Curry Villageのパーキングからは、ハーフドームがよく見えます。
午後のほうが、ハーフドームの西完璧に太陽があたるので写真栄えします。
しかし、満車とまではいかないけど、春の平日にしては車が多いので、
夏の週末は大変なことになりそうです。
走り出したというのに、また車を停めてしまいました。
名残惜しすぎる景色が続きます。
左にノースドーム、右にハーフドーム。
2つのドームの中間にあたりに、先ほどいってきたミラーレイクがあります。
ROYAL ARCHES.
壁面がアーチ上に削れていますが、下側から岩が盛り上がってきて、
このような地形になったようです。
その上に見えるこんもりした岩山が、NORTH DOME 2,294m
ヨセミテ渓谷の一番出口側あるビューポイント、その名もValley View。
マーセド川を挟んで、ヨセミテ渓谷を望むことができます。
Tunnel Viewと違って奥まで見ることはできませんが、川の流れがあることで、
とても穏やかな風景に感じられます。
これで、ヨセミテ渓谷とはお別れです。
想像以上にヨセミテ渓谷は、良い場所でした。
また機会があれば訪れたい場所です。
さよなら、ヨセミテ。
結局、ヨセミテを出たのは、14時間になってしまいました。
これから、今日の目的地モントレーまでは、320kmの長い道のりです。
なんとか日が沈むまでには到着したいところです。
ヨセミテへ来た時とは違う道、州道140号線で下っていきます。
とても走りやすい道で、しばらく下り坂が続くのでスピード注意。
快適に走っていたのですが、片側通行の場所がありました。
標識を見ると、最大待ち時間15分と書かれています!
どれだけ待つのかと心配してましたが、5分ほどで青信号に変わりました。
標高が下がってきたので、気温がどんどんあがってきました。
天気も良すぎて、空の色が気持ち悪いぐらい青い。
山間部の道が続きますが、とても走りやすい道です。
ただしスピードにはほんと注意。
クルーズコントロールを制限速度にして走ってるので問題ないですが、
追い抜いていった車が、あっさり警察に捕まってました。
警察が見張っている様子はなかったのですが、
ガイドブックには、空からも見張ってると書いてました。
飛行機?衛星?
平野部まで出てくると、延々とまっすぐな道が続きます。
まわりに何もないですから、まっすぐなのもうなづけますね。
帰国後に、この区間の直線距離を調べてみると、11kmありました。
Planadaという町を過ぎると、線路が併走し、交通量が増えてきました。
ちょうど貨物列車が通ったのですが、コンテナがすべて2階建て、とても長い。
引っ張る機関車も4台、スケールが違いすぎる。
Mercedの町で、給油し、州道59号線を南下します。
東西にのびる州道152号線につきあたりると、西側へ進みます。
152号線は州道といっても、片側2車線のほぼ高速道路で快適。
ただ街の中心部になると急に、信号が出てきたりするのですが、
そのあたりの臨機応変さが良いですね。
途中立ち寄ったコンビ二での出来事。
入ってきた客が、スペイン語でトイレどこですか?って聞いてましたが、
店員は普通に意味を理解して、トイレを指差しました。
メキシコ移民が多いので、スペイン語はわりと話す人が多いのかもしれませんね。
カリフォルニア州を南北に走る、インターステイト5号線を横切ります。
4日前に、ロサンゼルスを出てからしばらく走っていた道です。
I-5号線を越えると、左側に人工的な壁がみえてきました。
地図で見ると貯水池だとわかっているのですが、まあ湖ぐらいでかいです。
ちょうど山間部への道路になるのですが、急に天気が悪くなり始めました。
太平洋側からの風が一番最初にあたるのは、この先の山脈になるので、
よく雨が降りやすい地形なのかもしれません。
この先の天気が心配になってきました。
州道156号線へ分岐し、I-101号線を南下しました。
I-101号線は多くは山間部を走りますが、I-5号線同様に南北を走る大動脈。
いっきに交通量が増えました。
そして、サンタモニカで見て以来の海、太平洋とご対面。
もうすぐ今日の目的地モントレーに到着ですが、
天気がどんよりとしています。
一度、降りるインターを間違ってしまい、たまたまモントレーの水族館のフラッグがあったので、
このあたりかなとウロウロしてしまいましたが、結局場所はぜんぜん違いました。
なんとかリカバリーして、ホテルに到着。
ナビはないし、州の大きな地図、ガイドブックにのってる中心部の地図しかないので、
降りるインターを間違うと結構大変です。
モントレーは、太平洋沿岸の港町。
今回の宿は、Monterey Bay Innです。
どのホテルにするか迷いましたが、
キャナリー・ロウと呼ばれる観光地にも近く、
またフィッシャーマンズワーフにも近いというのが決め手でした。
車を停めて、フロントのほうへ歩いていくと、
海のほうでカチカチとした音がするので、見に行ってみると。
天然ラッコ!
