滋賀から大阪南港行くまでが遠いですね。
大阪府の東から西まで横断するわけですから…
大阪南港フェリーターミナル
写真の連絡橋は、大阪メトロのフェリーターミナル駅と直結しています。
徒歩利用でも便利です。
手前にローソンもあります。
一般的に南港というとトレードセンターのある場所なので間違えないように。
車を乗船用レーンに停めてから、ターミナル1階で受付をします。
事前に旅行支援専用カウンターで身分証明書を提示し、申請書を記載。
その後、カウンターにて車検証を提示し、乗船券などを受け取ります。
門司港行きは数日前に全国旅行支援は終了していたので、
割引になっていた人といない人が混在している状況でしたが、
大きな混乱は見られませんでした。
16,730円 ツーリスト利用・車両5m未満
(車なしの場合 5,690円)
旅行支援 13,384円
クーポン額 1,000円
1便は基本運賃から3割引きされるので、旅行支援を受ける前でも安いです。
フェリーきたきゅうしゅうⅡ
大阪南港17:00→新門司港05:30着
名門大洋フェリーは大阪と門司間を、2便体制で運航しています。
17:00発が1便、19:50発が2便。
2便のほうが人気が高いようで、割引率は20%に抑えられていますし、
またフェリーも新しいものを優先して2便で運用しています。
タラップでいっきに5階まで駆け上っていきます。
雨でぬれているので、ゆっくり運転していきます。
すでに大きなトレーラーは荷物部分だけ積み込み作業が終わっています。
その間に乗用車を停めていきます。
車両甲板は出航するとセキュリティの関係上、閉鎖されますので、
忘れ物に注意が必要です。
初めて自分の車をフェリーに乗せる体験…少しドキドキ。
名門大洋フェリーは、夜行フェリーとしては豪華じゃないほうです。
その分値段も抑えられているわけですが…
この後、徒歩の人も乗り込んできて、ロビーは結構な人の多さになりました。
雨が降っていたので、外の甲板に出る人がいなかった影響もあるでしょうね。
一目で船内の営業時間がわかるのはとても便利。
出航1時間前から大浴場や売店が営業してるのは便利。
ツーリスト
通常はふたつのベッドが向かい合ってるが、
端のベッドは壁にむいてるのでプライベート感が増す。
事前にベッドを指定できるので、早めに予約したほうが良い。
身長185cmの自分でも十分に足を延ばして寝ることができました。
同じツーリストクラスでも女性専用の区画はバスタオルがついてる。
羨ましい。
1,000円ほど安い雑魚寝のエコノミークラスもありますが、
全国旅行支援の対象外なので、かなり空いていました。
ツーリストのほうが安いという逆転現象が起きています。
エコノミーのほうが2室しかないので日常的には混んでいるようです。
7階の展望ラウンジ。
乗船してすぐの時は、誰も座っていなかったのですが、
しばらくすると満席状態になりました。
2便に新しい船が就航したので古いというイメージがついてましたが、
1便のフェリーきたきゅうしゅうⅡは、2015年に新造されたもので、
内部もとても綺麗でした。
ただ、以前乗った新日本海フェリーに比べると1ランク下かなという感じはありました。
乗船時間が短いためかもしれませんが、映画館がなく、テーブル椅子スペースが少ない。
その分安いのでありがたいですけどね。
瀬戸内海にかかる3つの橋の通過時間が記載されている。
1便の新門司行きは、24時までにすべての橋を通過するので、見やすい。
船内が思ったより混んできて、座れる場所が減ってきた。
6階のプロムナードのカウンターにて早めの夕食です。
弁当作って持ってきました。
船内でバイキングスタイルの夕食が1,600円で利用できるのだが、
たくさん食べられないし、もし晴れていたら、
外の景色をゆっくり見たいので、自弁にしました。
雨でその目論見は潰れましたが、夕食会場は混んでたし、正解だったんじゃないかな。
