3日目 西表島へ|2009八重山

沖縄

朝8時半発の安栄観光にて上原港へ到着です。
さすが海の日3連休の中日とあって、空席がほとんどないほどの混雑。
こっちの航路は北風の影響を受けやすいので、
今回はすいすいとやってきました。
去年はほんとに揺れました。

宿の送迎で一度ホテルにいって、そこでレンタカーを借りて、
早速浦内川観光へやってきました。
時間などまったく気にせずにやってきたのですが、
出航の2分前で、次の便は1時間後・・・・やばかった。

マングローブや植物などの案内をうけながら、
船は約8kmを約20分ですすんでいきます。
シダ植物がいっぱい。

ここからは約2.2kmのトレッキングのスタート。
目指すは2つの滝です。

青々としていて、マイナスイオンたっぷり・・・
ではなく、風もぜんぜんなく、熱帯特有の蒸し暑さで汗が湧いてくる。

クロヘゴの葉っぱ。
黒光りしてますね・・・

立派な板根は、ところどころに見られる。

ぜったいに毒キノコだろう・・・

いくつかの沢を渡っていきますが、
小さな滝があります。
水の音が心地よいです。

左側の高さ10mにもおよぶヒカゲヘゴは、
まさに熱帯雨林を想像させる植物です。
右側の木にはツタ類が絡まってますが、
確か絞め殺しの植物で、中の木の養分を吸って生きているそうです。

だいたい全行程の3分の2の場所にある展望台から眺められるマリュドゥの滝。
以前は滝の近くまでいけたそうなのですが、事故が多いため閉鎖されてるので、
遠くの展望台から見るしかありません。

日本の滝100選にも選ばれているマリュドゥの滝。

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マリュドゥの滝展望台から、次の目的地カンピレーの滝までは、
まだ700mほど歩かなくてはなりません。
船に乗ってきたときは3人だけだったのですが、
前の船の人に追いついてきたのか、かなりたくさんの人とすれ違います。

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再び15分ほど歩いてようやくカンピレーの滝へ到着です。
広大な岩場に滝や急流などが点在していて、
狭い道を歩いてきたので、一面がひらけるので気分は爽快。

カンピレーの意味は「神々が座するところ」で、
西表島の中でも神聖な場所のひとつ。

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足を水の中につけるととっても気持ちいいです。
水と夏空、まさに夏にぴったりの写真です。

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あちこちに穴があいていますが、どのぐらい深いのでしょうか?
それにしても水面にいくつもの顔が見えてしまうんですが・・・
気のせいかな。

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滞在時間わずか15分弱でした。
帰りの船の出発時間から逆算すると、それぐらいしか滞在できない。
30分ぐらいはゆっくりしたかったかな・・・

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帰りはやたらと目についたイシガキトカゲ。
尻尾が鮮やかな青色をしているのでよく目立つのですが、
体温を温めている為か、日が当たる道の真ん中にいます。
最初は綺麗だとか思ってたんですが、最後には興味がなくなるぐらい、
たくさんいました。

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帰りはハイペースで歩いたので、船の出発10分前ぐらいには到着。
ほんと慌ただしかったですが、次の船の時間もわからないし、
もし遅れて、1時間後とか嫌ですから・・・
帰りはたくさんの人が乗っていました。
ちょうど干潮時間帯にはいったため、浅い場所を迂回しながらの走行。

ほんと晴れて良かった~~。
バス亭の屋根が沖縄っぽくて良いですね。

浦内川観光が終わったら、13時30分。
軽い朝食しか食べていなかったのでお腹がペコペコです。
上原港の前にあるデンサー食堂にはいりました。
上原港の駐車場に車を置いて、徒歩1分ですが、その暑さは半端じゃない。

トーフチャンプルー定食750円。
ボリューム満点で、付け合せの八重山そばがうまかった。
細麺でコシがあるし、普通にそばを注文したら良かったと少し後悔。
いやいやトーフチャンプルーもうまいです。
店内はエアコン効いてるし、漫画もたくさん置いてあるので、
思わず長居したくなるような・・・

ロードパークにやってきました。
マングローブ内に遊歩道が設置されていて、たくさんの蟹を見ることができます。
片方の爪が異常に大きいオキナワハクセンシオマネキ。
身体より爪のほうが大きいぐらい。

真っ赤な手をもつベニシオマネキ。
殺し屋みたいな風貌ですが、
大きいほうの爪をふるしぐさは、求愛行動の為です。

西表は潮が引くと干潟になる場所が多いので、
時間帯によってはほとんど青い海は見ることができません。

西表の観光スポットって、前回の旅でも思ったんですが、
意外と少ないんです。
人工的なものが少ないから、自然とそうなるんでしょうし、
自然と遊ぶのが西表の魅力なのですから。
ということで、西表観光の定番の由布島の水牛車を見に来ました。

絵になる風景なんですが、意外とアングル難しいなあ。

って、もともと水牛車に乗る気がないんですよねw
由布島の熱帯植物園の入場料が含まれているとはいえ、
1,300円という値段も高いですし・・・。
乗っていて見える風景ってずっと同じですよね?

