2024 与論+沖永良部 02

沖縄

フェリーで与論島へ

06:00 ロビー集合。
前日が適度な飲酒量だったので、二日酔いはなし。
ホテル併設のコンビニで朝食を購入。
那覇港までは徒歩1キロ程度なので歩こうとしたが、ちょうどタクシーが通ったので乗車。
初乗り600円圏内ということで、3人で割れば、ひとり200円。
ひとりなら歩いていたでしょう。

那覇港の乗船受付場所には、昨年と比べて多くの観光客がいました。
朝の時点で30人ぐらいいるんじゃないでしょうか。
もし観光客が行くとすればおそらく与論島なんですよね。
与論島の宿を予約するとき、確かに混んではいましたね。
とはいえ、慶良間諸島へ向かう観光客の数に比べれば、10分の1以下です。

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クィーンコーラルクロス
2021年11月に就航したばかりで、まだ3年たっていない新造船だけど、
船旅を楽しむというよりは、物資や人の移動がメインなので豪華さや洗練された雰囲気は感じられない。
友人は結構古い船やね…と言ってたけど、そう感じるのも無理はないかも。

30分前に乗船が開始された。
マリックスラインは乗船時に船室が指定されます。与論行きは性別によって振り分けられ、すでに乗船して船室で寝る体制にはいった乗客がいたので写真は撮れず。

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白と青を基調としたロビー。

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那覇港07:00→与論島(茶花港)11:50

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古いコーラルプラスは屋上部分の横にも後ろにも展望デッキがあったけど、
新型のコーラルクロスは後部部分にしか展望デッキがない。
これは景色を楽しみたい船旅には、かなりのマイナス点だった。

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一年前と同じ航路、同じ時間ということで、テンションはそこまでは上がらない。

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友人2人は早々に部屋に戻り寝るということで、ひとりで海をみながら過ごす。テンションが上がらなくても、窓のない部屋で過ごすより、海を見ながらの移動の方が楽しい。

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那覇から与論島までは約5時間。大半の乗客は部屋で寝て過ごしているようで、フリースペースになっているレストラン含め、共用スペースはわりと静かだった。

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晴れてはいるが、わりと雲が多いかな。

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船が減速し始めて、瀬底島が左手に見えるようになった。
減速時に海水がかき混ぜられてとても綺麗な色になる場所だったのに、見すごした…

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沖縄本島の本部港へ寄港。

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本部港の横には、ゴリラチョップというスノーケルポイントがある。
それぐらいの場所に港があるので、海の色はとても綺麗。

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本部港で貨物を積み込む。3台のフォークリフトの仕事っぷりを見ていると、ほんと飽きない。最後に牛が積まれていくのも昨年同様だった。

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瀬底大橋の下を通れないので、再び瀬底島を大きく回り込んで北上する。小さめの伊江島フェリーは瀬底大橋の下を通っていける。

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沖縄本島と橋でつながる瀬底島。周囲を珊瑚に囲まれて、スノーケルスポットが点在しているらしい。そのぶん船も島から距離を大きく取りながら進んでいく。

YouTubeを見ていると沖縄本島周辺にもスノーケルポイントは意外と多いようで、ひさびさに沖縄本島をせめるのもありかな。

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伊江島。
まっ平らな島の中央に、タッチューの相性で親しまれている172mの城山があるので、伊江島と判別しやすい。

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この日は終始、波が穏やかでした。だいぶ青空が広がってきました。

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この航路のレストランの営業時間は短く、昼食は与論島に到着後から40分間のみ。その時間以外は休憩スペースとして解放されている。

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与論島に到着前に営業してくれたらと思う。到着前に昼食を済ませておけば、午後から観光する時間が作れるので、夏の間だけでもわりと需要があると思うのだが。

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与論島が見えてきた。昨年も訪れているので、第一印象ではないが、やはり平らな島だなと感じる。山らしい山はなくて、一番高い場所でも100mにも満たない。しかし、まっ平らなわけでもないので、島内を回るには自転車は不向きだと思う。

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与論港へ最終アプローチ。
リーフ際をスピードを落として、左に旋回しながら進む。

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この海の色を見たらテンションあがるよね。
徐々に移り変わる海の色を見に展望デッキに人が集まる。大半は与論島で下船しそうな雰囲気です。

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じゅうぶん晴れてはいるけど、薄い雲がかかっていることもあり、昨年のほうがドピーカンだったので、海の色は綺麗だったと思う。

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与論島には、毎日上下各一便が入港してくるが、海が荒れ始めると船は運行していても、与論島を通過することもある。与論島は浅い海に囲まれているので、着岸が難しいらしい。

