新幹線改札前で出迎えてくれるのは、巨大な秋田犬のぬいぐるみ。
三度目の秋田駅。
キュンパス効果で賑わっていると思ったら、それほどでもなさそう。青森は混雑しているったことでしたが…まあ同じ満席でも青森行きのほうが座席も車両も本数も多いですしね。これはありがたい。
ただ稲庭うどん、比内地鶏のお店は混んでました。秋田名物とわかりやすいお店に人気が片寄ってるね。
駅ビル三階の秋田港というお寿司屋さんに入りました。
お得なランチメニュー。駅ナカなのに値段も手頃だと感じました。秋田港大漁ランチと、日本酒飲み比べにしようと注文したら、飲み放題をすすめられました。
確かに飲み放題安いなあ。60分という時間もちょうど良い。秋田の地酒も5種類含まれてましたので、飲み放題に変更。
大漁ランチではお腹が膨れそうなので、秋田ご馳走尽くしランチに変更です。
モルツ生でスタート。
新幹線のなかで我慢した甲斐がありました。うまぃ。
秋田ご馳走尽くしランチ1,518円
上 本マグロ、ウマヅラ、サーモン
中 ぶり、海老、ふき、玉子
いぶりがっことクリームチーズ巻
下 ギバサ、ハタハタ寿司、トンブリ
いぶりがっこは、大根の漬け物のたくあんを煙でいぶしたもの。漬け物の薫製です。「いぶり」は燻した、「がっこ」は漬け物を意味しています。クリームチーズとの相性が良く、居酒屋でもよくセットで提供されています。
ギバサは海草で、アカモクと呼ばれることも多い。粘り気のある海草。
ハタハタ寿司はハタハタを米と麹で仕込んだ慣れ寿司。それを巻物にするとなると、米で米を食べるとなりますが、美味しかった。
とんぶりは、ほうきぎという草の果実を乾燥させて煮たもの。畑のキャビアとも呼ばれプチプチとした食感が楽しめます。
初めて赤酢のしゃりを食べたけど、酸味が押さえられて好きかも。
うまづらはぎ。こういう地魚が入っているのも、ポイント高いですね。
さっそく日本酒スタート。
一滴千両 純米酒
辛口スッキリ。最近辛口の酒が好みになってきたのでありがたい。
いぶりがっこクリームチーズ巻きが、日本酒の肴としてすごい優秀です。米と米との相性抜群です。
銀鱗 秋田式生酛仕込
やや辛口でどっしり。単体で美味しいお酒です。
太平山 辛口造り
辛口スッキリ。太平山は酒蔵見学に行ったことがあります。ドライバーだったので試飲できなかったけど。
お寿司を肴にお酒を飲めるって幸せ。いぶりがっこクリームチーズ巻きがほんとに日本酒に合います!
高清水 上撰 本醸造
お寿司は無くなったけど、ラストオーダー前にラスト。
高清水は有名ですね。本醸造の上撰って、いわゆる呑兵衛が毎日飲むお酒で、まさに日本酒っていう酒でした。苦手な醸造アルコールが入ってるけど冷やだったので、まあ飲めました。
日本酒飲み比べは種類を選ぶことも出来たようです。
飲み放題60分を堪能したので、秋田駅での滞在時間は残り30分弱。
少し酔っぱらいそうなので、外の空気を吸いに駅周辺を散策。さっきまで雨だったのに、青空が広がってます。冬の日本海側の天気は変わりやすいですからね。
秋田にはこれがある。
秋田の郷土めしは、オリジナリティーがあって良いですね。どれも日本酒と合いそう。
以前行ったことのある居酒屋です。日本酒のラインナップが豊富で、店主は利き酒し師の資格を持ってらっしゃいました。和らぎ水は有名な新政酒造のものでしたよ。
秋田犬にお別れして、改札に入ります。
こまち32号 東京行
もうホームに到着してました。
くちばし部分、開いて連結器がでてくるけど、かなりぴったり引っ付いてますね。
ミニ新幹線であっても、列車一本で東京までいけるのは、ほんと便利ですね。
フル規格だと在来線は切り捨てられるので、地方にとってはミニ新幹線方式のほうが良いかもしれません。田沢湖線は利用者が少なくとても第三セクターではやっていけないと思います。
