3日目 八重干瀬|2010宮古島

沖縄

[旅行日:2010年07月4日]
宮古島3日目。
初日目から吹いていた強い風が、一番気になる日。
昨日の晩に比べたらちょっとましになっている気がする。

今日は、メインイベントでもある八重干瀬へのスノーケルツアーの日。
昨晩もらった電話では、微妙な回答であったが、
昨日も一応八重干瀬へは行っているようである。
なんせ八重干瀬は、リーフ外の海をしばらくすすむことになるので、
風の影響をとてもうけやすいのだ。

タコライス(コンビニ版)

近くのコンビニでかったタコライスがこの日の朝食。
旅行中はどこまでも、地元グルメにこだわります。
友達は、普通のパンでした。

マーレクルーズ

いの一番で集合場所に到着しました。
今回お世話になるのは、マーレクルーズさんで、
スノーケリング専門のツアーになります。
2年前に利用したカルトマリーヌさんでも良かったのですが、
予約しようとしたときにはすでに満員でした。

マーレクルーズさんも連日満員で、この日はたまたま空いてただけ。
7月は天候も安定しているせいか、宮古島は人気高いようで、
八重干瀬へのツアーもかなり混んでいました。

今回、大人ばかりで13人ほどが乗り込みました。
スタッフの人はとても、親切だし、結構話かけてくれたりして、
かなり好感度高いショップです。
こんな点でも人気の高さが伺えるショップです。

大神島付近(マーレクルーズ)

八重干瀬へのツアーは、大半が池間港からでますが、
マーレクルーズさんは、平良市近くの荷川取店から出発します。

南西からの風が強く、池間大橋をくぐるまでは結構波がありましたが、
橋をすぎると風と波が、宮古島にさえぎられてわりと穏やかに。
この付近の海の色は、とても綺麗なエメラルドグリーン。

午前中は、南西からの風と波を避けるポイント、
大神島の北側でスノーケルをすることになりました。
八重干瀬へ行くことができるかは、この時点でまだ保留。

大神島付近(マーレクルーズ)

やっぱりボートできただけあって、珊瑚が一面に広がります。
いやいや珊瑚が元気なポイントに連れてきてもらったというのが、
正しい表現ですね。
いいポイントを知ってるかは、ショップによります。

スタッフはキャプテン含めて4人ですが、
そのうちキャプテンは船上から監視をし、
初心者のカップルが2組ぐらいいたので、二人はほぼつきっきり。
あとはフリーで泳ぎながら、様子を見るといった感じでした。

要は、よっぽど遠くに行かない限り自由に泳げるわけです。
良かった~~。

大神島付近(マーレクルーズ)

珊瑚の森といった感じで、とっても珊瑚が元気。
ミドリイシという枝状の珊瑚が乱立しています(あってるかな?)
黄色の珊瑚ってあんまり見かけないかも。

それにしても、意外と魚が少ないのが残念。
昨日の下地島の中の島海岸のほうが、魚は多かった。

大神島付近(マーレクルーズ)

前回、魚が少ないと書いたのだが、
エッジの落ち込みでは、結構小さい魚は群れている時がありました。
こちらはクラカオスズメダイの群れ。
ロクセンスズメダイに比べて、全体的に淡い色をしています。

大神島付近(マーレクルーズ)

こっちは、おなじみのデバスズメダイの群れです。
それにしても、いったい何匹ぐらいいるんでしょうね。
1箇所にかたまって泳いでいて、他の場所ではデバスズメは見かけず。

大神島付近(マーレクルーズ)

チョウチョウウオの種類なんだろうけど、
図鑑見てものってない。
なんかの幼魚かなあ。

大神島付近(マーレクルーズ)

見つけてしまいました、オニヒトデ。
ほんと退治したいですよね。
「オニヒトデ駆除ツアー」でもあったら、参加したいです。
なんせ珊瑚を食い荒らす憎きやつですから。

大神島付近(マーレクルーズ)

初心者スノーケルカップルさんと同行していたスタッフさん。
バブルリングをつくって、記念撮影ですね。
なかなかサービス満点のようですね。

大神島付近(マーレクルーズ)

デバ、デバー・・・
思わずつぶやいてしまいます。

大神島付近(マーレクルーズ)

デバスズメ・・・
コバルトブルーに黒い目。
なんだかおもちゃみたいな魚です。
光の角度によって、だいぶ青い色は変りますね。

大神島付近(マーレクルーズ)

