第1回廊の西塔門と第二回廊の間には、十字回廊と呼ばれる回廊があります。
正面の階段を登ると第2回廊です。



十字回廊の天井や柱には、朱色部分が数多く残っています。
建立当時は、朱色に塗られたという説もありますが、定かではないようです。



十字回廊ですが、実際は漢字の「田」のようになっています。
「田」の空白部分は通路部分よりだいぶ低くなっていますが、
ここには池があり沐浴の場となっていたそうです。



十字回廊にあるデバター。
容易に触れる場所にあるせいか、やはり胸のあたりだけが色が変化している。
まるで水着を着ているように見えるほど。



手の部分も黒くなっていますね。
黒くなっている部分に諸説ありますが、
触っているだけでは黒くならないという説もあります。
余計に理由を知りたくなります。



柱に描かれていたアプサラのレリーフ。
まだ下書きの状態だったようです。



十字回廊から階段を登り、第2回廊へ。
第2回廊は第1回廊と違い、ほとんど見るところがありません。
レリーフもないし、壊れた仏像がたまに置いてあるだけです。



第2回廊の外側、第1回廊の間の中庭です。
第1回廊の裏側にはレリーフがあるので、窓がひとつもありません。

反対に第2回廊の外側には窓はありません。



第2回廊は内側に連子状の窓がついていて、中央祠堂を眺めることができます。
中央祠堂には限られたものしか入ることができなかったので、
こうやって第2回廊から眺めていたのかもしれません。



第2回廊の内側の壁には、美しいデバターが数多く残っています。
顔や上半身は綺麗に描写されてるのですが、
残念ながら下半身部分が稚拙な感じがします。
足首よりも下が特に気になります。



未完成のデバター。
意図的にした訳ではないでしょうが、まるで見本のように製作過程がわかります。
掘り下げていって、最後に背景の部分を平らにしていたんですね。



こんなものがあると遊び心で彫ってみたくなりますね。



とっても味わい深いデバター。
自然風化によってついた滑らかさがとっても良い感じです。



第2回廊の内側の壁はまさにデバターの美術館です。



第2回廊を見終えて、中央祠堂に登ろうと思ったら、
全面修復中で立ち入り禁止になっていました。
アンコールワットの核心部だというのに、ほんとうに残念でした。



中央祠堂の外壁にもたくさんのデバターが見受けられます。



中央祠堂に入れなかったのですが、
アンコールワットの西参道に足を踏み入れてから2時間が経過していました。

まだ1時間近く余裕があったのですが、朝からずっと遺跡を見てきたので、
さすがに飽きてきた感じは否めません。
まだ早いですが、プノンバケンでゆっくり太陽が沈むのを見たいと思います。