空が明るくなる頃には一時的に小雨になっていましたが、予報ではこの後雨足が強くなるそうです。清水港の河岸の市で、最後にまぐろを食べたいので、オープンする10時すぎに着くように宿をチェックアウトします。
ホテルフロント前もさすが沼津。アニメ押しが強いです。コーヒーが飲み放題なのが良かったですね。
ホテルからは出る頃には土砂降りになってました。アーケードがあったのでほぼ濡れずに駐車場にたどり着けて良かったです。イーラに停めておいて良かった。
沼津で給油した後、国道1号線で清水へ。雨足が強いので、速度を落として安全運転。
清水港・河岸の市で「新まぐろ定食」
今回の旅行で3回目の河岸の市。
最初に食べた「うおかん」さんへ。まだまだ空いてます。
お得なランチメニューもあるんですね。天然まぐろを刺身で食べたいとなると、同じメニューになるな…
まだ早い時間帯だったので、限定メニューがあるようです。
せっかくだから、1,000円追加して中トロに変更しました。
めっちゃ、でかいんですけど。朝飯抜きでしたが、初見で食べきれる気がしない。写真だと奥にあるので小さく見えますが、マグロのカマとフライのサイズが大きい。
本マグロ中トロ、うまい…。
まぐろの虜になりそうです。
切り身はたっていて身はしっかりしているけど、口の中にいれると脂がとけてくる。
まぐろカマの煮物は食べきりましたが、フライはまったく手付かずで、持ち帰りました。Google評価も高く人気のお店なので、帰る頃には座席がほぼ埋まってました。週末だと行列覚悟でしょう。
今日は隣のいちば館も営業していました。鮮魚よりは、まぐろの切り落としや、干物関係が多かったです。クーラーボックスは積んであるので、買って帰りたいなあと思いましたが、もう一泊あるのでやめておきました。
三保の松原
食事を終える頃にはさっきまでの雨はどこへ?富士山見えてきそう。
駐車場周辺が綺麗に整備されて、建物も建設されていました。変わりに、大型バスの駐車場は遠くに移転されてました。可愛そうに…
三保の松原。松林の中を抜けて海岸を目指します。
あれ、また富士山はすっぽりと雲のなかに隠れてます。インバウンドツアーの皆様、せっかく来ていただいたのに申し訳ありません。時折近くまで打ち寄せる波で遊んでたりで、楽しそうにしてました。
国道150号線を通り静岡市内へ。
静岡駅前の通りです。一度だけ途中下車して、静岡おでんと抹茶アイスを食べたことがあります。印象的には人口は浜松市に負けてるけど、繁華街としては静岡市のほうが賑わっている印象がありました。企業の支店などは県庁所在地に置く傾向があるから、出張需要なども静岡市のほうが多そうです。
徳川家康のかつての居城、駿府城の中に県庁がありました。21階建ての建物が近代的でなんか違和感でしかない。
静岡浅間神社
竹千代(徳川家康)が14歳の時に元服式(成人式のようなもの)を行った神社。この神社裏の賎機山城を占領していた武田軍との戦いの際に、再建を誓った上でこの神社を焼き払って攻略した。武田軍に勝利した徳川家は神社を再建、手厚く庇護している。江戸時代末期には60年の歳月を費やして再建された26の社殿はすべて重要文化財に登録され、「東海の日光」とも呼ばれている。
平成26年(2014年)より、約20年かけて平成令和の大改修を行っていますが、この楼門は2020年に終えたばかりで美しい朱色が曇り空でも映えます。
最大の見どころである日本一の高さを誇る2階建ての大拝殿は残念ながら改修中でした。これはまた来いということですね。この裏に神部神社・浅間神社の御本殿があります。
静岡浅間神社という名前は、駿河の国を開拓した大己貴命(大国主命の別名)を祀っている神部神社、
富士山本宮浅間神社より勧請(分霊)された浅間神社、安倍川の市の守護神であった大歳御祖命を祀る大歳御祖神社の3つの神社の総称です。大歳御祖神社は少しだけ離れた場所にあります。
大改修が終わった頃にまた訪れたいと思います。10年も先の事ですが…
駿府の工房 匠宿
静岡市の西端、東海道丸子宿近くにあった「駿府の工房 匠宿」。
2021年にリニューアルオープンした伝統工芸体験ができる施設。
丸子宿にいく途中にたまたま発見した施設です。
天気の回復が早すぎる。三保の松原にいたら良かった。
エントランスを入るとまるでホテルのようなおしゃれで開放的なレセプション。
静岡県のお土産になりそうな食品を販売していましたが、
普通のお土産屋で売ってそうもないこだわりの逸品が揃っていました。
こちらは駿河竹千筋細工の工房。ほかに染め物、陶芸、漆塗りなどの体験があります。
それぞれの工芸品の販売もしていて、見ているだけでも楽しい。
トイレもオシャンティー。
レストランやカフェなどもあり、すべてが洗練された施設でした。
体験は有料ですが、入場料、駐車料金は無料です。
大井川を渡り、駿河国から遠江の国へ。
数時間前の土砂降りはいったいなんだったんだろう。
