悲しい性分で、まわりが明るくなると目が覚め、
そして行動してしまいます。
前日の疲れもなんのその・・・
というより疲れは残ってますが、カメラと釣り竿を持って・・・
阿嘉島大橋をのぼってみました。
太陽と反対のほうを振り返ると、
西の空の入道雲が、朝陽に照らされて真っ白に・・・。
集落はまだ太陽の光が届いていないので、
異様に雲だけが明るく見えるので、雲自体が発光してるかのよう。
雲の中に何かが隠されてるかのごとく、
いやまるで生きているかのような入道雲です。
ちょっと恐ろしいぐらいの雲でした。
阿嘉島の東には、同じ慶良間諸島の渡嘉敷島があるため、
日の出を見ることはできません。
まあ起きたときには太陽は昇ってたと思いますが。
釣りをしている時間はあまりなかったのですが、
ぜんぜんつれませんでしたが、
岩場にジグをおとすと魚が反応してきました。
よく見ると、ジグを口でくわえたわけではないようなので、
とっさに動くものに反応しちゃったんでしょうか。
友達がぶらりと歩いてきました。
そろそろ朝食だから戻ろうかと、港を歩いていると、
あやしげな影を発見。
しばらくすると浮上してきました。
海がめです。
泳げる格好だったら、港だろうがとっさに飛び込んだのに・・・
友達は海がめがみれて、結構喜んでました。
自分も初めて海がめをみたのは、3年前の阿嘉島でした。
7時半から朝食です。
ソーセージに目玉焼き、焼き魚、キャベツ。
お漬物、のり、味噌汁、ごはん。
なかなかバランスよく、民宿にしては品数も豊富でした。
さてまだ朝8時です。
今日、那覇に戻りますが、17時の便なので、たっぷりと1日あります。
朝8時半すぎ・・・
自分は泳ぐ気満々でしたが、友達はまだ釣りするらしい。
昨日のニシハマいってしまうと、釣りはできないから、
とりあえず近い阿嘉ビーチにいって、
11時すぎの送迎でニシハマに送ってもらうことにしました。
阿嘉ビーチ
阿嘉ビーチまでは徒歩5分ぐらいです。
海岸沿いは綺麗に整備されて、テトラポッドがあったりして、
口コミでしらなかったらあまり泳ごうとは思わないでしょう。
透明度はニシハマに負けますが、珊瑚は元気です。
日差しが差し込んできてとても気持ちいいですし、
変に魚が人間慣れしてないのも気持ち良いです。
青い魚体がかっこいいカスミアジです。
まだ子供だと思うのですが、それでも30cm近くはあります。
やっぱり珊瑚が生きているほうがいいですね。
昨日ニシハマであまり見かけなかったデバスズメダイなどの
小魚もたくさんいました。
ちょいと潜って、見上げる感じで撮ってみました。
デバスズメの淡い青色ってほんと癒しの色です。
海の色って見る角度、光の角度によって、だいぶ変わりますね。
なんじゃこいつは!
毛糸で編んだような体だな・・・
しかし、危険な香りがする生物です。
びびって近寄って撮れませんw
※後から調べたらムカデミノウミウシというウミウシでした。
なるほどムカデと思ったから危険な香りがすると思ったんですね。
毒はないようですよ。
ニシハマと同様に途中からは砂地が広がります。
この奥は航路になっているので、あんまりいくと危険。
水の中は音がよく伝達するので、よくエンジン音が聞こえました。
ニシハマより泳いでいてぜんぜん楽しい。
透明度はやっぱり負けるんだけど、
なんでこっちにみんなこないのかなと。
でもニシハマの客がこっちにくると珊瑚踏んだりして、
かなりやられそうな感じです。
基本的にスノーケラーより、海水浴客の延長の人が多いから。
引き続き阿嘉ビーチで泳ぎました。
イソギンチャクがあっちこっちにあって、
それにクマノミが共生しているので、見どころいっぱいです。
普通のクマノミです。
体の色は黒くて、体も大きいのであんまり可愛くない・・・
そして攻撃的。
写真撮りに潜ると、クマノミも近寄ってきて近すぎてピントが合わないw
昨日もニシハマで見かけたハナビラクマノミ。
あの攻撃的なクマノミとはえらい違いです。
個体数としては、クマノミやハマクマノミより少ないはずなのに、