若干透明度は低かったかな。
風と波の影響をうけない場所を狙ってきているので、贅沢はいえないか。
それでも珊瑚は元気なポイントでしたが、
オニヒトデが発生していたので、今後がちょっと気になりますね。

大神島付近(マーレクルーズ)

1回目のスノーケルポイントで約50分間。
ここでランチタイムです。
穏やかな海の上であれば、問題はないのですが、
船を止めると波の影響を受けるので、
アンカーで固定して、そこを中心に微速で動き続けます。

昼食のサラダ(マーレクルーズ)

まずはサラダがお皿に入れられて配られました。
スタッフが野菜を取り分けて、好きなドレッシングをかけることができます。

昼食のソーキ汁(マーレクルーズ)

続いて、お鍋の中から、ソーキ汁が出てきました。
お~いかにも沖縄らしい料理です。
軟骨まで柔らかく煮込まれていておいしかったです。
これに白い御飯がついてきます。

できあいお弁当に比べて、
手作りの料理は、温かくて美味しくて、なかなか良かったです。

八重干瀬(マーレクルーズ)

昼食を食べ終えると、キャプテンから説明がありました。
満潮を迎えて結構厳しいかもしれませんが、
八重干瀬へ向かいます。
なるべく南西の波をさけるポイントにいきますが、
行くくまでは、結構揺れますので注意してくださいとのこと。

八重干瀬へいけるという説明があると、
船内は結構盛りあがっていました。
そりゃ、これ目的で参加してますから。

円錐形の大神島を跡にして八重干瀬へ。

八重干瀬(マーレクルーズ)

ポイントに到着しました。
八重干瀬自体はかなり大きな珊瑚礁の集まりで、
干潮時間帯になると水面に顔を出すほどです。
なので、干潮時間帯であればかなり波をさえぎってくれるのですが、
今はあいにくの満潮時間帯。
それでも思っていたよりはたいしたことなさそうです。

八重干瀬(マーレクルーズ)

船の上からも珊瑚があるのが、わかります。
やっぱり水の透明感は、ぜんぜん違いますね。

ある程度ポイントの説明を受けて、八重干瀬の海へ入ります。
約1時間のスノーケルタイムです。

八重干瀬(マーレクルーズ)

訪れたのは2回目なんですが、
八重干瀬というだけでなんだかプレミアム感を感じます。
毎回、天候状況でこれるか微妙な感じだったので。

まあさすがに珊瑚は元気でしたが、
海に入る前に説明があって、ここの珊瑚の根の反対側や、
浅い部分は、オニヒトデの影響でかなりやられているので、
こっち側で泳いでくださいとの説明がありました。

八重干瀬はすばらしい珊瑚というのは、
場所によってはあてはまらないようです。

八重干瀬(マーレクルーズ)

さすがに説明のあったとおり、根のこちら側で泳いでいる分には、
珊瑚は元気です。
懸念していた波もそれほど高くないし、特に泳ぎずらくはない。

八重干瀬(マーレクルーズ)

さっきのポイントでもあった黄緑っぽい珊瑚。
この写真を撮っていると、スタッフの人が、
「この黄緑色の珊瑚って結構珍しいんですよ」
と教えてくれました。
さっきもあったような気がしたんですが・・・w

八重干瀬(マーレクルーズ)

そして、透明度はやっぱり高いですね。
周辺に島はないですからね。
よく潮が流れているようです。

八重干瀬(マーレクルーズ)

かなり遠くのほうまで水中でも見渡せます。
空気とあんまり変らないというのは大げさでしょうが、
それに近いものはありますね。

八重干瀬(マーレクルーズ)

友人が登場しました。
お互い男だし、特に気にすることなく、
離れて自由に泳いでいます。
彼は3年前の初スノーケルでは、救命浮き輪を抱きながら、
びびりながら泳いでいたんですがw

八重干瀬(マーレクルーズ)

アミチョウチョウウオ。
黄色い魚体に、網目の模様なので、その名前なんでしょうが、
アミメチョウチョウウオという1文字多い別のチョウチョウウオもいるので、
名前が似ていてややこしい。
アミメのほうは、体が白い。

八重干瀬(マーレクルーズ)

キャプテンが話をしていたとおり、
浅い部分は珊瑚が白っぽくなっていました。
もう珊瑚は死んでしまっているのでしょうか。
この反対側も珊瑚はないと話していました。

波から逃れるために、このようなポイントしかなかったのか、
はたまた八重干瀬自体はこのような状況になっているのか。

もし、八重干瀬のどこもこのような状況だと、
八重山の石西礁湖や西表の西部と比べると、
かなり劣っているように思います。

友達は、「なんかたいしたことないな。」とつぶやいてました。

帰路(マーレクルーズ)