今週開業する北陸新幹線の在来県区間も、JRから切り離された後の福井県の運営する第三セクターも赤字を想定してます。
こまち13号到着を待って、こまち32号が出発。
秋田駅からは半分ほどの乗車率。
秋田駅をでて、すぐに高い建物はなくなります。30万人都市というわりには少し寂しいけど、土地はあるからマンションを建てる必要がないのかも。
あっという間に田舎風景。
これが地方の現実。
内陸に進むにつれ雪も増えてきた。
大曲駅からも乗車する人多いですね。空席だった横の座席も埋まりました。全席指定のこまち号ですが、秋田~盛岡間は指定なしでも空席があれば座ることが出来ますので、空席を探しながら座る人もいました。あとから誰か来たら気まずいから、あんまりやりたくないですね。
米どころ横手盆地。
角館駅では写真撮ってなかったのですが、ここからも乗車する人が結構いました。秋田市周辺は観光するところないので、小京都の角館を観光する人が多いのかも。
最初の奥羽山脈区間に入りました。
池が凍ってる?
オレンジ色のバスが雪に映える。
赤色のこまち号も映えてるんだろうな。
田沢湖駅。
下りこまち号とすれ違い。
ここからもたくさんの乗客で満席になり、デッキには立ち客もでてきました。
続いては奥羽山脈の仙峠に向かって、登っていきます。
行きに降ってた雪が木に積もっていて綺麗ですね。
川の水がとても綺麗。
信号所では在来線と行き違い。
峠越えの田沢湖線は本数が少なくて、上下あわせて1日8本しかありません。峠ですれ違うのは珍しい。
水が本当に綺麗。
奥羽山脈越えがおわり、北上盆地に入るが、カーブが多いのであまりスピードは上がらない。
大釜駅で下りこまち号とすれ違い。
アプローチ線を登って、いっきに反対側の東京方面の上りホームへ。
すでに新青森駅からきたはやぶさ32号がホームに待っていて、はやぶさの後ろにこまち号を連結します。ここからは17両で東京を目指します。
半分近くの人が降りていきましたが、多くの人が乗ってきて、また満席になりました。横の座席の人も降りていきましたが、また別の人が座りました。
キュンパス効果なのか、普段から需要が高いのか…
はや…
行きよりは天気は良くなってるけど、明日は一日中雨らしい。
今日で良かった。
第2北上橋梁。
仙台平野に入ると天気は回復。仙台平野は朝からずっと晴れてたね。
高層ビル群が見えてくると、仙台。
盛岡駅からはあっという間に仙台駅前。この区間の俊足ぶりが際立ってる気がします。
横の席の人は降りていきましたが、また乗ってきました。常に満席状態のはやぶさ号です。
仙台市の真ん中を広瀬川。しばらく走っても高いビルが続く仙台はほかの東北の都市とレベル違いの大都市。
白石蔵王駅付近。行きに見過ごした蔵王連峰。今年は暖冬でスノーモンスターが途中で消えたらしい。
はやぶさ号は次の大宮駅までは無停車。やまびこ号は最低でも、福島、郡山、宇都宮には停まります。停車駅が多いとかなり遅くなるから、みんながはやぶさ号選ぶわけですよね。
最後まで夕陽を見るのは厳しいようです。福島市西側にある吾妻連峰です。
宇都宮通過。円錐形の男体山が特徴的なので、見分けやすい。
宇都宮からは275km/h制限。320km/hに慣れた後だとこれが遅く感じる…慣れって怖い。
ターミナル駅の大宮駅に到着。
大宮駅からは110km/h運転。ゆっくり走るのですが、この犬と猫の看板がよく目につきました。
荒川駅を渡って東京都に入ります。荒川を渡るのは今日3回目。
終着駅の東京駅。
かっこいい。照明が反射してメタリック。
他の新幹線も撮りたいけど、マジックアワーは始まっている。急いで東京駅を眺められる展望デッキのあるKITTEへ向かう。
