今日も出かけることにしました。
あとイビキがバカうるさいのが近くて、よく眠れなかったうえに、
朝になってもまだうるさくて…
もう半ば嫌になって出てきました。
これなら車両の座席でうたた寝したほうが気分が良い。
道内全般的に天気が良くないけど、
結局は北海道LOVEパス使わないと持ったないしね。
ということで、朝ごはんは放棄して、札幌駅へ…。
北と南へ行ったので、残るは東方面。
富良野は花畑メインなので雨だと厳しいので、網走方面か釧路方面の2択。
網走方面だと旭川までが富良野に行く時と重複区間になるので、
釧路方面の特急に乗ることにしました。
キオスクで朝食、昼食分の弁当を購入し、ホームへ。
札幌駅 06:48発
特急おおぞら1号・釧路行き
釧路から花咲線に乗って最東端の根室を目指し、
車窓から別寒辺牛湿原を眺めながら、
厚岸で降りて牡蠣でも食べようかなとか考えてました。
札幌市内は晴れてきました。
が….
南千歳-追分間
苫小牧からの室蘭本線が合流してきます。
非電化なのに複線なんですが、昔は石炭輸送で栄えたからだそうです。
そして現在では路線を維持することが難しい区間として発表されています。
北海道では50年前に比べて、約半分ぐらいになってるようです。
国道274号線沿いにある夕張市のめろんのテラス。
収穫期の夏の間しか営業していないみたいですね。
新夕張駅-占冠駅
夕張川を渡りますが、左奥の橋は2019年に廃線となった夕張線の陸橋です。
車が走る橋は国道452号線で、奥にいくと夕張市街地があります。
市街地といっても、財政破綻した夕張市なのでどのぐらいの町なのか分かりません。
すでに人口も1万人を割っていますから…。
この後は、十勝平野に抜けるまでは、トンネルの多い区間を走るので、
スマホの電波も拾いにくいので、寝てました…
北海道の屋根、日高山脈をトンネルで抜けると十勝平野が見えてきます。
この後大きなカーブを描きながら標高を下げていきます。
おふくろの味弁当
北海道KIOSK美味しいなあ。
農業王国の十勝平野の西端をかけ降りていきます。
千歳以来の街、帯広。
十勝平野の農業の集積地でもあることから、珍しく札幌都市圏以外で人口が増えている街。
相変わらず、どんより。
しかし、雨は降りそうで降らない。
厚内駅を過ぎると、少しだけ太平洋との並走区間にはいります。
音別駅を過ぎて2回目の海沿い区間。
道路を挟まずに直接海岸と接しています。
釧路から花咲線に乗り換えるつもりだったけど、
天気があまり良くないようで、それなら釧路湿原もありかなと…
ちょうどおおぞら1号と接続しているようで、
えきねっとで見るとトロッコ号の指定席はほぼ満席で混雑していましたが、
自由席も1両あるようなので混雑してなければそれもありかなと。
釧路駅では特急は1番線に停まり、
その他はホームが変わるので、階段近くと思われる真ん中あたりに移動。
釧路駅 10:57着
釧路湿原ノロッコ号の3両もある指定席車両はやはり混雑していたけど、
1両しかない普通車の自由席はまだゆとりあり。
さすがにボックスシートは空いてなかったけど、
ロングシートに空きがあったので、予定変更。
釧路駅 11:06発
釧路湿原ノロッコ号・塘路行き
それならばと乗ってみることにしました。
釧路川を超えて。
自由席は普通の車両ですが、みんな窓全開。気持ちいいですね。
都会では味わえない♪
自由席のお客さんにも、記念乗車表を配布してくれました。
あの岩保木水門で新釧路川と釧路川が分岐しているそうです。
観光列車なので車内ではアテンドの車窓案内があります。
釧路湿原駅で大半の人が降りていったので、釧路川と並走する左側の座席をゲット。
釧路湿原駅と塘路駅の間では釧路川と並走します。
速度を落として運転してくれる。
釧路川には10挺ぐらいのカヌーが停まっていました。
ノロッコ号を通るのを待っていたそうです。
塘路駅 11:51発
ノロッコ号は塘路駅が終着で乗車時間は45分間。
もちろん全員が降りるので、静かな駅周辺はいっきに人だらけに。
この様子だと折り返しのノロッコ号も混雑しそうだったので、
その後に釧路に戻る列車があり、1時間ちょっとあったので、
近くに展望台に行ってみることにしました。
われながら行き当たりばったり。
うわっ、思ってたより遠いです。
というより、結構蒸し暑い。
ふたつ展望台があるのですが、ひとつで精一杯っぽい。
右側には釧路湿原最大の湖、塘路湖があります。
さあ、山の上にあがりましょう。
なにげに熊が怖いですね。
サルボ展望台。
必死に登ってきましたけど、滞在時間5分ぐらいで戻らないと、
次の列車に間に合わないかも…。
先ほど右に見えていた塘路湖。
周囲18キロメートルあり、見えているのは一部です。
思ったよりは眺めが良くなかったな…
もう1つのサルルン展望台にも行けたら良かったけど、もう時間がない。
先ほどの喧騒が嘘のように静まり返った塘路駅。
時間通りに戻ってこれて良かった。
なんせこれを逃すと反対方向の列車も2時間以上待たなければならない。
塘路駅 13:03発
快速しれとこ摩周号・釧路行き
たったの1両編成です。
そこそこ座席は埋まっていました。
最後部から車窓を楽しみます。
観光列車ではないので、速度を落とさず釧路川沿いを快走していきます。
釧路湿原内にある細岡駅は通過。
国立公園である釧路湿原のど真ん中を線路が、通っています。
今だったら許可降りないでしょうね。
釧路湿原駅 13:13着
快速は細岡駅を通過するので、1駅間乗車して、釧路湿原駅に到着。
釧路湿原展望台を目指します。
この時点で、花咲線に乗ることは諦めて、網走経由で札幌まで戻ることにしています。
せっかくなので釧路あたりで1泊すれば良かったですね。
そうすれば花咲線に乗れたのに。あの路線はほんと絶景なんです。
駅前の階段を登ると、釧路湿原展望台に行けるようです。
ハクサンフウロ?
