いよいよ宮古島、最終日。
パッケージツアーで予約しているホテルなので、しっかり朝食はついています。
洋風でまとめてみましたが、炭水化物がたっぷりです。
昨日の八重干瀬ツアーが泳ぎたりなかったのか、
友人が泳ぎにいこうとのことでした。
これはうれしい誤算。
前日は遅くまで飲みにいかずに早々に引き上げて正解。
昨日まで南西の風が吹いていたので、
波を避けられる池間島のフナクシビーチを目指すことにしました。
池間島へ渡る手前にある西平安名崎へ寄り道。
今は、高さ30mにもなる風力発電機がそびえているが、
2002年と2003年には、台風被害で倒されたとの事。
青い空に、白い風力発電機が映えます。
西平安名崎の展望台にのぼってきました。
景色のいいポイントなのですが、若干朝早かったために誰もいない。
写真は南へ向いていますので、宮古島全体を眺めているようになります。
いかに山がないかを実感できる場所でもあります。
本来は、池間大橋のほうを眺めると、海の色がとても綺麗なのですが、
東向きに見る為、逆行で海がただ反射しているだけ。
ここを訪れるなら午後以降のほうがおすすめかもしれません。
定番のハイビスカスの写真。
西平安名崎の展望台へ向かう道に、たくさん咲いています。
池間島へ渡る池間大橋も、展望台からの景色同様に、
まだ海の色が綺麗に見えなかったので、さらっと池間島へ渡りました。
池間フナクスと呼ばれる隠れ家っぽいビーチ。
午前9時と、早い時間に訪れたのでプライベートビーチ気分を味わえましたが、
ネットや本にも掲載されているので、帰るころには人はそこそこいました。
ビーチへの入口は少し分かりづらいですが、
他には何もないので、だいたいの場所を把握していれば分かると思います。
駐車場はありませんが、少しくぼんだ場所があるので数台はとめられます。
まあ路上駐車していても、駐車禁止でとりしまられることはないでしょう。
※自分たちが訪れた後に、違法業者がパラソルやビーチを設置して、
お金をとっているようです。
また駐車料も徴収しているようなので、注意してください。
この透明度の高い海、まさに宮古島ならではですが、
他のビーチに比べても特段と水が綺麗な気がします。
宮古島といいながらも、実際には池間島なんですがね
泳ぎ始めてすぐの場所に、
エダサンゴ(スギノキミドリイシ)の群集を見ることができます。
ここを訪れるのは2回目ですが、この光景には驚かされますね。
ビーチエントリーで近くにこれほど綺麗なサンゴがみれるのは、
なかなかないと思います。
昨日、お金と時間を費やして八重干瀬までいったことを考えると、
ここで一日遊んでても良かったんじゃないかと思えてきます。
テーブル状のクシハダミドリイシサンゴもちらほら見ることができます。
エンゼルフィッシュみたいな形のツノダシと、
ヒメアイゴがダブルペアで、食べ物を探しています。
砂地の上にあった小さなサンゴの根。
まわりが砂地だからとても明るくて、
写真で見てみると水があるのかさえ分からなくなります。
砂地からのあおり写真はマイブームです。
ミスジリュウキュウスズメダイとミツボシクロスズメダイ。
小さな根には、ミスジリュウキュウスズメダイがいることがわりと多い。
白い点がひとつしかないのですが、ミツボシクロスズメダイ?
子どもの時には、ちゃんと白い斑点が3つあるのですが、
成魚になると1つになってしまうんです。
中にあるひだ状の模様のあるサンゴが、ホソダイノウサンゴ。
名前のとおり脳みそみたいなサンゴです。
サンゴの根の近くの砂地のハタゴイソギンチャクに、
カクレクマノミが共生していました。
ふかふかのじゅうたんにのっているみたいに、とても気持ちよさそう。
しかし、人が近づくと、あわてはためくカクレクマノミ。
ごめんね・・・
カクレクマノミはよく動くし、写真を撮るのが本当に難しい。
そして、まわりが砂地だったので、
潜ったときにすぐに砂が舞い上がってしまう・・・。
ここで、なんとカメラの様子がおかしくなってきました。
水中モード(シーンモード)にならない!
なので、通常モードで撮影するので青かぶりした色に!
