グッドモーニング。数年前までは自宅を夜に出て、雪降るなか夜通しで運転、夜明け前から雨晴海岸でスタンバってたんですがね…
今はそんなパワーは残ってないし、こだわりもなくなったなあ。まあ、今日は冠雪の晴れた立山連峰をみることがメインなので、午前中は逆光でみずらいので、正午前後以降が勝負です。
よしっ!予報通り雲ひとつない快晴です。
昨日は雨だったので金沢駅西口の写真を撮っていませんでした。上にある建物が宿泊していたヴィアン金沢です。
7時にはホテル出発。
旅行支援クーポン2,000円分を使いきらないといけないので、途中ガソリンスタンドで給油していきます。あらかじめ何時から使えるか確認してたからこの時間にきたのに、まだ担当者が来てないから無理とか…。20分ほどで担当者が来たので良かった。
少しロスタイムくらったけど、
国道8号線で倶利伽羅峠を超えて、さあ砺波平野の先に見えるものは…
あれ?これはひどいな…逆光のせいでみえないのか?
氷見漁港できときとお刺身
この様子だとしばらくは見えないだろう。
氷見漁港の市場食堂で朝ごはんを食べることにしました。
となると出来るだけ早いほうが良いので、雨晴海岸の前を通らずに国道で直行。
市場食堂(氷見市)
毎度の市場食堂です。
正直、値段は上がるし、グレードは落ちてるし、人気が出て混雑してきてるし…
それでも、氷見で食べれる朝ごはんとしては、ここ一択です。
すんなりと入店できましたが、それでも席の6割ほどは埋まっていました。
丼ぶり派ではなく、定食派なので、お刺身定食かな。
ここに通いだした10年ほど前は全体的にもっと安かったです。
お刺身定食は2種類あって高いほうでも1,800円だったんですよね。
昨年12月に行ったときより、だいぶ値段が落ち着いてきましたね。
あの時は3,400円でしたから…
氷見ブリ宣言は終了してるけど、引き続きブリは提供しているようです。
刺身の内容を確認するとブリも含まれているということで、お刺身定食に。
お刺身定食 2,250円
『お薦めの地魚盛』・ごはん・季節の一品・漬物・土鍋の漁師汁
土鍋の漁師汁は、ひとりでも小鍋が付くのは嬉しいです。
みそベースのあら汁で、魚のすり身団子が2個入っています。
これだけで白ご飯食べられそうです。
海鮮丼でも土鍋の漁師汁はついてきます。
左上:ぶり 中上:カツオ 右上:ぶり
中央:甘えび
左下:真鱈 中下:アオリイカ 右下:ヒラメ
お店を出るころには、数組の順番待ちが出来ていました。
ブリシーズンは平日でもほんと人気が高いようです。
2年前、コロナ禍の2月の週末に来た時は、食べ終わって店を出たら、
行列がお店のある2階から階段をつたって外までつながっていました。
100人以上は待っていたはずです。さすがにあれには驚きました。
市場食堂の前は見学スペースになって、セリ場を見下ろすように見学できます。
氷見ブリ宣言は終わってるけど、水揚げはされているようですね。
ただそれほど大きくはなさそうなので、もう脂のりは期待できなさそうです。
霞む立山連峰
雨晴海岸(高岡市)
氷見漁港から車で南へ10分ほど。雨晴海岸へやってきましたが、やはり立山連峰は薄っすらとしか見えません。
上空は青空なんですが、どういった気象現象なのでしょう。
黄砂やPM2.5は観測されていないし、霞むほど温かいわけでもないしな…。風がなく穏やかなので、地表の塵が舞っているのでしょうか?
今回で雨晴海岸を訪れるのは10回近くなるが、一度もすかっとした立山連峰を見ていないんです。
昨年12月に訪れたときは、綺麗でしたが夕方で時間帯が遅すぎました…
とにかく相性が悪いのが雨晴海岸。
道の駅「雨晴」(高岡市)
道の駅の2階、3階のテラスからの眺望も良く、特に氷見線と立山連峰を撮るには絶好のスポットみたいです。三脚を立てて待っている人が多くいたので、自分も手持ちですが待ってみました。
氷見線で主力のキハ40型。あんまり詳しくないけど、ローカル線の代名詞的な存在です。この景色に赤い車体は映えますね。
スマホの画像編集で立山連峰をあぶり出してみました。
PCの編集だったらもうちょっとうまくできるかな?
