港から歩いて5分で、本日のお宿に到着。
東の斜面に張り付いているので、暗いですが、外はまだ明るい。
民宿とは思えないほど、かなり清潔にされていて、
備品やアメニティもばっちりです。
スタッフの方にこれから桃岩登れますか?と尋ねると、
19時半ぐらいまで明るいからまだまだ行けますよと返事をもらったので、
荷物をさっと置いてすぐに出発しました。
民宿の無料レンタルサイクルを借りて、まずは港まで。
ここが礼文島の一番のメイン通りです。
コンビニっぽい商店もあります。
坂道を自転車で登るのはきついので港に置いた方が良いとアドバイスをもらいましたので、
港に自転車を置いていきます。
舗装された坂道を10分弱歩いて、未舗装道に入ります。
東側斜面は太陽があたらないし、誰ともすれ違わないので、
少し不安になりましたが、礼文島にクマがいないことは分かっていたのが救い。
いや、クマがいることが分かっていたなら、この時間から登らなかったでしょう。
山道を15分ほど歩いて、ようやく太陽が当たるエリアに。
未舗装道に入ったところで高齢の女性と出会ったのですが、
「この後に旦那がいると思うので、早く来るように言って下さい。」
と言付けを頂いたのですが、この時点でまだ出会ってません。
標高200m程度しか登ってないのですが、すでに森林限界超え。
高山植物ゾーンに入りました。
桃岩展望台に到着。
桃岩はすでに陰になっていますが、まだまだ明るい。
それにしても眼下の景色がカッコいい。
駐車場が見えるので、行くことができるみたいですね。
前回は視界がおそらく10mも無かったぐらい霧だったんですよね。
思ったよりもまだ明るいので足を延ばしてみよう。
展望台から少し南側にいくと、前方に礼文島が見えました。
ずっと眺めながら歩けるんですよね。
「ここは天国?」
最高すぎて…ほんとに来て良かったよ。
海抜0mから高山植物が咲くことから、
礼文島は花の浮島とも呼ばれています。
霧がよく立ち込めて水分が多いから、高山植物が咲き誇るんですよね。
事実先週までライブカメラでよく見てたんですが、霧の日が多かった。
ご夫婦1組出会って以降、誰とも出会ってません。
こんな素敵な場所で貸し切りトレッキング、幸せ過ぎます。
まあ17時からトレッキングする人なんていませんよねw
元治集落のある元治海岸が見えてきました。
だいたい標高差は200mぐらいあります。
礼文島の西岸は急斜面の場所が多く、集落があるのは珍しいです。
南側の視界が開けました。
すごい景色だなあ。
前回、こんなにも素晴らしい場所を歩いていたとは…。
スターウォーズでルークが隠れていた場所の雰囲気に似ている。
確かあれはアイルランドの島だったはず。
そう、礼文島の西岸の景色はもう日本離れしている。
東側の景色はとても穏やか。
だいぶ日が傾いてきたので、東側を撮ると必ず自分が写ってしまう。
高山植物が至る所に。
エゾイブキトラノオが優勢ですね。
お世辞にも日本で絶景と呼ばれる場所で本当に絶景は少ないですが、
ここは本当に絶景だと思います。
この先までずっとトレンキングルートがあるんですよね。
急ぎ足で行けば、ぐるっと回って宿に帰れそうだけど…。
キンバイの谷を越えて、ツバメ山手前までやってきました。
やっぱり引き返しましょう。
明日もこのトレッキングルート歩きたくなりました。
レブンシオガマ。
ヨツバシオガマとそっくりだけど、礼文島の固有種なんだね。
桃台猫台展望台の駐車場が見えます。
駐車場から桃岩を見上げたらなかなかの景色だろう。
この日本離れした風景は間近で見たい。
桃岩展望台自体は広いです。
10分程度下った場所にバス駐車場もあり、日中には観光客もやってきます。
この近くに駐車場があったので、レンタカーかレンタルバイクがあれば、
夕暮れを見届けることもできたなあ。
ここは明るいとはいえ、香深港へのルートの大半はもう日影です。
急ぎ足で降りていきます。
宿の前あたりはまだ港内なので防波堤が水平線を遮ります。
もう少し南へ走ります。
穏やかで緩やかな時間が流れています。
昨晩の札幌の喧騒とは別世界すぎる。
礼文島唯一のセイコーマート。
なぜか香深港の集落から自転車で10分程度と少し離れています。
なので、歩いてくることは少し厳しい。
港の近くに作ることも可能だったと思うけど、
なんとなく古くからある店舗との共存を図ったような気がします。
民宿チェックインの時に、うすゆきの湯の入浴券をもらいました。
利尻島を眺めながらの露天風呂もあって、
日中だいぶ汗をかいたので気持ち良かったのですが、
脱衣所が暑すぎて風呂上りに逆に大汗をかきました。
もともとエアコンの設備がないのかもね…
夕食はコンビニ飯。
一面にたっぷりと牛肉がのった牛丼が円とコスパおかしい。
離島って高くなるのでは?なのに、逆に安いんじゃないの?
7月の礼文島といえば、ウニなんですが、明日食べることにしました。
さきほど漁協がやってるレストラン前を通ったら満席だったんですね。
で、電話してみたら明日の昼間は席が予約できるらしいのですが、
ただうに丼は5,500円と高額…。
翌日のスケジュールを組みなおしました。
明日の夕方から崩れる予報なので、昼過ぎには礼文島を離れます。
当初は早朝に桃岩へ、朝一のバスで礼文島北部で岬めぐりトレッキングに行く予定でしたが、
今日見た桃地海岸に行ってみたくなったのと、
岬めぐりを辞めると往復の2,000円のバス代が浮いてくるので、うに丼が食べられるな…。
急いで、もう1度レストランに電話して予約しました。