出発の朝、サンパウロに来て初めて、
青空を見ました。
1500万人都市に地下鉄は4路線。
中でもこの南北に走る路線はかなりの混雑。
とてもじゃないけど何本か待たないと乗れません。
空港バスは30レアル(約1,400円)です。
結構いい値段しますね…
路線バスで行こうとしてたんですが、
サンパウロの渋滞はかなり怖いです。
月曜日の朝。
市内へ向かう高速道路はこの状態です。
逆でほんと良かった…
サンパウロ郊外にあるグアルーリョス国際空港。
国内線もほとんどこの空港を利用しています。
久しぶりにマック。
これで7.75レアル(約350円)と、
結構高い。空港価格か?
GOL航空で、アマゾンのど真ん中、マナウスまで飛びます。
国内線なんだけど、約4時間のフライトです。
ネットで予約しました。
現在ブラジル国内では、
GOL航空とTAM航空の二大勢力が幅を利かせています。
サンパウロでの3日間が曇りばかりだったので、
青空がほんと気持ちよく感じます。
雲の下にはまだ高層ビル群を眺めることができます。
ほんとサンパウロの都市圏はすごい。
GOL航空の機材は新しい。
機内では、お菓子とドリンクのサービス。
所要4時間で昼時間帯にフライトするので、
ランチっぽいものが出てほしかった。
マナウス着陸前に、アマゾン川が見えました。
正確にいうとまだアマゾン川ではありません。
右の茶色い川がソリモインス川、左の黒っぽい川がネグロ川で、
この後合流して初めてアマゾン川になります。
マナウスの町が見えてきました。
そしてアマゾン川を横切る橋を建設しています。
マナウス空港に到着です。
雨季なのですが、今日は天気は上々です。
暑さよりも湿気がすごいです。
マナウスではアマゾン・リバーサイドホテル・マイナンという
ジャングルロッジに泊まるプランを申し込んでいたため、
空港に迎えがきています。
空港からマナウス市内を抜けて、
セアザ港からは船に乗って移動します。
リバーサイドホテル・マイナンは日本人経営のホテルで、
日本語のガイドがつきます。
ちょっと高くつきましたが、
アマゾンのことを英語説明されても理解できそうもないので…
ブラジル拠点に旅をしてる女性と二人だけの参加でした。
思っていたよりも穏やかなアマゾン川です。
いや、まだネグロ川です。
この後、ふたつの川が合流する地点を目指します。
合流地点が見えてきました。
このあたりで、ようやくアマゾン河に名前が変わります。
見事なまでに二つの川の水がまじわっていません。
左の黒っぽいのがネグロ川でコロンビアに水源をもち、
右の茶色がソリモインス川がアンデスの雪解け水が水源です。
交わらない理由は、水の比重と速度の違いが理由で、
ネグロ川は水温が高く、流速が遅い。
ソリモインス川が水温が低く、流速が早い。
実際に水を触ってみると、かなり温度差があるのがわかります。
この交わらない状態が、約50kmも続いているからほんと驚きです。
しかし、めちゃくちゃ日焼けしてたな・・・俺(現在談話)
ソリモインス川よりの水路をしばらく進みます。
波も風もなくてほんと穏やか。
水面に綺麗に木々や空が反射しています。
この後ボートから降りて、集落内を散策。
これがチョコレートの原料のカカオです。
黄色く熟すと収穫します。
アマゾン発展の原動力となったゴムの種です。
うずら卵のような模様です。
ゴムの木を傷つけると、
樹液が流れ落ちてきます。
しばらくすると固まりますが、
固まると実はすごい悪臭です。
野生のインコが木にとまっています。
インコってペット観賞用かと思ってました。
ハゲタカです。
数匹固まって空を旋廻していると、
地上には弱った動物などがいるらしいです。
ちなみに人間が森で遭難したときにも、
疲れてくると上空に飛び回るらしいです。
逆に探す目安にもなるようですが。
民芸品も売ってますが、材料が魚のうろこやピラニアの歯など…
ちょっと家に飾るのは怖いw
子供がナマケモノの子供をつれてきました。
ペットとして買っているので、毛並みがそろっているらしいです。
再びボートに乗り、ホテルを目指します。
アマゾン周辺では砂がとれないので、
遠くから運んでくるようです。
アマゾン河にはふたつの灯台が水上に設置されています。
この灯台はフランスが設置し、
もうひとつはイギリスが設置したものです。
ホテルが見えてきました。
いくつかロッジがありますが、
アマゾン河に面したロッジというのも決め手になりました。
新館棟、本館のあるレストラン棟など、
このような回廊で結ばれています。
ウエルカムドリンクのサービス。
久しぶりのホテル対応に感激…w
レストランからはアマゾン河が一望です。
いい雰囲気です。
部屋はアマゾンの中なので、質素です。
温水シャワーは夕方1時間だけですが、
電気は1日中使うことができます。
湿気がかなり高いので、エアコンは欲しかったなあ。
夕日が見えそうなので、
ボートで夕日が見える場所まで移動します。
西の空が厚い雲に覆われてましたが、
地上付近は雲がなくなんとか見えそうです。
夕日がアマゾン河を照らします。
ここ1週間ほど夕日はまったく見えなかったようなです。
ほんといい天気の1日です。
これほどアマゾン河が穏やかだとは思いませんでした。
泊まり客は二人だけでした。
それでもちゃんとブッフェ料理を作ってくれます。
魚料理が2種類、あと鶏料理とサラダ、ご飯。
フルーツは3種類です。
味付けは日本人好みです。
アマゾンの魚はどれも淡白で癖がなく、
食べやすいです。
夕食後、しばらくしてからワニ見学にツアーにでかけます。
真っ暗な中、サーチライトで探していきます。
見つけたと思ったら、
船をつっこませ、船頭にいるスタッフがワニを捕まえました。
メガネカイマンというワニの子供。
子供なんですが、かわいい~~ということはありません。
持たせてもらいましたが、ちゃんと力はあるし、凶暴です。
夜はブラジル名物の初カイピリーニャ。
ピンガという蒸留酒をライムと砂糖で割ったものですが、
これは美味しいです。
ちょっときつめで、ライムもたっぷりはいってるので、
水を足しながらしぶしぶも飲めますw
今回案内していいただいてるのが、
佐藤さんという73歳のおじいさんガイド。
20歳のときにブラジルにわたってきたらしく、
ツアー以外のいろいろなブラジルの話をきくことができました。
明日は5時におきて、朝日を見に行くということなので、
22時ごろにはお開きでした。