7月2日、午前6時半、関西空港に到着。
出発の飛行機は、9時なのですが・・・
関西空港の駐車場は、早朝深夜割引というのがあって、
午後11時以降、朝7時までに入庫か出庫すると、
1日あたり1,000円。
これは通常の半額以下の値段で、かなり安い。
友達と二人で割ったとすると、公共交通機関と同額ほど。
まあ、荷物や乗換え、あと雨だったこと考えると、
車のほうが便利。
6時半だとコンビニぐらいしかあいてないので、
空港内のローソンにいくと、学生時代の同級生とばったり。
彼も同じ業界なのだが、これから済州島へ添乗だと。
こっちは遊びだし、向こうは海外添乗・・・えらい違うもんだ。
チェックインをすませてしまい、空港のベンチで昼食。
以前はJALのショップで生ビールを売っていたのだが、なくなっていた。
こんなとこにも、JAL再生の影響が・・・
しかたなくプレミアムモルツ。
仙台名物の牛タンを使った麦飯を朝食に購入。
牛タンをご飯でサンドイッチ状にはさんだものだが、
なかなか分厚い牛タンがうまい。
6月下旬から7月は意外と天気が安定してて、沖縄は人気が高い。
今日は金曜日平日だというのに、多くの観光客が乗り込んでいく。
ただ、今年は異常気象の影響か、沖縄の天気がすぐれない。
梅雨明けは例年よりかなり早くしたのだが、
この日も航空会社の行き先表示板に掲載されている、
沖縄本島の天気は、「雷」マーク・・・
ちょうどこの日は、九州南部から奄美地方に、
梅雨前線が停滞しているため、
しばらくの間は、白い分厚い雲の上を飛んでいく。
2時間後、沖縄那覇に到着・・・
しかし、天気予報とぜんぜん違って、晴天。
これは、よい傾向ですね。
いっきにテンションもあがってきます。
テンションがあがったところで、
オリオンビールの生をぐびっと!軽い喉ごしがたまりません~。
ということで、空港で飲んでいるということは、
ここが最終目的地ではありません。
トランジット中なのです。
それにしても、那覇空港、何回目なんだろう。
ちょっと数えるのが怖くなってきた。
再び飛行機に乗り込む。
離島行きの便にしては、大きいB767で250席以上もある。
通常はB734で、席数は140席ほどなので、だいぶ違う。
宮古島は滑走路が長いので、この機材の運行が可能なのだが、
それにしてもほぼ満席とは、宮古島の人気は結構高いようだ。
現在のところ、石垣島にはB767は運行できないが、
2013年開港の新空港では、運行可能になる。
そうなるともっと観光客が増えるだろうな・・・
ANAのポケモンジェット。
それにしても派手な飛行機。
ポケモンは海外でも人気だから、これを国際線使用にしたら、
評判の飛行機になるかも。
那覇空港から離陸後すぐに、右旋回すると、
慶良間諸島が視界に入る。
右にある渡嘉敷島のビーチが青白くて綺麗に見える。
行ってみたい・・・
わずか45分のフライトだったのだが、
そのわずかなうちに、いっきに雲に覆われる結果に・・・
雨でも降りそうなぐらいなのだが、
そんな天気でも、宮古島の海岸線はとても綺麗だ。
一番安い軽自動車のレンタカーをお願いしてたのだが、
2ランククラスアップのベターチェンジで、日産のキューブに変更。
これ自体は嬉しいのだが、明日利用する船の料金が高くなる・・・
まっいいか。
ちょっと遅めだが、昼食ということで、
地元の人が利用するという「福屋」という食堂へ。
そば定食700円を注文しましたが、かなりのボリュームです。
決して宮古そばは小さくありませんし、ご飯ももりもりです。
さらに、白身魚のフライがついてきました。
友達が、なぜかカツカレー750円を注文しましたが、
朝食を食べなかったにもかかわらず、残していました。
ほんとすごいボリュームです。
宮古そばは、豚骨のダシきいてて、うまい。
濃い目に味付けされた三枚肉は、