駅舎のオレンジも綺麗だけど、空の藍色もとても美しい。ふたつの色のコントラストは相性がいいですね。
マジックアワーで東京駅を撮りたかったので、秋田駅の時間を削って早めに東京駅に戻ってきたのです。
田舎者の自分には充分すぎる綺麗な夜景です。無料で見れるのはありがたい。
KITTEの内部も洗練されてます。今度大阪にもできるみたいですね。東京と同じく郵便局跡地に出来ます。
夜は観光地化する東京駅。写真撮影する人がとても多いです。
新丸ビルから。
左は東京駅、右が先程訪れていたKITTE。八重洲側のビル群が借景になってて、ここからの夜景もいいですね。
歴史のある建物を残して、再開発した良さを感じます。
エレベーター正面のドアからでられたのですが、仕切りもなかったで入らせてもらって写真撮らせてもらいました。暖かくなるとテラス席で食事する人も増えるのかな。
エレベーター正面にあったお寿司やさん。住む世界が違う…
もう少し東京駅周辺でゆっくりするつもりでしたが、せっかく新幹線が乗り放題なので、移動して夕食することにしました。
乗車予定のなすの号。ディズニーラッピングのE2系。珍しいのか、写真撮影している人が多いです。前方にはE3系のつばさ号も連結してましたが、せっかくなのでディズニー新幹線側にのります。
実際にのっている人の大半は、通勤者です。ディズニーで遊んでる人は、閉園まで遊んでると思うので、もっと後でしょうね。
在来線の改札内で鳩サブレ買えるようになってました。これは便利。
ディズニー新幹線ですが、車内は普通です。案内メロディだけがディズニーバージョンでした。
宇都宮駅で途中下車。乗車券と違って新幹線などの特急券は途中下車は出来ないので、通常はまた再度購入する必要があります。キュンパスはその必要がないので、新幹線で自由に旅が出来るというメリットはかなり大きいです。
毎度お馴染みの香蘭。
宇都宮駅西口から徒歩数分。
空席がありましたが、帰る頃には待ち客がいました。周辺のお店が20時に閉店するから、ここに集中するのかな。
この値段設定がありがたいです。
焼き餃子
水餃子
ライス
肉と野菜の旨味がギュッと凝縮された焼き餃子。香蘭の餃子は手作り感あるのが好きです。
水餃子はスルッと喉ごしが良い。皮はしっかりしているので、破れることはないです。
提供が早いので、予定してたより早い20時25分のやまびこ号に乗れました。次の仙台行きは間隔が空いてたので、ありがたい。実は早めの列車に乗りたくて急いで餃子を食べて口のなかを火傷して、皮がべろっと剥けてます…
宇都宮駅では275km/h未満とはいえ通過する時はなかなかの迫力。特に音凄いですね。
乗車するはやぶさはE6とE5のコンビでした。通過待ちのために出発の7分ほど前に入線してきました。
まだ乗ってないのでE5系に乗ろうと思います。
ホーム中ほどの車両は結構混雑していて、窓側の座席はほぼ埋まっています。後方の車両へ歩いていきます。
狙いどおり空いてました。
仙台までの停車駅は、那須塩原、新白河、郡山、福島。通過するのは白石蔵王のみ。
仙台まで約一時間ゆっくり過ごしました。
仙台駅到着。新幹線乗り放題の旅、これにて終了です。
21時半。まだ東京方面のホームにはたくさんの人が待っています。キュンパスがあれば東京駅までまだ行けるけど、景色の見えない夜の無駄な移動は疲れるだけですね。
ここ半年で3回目の仙台。
帰ってきたよ~。
日本一のペデストリアンデッキを通って、このPARCOの方へ。
仙台駅前ビジネスホテル
仙台駅前という解釈には個人的には疑問を持つ立地ではありますが、
大都市なら駅から徒歩5分圏内なら駅前でもいいのかもしれません。
1月にも4連泊しましたが、簡素だけど綺麗だし問題なしです。