この日の天気予報は、朝から崩れ始めるのだが、まだ雨が降っていなかったので、漁港まで散歩。
昨日とうってかわって、活気のある氷見漁港の風景。
魚市場食堂はもうオープンしていました。
わりと氷見市内は古い建物や神社があって、歴史がある町のようです。
昨晩と同じくホテル内の割烹料理屋で朝食。
カマスの干物は熱々。作り置きしていないのが良いですね。
商店街の郵便ポストの上に設置された忍者ハットリくん。
10年以上前に氷見に来た時からあった気がしますね。
氷見駅前の怪物くん。
駅前通りに怪物くんストリートとして、2年前に設置されました。
ドラキュラ。
フランケン。
オオカミ男。
小学生の頃に見たアニメのエンディングの歌が頭の中で流れてきました。
「フンガー フンガー フランケン
ざます ざますの ドラキュラ
ウォーでがんすの 狼男
おれたちゃ 怪物三人組よ」
氷見の市街地を流れる湊川。
両サイドずらっと桜並木になっていて、春には桜の名所となります。
商店街に組み込まれたビジネスホテル信貴館。
部屋は４階だったんですが、窓を開けると富山湾が見えました。
晴れていれば立山連峰も見えたんですね。
黒い瓦屋根が多いですが、太陽光の熱で雪を解かすために黒い釉薬が塗られているためだそうです。
西の空には二重の虹。
氷見駅 08:53発
普通・高岡行き（３両）
まだ日差しが射してますが、小雨が降ってきました。
通勤時間帯すぎているのでガラガラ…
高岡駅出るときは混雑してたんでしょう。
雨晴－越中間
冬の日本海らしくどんよりとしています。
うっすらと立山連峰は見えるんですが。
高岡駅着 09:24着
だいぶ雨脚が強くなっていました。
もう景色は楽しめないので、高岡駅から歩いていける瑞龍寺に行ってみることにしました。
高岡駅から歩いて10分ほどで、参道に到着。
前田利家の長男、前田利長の菩提寺。
前田家といえば金沢のイメージが強いので、意外でした。
冷たい雨が降る中、訪れる人も少なくてとても静かで良い。
入口で拝観料500円を支払い、高さ18mの山門が出迎えてくれる。
シンメトリーに配置され、整然とした伽藍。
美しくも荘厳な雰囲気が漂います。
仏殿内部の木組みはとても美しい。
釈迦、文殊、普賢の三尊が祀られている。
前田利長の位牌を安置する法堂。
天井に描かれているのは狩野安信の四季の百花草の絵。
突然、雨があがって、青空が広がりました。
芝が青い夏ごろに見てみたいですね。
前田家の石廟が立ち並びます。
まだ紅葉も綺麗ですね。
座禅修行となる僧堂。
内部は立ち入り禁止になっていては入れないのですが、
中央に鎮座する像からの威圧感が凄くて、中に入れる雰囲気ではなかった。
特急がこなくなり、新幹線が郊外にいってしまった高岡駅。
しかし富山県第二の都市だけあって、立派な駅前。
藤子不二雄パワーは高岡までやってきていました。
魚が続いたのでジャンクなもの食べたくなる頃です。
高岡駅前にあります。
富山ブラックラーメン
おにぎり
めっちゃうまい。
香ばしい醤油の香りがたまらなかった。
フリーきっぷ区間でまだ乗ってない城端線を乗り潰そうかと思います。
高岡駅 11:52発
普通・城端行（２両）
富山平野をのんびりした風景。
これぞローカル線の旅。
片道約一時間。
城端駅 12:45着（定刻12:42）
3分後の高岡行きで戻ろうと思ってたのですが、
到着が少し遅れていたので、駅到着と同時にすぐ列車はでていきました。
次の列車まで40分弱あるので、少し急ぎ足で観光します。
まあローカル線にしてはまだ本数があるほうで助かりましたが、
ちょうどこの時間だけ１時間間隔じゃなく短かったのでかなり駆け足。
雨が降っていたら駅で待機してただろう。
だいぶ山が近くまで迫ってきましたね。
この山の裏側に五箇山の合掌集落があります。
城端別院 善徳寺（山門）
加賀藩前田家の庇護をうけた真宗大谷派の寺院。
砺波平野にある古い建築物は、井波で彫刻の文化が発達してたのでとても見ごたえあります。
境内からの山門
本堂を拝観する時間がなかったので、急いで駅に戻ります。
城端駅 13:23発
普通・高岡行（２両）
たらこ色の気動車にのると地方を旅してる感があって良いですね。
古い車両って、温度調整が難しいのか、かなり車内が暖かいというよりか暑いです。
北海道の花咲線に12月に乗ったときは30℃もありましたから…
乗客も少ないので、窓全開で虹を眺めていました。
高岡駅 14:17着
高岡駅 14:26発
普通・泊行（２両）
最終目的地の富山駅前へ。
新しい車両は味気なく感じてしまう。