アクセントになってそばを飽きずに食べさせてくれます。
ボリュームばかりに気をとられてしまいますが、
美味しかったです。
入店したときは、ほかに1組だけのお客さんでしたが、
そのあと満席になってしまいました。
もう14時すぎだったんですが、結構人気のお店のようです。
宮古そばを食べてお腹いっぱいですが、
さてさてこの天気だ。
友人は「ホテル帰って、ビールでも飲もうや。」
と言うと思ったら、「早く泳ぎにいこうか。」
いやあ、こりゃほんと以前ならありえない返事だ。
一昨年、昨年と2回の八重山スノーケリングで、
楽しさを知ってしまったようだ。
吉野海岸駐車場で着替えて、
送迎車にのって海岸へ向かう。
この駐車場有料ということに賛否両論あるが、
個人的にはシャワーを借りれるし、無理して海岸を降りていって、
路肩駐車になるよりかは、良いかと思います。
どよーん・・・
宮古島屈指のスノーケリングポイントの吉野海岸です。
厚い雲に覆われております。
しかも干潮のピーク前で、あんまり期待できないんですけど。
しかし、透明度の高さは相変わらずで、
まったく太陽が出ていないにもかかわらず、この透明度ですか・・・。
しかし、珊瑚が水面ぎりぎりまできてしまっているので、
かなり泳げるポイントは限られてきます。
吉野海岸では異様にハマクマノミが目立ちます。
ほかの種類のクマノミはぜんぜんいません。
そして、人間慣れしているので、ぜんぜん逃げないし、
むしろ立ち向かってくるハマクマノミが多数です。
しかし、寄生しているイソギンチャクまで近づいていくと、
隠れてしまいます。
ちょっと暗かったので、フラッシュをたいてみました。
水中に浮遊物がなくクリアに撮れました。
それにしても、この右側の黒いハマクマノミはいったいなんだ。
側面の白い部分まで黒光しているし。
かわいいハマクマノミの面影すらありません。
でも色以外は同じですね・・・怖い。
干潮時間帯は、リーフからの波は遮断されてしまうので、
ほぼプール状態で、水面は穏やか。
水中からは鏡のように、水の中の景色を映し出す。
サンゴタワー風にあおって撮ってみました。
本当に透き通るような水ですね・・・いや海水でした。
上の写真の珊瑚の動画です。
白黒の縦模様のミスジリュウキュウスズメダイが住み着いています。
枝状の珊瑚は大きな魚が入ってこれないので、
小さい魚が居ついている場合が多いですね。
シマキンチャクフグ。
かなり派手な模様をしていますが、
毒をもっているので襲われる心配がないからなのでしょうか。
ミナミハタタテダイ。
木の葉が舞うかのように、ゆらゆらと仲良く泳いでいました。
この画像は、動画から切り出しました。
すごい魚の数だと感動してしまいそうなのですが、
明らかに人間に餌を求めて近寄ってきています。
360度自分の周りをぐるぐると魚が泳いでいます。
小さい魚とはいえ、このまま襲われたら怖いなあと思うほどです。
自然の海の景色とはほど遠い悲しい景色です。
魚肉ソーセージなどには、食品添加物が入っていて、
それを魚が食べると、奇形の原因になるそうです。
珊瑚の上に立ち、珊瑚を壊すケースも目立ちますが、
餌をあげることも自然破壊と同じです。
たとえ無添加のソーセージや害のないものとはいえ、
自然にいる魚が人間に寄ってくるようになることは、
自然の風景では決してありません。
それも自然破壊だと考えて行動して欲しいです。
今回の宮古の宿は・・・
「ピースアイランドイン宮古島」です。
宮古島の一番の繁華街、西里通りに面したホテルで、
なんと今年(2010年)の3月にオープンしたばかり。
ツインルームでひとり4,425円朝食はなし。
新しいし、部屋には乾燥機能のついた洗濯機がついています。
毎日泳ぐ人にとっては、これはかなり便利です。
ホテル自体に洗濯機があっても、いつも混雑していないこともしばしば。