駅から歩いて15分ほどで細岡展望台に到着です。
緑一面で見ていてが気持ちいい。
初回は9月で一面茶色、2回目の7月は濃霧で真っ白でしたので、初めて釧路湿原の雄大さを感じることができました。
釧路川が流れているのは東の端。
緩やかに蛇行している。
晴れていれば阿寒岳が奥に見えるようです。
釧路市街地方面。
岩保木水門が見えています。
真っすぐ伸びている新釧路川は人口的に作られたものです。
見えていませんが水門より左側に蛇行した釧路川があり、
釧路市の幣舞橋を通って海に流れ出ています。
細岡ビジターズラウンジ。
ここまでは車でも来ることができるので、細岡展望台にはおおくの観光客が訪れていました。
とても雰囲気が良いです。
冬の期間も開いているそうで、暖炉が温かそうです。
札幌で食べたお弁当を食べようと思っていたのですが、軽食を販売してました。
スタッフの方にすすめられて、カップライスに初めてチャレンジします。
残ったカップラーメンのスープにアルファ米を放り込んだような。
それほど美味しいものでもないかな…あとはボリューム不足。
ラウンジ内はとても居心地が良くて、数名の方は居眠りされてましたね。
釧路湿原駅 14:33発
普通・網走行き
当然のように1両編成ですが、余裕で座れました。
日中の間はノロッコ号、普通列車が各往復1本しか走っていないのに、
うまく組み合わせたおかげで2個所も釧路湿原の観光ができて満足です。
塘路湖。
雨が降り出してきました。歩いている間に降らなくて良かった。
なんか匂うなと思ったら、すぐ横が牧場でした。
北海道らしい鉄道旅ならでは。
弟子屈町の中心駅の摩周駅を過ぎる頃には車内はガラガラになりました。
前後に着席している人がいないことを確認して、窓を開けました。
川湯温泉駅
東に行くと摩周湖、西に行くと釧路川の水源でもある屈斜路湖があります。
そういえば何度か道東にきてるけど、屈斜路湖を見たことがない。
川湯温泉を過ぎると峠区間に入ります。
釧路管内とオホーツク管内の境界エリアです。
本州でいうと県境を越えるようなものなので、乗車する人は少ないです。
峠を越えると、風景も一変します。
釧路周辺では見かけなかった広い農耕地が続くようになります。
踏み切り通過中。
北海道らしい真っ直ぐな道。
知床斜里駅を過ぎるとオホーツク海に出てきます。
過去にこの区間を2回乗りましたが、いづれも冬の時期で一面の流氷が覆っていました。
旅情気分満点。
左に延びる陸地は知床半島。
浜小清水と北浜駅間は、エゾキスゲの群落が見事。
オホーツク海と湯沸湖の間に挟まれた小清水原生花園の中を走ります。
晴れてたら最高でしょうね。
延々とエゾキスゲの群落が続いていました。
夏季限定の臨時駅、原生花園駅が設置されていますが、
下車したいけど、降りた時点で札幌へ帰れなくなります…。
さよならオホーツク海。
岬が見えていますが、網走の先にある能取岬で宗谷岬ではありません。
この後、雨が降ってきましたが、網走駅に着くころには雨が上がってました。
網走駅 17:17着
車窓の景色が楽しすぎて、3時間弱があっという間でした。
網走駅。
ぜんぜん昔と変わってない。
しかし駅周辺にコンビニなし。
駅構内にも売店なし。
乗り継ぎが8分しかないので、どこにもいけない…
網走駅 17:25発
オホーツク4号・札幌行き
ほんとオンボロなんですよね。車体の塗装とか剥がれ落ちてる部分とかありますし。
昭和レトロな車内。
2023年3月で引退します。
しばらくは網走湖沿いを走行。
特急とは思えないほどのんびりとした走りです。
窓は透明感ないです。
汚れてるわけではないけど、経年劣化でしょう。
朝に札幌駅で購入したのり弁当。
網走駅で夕食を購入できそうもなかったので、残しておいて正解でした。
十勝平野と並ぶ農業王国。
生田原あたりまでは車窓が楽しめました。
もしオホーツク4号に冬に乗車したら、最初から最後まで真っ暗なんですね。
唸るディーゼル音を聴きながら、真夏の北海道とは思えないほどの閑散とした車内でのんびりとした過ごしました。
札幌駅 22:53着
23時前にようやく札幌到着です。
昭和生まれの車両が時間通りに走ってくれただけでも感謝です。
この車両タイプは2023年03月に引退します。
さすがにこの時間だから札幌駅も静かです。
今日の宿は札幌駅から5分ほど。
フロントが2階が階段しかないという仕様でノンバリアフリー。
疲れた身体には堪えます。
夏休みに向けて一番高いシーズンに入ってくるので、
できるだけ最安値で宿泊したいので、どんどんホテルや部屋が落ちていきます。
まあ十分なレベルなんですけどね。
昨年の冬はコロナ禍でオフシーズンだったので、バグだったみないなもんです。