なぜか阿嘉ビーチではハナビラクマノミだらけでした。
デバスズメダイが青系の癒しなら、
ハナビラクマノミは赤系の癒しですね。
真正面から、こんにちわ。
ピンク色の体も綺麗ですけど、
ヒレも綺麗に透き通ってて素敵ですね。
隠れることなく、攻撃することなく、
顔の見た目どおり、あんまり動じないって感じですかね・・・
あっちこっちにいるもんだから、
しつこいぐらいに写真撮ってしまいました。
クマノミやハマクマノミはたまにみかけるぐらいで、
ハナビラクマノミばっかりだから。
最後にちょっと水中から見上げるアングルで。
上に黄色い魚が同じかっこしてるのが、笑えました。
阿嘉ビーチを泳いでいる最中、
友達は釣りをしていました。
岩の間に魚をキープしていたようで、それを見てみます。
ムラサメモンガラです。
水の中よりかは、濃淡がやわらいでますが、
形からして食べたくないですよね。
固そうだし。
よくこんなおちょぼ口の魚釣ったもんだ。
こいつは気持ち悪りぃ。
まるでペンキを塗った様なべたっとした色合いです。
ほかには根魚系を2種類ほど釣ってましたが、
食べたくなるような魚ではありませんでした。
見て釣って楽しいんですけど、
食べるわけじゃないので、ちゃんと逃がしてあげました。
オリオンビールと海はぴったりです。
泳ぐ前に飲んだ缶を撮影。
1本だけなら大丈夫ですよね?
ニシバマビーチ
一度、宿に戻って、
トラックの荷台にゆられてニシバマへ。
昨日は貸切だったのに、今日は満杯。
今日は土曜日なので、宿泊客も多いようです。
宿で頼んでおくと昼食の弁当を作ってくれます。
今日は「鶏のから揚げの香味ソース」か「メンチカツ」で、
前者をチョイスしました。
ゴーヤーチャンプル、揚げ春巻き、ほか炒め物一品と、
かなりボリューム満点。
しかも美味しかったです。
で、白ご飯を残してしまったので、
海で放出・・・
本来ソーセージなどの添加物入りの餌は、
魚に影響を及ぼすのであげてはいけませんが、
白ご飯ならいいでしょう。
というかおそろしいぐらいに、集まってきました。
30cmとまではいかないまでも、20cmぐらいあるコバンアジ。
もうちょっと泳いでから、
ふたたび白ご飯をまくと・・・ロクセンスズメダイ王国。
こいつは元から人間に寄ってきてましたから、
完全に人間なれしてますね。
友達が言ってましたが、360度この魚に囲まれてたようです。
ニシハマは透明度は高いのですが、
ほんと珊瑚があるのが、砂地との境目の一部だけ。
<さっきの阿嘉ビーチと比べると、
泳いでいると物足りない。
ビーチでのんびりするにはニシハマなんですが、
やっぱりまだ魚と戯れたいということで、
昼食入れて1時間も滞在しないうちに、
また阿嘉ビーチへ戻ることにしました。
20分ほど歩いて阿嘉ビーチへやってきました。
阿嘉ビーチ
立って泳ぐ変な魚、ヘコアユです。
泳ぐというよりは、木の葉のように揺られています。
根の裏側に、リュウキュウイソバナを発見。
竜宮城を思わせる赤いソフトコーラルです。
光の加減でうまくとれませんでした。
タテジマキンチャクダイ発見!
って、考えたらヨコジマじゃないのかな?
黒い模様のせいで目があるのかないのか、わかりません。
まるでサングラスをかけているみたいです。
沖縄の海にふさわしい派手な発色の魚です。
ニシハマビーチに比べても、小魚がほんと多いです。
小さい魚は珊瑚を隠れ家としますから、
阿嘉ビーチに多いのは当然ですね。
阿嘉ビーチはこんな珊瑚がもりもりとしています。
アオヤガラがペアで泳いでいきました。
最初は長い体の魚に感嘆したものですが、
珊瑚の海ではよく見かける魚です。
白い線が1本のハマクマノミです。
一番大きい固体は、体の大半が黒くなってました。
かわいさ半減ですし、猛烈に突進してきました。
光の加減で、浮遊物が多く写ってしまってますね。
ほんと潜って写真撮るの楽しくなってきました。
こうなるとワイドにとれるレンズをつけたくなりますね。
もやしにからまったハナビラクマノミです。
ほんともやしにみえてしまうシライトイソギンチャク。
近影に成功!