こんな感じで写真は盛れてしまうので、色んな意味で要注意です。
少し待ったら晴れる確約もないので、次のポイントへ移動します。今日は富山市内、明日は再び金沢市に宿泊します。2日間とも立山連峰を望めるエリアをウロウロする予定ですから、明日スッキリと晴れたらまた来ようと思います。
氣多神社(高岡市)
ここへ来るのは初めてです。存在を知ったのは、最近SNSで立山連峰と新湊大橋の写真が目に留まり、撮影地を調べると気多神社からの眺めということが分かったからです。
昨年(2022年)に神社の境内に立山連峰を眺められる展望台を設けたそうです。
いままで知らなかったわけですね。
SNSで投稿(ポスト、ツイート)するのは卒業しましたが、情報収集のために今でもたまに使っています。
ちょうど能登半島の反対側、石川県羽咋市に気多大社という似たようなお社があります。
その気多大社から勧請(分霊)されたとも伝えられているそうです。
また718年に行基が創建したとも伝えられています。
木曽義仲の出兵により焼失、その後再建されたが、再び上杉謙信の出兵によって再び焼失。
その後も再建しては荒廃など歴史に翻弄されたようです。
昨年できた境内の「氣多の杜 高志のみはらし」展望台からの景色。
眼下に伏木の町並み、富山港湾の風景と新湊大橋、そして立山連峰。
素晴らしい眺めですね。
富山市の呉羽山からの眺望も良いですが、間に富山湾があるのが、ポイント高いですね。
残念ながら、まだ立山連峰はすっきりと見えない。次のスポットへ移動します。
新湊内川(新湊市)
ここに来るのも初めてです。新湊漁港近くの富山湾と富山新港を結ぶ3.4kmの運河。
内川と川と名前がついていますが、海と海を結んでいるので、流れもなくとても穏やかな水路のような場所。
運河沿いに立ち並ぶ民家は、古めかしい雰囲気を保っていて、ノスタルジックな雰囲気が漂います。
さすがに比べるには酷かと思いますが、「日本のベニス」とも呼ばれているそうです。
貴重な晴れた日にここを訪れた理由は、もちろん立山連峰が見えるから。
まだ霞んでしか見えていませんが、もしスカッと晴れれば、良い写真が撮れそうなポイントです。
観光客も地元住民の方もほとんど見かけません。
車もたまに橋を渡るぐらいなので、とても静かな時間が流れています。
実際に生活してる中に運河が溶け込んでいる風景はとても素敵ですね。
街灯も雰囲気良く灯りそうなので、夕暮れなども雰囲気が良さそうです。
内川の富山湾入口にかかる奈呉の浦大橋からは、立山連峰が見えます。
海王丸パーク(射水市)
ユネスコが後援する「世界でもっとも美しい湾」に登録されている富山湾。その中央にある富山新港の入口にある海王丸パークは、係留されている帆船海王丸と高さ127mの美しい斜張橋「新湊大橋」、そして3,000m級の立山連峰が一度に望める贅沢なビュースポットです。
昭和5年から商船学校の練習船として約60年、地球50周分に相当する距離を航海した帆船海王丸。
新湊大橋の橋桁に張られたワイヤーロープと、海王丸のマストに張られたロープとの対比がいいですね。
29の帆を張って、風の揚力を得て進むことができるそうですが、29の帆の面積は畳1,245枚分になるそうです。現在でも年に10回ほど帆を張っているとのことですが、すでに1989年に現役を終えています。その帆を張った姿は美しく「海の貴婦人」とも呼ばれているそうです。
後ろの立山連峰が先ほどより、よく見えてきた気がします。
新湊大橋(射水市)
新湊から富山市へ行く途中で新湊大橋を渡ります。
この橋からスッキリと晴れた立山連峰を過去に見たことがありますが、あの時はほんと感動しました。富山平野の裏側に屏風のようにそびえる立山連峰は迫力満点でした。
こんな素晴らしい景色が見える新湊大橋が無料なのはほんとありがたい。一度きりではもったいないので、Uターンしてみました。
