工事区間を通り抜けると、風景が一変しました。
森の中を走りますが、そのセコイヤの木が大きいこと・・・

いづれも高さ数十メートルもあり、車が小さく見えてしまう。



Generals Highwayからそれて、
Crescent Meadow Roadと呼ばれる片道3マイルを走ります。
この区間は冬季は閉鎖されています。

「Auto Log」と呼ばれるセコイヤの倒木が置いてありますが、
木自体の大きさよりも、根の巨大さに圧倒されます。



倒れたときはもっと大きかったと思いますが、
硬い部位だけでも、自分の身長から換算しても、5mはありそうです。



なぜAuto Logと呼ばれているかというと・・・
Auto=自動車、Log=丸木

そのままでした。
環境保全が確立される前に作られたものだと思いますが、
車が木の上に乗れるようになっています。

平坦になるように木も削ってありますし、可愛そうです。



Auto Logを見たとき、硬そうな木だと思ったのですが、
実際に触ってみると表面は柔らかくて、
根に乗ってみるとふわふわしています。



広角レンズで全体を写しているので、大きさがわかりずらいですが、
写真左下に歩いている人と比べると大きさがわかると思います。
写真をクリックすると大きな画像になります。

ちょっと焦げたような跡がありますが、そのあたりは後述します。



BUTTRESS TREE
1959年に倒れたもので、樹齢2300年のセコイヤの木。
高さは82m、太さは6mもあります。



不思議な光景です。
車や人間が小さくなってしまったようですね。



TUNNEL LOG
高さ2.4m、幅5mの木のトンネル。
車で木のトンネルを通るなんて、生まれて初めてです。

このセコイヤの木は1937年に倒れたもので、
高さ84m、太さ6.4mもあるものです。

通れないような大きい車は、迂回路があります。



Crescent Meadowと呼ばれるエリアがあり、
トレッキングルートがあるようなので、歩いてみることにしました。

しかし、熊に関する注意書きが・・・
車には食べ物は置いてないので大丈夫でしょうが、
人も少ないので、ちょっとびびりながらのスタート。



湿原地帯には、たくさんの雪が残っていました。
ガイドブックによるとは、夏にはたくさんの可憐な野の花が咲き誇るようです。



聞こえてくるのは鳥の鳴き声ぐらいです。
ほんと静かで怖いぐらいですが・・・



雪解けしたばかりなので、まだ草原全体が湿っています。
セコイヤの高い木々に囲まれているので、まるで秘境のオアシスのようです。



実際に歩いているときは、大きなセコイヤに魅了され、
たくさんの写真を撮ってますが、
写真で木だけを見ていると、ただの木にしかみえないですね。



見上げてみるとこんな感じです。
首が痛くなりそうです。



散策していると、丸焦げになっている木々が結構あります。
落雷などによる自然発火の山火事があるようですが、
これがセコイヤの木々が長年かけて生長した理由のようです。

ひとたび山火事がおこると小さい木々は丸焦げになりますが、
大きなセコイヤは燃えにくく、腐りにくいので、表面は焦げても生き残ります。
そしてセコイヤの種は、松ぼっくりの中にありますが、
火事があったときに燃えて、飛び跳ねて、種が地面に落ち発芽するようです。

このようにして、3000年近くまで樹齢が達するセコイアの木は、
成長していくようです。

以前は山火事が起こったときは、人の手で消化されてたようですが、
セコイヤにとって山火事は必要な自然現象だとわかった今では、
山火事が起きても消化されていないようです。



人の手によって切られたセコイアの切り株がありました。
外側の茶色いところは、とても柔らかいのですが、
白より中心部側はとても硬く、まるで石のような硬さでした。

層が薄く、とても数え切れないほどの年輪の数。
1年で成長するのは僅かですが、
それだけにしっかりとした幹が育つのでしょうね。

この後、駐車場に戻る時、不気味な音を聞きました。
人もあまり歩いていないし、鳥の鳴き声ぐらいしか聞こえなかったのに、
ウゥ〜〜という、唸り声。
何度が聞こえましたが、わりと近そうな感じでした。

まさかとは思いましたが、熊しか考えられません。
急いで車に戻ろうとし、あわてて駆け足気味で歩いていきます。

近くを歩いていた老夫婦もその声を聞いてたはずで、
「熊?」と聞いたら、にこっと笑い返されました。
熊よりも、あわてて歩いていくこちらの姿が面白かったのかもしれません。