富山駅 14:43着
2年前に在来線も高架化された富山駅前。
使われているのは日中は２両、朝夕でも４両と少し寂しい感じ。
ここまでホームを長くする必要あったのかな？
富山駅を高架にした理由のひとつ。
路面電車を南北に分断してたのをひとつにすること。
以前は乗り換えだけでも地下道通ったりで面倒だったから、かなり便利になった。
あと高架下にあるから雨でも濡れる心配がなくて良いですね。
今日の宿は富山マンテンホテル。
2泊の予定だったけど、翌日からしばらく天気が荒れるということで、1泊に変更。
シングルルーム。
滑川、氷見が一昔前前のビジネスホテルだったので、比べると豪華に感じてしまう。
生ビール券は嬉しいサプライズ。
夕食、朝食ついてるから、これもかなりお得。
じゃらんのシルバーステージ3000円クーポン値引きは改めて大きい。
一番乗りで12階の展望大浴場へ。
露天風呂もあるけど、わりと狭くてプライベート感あるので、一組限定だろうね。
晴れてたら気持ちよいだろう。
でもこの写真は、富山駅も映ってるから呉羽山からのでは？
実際にはこんな感じです。
マンションが増えて、眺めがだいぶ制限されてるけど、立山方面にはマンションがないので、晴れてれば立山連峰はよく見えそう。
以前泊まったアルファワンの展望浴場は目の前にタワマンがありましたからね。
19時ぐらいまでは雨が降らないということで、路面電車に乗って岩瀬浜方面へ。
富山フリーきっぷは富山市内の路面電車も乗り放題なので、かなりお得感ありますね。
岩瀬浜地区は、江戸時代から明治の港町。レトロな町並みを楽しむことができる。
リノベーションしたお店も徐々に増えてきて、富山市内からのお出掛けスポットとして注目されている。
路面電車一本でこれるアクセスの良さもあるだろう。
平日の夕方なのでほとんど観光客もいない。というか自分だけか。
試飲できる酒蔵も、クラフトビールのお店も定休日だったので、火曜日は岩瀬浜にいくには向いてなかった。
昔はこのあたりにたくさんの北前船が停泊していたんだろう。
なんだかんだで、高岡で少し傘を使っただけですんで良かった。
岩瀬浜駅。
富山港線の終点駅。富山港線は2006年まで国鉄(JR)の路線でしたが、後に富山地鉄がライトレールとして運用し始め、見事に復活した例として注目を浴びた路線。
ホテル方面と行き先が違ったので、一同富山駅前で下車。
線路で南北が分断されていた時に比べれば、かなり利便性が高くなった。また駅前にも新しい施設が続々とオープンして賑わっています。
富山駅前は賑わっていきたけど、もともとの繁華街だった総曲輪エリアは過疎化はかなり進んでいました。10月に総曲輪の商店街にいったときはほぼシャッター商店街になってました。
富山駅前の南北自由通路。
かなり天井が高く解放感あります。
以前は地下の狭い通路を通ってたから、かなり便利になりました。
夕食はホテルに併設の鯛家。
店舗は地下にあります。
居酒屋を想像していたけど、大きな料亭風でびっくり。
大きな生簀を眺めながらのカウンター席はひとりでも居心地良さそうです。
無料の生ビール券で、スタート！
高級店の雰囲気があり、気分がよくなりますね。
ちなみに予約枠だけで満席になってました。
・魚津産黒もずく酢
・ほたるいか沖漬け
・お造り盛り合わせ
お…幸せってこのことですよね。
寒ブリ、鯵、鯛、甘エビ。
富山の刺身盛り合わせはクオリティ高いねぇ。
昨日の氷見のブリも美味しかったんですが、ここのブリがさらに上をいってました。
身がピンと張ってて、脂の乗りも良かったです。
・白海老かき揚げ
富山地酒三種飲み比べセット（別注）1,012円
ホタルイカの沖漬けは日本酒とあわせるためにとっておきました。
かき揚はやっぱりビールのほうが良かったかな～。
・成政 黒 純米酒（一合）968円
この後にくるぶり大根用に追加しておきました。
・ぶり大根
さすが料亭のぶり大根。盛り付けが美しい。
なんとぶりは骨まで全部食べられというのですが、半信半疑。
しかし骨まで味がしみていて、美味しかった。
・あら汁、ごはん、お漬物
大満足のセットでした。
富山湾御膳は普通に注文すると4,378円です。
あと雰囲気や接客も申し分なしでした。
ほかに焼肉屋、民芸風居酒屋もあるので、三連泊とかしたかったなあ。
だいぶ雨足が強くなってきました。
氷見クーポン1,000円で氷見うどん。
富山地域クーポン2,000円でぶりのすしを自宅用に購入。
あと富山地域クーポンが1,000円あるので、明日の朝に駅弁を買う予定。
明日は高山線経由で滋賀に戻ります。