まだ買って2ヶ月なんですが・・・
それにしても、一番最終日だったのが、救いです・・・
通常使用範囲だし、無料修理はできるでしょう。
ジュズダマイソギンチャクに共生しているクマノミ。
なるほど、数珠のような触手をしているイソギンチャク。
まわりの砂地と同じように綺麗な白色をしていますが、
クマノミも淡いオレンジ色をしていました。
1時間半ほどのんびりと泳ぎました。
前回も驚きましたが、珊瑚も綺麗だし、魚の種類も結構います。
ほんと池間フナクシはいいポイントです。
しかし、ここがあまりメジャースポットにならないことを祈ります。
人間の珊瑚破壊が深刻ですからね。
実際に、高校生ぐらいの子供が普通にサンゴの上にのって、
バリバリ折ってました。
親が怒ってましたけど、そんなこと事前に説明しとけよって感じです。
池間島のビーチには、シャワーなどの施設はありません。
ちなみにトイレも・・・w
昨日、宿泊したサザンコーストはチェックアウト後も、
シャワー使っていいとのことでしたが、
個室ではなかったので、洗髪や着替えができません。
ということで。
2年前の時の最終日と同じ行動します。
個室シャワー施設のある与那覇前浜を目指します。
泳いだ後の車のエアコンってほんと気持ちが良いです。
約30分ほどで到着。
駐車場からはビーチが見えないのって、演出的に良いですね。
ちょっと小高い丘を登ると、海が見えてきます。
さすが「東洋一白い砂浜」といわれるだけの与那覇前浜ビーチ。
砂浜がとても白くて綺麗なんですが、
裸眼だとまぶしすぎてきつい。
この白い砂浜がなんと7kmも続いているのには驚き。
正面に見えるのが来間島へつながる来間島です。
南西からの波があったたので、ちょっと水は濁り気味でしたけど、
波がなければ透明度は高いと思います。
昼間に映画館を見ていて、外に出てきたときほどまぶしい。
長い時間いると眼がおかしくなりそうです。
東洋一白い砂浜のわりには、泳いでいる人はそれほど多くはないです。
珊瑚はなさそうですし、水に入って遊んでいるか、
ジェットスキーなどのマリンスポーツを楽しんでいる人がいる程度です。
どちらかといえば、これこそ普通の海水浴場なんでしょうが。
とにかく一見の価値はあるとは思いますが、
あまり泳ぎたくなるところじゃないですね。
駐車場に隣接しているシャワールームだけ拝借しました。
7月の宮古島のフルーツといえば、マンゴーです。
お土産屋や、道路沿いのお店ではマンゴーがうっています。
すごい甘くて美味しいらしいですが、
結構値段ははるそうです。
が、柑橘系以外のフルーツには興味ないのですが、
友人が食べたいとのことで食べにいきました。
来間大橋をわたってやってきました。
「楽園の果実」というカフェで、来間島含め宮古島では有名な観光地のひとつ。
ちなみに、2回目の来店です。
「男ふたりでカフェ」ですが、旅にでてると何でも平気になります。
友人は、2,000円もするマンゴーパフェを食べてました。
さすがにかなり果実が入っていて、納得だったようです。
まわりのお客さんも大半がマンゴーパフェを食べていました。
やはり旅に出ると、財布の紐が緩むようですね。
パフェは好きですが、果実系に興味ないので、
メニューをみあさっていると「タカセ貝ステーキ(1500円)」が目に入りました。
自分は、タカセ貝には目がないのです。
大きめのタカセ貝は、
コリコリとした食感と、ほどよい柔らかさがあいなっています。
サザエとあわびの中間みたいな感じかな。
貝の味自体もしっかりしていますが、それほど嫌味のない味。
トマトソースの酸味がきいてさっぱりとして美味しかったです。
ほかに小鉢4品とご飯、お味噌汁がつきます。
全体的にやさしい味つけのするカフェなので、
女性向きだとおもいます。
プラス300円でジェラートとコーヒーがつきます。
シィークワーサーのジェラートでした。
結局1,800円と、わりと高価なランチになってました。
お店の前には、ブーゲンビリアの花がさいていました。
本当の花は、白い部分だけですよ。
赤い部分は、昆虫にみつけられやすくなるよう色づいた葉っぱなのです。
楽園の果実の近くには、竜宮展望台があり、
宮古島の与那覇前浜との海峡が一望できます。
ここも絶景です。
さすがに距離はありますが、ずっと海の底が見えるものだから、
泳いでわたってみたい気もしてきますね。
ちょうど窓枠が、絵の枠のようになって、
景色を絵のように映し出してくれます。
それなら、自分は邪魔でしたね・・・w
ここの展望台のあちこちに、大きな蜘蛛が巣をはっているので、
わりと要注意です。
南国の蜘蛛って、本当に大きいんですよ。
来間島と宮古島をつなぐ来間大橋で、長さ1,690mもある。
ここも無料で、2005年に沖縄本島の古宇利大橋ができるまでは、
無料の最も長い橋でした。
見た目には池間大橋のほうが、長い気がするので不思議なものです。
マックスバリューで少し買い物をしてから、
レンタカーを返却し空港に戻りました。
帰りの那覇までの便は、窓側の席をとることができませんでした。
もちろん満席でした。
連休でもないのですが、7月の前半は天候が安定しているので、
全体的に人気が高いようですが、
島田新助がやっているテレビ番組の影響もあるのかな。
結果的には、わりと風の強い日が続きましたが、
1日目以外は、いい天気に恵まれました。
しかし、夏のすかっとした晴れ空ではなかったのが残念です。
雨や曇りに比べれば幸せですが。
那覇から先は、厚い雲の上をとんでいきました。
これが梅雨前線の雲です。
本来であれば、九州にかかる頃にこの雲があるはずなのですが、
奄美諸島上空にこの雲がかかっていました。
これも異常気象の影響でしょうか、
奄美地方の梅雨明けが例年より1ヶ月近く遅かったようです。
19時20分。
西の厚い雲の中に、太陽が沈んでいきました。
7月上旬は沖縄の天気の安定度も高いでしょうけど、
太陽がのぼっている時間も長いので、旅行するには得した気分になります。
また来年もこの季節に、沖縄のどこかへ行きたいところです。
友人がまた「どこか行こうか」と誘ってくるのは目に見えていますが。
「2010宮古島」おわり。
旅行日:2010年07月05日