空港行きのバスが7時に出るので、2時間しか寝れなかったが、
やはりベッドで寝れるとだいぶ疲れがとれたように感じた。
ただ、メキシコに行ける可能性が少しはある為、
行きたい気持ちだけは、まだ割り切ることができず、もやもやとしていた。
建物だけはとても立派なホテルだった。
ただ電気も大半が消えてるし、従業員の笑顔もないので、
一言で言うと暗いホテル。
昨日、同じ時間帯にチケットセンターに並んだ顔ぶれが揃う。
みんなほとんど寝てないのだろうな。
曇っているのか、霧に覆われているのか、少し肌寒い。
欧米人は寒さには相変わらず強そうで、半そでの人も多い。
空港にはおおよそ20分で到着。
しかし、道を間違えてUターンしてました。
もしかしたら昨晩はホテルを探してたのかも。
さすが人口13億人かかえる国の首都の空港。
深夜とうってかわって混雑している。
ロサンゼルスからの乗り継ぎエアロメヒコのチケットは、
別手配で予約していたのでどうしようもないと思うが、同じスターアライアンス。
実際まだ乗り継ぎ便は、出発していない時間なので、
予約を取り直してくれるかもしれないと思い、
再びチケットカウンターに並んだが、あえなく撃沈・・・
昨日より窓口が増えていたのだが、
大半が、昨日の乗継ぎやできなかった客などの対応なので、
列がぜんぜん進まなかった。
そして、早速というか代替便のCA987便が、4時間ディレイの報告。
13:30出発の予定が、17:30に変更。
それなら朝の時点で言って欲しかった・・・もっとホテルでゆっくりしてたのに。
現在時刻は午前9時、出発予定は17時30分。
まだ10時間以上あります。
そして17時30分に本当に飛ぶのかも疑問ですが。
ホテルで朝食を取り損ねたので、空港内のレストランで朝食。
和洋折衷ならず、洋中折衷で、ワンタンメンとハム、フライドエッグ、漬物。
さすがに本場の中華だからはずれないと思いきや、ぜんぜん美味しくない。
空港内では、機械でパスポートを読み込ませると、
wi-fiのパスワードが発行されるので、インターネットを利用することができる。
しかし、日本のホームページやfacebook、twitterは利用が制限されている。
なので、あまり利用価値はないですね。
だいぶ予約状況は混乱してそうなので、
ぎりぎりにチェックインするとオーバーブッキングなんて可能性もありえそう。
だいぶ早いけど、先にチェックインを済ませるためにカウンターにいくと、
すでにチェックインははじまっていて、長蛇の列。
1時間ほど順番を待ったのだが、自分の順番が回ってきてからが大変。
代替便だったから発券ができず、
予約確認の為に、電話で問い合わせているようだったが、
この電話が話中で、まったくつながらない。
搭乗便で2つのカウンターしかなかったので、後ろの人はかなりの時間待たせているし、
係員もぜんぜん電話がつながらないから相当イライラして、すごい形相。
なんかこっちが悪いみたいな雰囲気。
20分ぐらいしてようやく電話がつながり、搭乗券を受け取ったときはホッとしました。
もちろん係員は、イライラしたままで、
長い時間、待たせたことをまったく謝ることもありませんでした。
もう中国はうんざり。
搭乗券受け取ったら、出国審査を済ませました。
出国審査を終えてほっとすると、もう13時すぎでした。
もう精神的にだいぶやられましたので、ほっこりと和食を食べたくなり、
日本食レストランを目指しました。
寿司盛り合わせとキリン一番搾りを注文。
海外の空港で食べる日本食としては、かなりお値打ちで、1,500円ぐらいでした。
味も日本と遜色なく美味しかったです。
出国審査前だと、座れる場所はほとんどなかったが、
中に入れば、座れる場所はかなり豊富にあります。
出発予定時刻の17時30分までは、まだ4時間弱あります。
ネットにつなげましたので、
ロサンゼルスからメキシコシティーへの発売状況を確認。
予定通り飛べば、夕方便で乗り継げるので、その日のうちに着けそうです。
値段も300ドル弱でしたので、予約しようか迷いました。
しかし、このまま出発予定時刻に飛ぶかが問題です。
まだ搭乗する飛行機は、北京には到着していません。
ここまで遅延、トラブル続きだと、予約には思い切れません。
ベンチで昼寝しながらボーっとしてて、予定時刻が近くなったので、
出発ゲートに向かってみました。
さらに2時間出発が遅れるという掲示がされていました。
「まさか」というよりは、「やっぱり」です。
チケット購入してなくて良かった。
温かい弁当が配られましたが、
朝に食べたワンタンメンより、スパイシーな味付けで美味しかった。
夕暮れ時、19時すぎようやく飛行機が到着しました。
この日のうちに、中国は脱出することができそうです。
しかし、帰りも中国で乗継ぎしなければならず、
旅の最後に不安要素が出来てしまいました。
結局離陸したのは、20時をすぎてからでした。
今日だけで、空港に12時間いたことになります。
窓側をリクエストしていたのですが、主翼の真上で景色は見えず。
そうでもなくても、もう搭乗時には外は真っ暗でした。
到着予定時刻だと、ロサンゼルスで2時間弱の乗継ぎで、
メキシコシティー行きの便に乗れそうです。
しかし、いったん入国する必要があるため、かなり時間がかかりそうだし、
チケットを購入する必要もあります。
そして、航空券の値段の表示がどうなってるのかも気になるところですが。
夕食分の機内食。
牛肉ライス、ひじきとかにかま、フルーツ、ヨーグルト。
