二日酔いではなく、スナック菓子でやや胸焼け状態。
チェックインの時に朝食時間を聞かれたので、振り分けられてると思ったので7時に朝食会場へ。
ビジネスホテルのバイキングらしく、豪華さはないけど、基本はしっかりおさえてる内容。
愛媛らしいのは、じゃこ天、しらす、焼き豚飯がつくれる。
あと、この麦味噌の味噌汁。
つい最近ちょっとしたニュースになっていた味噌。
大豆を含まないものは味噌と名乗ってはいけないと通達がでたのだが、この麦味噌は大豆をつかっていないらしく、名前を変えるように指導があった。
結果的には保留になり、指導は取り消しされたとのこと。
飲んでみたけど、ごめんなさい、大豆のみその方が美味しい。
さて、松山には4泊滞在するので、3日間はフルに使える。
ただ天気がわりと良い瀬戸内地方なのに、天気が良いのが今日だけ。
愛媛は何度か来ているし、新しめだと海が見える駅の下灘駅も気になったけど、松山からは郊外になるし、所詮映えスポットだろう。
四国カルストも行ってみたかったけど、雪のつもる冬は厳しい。
道後温泉も近いし、松山市内だけウロウロすることにした。
となると、晴れるのは今日だけなので、まずは松山市内の一番の名称なのに、まだ行ったことのない松山城へ。
朝9時過ぎのロープウェイ通り。
まだお店は開いてないけど、鯛めしやオレンジを取り扱うお店が多い。
松山城は標高132mの高台にあるが、それぐらいなら歩いて登ってもしれてそう。
いくつか登山口があるが、一番メジャーな東雲神社側から登る。
東雲神社でお参り。
徳川家康の異父同母弟、松山藩祖松平定勝をまつっている。
階段だけを使わなくても、緩やかな登山道の横からひょいっと入ることができた。
まだ紅葉が見事。
リフトとロープウェイの下をくぐります。
10mを超える本丸を守る石垣が美しい。
扇勾配に造られている曲線は見事。
初代城主は賤ヶ岳七本槍の加藤嘉明。朝鮮出兵時に倭城を拠点としていて、その時の経験が城造りに生かされているらしい。
確かにこの勾配は徐々に傾斜がきつくなるので攻められない。
天守閣へは真っ直ぐと思わせて、実は右に曲がっていくつも門をくぐっていく。
正面にも門があったらしいが、これは行き止まりになっていて、攻め込んできた敵を二分させるためのダミー。
南西方向。
戸無門を抜けると最高の眺め。
100mちょっとでここまで眺めが良いとは予想外でした。
今まで松山城にきてなかったことに後悔。
同じく南西方面。
冬とだけあってとても澄んでいて、とてもクリアに見えます。
伊予灘も見えるんですね。
東方向
左の高い建物は道後温泉のホテル街。
とにかく門が多くて、攻め込みにくそう。
これが最後の門、太鼓門。
本丸が想像より広かった。
本丸にお土産屋さんがありました。
松山城のマスコット、よしあきくん。
初代城主の加藤嘉明なんでしょう。
日本に現存する12の天守のひとつ。
明日の宿泊プランに松山城のチケットが含まれてるので今日はここまで。
そのまま道後温泉まで歩いてきました。
道後温泉には明後日に泊まるんですが、まあ晴れのうちに。
道後温泉駅のレトロな駅舎は、スターバックスコーヒーのお店になっています。
前きたときはなかったので、調べたら2017年12月からみたいですね。
駅舎の色合いとマッチしすぎて、スタバがあるのかもわからん。
駅前にあるからくり時計。
時間気にせずにきたけど、始まる1分前でした。
これは見ていかないと。
にょきにょきっと伸びます。
二層式だったものが四層に。
ちょうど3分間。
コミカルな動きで楽しませてくれました。
道後温泉商店街。
時間が昼間だったせいか、わりと閑散としてました。
宿自体はまつやま割の影響で混んでるようでしたが、地元の人の利用が多いのかな。
飛鳥乃温泉。
2017年に出来たばかりの新しい温泉施設。本館の工事にともなって、代替施設として造られたんでしょう。
ド派手なプリントは道後温泉活性化プロジェクトで、写真家の蜷川実花さんの作品。
2024年までされているそうです。
2015年に来たときも、本館や駅舎が蜷川実花さんのアート作品によって彩られてました。
商店街はL字型になっていて、角を曲がった先には、道後温泉本館のはずですが。