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予定時刻の11時50分に与論島に到着。やはり昨年に比べてかなり観光客が多い。昨年は10人ぐらいしか降りなかったと思う。

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那覇港で見たときに比べるて、大きく見える船体。
友人2人は先頭まで歩いて写真撮りに行ってました。

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与論港からは、レンタカー屋さんの送迎車に乗って、茶花地区へ。
昨年、原付バイクを借りたヨロンオーシャンレンタカーさんで、
まずは軽自動車を48時間借りる。WEB予約限定で6,600円と安い。

海岸通り

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まずは昼食をとりに茶花漁港前のお店へ。
店内は思ったよりも広くて、エアコンが効いてて涼しかったです。
百合ヶ浜が干潮時間帯だったので、店内は空いていました。

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ニコニコライス 850円

タコライスのアレンジバージョン。
ニコニコの語源は、おそらく目玉焼きが2個だからかな?
ボリューム満点でお腹いっぱいになりました。
2回目の与論島にて初めてのまともな食事です。
前回はすべてスーパーの弁当でした…

品覇海岸でスノーケリング

友人と旅行している間でスノーケリングをするのは、2日目の午後のみです。
与論島でもう1泊したほうが良いと勧めたのですが…
ただ結果的には1泊で十分でした。

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与論島で夏にスノーケリングするならここ1択でしょう。
とはいっても、人は少なくて、先客はビーチにテントを張っているご夫婦と、ちょうど入れ替わりで戻ってきた女性3人だけです(この女性グループと夜のお店で再会します)。
監視員もマリン業者もいませんし、泳ぐのは自己責任です。

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素晴らしい透明度と美しいビーチ。こんなビーチが与論島には点在しています。

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しばらく泳いでいくと珊瑚の森が現れますが、やはり魚は少なめです。
そして思っていたよりも濁り気味ですね。

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ほんと不思議なぐらい魚が少ないんですよね。
泳いでいる観光客も少ないので、珊瑚は折られることは無さそうです。

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リーフエッジまで行こうと思ってたんだけど、友人一人は早々に脱落し、もう一人もしばらくして戻ろうということで、
ここのポイントでは1時間も泳がずに終わりました。
この時点で品覇海岸は自分たち以外に誰も泳いでいません。後から聞くと少し怖くなってきたということでした。

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波打ち際から5mほどの浅い場所にいたカクレクマノミ。
昨年も同じ場所にいましたね。

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皆田海岸でスノーケリング

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ちょうど満潮時間が近づいてきたので、皆田海岸へやってきました。目当てはウミガメてす。浅場に餌になるアマモが映えているので、高確率でウミガメと遭遇します。

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港からは百合ケ浜へのツアーが発着したり、島影に隠れた場所にあり波が穏やかなので、SUPしていたりと品覇海岸よりは観光客がいます。

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海の中は延々に砂地です。
正直なところ、ウミガメがいないと退屈ですが、ずっと遠浅になっているので、安心して泳げます。

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たまにポツリと珊瑚があるぐらいです。
昨年と違って、ウミガメとぜんぜん遭遇しない。
もしかして観光客が増えて、ウミガメが警戒しているのか…。

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友人がウミガメを見つけてくれました。
かれこれ1時間以上は探していたと思います。

ウミガメと一緒に写真を撮って欲しいということで、
ウミガメが息継ぎするタイミングで何度もチャレンジ。
水中用のデジカメが古いので、連写できずなかなか難しいんです。

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明後日にたっぷり泳げる時間があるので、
またウミガメの写真はゆっくり撮れると思って、
友人とウミガメの写真を撮り終わった後は、早めに引き上げました。
しかし、この後与論島でウミガメに会うことはなかったです。

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ちょうど満潮の時間帯の皆田海岸です。

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マリナデルレイ

一泊だけお世話になる宿は、島の南東にあるマリナデルレイさん。昨年お世話になった宿から近く、島の中心エリアの茶花からは車で10分ほど離れています。平日で余裕かと思ったんですが、与論島の宿が混んでたんですよね。中心から離れているけど、ひとりで部屋が使えて、バストイレ付きだったのでこの宿にしました。

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木々に囲まれた道をすすむと受付のある棟がある。とても愛想のよい女性の方が受付してくれた。

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宿泊棟。庭の反対側にも部屋はありますが、嬉しいことに全員庭側の部屋でした。直接車も庭に入れるので、アメリカのモーテルのようで便利でした。

