トンネルビューから右側に見えていたブライダルヴェール滝。
滝下までいけるトレイルがあるようなので、車を停めて歩いてみます。
ブライダルヴェール滝620ft(189m)。
落下した水が、岩にたたきつけられ、水しぶきが半端なく降り注ぎます。
この様子が、花嫁のヴェールに似ていることから、
Bridal Veil Fallと名づけられたそうです。
風向きによると思いますが、風下であれば、
霧雨ではなく、にわか雨のようになります。
滝下までいくには、全身ずぶぬれの覚悟が必要です。
ブライダルヴェール滝を眺めてから、まっすぐすすむと、
マーセド川を挟んで、反対側にリボン滝がみえてきます。
落差491mもありますが、細長い滝ですので下部では霧っぽくなってます。
雪解けの水の多い、春しか見ることのできない滝です。
ヨセミテ渓谷を周回する道路にでてきました。
正面に見えるのが、花崗岩としては境最大の1枚岩、エルキャピタン。
高さは1,000m近くあり、東京タワー3個分の高さです。
思わず車を停めて、眺めたくなる場所ですが、
左右に駐車スペースが広く作られています。
エルキャピタンとリボン滝。
リボン滝の高さは、エルキャピタンの半分ぐらいなので、
滝が木に隠れて見えなっているあたりで終わっています。
再び、ブライダルヴェール滝近くを通り、駐車場へ戻ります。
華やかな名前とは裏腹に、ものすごい水量、そして轟音です。
トンネルビューの先が分岐路になっていて、
ヨセミテ渓谷内はとおる道路は、一方通行になっています。
二車線あるので、景色を眺めながらゆっくり走っていても、
それほど邪魔になりません。
Swinging Bridge.
綺麗な景色が見えそうだったので、また車を停めて歩いてみます。
Swinging bridgeのほうへ歩いていくと、
マーセド川の南岸に緑溢れる湿原地帯が広がっています。
背景には世界5位の落差を誇るヨセミテ滝2,425ft(739m)。
野生の鹿も歩いています。
心が洗われるような風景です。
そして、どこを見ても絵になる風景。
ヨセミテが人気のある観光地なのがわかります。
Swingig bridgeからの眺めるマーセド川。
川の流れはとても穏やかです。
シェラネバダ山脈から、太平洋へ流れる総延長180kmの河川です。
マーセド川をラフティングボートで川下りができるようです。
景色は最高でしょうね。
しかしまだ寒そうですし、橋の真下を通るときは注目の的です。
寄り道しすぎて、もう17時をすぎてしまいました。
日が沈むまでには時間はありますが、そろそろ宿に向かいます。
宿へ行く途中に、ヨセミテビレッジに寄ってみました。
お土産コーナー。
日本のように食べ物は、ほぼ売ってない。
売れないから販売してないのか、単に販売したことないのかが知りたい。
意外と売れたりするかも・・・?
食料品も販売していて、生鮮食品も豊富に揃い、
ちょっとしたスーパーマーケットほどの品揃えはある。
キャンプ場で宿泊する自炊用だけではなく
観光事業の従業員も生活用のためでもあるようだ。
宿泊したヨセミテロッジにも従業員が生活しているロッジがあった。
スーパーの裏手には、デリコーナーがあって、テラスで食べることもできる。
ほかに、スポーツショップ、レストラン、郵便局。
さらに図書館や学校などもあって、ここで生活することはできそうである。
少しだけ車を走らせて、ヨセミテロッジアットザフォールズへチェックインしました。
ロッジの前には、ヨセミテに春を告げる花、ドッグウッドが咲いています。
今回の宿の予約は、結構苦労しました。
ヨセミテへ行こうと決めた2月頃には、ヨセミテ渓谷内のホテルは、
1泊4万円ほどする一番高いアワニーホテルと、テント以外満室でした。
渓谷から出て30分ほどの場所には、ホテルはあるのですが、
毎回移動するのは面倒だし、1部屋3万円以上と値がはりました。
それでも毎日2回ほどチェックしていると、ちょこちょことは動きがあったので、
旅行の3週間ほど前には、一番手ごろでロケーションの良い
ヨセミテロッジを連泊で予約することができました。
ロッジ内は2階建てになっていますが、わりあてられたのは2階の部屋でした。
部屋の前にはテーブルと椅子がおいてありますが眺望が良くないので、利用しませんでした。
特に夜は真っ暗になり、熊の出没も少し心配でしたから・・・
可能であれば2階の部屋をリクエストしたほうが良いでしょう。
この部屋で、1部屋1泊244USD(当時20,000円)もしますが、
ずっと満室状態が続いているので、
ヨセミテはかなり人気がある国立公園だということが伺えます。
夕暮れまでに時間があるので、フードコートで夕食をとります。
ヨセミテロッジはヨセミテ内でも最大規模の宿泊施設で、
ほかにレストラン、売店内などもあります。
バジルペーストで炒めたペンネ。
意外といったら失礼ですが、美味しかったです。
フードコートでしたが、ほとんど手抜きしたものではなくしっかりと料理されてます。
観光地なので安くはありませんが、フルサービスのレストランよりは気軽に通えます。
宿の近くにあるCook’s Meadow近くにある湿原からは、
遠いながらもハーフドームが良く見えました。
一部が池のようになっていて、穏やかな水面にハーフドームが映し出されます。
このあたりで夕陽をじっくりと眺めることに決めました。
ロッジと対岸側にある尖峰Sentinel Rock。
まさにSentinel(見張り)のように突き出ています。
手前にも岩が全体が見えないが、谷底から936mもある一枚岩で、
クライミングのルートともなっているようです。
1時間ほど待ち続けましたが、ハーフドームは赤く染まりませんでした。
先端のあたりが、夕陽に照らされてますが、ほんのりと赤くなる程度でした。
満月に近い月がヨセミテ渓谷を照らしだしました。
渓谷に挟まれているので、暗くなるとあっという間。
そして想像以上に冷え込んできました。
日中は天気が良かったので暖かかったので忘れてましたが、
ここは標高1,500m近くある高地なので、冷え込むはずです。
ヨセミテ予想以上に、素晴らしい場所でした。
あと1日半の滞在を満喫したいと思います。