すっぽりと工事用のカバーに覆われてました。
現代アーティストの大竹伸朗さんの作品だそうです。
反対側は囲いがありません。
なんとか観光客が減るのを避けたいという思いが伝わってきますね。
休憩室などは使えませんが、温泉自体は営業中です。
温泉施設の重要文化財の修復工事は、国内で始めてだそうです。
隙間から工事のようすがみえましたが、職人さんが手作業でやっていて時間がかかるのも、納得。
裏手の高台に続く、空への散歩道の途中からの本館の眺め。
高台には足湯ができる施設がありましたが、そこには観光客が集まってましたね。
この足湯も本館の工事スタート後にリニューアルでできた施設です。
普通、温泉地といえば、郊外にあって、小さな自治体に存在することが多いけど、松山市ほどの大きな自治体にあって、中心部からすぐ近くにネームバリューのある温泉が立地するのは珍しいと思う。
大きな自治体だからこそ整備にお金かけられる余裕があるし、アクセスの利便性も生まれる。
道後温泉って廃れてる感がまったくなく、むしろどんどん良くなって、ホテルも増えてます。
神戸市の有馬温泉や、札幌の定山渓温泉はそこそこ距離あります。
道後温泉の山手にある135段の上に伊佐爾波(いさにわ)神社があります。
ちなみに車でいくこともできるので、緩やかな車道を歩いていくこともできます。
伊佐爾波(いさにわ)神社
美しい朱色の社殿が目に飛び込んでくる。
日本に3つしか現存しない八幡造りで、ほかに大分の宇佐神宮、京都の石清水八幡宮という錚々たる名前が並ぶ。
中央に神座がありますが、前後で2つ連立しています。これは奈良時代の建築様式で、これが八幡造りと呼ぶそうです。
さて、お昼時なので、中心部まで戻りますか。
左に松山城の天守閣が見えてます。
フジというスーパーでみかけたお土産。
この手のパクリはもうオーケーになったみたいですね。
ホテル近くの勝山町交差点。
路面電車の駅もあるし、大街道はとなりの駅で歩いて5分。
道後温泉でも1.7㎞で歩いて15分。
観光拠点にするなら良い場所。
自宅に送るみかん箱を探して、スーパーAbcを徘徊していたら、カツ丼が美味しそうで…
昨晩の胃もたれが軽く続いてたこともあるので、軽くすませることに。
お土産用の紅まどんなも購入。
愛媛はスーパーでも地域クーポンが利用できます。
少しホテルで休憩。
大街道
商店街というよりは、飲食店、カラオケ屋が目につきます。近くに二番町などの繁華街があるから、その流れなんでしょう。
地元の生活を垣間見る商店街とは違いますね。
松山銀天街。
大街道の南の端から、大きな通りを渡ると入口です。
すぐにL字に折れて、東西に真っ直ぐ続く銀天街。
大街道と比べて少し空き店舗も目立ち、若干寂しい雰囲気があります。
松山市駅。
松山銀天街の西の端が伊予鉄道の拠点、松山市駅。
左と真ん中の建物が伊予鉄道高島屋。右の建物はホテルです。
鉄道の駅は真ん中の建物の奥側にありますし、正面にも路面電車の駅があります。
大街道にも三越がありますが、高島屋のほうがお店も充実し、賑わってました。
松山市の郊外と結ぶ複数路線のある伊予鉄道の拠点だけに、JRの松山駅と比べるとだいぶ差がありますね。
松山市駅からそのまま北上して、また松山城にやってきました。
朝、本丸から瀬戸内海が見えたので、綺麗な夕焼けでも見えるんじゃないかともう一度登ることにしました。
二之丸庭園の外壁。
本丸へいくには4つのルートがありますが、今回は二之丸庭園の裏から通る黒門口登山口を使います。
基本ルートは東雲口なのであんまり人と出会いませんでした。ちょっと日が暮れると怖そう。
野生動物に注意と書かれてたのですが…猫は4匹ほど見かけました。
耳に桜カットがあったので去勢済みですね。
伊予灘方向に綺麗に沈みそう。
日の入りは17:08。
17時で予約してたけど、居酒屋に30分遅れる連絡をしました。
しかし、寒いですね。
いつもはあっという間に太陽沈むなと感じていたけど、この日はぜんぜん沈まない…
時計も進まないんですよね。
雲は抜けてきたけど、さらに下に雲があって、綺麗に沈みそうもないですね。
軽くダッシュ気味で下山して、居酒屋に到着。