さすがに3連休の中日とあって、牛たちもフル稼働で働いてました。
レンタカーでやってくるよりも、ツアーで来ている人が多かったのかな。
大型バスが結構目につきました。

まだ若いマングローブじゃなくて、ヒルギです。
この後、潮がみちてきて、あっという間にこのあたりは水に満たされました。

はぜの仲間ですかね?
よくピョンピョンと飛び回っていました。

0719-155 星砂海岸(西表島)

前回いったときに星砂海岸のスノーケリングがいまいちだったので、
あんまり気乗りしなかったんですが、
やっぱり泳ぎたくなって、やってきてしまいました。
というよりいくら日が長いとはいえ、17時から泳ぎ始める自体どうかと。
思いっきり暗くなってきたし、泳いでいる人少ないです。

いきなりゴマモンガラとご対面。
濁っているし、余計と不気味なんですよね。
繁殖期には襲ってくるくせに、普段はすぐに逃げます。
でも、この顔で体調が30cm以上はあるから、やっぱり怖い。

案の定やっぱり濁り気味ですし、
ほとんど綺麗な珊瑚はないですね。

でも、小さい魚も多いし、近くでゆっくり見られるので意外と楽しい。
シマシマの魚はミスジリュウキュウスズメダイで、
青いのはルリスズメダイ。
長細いの黄色っぽい魚はホンベラ。

ハマフエフキ。
意外と大きい魚も目につきます。
体調30cm以上はありますし、食べたらおいしそうですね。

こやつもなかなかうまそうじゃのう・・・
オキフエダイ。

ツートンカラーの・・・
前もみたことあるんだけど、名前が分からない。
ベラっぽい顔はしてるんだけど。

大好きなサザナミヤッコの幼魚。
普段警戒心強い魚なんですが、ぜんぜん逃げないんですよね・・・
かといって、人間から餌をもらおうとしてる雰囲気もないし。

珊瑚に目を奪われないので、
ゆっくりと魚を見たり、写真撮ったりできます。
それにしても意外と今までに見たことないものに出会いました。

ヒレナガスズメダイの幼魚。
単独でチョコマカ動くのでほんと写真は撮りずらかったです。

ロクセンフエヤッコ。
初対面です。
サザナミヤッコの若魚に似てるんだけど、違うようですね・・・。

サザナミヤッコの若魚。
幼魚から成魚へなる途中の魚なので、変な色をしています。
ロクセンフエヤッコに比べるとよく似てるけど、
尻尾の形や、色なども結構違います。
目が印象的な魚。

これも初ご対面のハナミノカサゴ。
浅場の岩の影に隠れてました。
背びれには毒があるので触ってはだめだし、
恐る恐る潜って撮影してました。

ボウズコウイカ。
小さいイカで、3cmぐらいだったと思います。
この形で小さいと何が泳いでいるのかよく分かりませんでした。

ちょっかいを出したら、足を広げました。
微妙に足の長さが違うんです。

珊瑚はほとんどないし、透明度は低かったけど、
わずか1時間の間に色々な魚が見れて大満足でした。
結構今までに見たことない魚も多かったし。

海からあがったのが18時過ぎ。
急いで宿に戻って、風呂あがりの夕食です。

0719-156 ペンション南ぬ風の夕食(西表島・星立)

なかなか美味しそうな夕食です。
そして3日連続のグルクンですが、今日は丸ごと一匹巣揚げです。
スクガラス豆腐・・・魚が腐ってます・・・みたいな感じで、結構苦手。
ソーキの煮付けにオオタニワタリがのってます。
ソーメンチャンプルーにゴーヤー酢漬け。

0719-157 ペンション南ぬ風の夕食(西表島・星立)

お刺身の盛り合わせです。
左の刺身はナポレオンフィッシュと呼ばれるメガネノモチウオ。
名前のとおりか分かりませんが、もちもちとした食感。
中はセイイカですが、かまぼこみたいな食感です。
一番好きだったのが右側のコショウダイです。
身がしまってて美味しかったです。
巣潜りで槍を刺して取ってくるらしいのですが、
ということは普通にナポレオンフィッシュがいるんですね・・・見たい。

0719-151 夕陽(西表島・星立)

ちょうどホテルの夕食場所からは、夕陽が見えます。
でも、夕食の途中でも気軽に夕陽を見に行ってくださいねとのことで、
せっかくなので見に行ってみました。
でも、水平線付近は雲があるので、夕陽を見ることはできませんでした。

0719-152 夕陽(西表島・星立)

こういう時は沈んでからが勝負なんですよね。
だんだんと空が朱色に染まり始めます。
人も少なくて本当に落ち着くいい浜です。

0719-153 夕陽(西表島・星立)

真っ赤に染まりました・・・
普通、食事時に席を立たれると嫌なもんなんですが、
快く応対してくれるとは本当に嬉しい限り。
戻ってからビールをもう1杯飲んで、ご飯と中身汁でフィニッシュ。

0719-154 星空(西表島・星立)

夜空は空がいっぱいでした。
北斗七星が水平線近くに見えたりするので、
南に下がってきたのが実感できます。

のんびり星空撮影をしていると近くの家族連れの方が声をかけてきました。
もともとはナイチャーで、引っ越してきてラーメン屋をやっている方でした。
良かったら家にきて、飲みませんか?と気軽に誘ってくれましたが、
時間が遅かったのでせっかくでしたが遠慮してしまいました。
ほんとこの星立の集落はのんびりして、浜も綺麗だし、いい雰囲気です。