透明度、光、あとは潮の流れ、波・・・などがよくないと、
スノーケルで魚の写真は難しいんです。
やっぱりよく見るとそんなにかわいくないかも。
でもヨコビレが透き通っていて綺麗です。
ふわふわしたイソギンチャクの中を泳いで気持ち良さそうです。
これは別のイソギンチャクに共生してるハナビラクマノミ。
イソギンチャクの先が紫色になってます。
阿嘉ビーチはこんなんです。
横にテトラもあるし、砂浜も綺麗じゃないので、
海の中をしってる人じゃない限り、ここで泳がないでしょうね。
珊瑚の保護観点から、
ちゃんとスノーケルできない観光客が来ることは避けて欲しいですね。
阿嘉ビーチを泳ぎ終えた後、友達は着替えに宿に戻りました。
でも、まだ帰りの船まで時間があったので、
こうなったら泳ぎつくす!
前浜ビーチ
阿嘉島の集落の前にある、前浜にやってきました。
子供が泳ぐにはちょうどよい遠浅の浜ですが、
透明度的には一番悪いのか、誰も泳いでいません。
ほんと贅沢な・・・
まあテトラポッドのあたりまでいくと、
魚はうろうろしてますが、砂地の浜なので魚影はかなり薄いです。
しかし、小さな珊瑚の根の下に、
奇妙な体の色をしたフグを発見!
クロハコフグです。
ミナミハコフグよりも、奇妙な体の色をしてます。
うわ、見つかった!
って感じに見えますけど。
必要に追っかけまわしてました。
どうやったらこんな奇天烈な色になるんだ?
ふぐとはいっても流石に魚ですから、
最後は思いっきり振り切られました・・・
前浜の海の水の色は、
ほかのビーチに比べてエメラルドっぽいのかな。
魚がいないだけで、十分に綺麗です。
こうなったら、最後に集落の西にあるヒズシビーチへ。
ほかにクシバルビーチという島の北側にあるビーチがありますが、
遠くて徒歩でいくのは無理。
それでも以前にいったことはあるので、
このヒズシビーチを訪れたことによって阿嘉島のビーチは制覇です。
ヒズシビーチ
すでに逆光になっていて、海の透明度はいまいち分かりずらい。
しかし、純粋に泳いでいる人は皆無ですな・・・
海の中にはいっても、珊瑚の姿はほとんどなく、
ガレ場となっていました。
残念・・・
しかし、こいつを発見してしまいました。
ダイバーにも人気のあるミナミハコフグの幼魚です。
奄美大島以来のご対面。
体調は3cmも内ほどの小さい黄色い体。
しかし、その泳ぐ姿はとてもかわいい。
まさしく箱が宙をさまよってるかのよう。
しかし、人間から避けるように、珊瑚に隠れるので、
写真がなかなか撮れないんです・・・
そして動きが読めないし・・・
大きくなると、さっきのクロハコフグみたいな、
紫色になってしまうんですよね・・・
ほんと信じられないです。
やっと見つけたと思ったら、すぐに退散・・・
さんざんミナミハコフグの幼魚を追いかけて、
かれこれ20分以上は経過していただろうか・・・
友達もビーチで待っているので、
ひきあげると浅瀬にイソギンチャクを発見。
このイソギンチャクに共生するのは・・・
カクレクマノミ!
なんでこんな浅い場所にいるんだろう。
というより、よくもご無事で。
映画ニモの影響で人気者になり、だいぶ乱獲されたそうです。
ちょこちょこと動き回るんですが、
必ずこちらを向いて、1秒ぐらい止まるんです。
これがまたかわいい。
ほんと人気があるのが、納得のカクレクマノミです。
口を閉じてると、魚というよりも、
カエルにみえないこともないか?