10分かかってなかった。
牛若丸
先日に引き続いての来店。
今日も予約だけで満席のようでした。予約していて正解。
・鯛の刺身(薄造り) 1,200円
愛媛といえば鯛ですよね。刺身と薄造りが選べましたが、今回は薄造り。盛り付けが美しいですね。
薄いのに天然?と思うほど身が締まってました。お伺いすると養殖だそうで、活きたまま仕入れ、お店で神経締めしてから提供してるから身が締まってるそうです。
・アジフライ 680円
肉厚でタルタルソースをたっぷりのせて…ビールとの相性抜群です。
・道後ビール 780円
道後温泉にある水口酒造さんがつくるクラフトビールの道後ビール。これはアルトタイプ。
やっぱり最初はビールに限りますね。ほんと美味しかった。
・馬刺し 1,480円
メニューには軽く霜降りとかいてたけど、少し違ったけど、盛り付けが綺麗なだけでテンションあがります。甘辛い醤油で食べる馬刺ってほんと美味しいですよね。
・石鎚 純米吟醸緑ラベル(グラス)690円
以前に訪れたときに飲んで美味しかったやつ。ここで真打ち登場。やっぱり甘めが好きだわ。
でも、これはわりと関西でも買えるからね…
・雪雀 純米吟醸黒ラベル(グラス)580円
好みの味でした。
辛口らしいけど、甘口にも感じるし、重すぎす軽すぎず…
自分のなかで愛媛のお酒のなかで食中酒としてあたりです。
そういや昨日は一合単位で頼んでたけど、グラスにすると瓶で注いでくれるので、こっちのほうがいいですね。
・松山鳥炙り 880円
予想以上にボリューム満点。
炙られた香ばしい薫りがたまりません。そしてゆず胡椒や、紅葉おろしと相性抜群!ポン酢醤油かけても美味しい。柔らかくて美味しい鶏肉でした。
雪雀は美味しくてお替りしました。
この時に大将がシメ鯖を炙っていて、すごい薫りが漂ってきました。
「薫りが凄いですね」というと、これ済州島産なんですよと。基本的に地物使いたいけど、美味しいものがあればそれを扱います。とのことでした。
あー、このお店は観光客向けに迎合してるのではなく、美味しいものを提供する居酒屋さんなんだなと認識しました。
19時前、お店が混み始める少し前でしたが、満腹で終了です。
合計7,170円。
ちょっとお高めではあるけど、今日は大満足でした。
お腹もいっぱいだし…
ホテルのレンタルサイクルが3時間まで無料だったので、道後温泉に浸かりにいこう。今日はよく歩いたし。
さすがに19時半。
開いてるのは飲食店ぐらいですね。
ほぼ鯛めし屋ですが。
飛鳥乃湯
さすがに一年もイベントやってるし、目新しく写真撮りに来てる人も少ないですね。
飛鳥乃湯の右側にあるのが椿の湯。
椿の湯は露天風呂無しで400円、飛鳥乃湯は露天風呂と休憩スペースがあって、610円です。
地元の人は少しでも安いのが良いみたいで、ほぼ椿の湯にはいっていく感じでした。
椿の湯 男湯(公式ホームページより)
真ん中にどーんと大きな湯船があり、地元の人たちで賑わってました。天井も高くて解放感がありますね。
ただ結構温泉が熱くて、長い時間ゆっくり入るには厳しい。
汗だくで出てきたんですが、思ったより保温効果少ない気が…
先週の下呂温泉なんて、かなり温かい時間が続きましたからね。
風呂上がりのアイスをフジで買いました。
クボタは高知のアイスメーカーなんですが、四国ではかなり市民権を得ているようで、よく見かけます。
シンプルな味でとても美味しいんですよね。
以前よりだいぶ値上がって、だいぶハーゲンダッツに近づいてきましたけどね。
ここまでホテルの食事券や地域クーポンで決済してたのですが、
はじめてコンビニでPayPayで決済。
すると、40%のキャッシュバックの表示が!
ポスターで見かけてたけど、勝手に愛媛県民限定かと思ってたけど、違いました。
めっちゃでかいなー。
ひとり4,000円まで使える。
よくよく調べてみると、松山市も独自で飲食店20%やってて、併用できるみたい。
ってことは、なんと60%オフ!
でかすぎる~。
その反面、明日からのまつやま割の割引宿泊券をさっき6,000円分買うのにPayPay使えたなーと少しがっかり。
なんとなくモヤモヤした感じで寝ました。