八重干瀬からの帰りは、よく波をかぶりましたが、
まあ思っていたよりはたいしたことありませんでした。

池間大橋近くなると、海の色ががらっと変ります。
南西の風だったので、西平安名崎の影になっているので、
波は穏やかです。

エメラルドグリーンというよりは、
ペパーミントブルーといったほうがぴったりの海の色です。

帰路(マーレクルーズ)

そして、しばらくすると、再び南からの波をかぶるようになります。
いやあ気持ちいいですね。

八重干瀬がなんとなく満足度100%というわけでなかったので、
なんとなく消化不良のような感じで、港の近くまで戻ってきました。

急に船が減速し、停船しました。

ん?

マンタ(マーレクルーズ)

何だろ?イルカ?クジラ?

マンタ(マーレクルーズ)

マンタでした!
いやあ船内はいっきに盛り上がりました。
港近くにもかかわらず、マンタに出会えるとは!

ペアで泳いでいて、浮上しっぱなしで、
ときおりヒレを水面から出していきます。
海に入りたいーーー。

するとスタッフのふたりは海に入っていきました。
う、、、ずるい。

しばらくマンタを船上から眺めた後、手をふるようにヒレを出して、
泳いで去っていきました。

マンタにあったことは今までで初めてだったようです。
八重干瀬より、マンタに大満足して、港に戻ってきました。

スタッフの方に、写真を送ってほしいと伝えると、
CDに書き込んで送っていただきました。
ほんとスタッフのサービスは満点でした。

下の写真はマーレクルーズのスタッフが撮った写真です。

マンタ(マーレクルーズ)

プランクトンにピントがあってしまったようですが、
ちゃんとマンタがうつっていました。
後ろにももう1匹います。

マンタ(マーレクルーズ)

光を浴びて、ちょっと神々しくみえます。

港の近くでマンタにあえるなんて。
あらためて沖縄の自然に魅了されたのでした。

今日の宿泊は、ホテルサザンコースへと変ります。
理由はいつものとおり、パッケージツアーで1泊でも安いホテルを
利用するほうが、航空券が安いから。
で、今回はここのホテルが一番安かったわけですが、
昨日までのピースインに比べても断然グレードアップ。

とても施設は綺麗でしたし、
利用予定のスタンダードツインが満室の為、
デラックスツインへ変更となりました。

パイナガマビーチ(ホテルサザンコーストより)

前の前にはパイナガマビーチもあり、
港に近いので、釣りには便利そうです。
部屋から海が見えるだけでも、だいぶ気分が違いますね。

宮古島の道

ゆっくりと休みたいところでしたが、
太陽が高いうちに、宮古島で一番有名な場所へ連れて行くことにしました。
すでにあんまり乗り気ではない友人。
宮古島に来てここへいかなかったら、
それこそネタにはなりそうでしたがw

東平安名崎

宮古島の一番東にある「東平安名崎」です。
シンボル的な存在になっていますが、
この展望スポットって、意外とわかりずらい場所にあります。
事実、最初にきたときは思いっきり素通りしていました。

約2kmほど断崖の岬が続きますが、
写真左側の北側には、綺麗なリーフを見ることができます。
降りることができたら、ぜひ泳いで見たいところです。
右側の南側はまさに断崖プラス、浅瀬がまったくありません。
外洋からの波が、直接打ち付けるので迫力満点です。
2年前に来たときは、まさに台風直後で、
波しぶきが上まであがってきてました。

宮古島で一番東に位置する為、
間違いなく日の出スポットなのでしょうが、市内からわりと距離があるため、
なかなかこようとは思いません。
で、日中に写真を撮るときは、午後がいいですね。
午前中だと、逆光になりますから。

東平安名崎

先端までは、車でいくことができないので、
駐車場から10分ほどは先端部分まで歩きますが、
ほんと背中から受ける日差しがとてもきつい。
太陽をさえぎる場所もないので、すぐに汗だくになってしまいます。

東平安名崎

春先には白いてっぽうゆりという花が咲き乱れることで有名ですが、
この時期は、テンニンギクという赤い色の花が目立ちました。
南国らしい強い色をした花です。
調べましたが、キク(菊)という名前がついていますが、
菊の種類ではないようでした。