それにしても、ホテルにチェックインした頃から、
とても風が強く吹いている。
明後日には八重干瀬へのツアーを申し込んでいるのだが、
外洋に面しているため、風は大敵なのである・・・心配だ。
レンタカーの運転から開放され、
ようやくOrion beerとご対面。
ところで昼食を遅めの時間にもかかわらず、
がっつりと食べてしまったので、お腹が減る気配がない。
では、釣りでもいこうか・・・
ということで、近くの平良港の防波堤まで移動する。
釣れなくても良いか~ぐらいのだるい雰囲気でトライする。
しかし、よく見ると自分たちのいる防波堤はかなり底が浅い。
深そうな場所は、倉庫だったり、船舶の発着場だったりする。
こりゃ厳しそうだ。
風も強かったし、前回の阿嘉島でも調子が良かったので、
ジグで攻めてみると、あっさりヒット・・・
「ちっちゃ!」
その小さい体で、よくそのジグをくわえましたね。
思わず関心してしまいます。
イットウダイの仲間だと思われます。
なかなか鮮やかな赤色をしていて綺麗です。
そしてイットウダイのように、
周辺はすっかり赤色に染まってきました。
北のほうでは、少し雨がふっているのかな・・・虹も出ています。
そんな中、ジグをキャストし続けていると、
20cmサイズのイットウダイがヒットしました。
目が大きいし思わず金目鯛の味を想像してしまいます。
結構美味しいと思われますが、もちろんリリースです。
太陽が沈むシーンは見られませんでしたが、
見事なまでに空はオレンジ色、そして赤色に染まってくれました。
今日、宮古にきてから、
曇っていたことさえ忘れさせてくれる見事な夕焼けでした。
正面の防波堤奥に見えているのが、伊良部島です。
明日は、伊良部島へ渡る予定です。
釣りを終えて、ホテルに戻ると車の駐車スペースがない。
とりあえず預かってもらったのだが、いったいどうするんだろう。
午後8時になったので、飲みにいくことに。
ホテルの前が西里通りという繁華街なので、
飲む場所は事欠かないだろうと思いきや・・・
ほんと店を探すのに苦労しました。
観光客の数のわりには、居酒屋の数が少ない。
いや観光客だけではなく、地元の人も多かったんでしょう。
金曜日ですから・・・
ほとんどの店で満席状態でした。
時間も中途半端だからと思って舐めてました。
日が暮れるのが遅いから、20時ぐらいがちょうど良かったのかも。
かなりうろうろして、裏通りでようやく店を見つけました。
琉球屋というべたな名前ですが、たまたま席が1つ空いていました。
http://www.miyacojima.com/ryukyuya.htm
お店の雰囲気は悪くなかったんですが、
最初に頼んだ海ぶどうで失敗した・・・と思った。
酢漬けになっていて、大半の粒がつぶれてしまっています。
まさか本場にきてこのような海ぶどうを食べることになるとは。
お刺身盛り合わせ1,500円。
まぐろの赤身2種類、セイイカ、カンパチ、島だこ、サーモンと白身。
これは結構種類もあって、味も良くてボリュームも満点。
さっきの海ぶどうのイメージが裏切られた。
サーモンが半分凍っていたのは愛嬌ですむ。
しかし、この時点でビール2杯しか飲んでないのだが、すでに満腹。
いまだに昼食のそば定食がひびいているようです。
翌々日も居酒屋を探しましたが、どこも混雑してました。
観光地&観光シーズンは、よっぽどの穴場を探すか、
よっぽど時間を外すか・・・もしくは人気店を予約しておくに限りますね。
この後は、スナック街をふらふら・・・
意外とたくさんの件数がありました。
居酒屋をもっと増やして欲しいところではありますが。
結局、焼酎ボトル2本空けてしまい、
深夜2時頃になってようやくホテルへ戻りました。
倒れるように寝てしまいました・・・
今日、起きたのって朝4時ですからね。
翌朝はいうまでもなく二日酔いでした。