのようで、
どちらかというとサラダかカルパッチョのような感じです。
タタキ本体も美味い。

青さの天ぷら。
四万十川の味。
沖縄でもよく食べてるんですが、
沖縄の天ぷらとは違ってさくさくとして軽いです。
青さの風味がよく生きていて、口の中に海苔の風味が広がります。

四万十川のうなぎ。
のはずです・・・
産地偽装などあってやっぱりちょっとひいてしまいますね。
食べてみて中国産ではないのは確かです。
国産と中国産はまったく違いますし。
味はさっぱりしていて、皮も美味しいんです。
中国産は皮はぶよぶよ、身がふっくらしすぎて脂がすごい。

ネタ的には鮎も食べるところなんですが、
滋賀県人って意外と川魚食べないんですよね・・・
小さい頃から川に鮎とりにいって、
天ぷらとかで良く食べたせいもあり、あえてという感じです。

昼食が遅かったせいかあっという間に満腹。
四万十川産のメニューをはじめ、
海の幸のメニュー、居酒屋っぽいメニューも多く、
なかなか使い勝手の良さそうなお店でした。

ホテルの大浴場にゆっくりとつかり、
明日の四万十川カヤックに備えます。
天気はどうだろね・・・・