出っ張った目に、分厚い唇・・・
ほんと落ち着きのない魚です。
というのも人間が近づいているからかもしれませんが、
このコミカルな動きも人気のひとつだと思います。
最後に真正面からワンショット。
比較的浅い場所だったので、光量がかせげたので、
まともな写真が数枚とれましたが、
それでも大半はぶれ写真でした。
ほんとじっとしてない魚なので、写真撮るの難しいです。
アダンの木です。
力強い葉っぱの緑色が、南国の空とぴったりです。
パイナップルのような黄色い実がなります。
ヒズシビーチでも1時間泳いで、
さすがにこれにて終了です。
今日一日、ほんとによく泳ぎました・・・
荷物を民宿でひきとって、港へ。
ターミナル内にあったお店で、カキ氷の白玉小豆を注文。
男ふたりだというのに、ほんと満喫してますなあ。
阿嘉港→那覇・泊港
クィーンざまみ3便が入港してきました。
日帰り組みが利用し、また座間味に先によってきているので、
船内はほぼ満席でした。
最終便は17時ちょうど発に阿嘉島を出発し、
約50分で那覇の泊港につきます。
行きは座間味寄りましたが、帰りは直行だったので、
ほんと早く感じました。
わずか1泊の滞在でしたが、高速船の始発で来て、
最終便で帰ったのでたっぷりと遊べました。
まだまだ西日が暑いです。
いっきに都会に帰ってきた感じがします。
今晩の宿は、ホテルチェーンのアパホテルです。
飲み屋街にも近くて、国際どおりもほどほど近くて便利。
なにしろ大浴場があるのが決め手になりました。
2名1室利用で、ひとり4,000円です。
部屋は狭いですが、室内は綺麗で機能的。
さて部屋でゆっくりと行きたいところですが、
友達はマッサージを呼ぶということで、
自分は国際どおりまでぶらぶら買い物にいくことにしました。
ピンポイントで牧志公設市場へやってきました。
目当ては、島ラッキョウと海ぶどうです。
帰りに空港でも買えるんですが、市場で買うと安いんです。
空港で買うものと比べると、同じ値段で量は倍以上になります。
ほかの土産物には一切興味ないので、
国際通りにあるヘリオスビールでTO GO。
さすが非加熱処理の地ビール、まろやかな味わいは最高です。
部屋に戻って友達と合流。
まあ阿吽の呼吸というか、やっぱり最後は牛で締めなければ。
ということで、ホテルの近くにあった焼肉屋にふらり。
外見や内装は安そうだったのですが、意外と高い!
焼肉 牛次郎
しかし高いのも納得というか、逆に安い!
上ロース1,400円。
いいサシがはいってますし、1人前にしては結構なボリューム。
もちろん味もいうことなしです。
ハラミ1,000円。
1人前とは思えないボリュームに、きれいなサシ具合。
ハラミらしい、いい感じの噛み応えでしたね。
こりゃビールもぐいぐい進みます。
焼肉は、沖縄に来たときははずせませんね。
恒例行事です。
最後にアグー豚をリベンジ。
三種類の部位がはいって、確か1,400円だったと思います。
美味しいのは美味しいのですが、
味が繊細すぎて、難しいなあ・・・
店内にはヤクルトスワローズの選手の色紙がいっぱいありました。
まあ食べ終わってみれば納得の価格、味です。
また那覇に来たときは、ぜひ足を運びたいですね。
4日目
今日は10時出発の便で帰るのみです。
これも飛行機代が片道1万円と安かったからなのですが、
最終日はあまり動く気にもならないので、
これで十分かなと思いますね。
ホテルの部屋が使えないとなると、荷物もまとめないといけないし、
汗も流せないし。
近くの牛丼屋で朝食です。
チェーン店ではない牛丼屋にはいるのは、はじめてかも。
しかし、ボリュームはかなりのものがありました。
生卵とゆし豆腐のはいった味噌汁、お漬物がセットで500円。
空港まではタクシーで約10分。
渋滞もしていなかったし、あっという間でした。
最後に、ブルーシールのアイスを。
なんとなく食べ飽きてきた感があるかもw
搭乗機まではバス移動。
まだまだ夏空健在です。
こんな空を見せ付けられたら、
やっぱり帰るだけはもったいないかもと思ってしまいます。
チービシや遠くに慶良間諸島が見えます。
綺麗にリーフを見ることができ、まるで日本じゃないみたい。
実はこのタイミング、電子機器を使用してはいけないんですよね・・・w
積乱雲が盛り上がってきてました。
4日間ながら、遊べるのは中2日間だけの短い旅でしたが、
今回は天気に恵まれて、充実の旅でした。
慶良間は2回目でしたが、やっぱり透明度の高さは圧巻。
しかも徒歩でいけるビーチですからね・・・
今度は座間味や、渡嘉敷にも足を運んでみたいです。
で、12時に神戸空港について、
友達を送って、そのままバスケにいきました。
ハードなスケジュールでしたが、
最後の1日までたっぷりと遊びきりました。