ある程度見られるとは聞いてはいましたが、いきなりの登場に感動。
お腹の上に石のようなものを載せて、貝を叩きつけて割っていますね。
モントレー半島には、ジャイアントケルプと呼ばれる世界最大の海草が生えています。
外敵からも身が守りやすく、餌も豊富なので、
多種多様な海の動物が生息しているそうです。
一番見たいと思っていたラッコにいきなりあえるとはラッキーでした。
Monterey Bay Inn は、ホテルの規模としては小規模です。
レストランや、バーなどのパブリック施設は一切ありません。
眺望によって部屋の値段が変わります。
一番高いのは先端側にあるオーシャンフロント、
さらに角部屋はパノラミックオーシャンフロントは一番高い部屋です。
手前側は一応オーシャンビューですが、フロントという設定があるということは、
逆に目の前には見えないということになります。
ちなみに海がまったく見えない部屋は安いのですが、さすがに選びたくはないので、
手ごろなオーシャンビュールームをチョイスしました。
部屋は思っていたよりも広く綺麗でした。
バスルームが特に広く、洗面台も2つ設置されています。
外が見えるようにベッドが設置されています。
オーシャンビュールームの現実です。
一応、海は見えますが目の前ではありません。
どっちにしても、空はどんより、もうすぐ夜ですからと納得。
キャナリー・ロウにはいかずに、のんびりと夕食をとるために、
フィッシャーマンズワーフのほうへ歩いていきました。
雲が覆っていた空も、青空がみえてきました。
ホテルの前には、ビーチもあり、散歩するには良い立地です。
とてものんびりとした時間が流れます。
人が少なくさびしい感じもしましたが、のんびりできそうです。
日が差してきましたが、それほど温かくなりません。
モントレー沖には、アラスカからくる海流の影響でそれほど気温が高くならないそうです。
ラッコは英語で、Sea Otters.というようです。
遊歩道沿いにはこのように生息している生物の案内板が設置されています。
海を見ていると、あちこちにラッコの姿が見えました。
フィッシャーマンズワーフが見えてきました。
カラフルな建物が目にとまります。
フィッシャーマンズワーフといえば、サンフランシスコが有名ですが、
ここモントレーが発祥の地で、「Old Fisherman’s Wharf」とされています。
最初、サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフに行こうと思っていたのですが、
モントレーが元祖ということで、立ち寄り地を変更しました。
海につきでた桟橋の両側に、海の幸を食べれるレストランが軒を並べています。
やっぱり季節はずれなのか、閑散とした感じはあります。
どのお店も呼び込みをしていますが、
名物のクラムチャウダーを試食させてくれます。
味が良かったら食べていって下さいというセールス方法です。
店が決まってない場合は、試食して店を決めるのも良いかもしれません。
今回はおおよそお店を決めていたので、お腹を膨れるのを防ぐ為、
全部素通りしていきました。
先端のほうで、異常に賑やかな泣き声がしているので、いってみると、
アシカが群れていました。
近くで見るとなると、観覧エリアで入場料が必要となるようです。
餌でもあげてるのでしょうか、異常なほど密集しています。
中に入れないアシカは、起用にも柵の上にのって寝ています。
とても気持ち良さそうに寝ています。
泳ぎ回っているアシカもたくさんいます。
日本でこんな場所があったら、すごい人が集まりそうです。
さて、だいぶ日が傾いてきたので夕食にします。
Grotto というお店に決めていたのですが、
Avalonettiという看板にかなり惑わされました。
あわびがAvaloneですから、あわび専門店なんでしょう・・・かなり惹かれます。
結局、Grottoが繁盛していたので、Grottoにしました。
1階席は満席でしたが、2階席に案内されました。
窓側の席だったのですが、ガラスには黒いシールがはられていて、
店内は落ち着いた雰囲気で、照明をおとしてありました。
2階席も着席した時点では空席がありましたが、最終的にはほぼ満席になりました。
さすが評判の良いお店は人気があるようです。
事前にオープンテーブルというアメリカのレストラン予約サイトで調べましたが、
よい評価だったのが決め手でした。
Original ‘Monterey Style’ Clam Chowder Cup 7USD(当時570円)
Oysters Rockefeller 11USD(900円)
クラムチャウダーは、ブレッドボウルに入ったのが良かったのですが、
量的に無理と判断しました。
ものすごい濃厚なスープで美味しかったのですが、重いので正解。
しかし、かえって失敗したのが、オイスターロックフェラー。
ニューオリンズ発祥の料理ですが、知っているものと違い、
表面がパン粉でかりかりになっていなく、チーズがたっぷり。
おまけにミンチ肉がはいっていて、濃厚なことこの上ない・・・
これはこれで美味しかったのですが、この時点で結構お腹膨れてます。
店内が照明が暗かったので、綺麗に写真がとれません・・・。
見てる限り、アメリカでは料理写真撮る習慣はなさそうだし、フラッシュははずかしい。
Fisherman’s Wharf Platter 30USD(当時約2,400円)
1/2 Dungeness Crab, Grilled Shrimp, Scallops and Crab Cake.
Served with sweet corn risotto and sauteed organic vegetables.
LAXで食べたチョッピーノにしようと思ってたのですが、
豊富なシーフードに負けて、注文してしまいました。
蟹が半身、海老が2匹、大きな帆立貝、
そしてクラブケーキ(蟹肉で作ったハンバーグみたいなアメリカ料理)。
どれも美味、アメリカ最後の晩餐にふさわしい料理。
これこそモントレーにきた甲斐ががあっということです。
しかし、LAXで食べたチョッピーノの衝撃にはかないませんでした。
チョッピーノは、中に入っているシーフードのダシがすべてスープにいってるので、
その旨みに比べると、グリル料理は分が悪いかもしれません。
左の黄色いお店がGROTTOです。
すっかり暗くなってから、 遊歩道を歩きながらホテルへ戻りましたが、
危険な雰囲気はまったくありませんでした。
明日の昼過ぎには、サンフランシスコから飛び立ちます。
サンフランシスコまではおおよそ200km、2時間かかるので、
モントレーには、食事をしにきただけになってしまいましたが、
海にいるラッコやアシカを間近で見ることができたので、大満足でした。