日本発着路線じゃないのに、ひじきがでてきました。
もしかして、ひじきは、中国が発祥なのでしょうか。
「酸牛奶」と書かれたものがでてきて、名前だけ見ると怪しいのですが、
PLAINと書かれていたので、ヨーグルトだとわかりました。
一瞬腐った牛乳を想像してしまいました。
夕食を食べ終えると、時間的に夜だし、
疲れもあって、すぐに深い眠りにつきました。
こんなに飛行機の中でぐっすりと寝たことは今までにありませんでした。
深い眠りから目が覚めると、キャビンアテンダントが食事の用意をしていた。
もう日付変更線を超えていたので、1日戻って、4月28日になった。
夜が明けてからのご飯なので、朝ごはんの気分だが、
到着地の時間から換算すると、昼ごはんになります。
ビーフをチョイスしたら、がっつり系でした。
太麺のヌードルの上に、とろみのあるソースで煮込まれたビーフがたっぷり。
アメリカ第2の都市、ロサンゼルス。
もっと高層ビルが立ち並んでいるイメージがありましたが、
高層ビルがあるのはダウンタウン周辺だけです。
広大な土地があるから、それほど密集させる必要もないかもしれません。
西部時刻 4月28日16時前に到着。
メキシコシティー行きの便まで、まだ2時間あります。
エアロメヒコ航空だと同じターミナルなので、
スムーズにいけば、間に合うかもしれません。
しかし、入国審査で1時間以上待たされました。
原因は中国人です。
大半が英語をまったくといっていいほど話せないので、
通訳を呼んでからしか、入国審査ができないのです。
もちろんブース分の通訳がいるわけではないので、列がすすみません。
他の国に比べれば、アメリカの入国審査は厳しいほうで、
いろいろ質問されますが、この程度の英語話せなければ、キツイですね・・。
ちょっとひどすぎますし、入国審査官もみんなウンザリした顔してました。
結局、エアロメヒコのカウンターについたは、もう搭乗は締め切られてました。
何便かは飛んでるので、次の深夜便をチェックしましたが、
空席はありましたが、500ドルになってました。
さすがに諦めようと思いましたが、なんか吹っ切れません。
ちょっと考える時間が欲しかったのと、喉がかわいたので、
空港内の売店でジュースを買いました。
店員が「How are you?」と声を掛けてくれ、笑顔で接してくれます。
当たり前のことなのに、心の底から嬉しかった。
そしてターミナルの外にでると、快晴で湿気のないカラッとしていました。
爽やかだな・・・。
この空気を吸ったとき、もうバタバタしたくないなあ。
アメリカでゆっくりしたいと、メキシコ行きは諦めることができました。
そうすると、今晩の宿がありません。
ロサンゼルスの街には、興味がないので、
とりあえずこの周辺でホテルを探しました。
空港に近いと値が少しはりますが、シャトルバスも巡回してるようです。
ネットで予約し、巡回しているシャトルバスに乗りました。
パイロットらしき人も結構乗ってきました。
「Sheraton Gateway Hotel Los Angeles Airport」
http://www.sheratonlax.com/
シックで落ち着いた雰囲気、近年とまったホテルの中では、一番豪華な感じです。
空港に近く、乗り継ぎや、深夜早朝出発に便利そうで、
思った以上の人で賑わっていました。
1部屋11,000円。
当日の予約なので安いレートで泊まれたと思います。
2ベッドで予約したのに、1ベッドでした。
予想以上に部屋が広かったし、また部屋変えてもらうと時間かかりそうなので、
そのままにしておきました。
部屋の半分は、ソファーとテレビルーム。
眺望はほとんどない2階でしたが・・・。
外に出てみましたが、空港が近すぎて、飲食店はありません。
とはいっても空港内に戻るのも面倒です。
ちょっと値段は高いかと思いましたが、
ホテル内「Paparazzi Restuarant」で夕食をとりました。
http://www.paparazzi-lax.com/
メニューの中から、値段は高いけど美味しそうだったので、
「チョッピーノ(Cioppino)」をチョイスすると、
店員さんに「Good Choice!」と。
今までに食べたものの中で、一番美味しいと思ったかもしれません。
中国で痛めつけられた効果もあるでしょうが、 かなりの美味しさです。
蟹、車海老、ミニロブスター、 帆立貝、ムール貝、あさり、烏賊・・・
これで31ドルは、めっちゃ安いと思えるほど豪華な内容。
魚介類の旨みがたまりません。
付け合せのトーストをスープにつけると、また最高でした。
メキシコに行けなかったのは悔しいですが、
おかげでこのチョッピーノを食べられたことに感謝です。
ホテル内のエレベーターに書いてあったのですが、
ロサンゼルスのイタリア料理ベスト10に入っているそうです。
アメリカのホテルだと、部屋においてあるコーヒーが無料です。
ホテル内にスターバックスがあるだけあって、部屋のもスターバックス。
持ち運びできるカップも置いてあるのも嬉しいサービスですね。
明後日からのレンタカーの予約を1日前倒しにして、プランを練り直しました。
ヨセミテ観光を1日増やして、あとは1日前倒しです。
明日はさすがに早起きしたくないので、昼にサンタモニカでうろうろしてから、
次の目的地へ向かうことにします。
日本出発してから、実質3日がすぎてますが、
明日からようやく本格的な旅が始まります。
旅行日:2013年04月28日
記載日:2013年03月13日