せっかくなので、外の甲板にでてみました。
雨水が甲板に溜まってて、船が進路を変える度に、水が左右に…
WTCのある南港メインエリア。
出港待ちのさんふらわーが停泊。
それぞれ別府、大分行きです。
距離はほとんど変わらないのに、料金が2倍近く高いんですよね。
船の施設は豪華なようですが、あちらは船旅を楽しむようかな。
今乗船している名門大洋フェリーは、トラックドライバーっぽい人が多く、あと一般利用者も年齢層が低めな感じがしました。
レストラン入口に行列ができてたので、大浴場にいくと貸し切りでした。それを狙ってたので、夕食を持ち込んでたのです。
入口の人感センサーで混雑状況がわかりますが、乗船時からずっと5人ぐらいが入浴してるような状況でした。
トラックドライバーさんなら、乗船後すぐに入浴して、夕食という流れなんでしょうね。
明石海峡大橋を通過。
時間になったので甲板にあがってきたけど、ガラガラでしたね。
小雨まじりでしたし、みなさん夕食中なんでしょう。
この大きさには圧倒されますね…
橋げたの下から海面の高さは65m。
海に沈んでいる部分を含まず、
船底から甲板までの高さは15m程度しかないので、余裕ですね。
1998年に開通してから、2022年まで世界一の吊り橋でした。
橋の長さは3,911m、支間長(主塔同士の間)が1,991m。
阪神淡路大震災で約1m、正確には60cm伸びたはずです。
ちなみに現在の世界1はトルコのチャナッカレ1915橋で、
支間長は2,023mあります。
晴れてたら気持ちよかっただろうな。
ここからしばらく陸地から離れていきます。
船内のモニターで航路が表示されてますが、瀬戸内海は思ってた以上に島がありますね。
しまなみ海道のあたりはわりと転舵するところが多く大変そう。
直線的に進めるのは最後の方だけのようです。
売店ではドリンク、お菓子、大阪と福岡のお土産が販売されてました。
檸檬堂がアピールされてましたけど、これってとある船乗りYouTuberさんの影響なんかな?
最初は混んでた展望ラウンジもガラガラになってたので、風呂上がりのいっぱい。
持ち込んできたビールはすでに2本空けてしまいました。
船内はフリーwifiが利用できるので、時間をもて余すことはないけど、寝る場所は奥まってて、電波届かず。次回利用するときはベッドの場所を考えないと…
瀬戸大橋の通過時間が近づいてきたので、甲板にあがってきたら、雨がやんでました。
雨雲の空白エリアに入ってたようです。さすが晴れのくに、岡山。
船は瀬戸大橋の四国側、北備讃瀬戸大橋を通過します。
瀬戸大橋は5つの島にかけられた6つの橋の総称。
四国側から伸びる南備讃瀬戸大橋・北備讃瀬戸大橋は、連続橋。
西向きの航路が北備讃、東向きの航路が南備讃として設定されてます。
左の南備讃瀬戸大橋は瀬戸大橋最大の吊り橋で、支間長は1,100m。
1988年の開通時は世界一の吊り橋でしたが、1998年に明石海峡大橋に抜かれました。
左奥は四国側の坂出の工業地帯。
岡山側に比べると工場は少ないけど、けっこう明るいですね。
船はほぼ時速40kmで進んでいます。
過ぎていくときはわりとあっという間です。
スマホで撮っても、航跡まで撮れちゃうんですね。
雨雲レーダーを見るとこの後はまた雨のエリアになるようなので船内へ。
瀬戸大橋のすぐ西にも、いくつか島があったんですね。
瀬戸内海は穏やかで船揺れもなく安定していました。
消灯時間の21時半を過ぎていたので、パブリックスペースは閑散。
明日4時に点灯、4時半から朝食ということで早めに休まれているのでしょう。
自動販売機エリア。
左に給湯器、電子レンジもあります。
カップラーメンは300円と高いですが、
ドリンク類は一般的な自動販売機より少し高い程度でした。
製氷機はないので売店で購入する必要があります。
晴れていたら来島海峡大橋も見たかったのですが、
通過時間帯はどうやら雨のエリアのようです。
となると寝るしかないですね。