スッキリと晴れてきたようなので、富山市へ向かいます。
Googleの案内ルートは大きな道でなく、距離を優先して狭い道を案内されて困ることがあるのですが、
今回に限るとこれが吉と出ました。
幹線道路沿いだと周囲に建物があるけど、ただの農道なので周囲に何もありません。
視界が開けてが絶景すぎて最高です。
このあたりは射水平野で富山県を代表する広大な農地が広がります。
射水平野は特に田んぼの割合が多いようです。
春になると水を張った田んぼの水面に、冠雪した立山連峰が映し出される風景が美しいようです。
どこを切り取っても絶景です。
とてもクリアで、写真を拡大すると雄山山頂にある神社の建物が見えていました。
呉羽山展望台(富山市)
ルート上近くに呉羽山展望台があったので立ち寄りました。
富山市の観光サイトが「立山あおぐ特等席」というキャッチフレーズで
市内10か所を認定しています。
ここ呉羽山展望台も認定されています。
※2023年4月に12カ所追加されて、22カ所になりました。
富山市を代表するビュースポットとあって、たくさんの見物客が訪れていました。
遠方から来た観光客というよりは、天気が良いから見に行こうと思った地元客が多い印象です。
富山市街地と立山連峰を望む絶好の展望地。
富山駅からは車で10分ほどで来ることができます。
富山駅周辺に高いビル群が集まっています。
左の高いビルは、㈱インテックという会社の22階建てのビルで高さ111m。
富山県では一番高い建物だそうです。
富山大橋(富山市)
神通川にかかる富山大橋。
立山連峰の圧倒的な美しさに言葉を失う。
雪の白と青空のコントラストが強烈で、まるで雪山に登っているかのようです。
日常にこんな風景があるなんて、マジで富山市民が羨ましいです。
10分毎に上下1本、路面電車が橋の上を通ります。
反対側の富山駅方面の路面電車は、中央の照明塔が邪魔になるので、
手前の富山大学行きが綺麗に撮れます。
しかし橋の手前の信号が青になると、電車と車が同じタイミングが同じで来るので
路面電車だけ撮るのはなかなか難しいです。
この景色だから、電車が来なくても延々と見ていられそうです。
路面電車に乗れば、富山駅から6駅ほどの距離です。
公共交通機関でも来れるので、ここも「立山あおぐ特等席」として売り出せばいいのに。
実際の立山連峰のサイズ感はこんな感じです。
さて、宿のチェックイン開始時間なので、いったんホテルに向かいます。
ホテルの展望大浴場から、お湯につかりながら立山連峰を見たい。
夜だと見えないし、朝は逆光なのでこのタイミングしかない。
富山マンテンホテル(富山市)
シングルルーム。
今日は空いてそうだったので、立山連峰が見える部屋をリクエストしました。
マンションで視界を遮られていますが、立山連峰ビューでした。
富山に住むならマンションの高層階に住みたいですね。
11階の展望大浴場です。
都市型のホテルとは思えないほど大きな大浴場です。
狙い通り最初の入浴客でした。
誰もいないのでスマホ持ち込みますね…
山肌全体は見えないけど、剱岳から立山三山、薬師岳への稜線はすべて見えました。
この景色を見ながら、昼間っからの入浴は、幸せすぎます。
露天風呂は小さめで、他人と入浴するのは憚れるので、誰もいないときだけ入浴可能かな。
富岩運河環水公園(富山市)
富山市の都市計画で整備された公園で、富山駅の北口から徒歩約10分。新幹線駅の近くにあるとは思えないほど、広くて綺麗な公園です。
富岩運河は富山駅周辺と富山港近くの北前船で栄えた岩瀬地区を結ぶ4.8kmの運河。現在でも観光船が週末を中心に運行しています。富岩運河環水公園はその運河を活用した水辺のある公園で景観が良く、富山市民の憩いの場となっているようです。
運河にかけられた天文橋の3階には展望台が設置されているので、ここから立山連峰の眺望が楽しめます。
