プノンバケンは、アンコールワットと道を挟んでわりと近くにあります。
ただプノンバケンはバケン山という意味であり、小高い67mの山に遺跡があります。
眺望がよく夕日鑑賞に最適ということで、人気の場所になっています。

わずか標高わずか67mですが、熱帯の気候の中の山登りはとにかく暑い。
おおよそ15分弱、噴出す汗と格闘しながら登ります。

プノンバケンは、アンコール遺跡群の中でも初期に建立されたもので、
10世紀初頭にヤショヴァルマン1世が遷都した時に、メール山を模して作ったもの。

寺院自体は5層のピラミッド型。
インドネシアのポロブドゥール遺跡と類似していると書かれていますが、
2日前にいったばかりだけど似ているとは感じませんでした。

階段は手を使って登るほどの急な作りですが、
裏側に急な階段を登らなくても良いように裏側に迂回路が作られています。

樹木が邪魔をしますが、最上壇からは360度の眺望が開けます。
南東側には、アンコールワットの中央祠堂が見えますが、
いかに周囲が樹林帯に囲まれているかも実際に感じることもできます。

16時40分
プノンバケンの最上壇は広いテラスになっています。
まだ日の入りまで1時間半ほどあるので、まだまだ観光客も少ない。

最上壇の中心にある祠堂。
アンコール遺跡群の中では一番高い場所に建つ祠堂だそうです。

16時56分
まだサンセットまで1時間以上ありますが、
たくさん観光客がきても夕日が見えるように、段差のあるテラスの上に陣取って、
ぼーっとすることにしました。

17時47分
サンセットの時間がせまってくると、観光客がどんどん押し寄せてきます。

ふと横を眺めてみると、ほんとびっくりするほど。
1時間前までの静けさがうその様です。
みんな食い入るように夕日が沈んでいくのを眺め、そしてカメラに収めています。

しかし、地平線近くには雲が立ち込めていて、太陽が隠れてしまいました。
期待せずに、しばらく待ち続けます。

地平線近くに見えている大きな湖は、西バライと呼ばれる人造湖。
11世紀末に作られたアンコール遺跡群のひとつで、その大きさは東西8km、南北2km。
とても900年以上も前に人間が作ったとは思えない大きさ。

厚い雲の中から、再び太陽が現れました。
周辺の観光客からも歓声があがり、デジカメのシャッター音が飛び交います。

厚い雲があって、夕焼は空に広がりませんでしたが、
太陽そのものは完璧です。


18時11分
西の彼方に太陽が沈んでいきました。
観光客はいっせいに下山し始めますが、しばらくその場で余韻を楽しんでいました。
ほんと最高の一日でした。
ここまでは・・・

ふもとに下りて、ドライバーと合流したときはかなり暗くなっていました。
宿への帰り道、暗くなった車窓風景を撮影しようとして小さいデジカメを探しましたが、
見つからない。

宿についてからトゥクトゥクの隙間を探して、
部屋に帰ってから持っていったザックを探しましたが、見つかりません・・・。
プノンバケンで夕日が沈むまでは記憶があったので、
どうも帰り際の道で、ザックから落ちてしまったようです。

悪いときは重なるというか、パソコンのACアダプターが故障してて、充電できないため、
メモリーに余裕があったのでバックアップを撮っていませんでした。

明日プノンバケンにもう1度足を運んでみることにしますが、
望みは薄いので、いったんアンコールワットの夜明けを見に行くことにします。
暗い時から見たい場合は、宿を4時30分には出る必要があるそうです。
カメラを落としたショックで、食欲もわいてこなかったので、
菓子パン1つ食べて、早めに眠りにつきました。