まるで台風一過のような天気の回復ぶり。
ライブカメラで富士山をチェックすると雪が降ったようで真っ白になっていました。
今日ほとんど何もしてないし、明日帰るだけだから、日本平あたりまで戻っても良かったんだけどね。
ただこの太陽の低さを見ると、日暮れまで早そうなので、戻るのは諦めました。
そのまま浜松に戻っても仕方ないので、森町にある小國神社に行ってみます。
掛川から天竜浜名湖鉄道に沿って、北上していきます。
パワースポット小國神社
小國神社は太古の森と呼ばれる広大で自然豊かな森のなかにあります。
町名が「森町」なのですが、なにか所以があるのでしょうか。
周囲が山に囲まれているので、すでに太陽は隠れてしまって、少し肌寒いです。
杉の木立のなかに参道があり、暗くなったことで、
明かりのついた灯籠が良い雰囲気を醸し出し、神秘的な印象をうけました。
すでに、夕暮れという遅い時間のため、参拝客はまばらです。
池の中央にある宗像社へは、森町の伝統工芸・森山焼の陶器を使った橋が架けられています。
小國神社の御祭神は、出雲大社と同じく大国主命。
さきほどの静岡浅間神社の神部神社でもお祀りされていました。
日本の国づくりをされた神様として有名ですが、最近では縁結びの神様として有名になりなりました。
これはパワースポットブームで出雲大社が有名になったことがきっかけかと思います。
願い事がいのままに叶う神社(事任神社)として知られてるそうで、
正月三ヶ日だけで、三十万人の参拝客が訪れるとの事。
また縁結びの御神木、願いが叶う石、願掛け松があったりと、
パワースポットとして有名になり、普段から参拝者も絶えないようです。
この小國神社も徳川家康と静岡浅間神社の関わりに似たようなものがありました。
甲斐の国から攻めてきた武田信玄に対して、徳川家康は小國神社で戦勝を祈願。
ところが戦国最強といわれた武田信玄が進行し、小國神社を渡すぐらいならと、
御神体を移し、神社に火を放ったそうです。
徳川家康が命からがら浜松城に逃げ込んだ1572年三方ヶ原の戦いの話です。
3年後には小國神社を再建させています。
しかし静岡県浅間神社も自ら焼失させているし、徳川家康に対する今までイメージが変わってきました。
小國神社の境内に流れる宮川沿いに約1000本にモミジがあり、
紅葉の名所になっていますが、やはりここも早かったようです。
数年前、インスタグラムでここの紅葉写真をよく見かけました。
門前にはことまち横丁があり、わらび餅やパフェなどのスイーツやお土産など取り扱うお店が8店舗ほどありました。それぞれの店舗の距離感が近く、縁日みたいで楽しそうな雰囲気がありました。
秋の日暮れは釣部…なんどもこの言葉が頭をよぎります。
さっきまであんなに青空だったのに。
ちょうど浜松平野に出たタイミングで、太陽が沈みました。
浜名湖のあたりまで30kmほど山がないので、地平線に沈むような夕陽がみえました。
天竜川沿いの堤防道路を南下し、浜松市内を目指します。
最後に浜松餃子だったけど…
ホテルに戻ってから出掛けると面倒なので、そのまま浜松餃子を食べてから帰ります。
帰宅ラッシュにはまったので、予定より倍ほど時間がかかりました。
帰宅ラッシュすぎてから、食べに来た方が良かったのかも、しれませんね。
思ってたより値段が高いですね。
地元民が五味八珍に行くという気持ちが分かります。
焼き目が少ない見た目どおりですが、焼きが甘いです。
カウンター席だったので、調理の様子を見てたのですが、使っているのは冷凍餃子でした。
もっと強火でしっかり焼かないと、中の水分が飛ばず具がべとっとした感じになる。
メニュー表の写真はしっかり焼かれていますしね…
浜松餃子の特徴である野菜多めな感じで、さっぱり目。
味は悪くないけど、ちょっと残念な感じでしたね。
初日から2泊したホテル玄 浜松インター店。
今日は若い女性客の姿もチラホラ見かけました。昨日今日と、近くで矢沢永吉さんのコンサートがあったようです。それで浜松市のホテルが昨日混んでたんですね。
本日は広いツインルームがあてがわれました。広くて嬉しい反面、片方のベッドをなるべく汚したくないという気遣いが生まれるので、面倒なんですよね。
右奥のあたりが浜松駅周辺です。
一度ぐらいは行こうと考えてたけど、結局、浜松駅周辺には行かず。
浜松駅は降りたことは駅前しか知らないので、雰囲気を見たかったんですよね。
明日帰るけど、洗濯物がたまってきたので、コインランドリーで洗濯しました。
現場仕事の人が多いので、こういうサービスは必須なんでしょう。無料でした。
昼の持ち帰りのまぐろカツを食べなければ…。
ホテルの電子レンジで温めてきました。
すごい肉厚です。タルタルソースなのも嬉しい。
今晩の宿泊料は、600ポイント使いましたが、実質マイナス1000円でした。
朝ごはんのバイキングも美味しいし、大浴場もあるし、駐車場無料。
しばらく長期滞在したい気持ちになりますね。