世界一美しいスターバックスと称されることもあるスターバックス富山環水公園店。後ろには桜並木があるので、桜が咲く頃には最高の景色となりそうです。
呉羽山展望台(富山市)
呉羽山展望台に戻ってきました。
平日ですが、展望台にはすでに三脚が10台ほど並べられています。週末だったら大変な賑わいになりそうですね。
三脚を使うのはいつ以来だろうか?これから夕景を撮るので、さすがに手持ちは厳しいです。10年以上前に発売された古いカメラなので、最新のカメラだと撮れるのかもしれませんが…。
立山連峰は連峰という名前の通り立山周辺の連なった峰々の総称です。
左のとがった岩山が劔岳2,999m、右から2つ目の台形が立山3,015mです。
実は立山も総称で立山という名前の山はありません。
雄山3,003m、大汝山3,015m、富士の折立2,999mの三山を立山と呼びます。
別山2,880、浄土山2,831m、立山をあわせて、立山三山とも。
こういういくつかの山を総称して呼ぶケースはとても多くて、白山、八ヶ岳なども同様です。
左が剱岳2,999m、右が立山三山のひとつ別山2,880m。
別山は奥にあるから、見えているのは手前の剣御前あたりかも。
アーベンロート。
徐々に気温が下がってきました。
今日は大浴場つきのホテルで宿泊なので、心にゆとりを持って見ていられます。
以前はよく日帰りで富山に来てましたから、帰るときのことを考えると結構憂鬱でした。
突然上から大きな音がしたので、何事かと思ったら、富山空港へ着陸する飛行機の音でした。完全ノーマークでした。北陸新幹線が金沢まで延伸されてから便数が激減したので、ほぼ見かけなかったので存在すら忘れてました。
夕焼けも好きですが、徐々に色が消えていく時間も好きなんですよね。
夕食つきのプランで予約してあるので、あんまり遅いと迷惑になりそうなので、
切り上げてホテルに戻ることにしました。
富山市内の駐車料金は安いです。旧市街地と呼んでも差し支えないほど、新幹線の開業で整備され始めた駅前に比べて、かつての中心部は賑わいがなくなっています。
ひとりで満喫、ホテルの夕食。
チェックインの時に頂いたクーポンなどなど。生ビール無料券はありがたいですね。
ささっと大浴場で身体を温めてから…
富山の居酒屋 くろべ(富山市)
ホテル併設のマンテンプラザ。和食、居酒屋、焼肉屋があります。昨年12月はここの地下にある和食の鯛家さんを利用してとても良かったです。今回は居酒屋くろべを利用します。
チェックイン時にもらった無料ドリンク券で、生ビールを注文。
ただでさえ美味しいのに、無料となると美味しさが割り増しされますね。
くろべ御膳
じゃこサラダ、刺身盛り合わせ、おでん盛り合わせ、飛騨地鶏の焼き鳥
運ばれてくる都度写真撮ってたら、ごはんと汁もの以外全部そろってしまった。
徐々に運ばれてきたけど、ほぼ間隔無く来たので、最初の先付けから5分もかかっていないと思う。
生ビール 600円
生ビールをおかわりして、仕切り直しです。
さわら、甘えび、ぶり、真鯛
羽根屋 煌火 純米吟醸 1,078円
ここは日本酒でしょう。
居酒屋スタイルなのに、日本酒の種類が少ないのは残念でした。
〆の白ご飯とみそ汁を持ってきて頂きました。
おでんが八丁味噌を使っていて、どて煮っぽかったので、どて丼を作りたくて、残しておきました。
〆にぴったりです。
ほうじ茶アイス 380円
旅行支援クーポンが中途半端に残るので、デザート追加です。幸せな時間を過ごせました。
基本のくろべ御膳は宿泊代に含まれ、生ビールは無料券があるので、2,156円です。旅行支援クーポンを2,000円使って、156円のお支払です。
まだ閉店まで時間あるけど、みんな帰っちゃいましたね。平日だから客がひくのも早いです。来店したときは満席に近く、ひとり客のサラリーマン風の人も多かったです。