東平安名崎


<大きな写真>

大阪まで1,473kmですが、台湾までわずか403kmです。
石垣にいくのと、台北にいくので、
飛行機にのってる時間は30分ぐらいしか変らないのも納得。

宮古まもる君

宮古まもる君です。
特徴的な顔立ちから、宮古島のキャラクター的な存在になりつつあります。
本来の目的とは、だいぶ離れてしまったようですが、
ちゃんと「飲酒運転根絶」のたすきに目がいくのであれば、
成功でしょうか。

インギャーマリンガーデン

東平安名崎を出た後は、島の南部をずっと走ってきました。
一度もよったことがなかったので、インギャーマリンガーデンを散策。
ちょうど湾がプールのようになっているので、外洋の波がかなり高くても、
泳げる可能性は高いようです。

インギャーマリンガーデン

地元の子どもたちが、橋の上から、飛び降りていきます。
結構な高さがありますが、海の底が見えています。
しかし透明度が高いから、
意外と深いのかもしれませんね。

海の中は珊瑚があったり、カラフルな魚が泳いでいるのが、
橋の上からも見えました。

インギャーマリンガーデンの海側

そのまま小高い岩の上までのぼっていくと、
見事な景色が広がっていました。
池間大橋同様、ペパーミントグリーンの海に、
黒い岩場が模様をつくっています。

適度な深さもあるようですし、外洋からの潮の流れで、
透明度はかなり高そうです。
海の中がかなり気になりますね。
シャワーを浴びてきて、普通の服になってきたことを後悔しました・・・

部屋に戻ってきて、さっそく港が近かったので、
釣りにでかけることにした。
近くのコンビニでビールを買って・・・

平良港とオリオン缶

ぷはー、冷えたオリオン最高ですね。
かたちの上で釣りにきていますが、
もう釣れなくても良い感じで、のんびり座りながらビール飲んでますw
結果的に何も釣れませんでしたが。

伊良部島に沈む夕陽

いい夕陽が見れそうです。
残念ながら、太陽が沈む場所には伊良部島があります。
お酒飲んでなければ移動したいところですが・・・。

伊良部島に沈む夕陽(平良港)

綺麗に太陽は沈んでいきました。
帰る前日、最後にいい夕暮れが見れました。
明日はもう見れないと思うと、ちょっと切なくなる瞬間でもあります。

近くのパイナガマビーチは中心部からも近く、とっても地元民で賑わってます。
明日は月曜日だというのに、わりと暗くなってからも、
バーベキューを始めたり、わいわい騒いでたりと楽しんでました。

さて、今晩は日曜日だから、居酒屋はすいていると思いきや、
どこも混雑していました。
何軒か断られながら、
「海鮮酒家 中山(ちゅうざん)本店」というお店に入りました。
店の名前だけだと、中華料理風なんですが、
普通に大きな居酒屋で、地元の人でいっぱいでした。

席案内をまっていたら、地元のおばちゃんに先を越されました。
「あ、あそこあいてるやん!」みたいな感じで。
島のおばちゃんは、大阪のおばちゃんに似ているのか。

オリオンビール

まあまあ、

とりあえず、

いつものやつです。

ソーメンチャンプルー

ソーメンチャンプルー(480円)がすぐにやってきました。
ほんとシンプルな料理なんですが、これが大好物です。
具があんまり入ってないほうが、ソーメンの食感が感じられて好みです。

お刺身盛り合わせ

お刺身盛り合わせ(1,500円)です。
豪快といったらいいのか、まさに盛り合わせです。
まぐろ、せいいか、島だこ、甘エビ。
まぐろは、生マグロだから、もちもちして美味しいです。
にんにくのスライスはいったい何に使うのか?

島らっきょと島らっきょの宮古味噌傷め

しまらっきょコンビ。
しまらっきょ(380円)と、しまらっきょの宮古味噌炒め(480円)。
宮古味噌を使って、しまらっきょとまぐろを中華風に炒められていて、
甘めなソースとしまらっきょの酸味がぴったり。
まぐろは、海に囲まれた宮古島にとっては、肉類に比べて、
結構ポピュラーに使われるものかもしれませんね。

楽しみにしていた、海ぶどうは売りきれていました。
入店したときに、入り口付近でのテーブルには出されていたので、
結構ショックでした・・・。
1日目の夜は、美味しくない海ぶどうだったので。
ここの海ぶどうは、美味しそうだったのです。というより普通w

この後、1日目の晩にいったスナックにボトルが半分残っているから、
行くか、行かまいか迷いましたが、やめておきました。
飲みすぎて、最終日が台無しになることは目に見えてましたから。