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予想外といったら失礼ですが、部屋の中はとても綺麗です。エアコンの効きもよくて、言うことなしです。

ただ宿に食事施設はなく、日中以外は周辺に食事するところがないので、交通手段は必要です。

シャワーを浴びて、海の道具を洗って干します。夕陽が沈む時間まで、のんびり過ごしました。

与論城跡

去年も2 回訪れた与論島の最高地点の与論城跡。ビーチで夕陽を見る人が大半なのか、ほかにはひとりしかいませんでした。

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とても見晴らしが良くて気持ちのよい場所です。左に見えるのが沖縄本島の島陰。

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雲があったので水平線に沈む夕陽は見れなかったけど、満足です。

居酒屋ひょうきん

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火曜日ですが、予約で満席という看板が出ていました。おそらくひょうきんさんは、与論島では一番人気の居酒屋だと思います。
案内されたは2階の大きな座敷。ほかのテーブルにもセットがあったので、これからほかのお客さんが入ってくると思ってました。

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サッポロ生絞り中 550円

オリオンビールじゃないのが残念に感じてしまう。もう、沖縄県じゃないんですよね。あっ、もちろんノンアルコールビールです。

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もずくソーメン 660円

食べ物は沖縄県で食べるものとほぼ似ています。太いもずくは、歯応えあって美味しい。しかしつゆが完全に市販のそーめんつゆのままなので、食べ慣れた感が出てしまうのが残念に感じた。

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もずく天ぷら 680円
川エビの唐揚げ 550円

昨日も食べたけど、もずくの天ぷら美味しいよね。しかし、原価考えたらちょっとお高めでは思ってしまう。

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黒ほろほろ鳥の餃子 700円

与論島で飼育されている、黒ほろほろ鶏。違いはよくわからないけど、鶏肉の餃子だったので、さっぱりしてましたね。

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油ソーメン(そーめんチャンプルー)680円

沖縄料理のなかでも大好きなそーめんチャンプルー。ボリュームが少ない。

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もりんが麺 680円

ということで、〆をもう一品追加。モリンガという樹木の葉っぱを練りこんだ麺。スーパーフードとして有名で栄養豊富らしく、与論島で栽培し製麺、それをお土産として販売したり、市内の飲食店で提供しているとのこと。

食事は美味しかったのですが、広いお座敷に自分たち3人でポツリと、エアコンもよく効いて、だんだんと盛り下がってきました。

会計をするために1階に降りてくると地元客でとても賑やかな店内。観光客は2階、地元客は1階という感じで振り分けられているようでした。座敷を3人だけで利用できたのは良かったのですが寒ざむしくて、活気があって盛り上がっていた1階の雰囲気が嘘のようでした。

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与論島に2軒あるスナックのうちの1軒へ。
スタッフの女の子はリゾートバイトで、
品覇海岸でスノーケリングした時、入れ替わりであがってきた女の子でした。
そのぐらい泳いでいる人は少ないのと、
ダイビングフロートを持っていたので覚えていたそうです。

スキンダイビングするために、与論島に来ているということだけあって、
泳いでいる動画を見せてもらったのですが、凄い綺麗でした。
もちろん泳いでいる姿、海の景色も綺麗だったのですが、
アクションカメラでここまで綺麗に撮れるのか…ということで、急に欲しくなりました。
動画だとウミガメと友人を撮るときも簡単ですしね。

スナックを出ることには22時をすぎていました。
街の明かりがあるにも関わらず、星空が綺麗に見えていました。
今回代行タクシーで来なかったのは、帰りに星空を見たかったのもあります。
宿が島の南東にあるので、一番南の赤崎海岸の横の漁港まで車を走らせました。
与論島では星空が綺麗に見えるようにと、街灯の明かりを抑えているそうで、
漁港につくと明かりがなく真っ暗でした。
ちょっと怖いなぁと思いつつ、車を降りると、今までに見たことのないような星空。

数年前に新月の時期を狙って、宮古島に行った時も綺麗だと思ったけど、
それはもうレベルが違うほどの美しさです。
肉眼でもはっきりと天の川が見えて、黒いはずの夜空が少し白っぽく見えます。
こんなに綺麗なら、一眼レフ持ってきたら良かった。
与論島で星空ツアーといえば、街の中心部に近い与論駅へ行くそうです。
観光シーズンにはかなり混雑しているそうですが、
あそこからだと南東方面に市街地があるから、真っ暗ではないはずなんですよね。
夏の時期の天の川の濃い部分は南東側にあるので、ぜひ島の南側へ行くことをお勧めします。